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第1話:小型オンリーテイマー
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「……リ、リドル・ブリードが授かったスキルは……こ、小型オンリーテイム、です」
俺が授かったスキル名を口にした神父は、とても言い難そうに、そう答えた。
「な、なんだとおおおお! 貴様、それは本当なのか!」
「ほ、本当です! 神に誓いまして、嘘ではございません!」
神父に掴みかかったのは俺の父親であり、ブリード家当主でもあるビルズ・ブリードだ。
父さんは神父の答えを聞いた直後、彼の胸ぐらを掴んでいた手を離すと、鋭い視線をこちらに向ける。
「……小型オンリーなど、まったく使えんではないか!」
俺が授かったスキルをそう吐き捨てると、そのまま教会を出ていってしまった。
「……はぁ。俺、これからどうなるんだ?」
咳き込む神父と共に取り残された俺は、そんなことを考えてしまうのだった。
◆◇◆◇
俺、リドル・ブリードは、ブリード家の嫡男として生まれた。
ブリード家はテイマー一族であり、神から授かると言われているスキルも当然だが、テイム系のスキルを授かっている。
この世界では、一〇歳になると神から授かったスキルの確認を行い、そのスキルを活かして生活することが当然とされており、スキルを尊重するべきだと言われている……そのはずなのだが、時代がその時に生きる人間の考え方を変えてしまった。
授かったスキルを尊重するという考え方は過去のものとなり、今ではスキルの強弱で全てを判断する者が大多数を超えている。
テイム系のスキルも、大型の魔獣をテイムできる者が良しとされており、小型の魔獣は悪だと処断までされる時代になってしまった。
だからこそ父さんは、小型オンリーテイムという、小型魔獣しかテイムできない俺のスキルを聞いて苛立ち、神父に掴みかかるまでしたのだ。
……まあ、これが俺のためを思っての行動なら嬉しかったんだけど、そうじゃないんだよなぁ。
「我がブリード家に小型オンリーだと? ふざけるな!」
家に帰ってきた俺が最初に見たのは、荒れに荒れている父さんの姿だった。
そう、父さんは俺のために怒っていたのではなく、ブリード家に汚点を残した俺のことを怒っていたのだ。
「貴様が、あんな役立たずな小型の魔獣をテイムなどするから、こんなことになったのだ!」
そう言い放った父さんは、リビングを荒らすだけ荒らしたあと、そのまま自室へ引っ込んでしまった。
「……あいつらは、役立たずじゃない」
今の俺には、そう呟くことしかできなかった。
仕方なく部屋に戻った俺を、二匹の従魔が出迎えてくれた。
「ガウガウ!」
「ミーミー!」
「ただいま。レオ、ルナ」
出迎えてくれたのは、小型魔獣のレオとルナである。
レオは犬にそっくりな魔獣で、ルナは猫にそっくりな魔獣だ。
俺が犬やら猫やら、さらに言えばこの世界と表現しているのには理由がある。
「お前たちだけが、俺の心の支えだよ。まったく知らない世界に転生とか、いきなり過ぎるもんな」
そう、俺はこの世界に転生した、元日本人なのだ。
元は六井吾郎という名前でサラリーマンをしていたのだが、残業中に突如視界が暗くなり、気づいた時にはリドル・ブリードに転生していたのだ。
ちなみにレオとルナという名前は、前世の俺が飼っていた犬と猫の名前でもある。
「こんなに可愛くて、癒やしを与えてくれるお前たちが、役立たずなわけないんだけどな」
「ガウ!」
「ミー!」
俺はレオとルナの美しい毛並みを撫でながら、これからのことを考えていく。
「きっと俺は次期当主候補から外されるだろうし、どうせなら小型魔獣が愛される場所で、ゆっくりと暮らしたいもんだよなぁ」
俺はブリード家の『小型は役立たず』考え方に納得していないので、もしも当主に任命されたとて、断っていたかもしれないけどな。
「それに……こいつらの正体を知ったら、絶対に手のひらを返すだろうな、あの父さんなら」
「ガウ?」
「ミー?」
首を傾げている二匹に笑みを向けながら、俺はそんなことを考えてしまう。
二匹をテイムしてからというもの、俺はレオとルナの種族を見ることができるようになっている。
ステータス、と言えばいいのだろうか、二匹にかんする様々な情報を可視化して見れるようになったのだが……。
「アイスフェンリルに、フレイムパンサーかぁ」
フレイムパンサーのルナは分からないけど、アイスフェンリルのレオが問題だ。
俺が知る限り、フェンリルってのはファンタジー世界でも結構伝説級の生き物じゃなかったっけ?
「でもまあ、あの父さんに教えてやる義理はないか」
小型だから役立たずだと言っている人だし、ここの領民もみんなが同じような思想を持っている。
だからだろう、俺がレオとルナを散歩に連れていると、遠目からでも気づくくらいの、嫌悪感を含んだ視線が突き刺さってくるほどだ。
「もしもレオが伝説の魔獣だったとしても、小型だからって蔑ろにされたら困るもんな」
「ガウガウ!」
「ミーミー!」
「はは。ルナもだよな、うんうん」
俺がレオの話ばかりしていたからか、ルナが顔を寄せてきた。
そんな二匹に癒されながら、俺はいい身の振り方が見つかるまでは、このままの生活を維持しようと考えた。
◆◇◆◇
俺が小型オンリーテイムを授かってから――二年後。
弟のアヴィドがスキルを授かることになった。
父さんは俺が小型オンリーテイムを授かって以降、アヴィドに多大な期待を寄せてきた。
小型の魔獣に触れさせることなく、常に父さんがテイムしている中型や大型の魔獣にだけ触れさせるほどだ。
俺も一緒に教会へ行きたかったが、当然というかなんと言うか、拒否されてしまった。
さて、アヴィドはどんなスキルを授かることやら。
「――よくやったぞ、アヴィド!」
「――ありがとうございます、父上!」
すると、窓の外から父さんとアヴィドの声が聞こえてきた。
二人の喜びようを聞くに、どうやらアヴィドは父さんが納得できるスキルを授かったようだ。
屋敷の扉が開く音が聞こえてしばらくして、俺の部屋の扉が乱暴に開かれた。
「……と、父さん? それに、アヴィドも? いったいどうしたんで――」
「リドルよ! 本日をもって貴様を次期当主候補から外す! そして、次男のアヴィドを次期当主として正式に任命する!」
……それを言うために、帰ってきて早々に部屋へ来たのかよ、この父さんは。
「悪いね、兄さん。でも、悪く思わないでほしいんだ。僕の授かったスキルが上級テイムだったんだから、仕方がないだろう?」
父さんも父さんだけど、アヴィドもアヴィドだな。
ニヤニヤしながらの発言は、絶対に悪いとは思っていないだろうに。
「もちろん従います、父さん」
「あぁ、それとだな。貴様はどうせこの屋敷に置いていても役に立たんだろう? 故に、心の深い私から、せめてもの情けを贈ってやろうと思う」
……なんだろう。アヴィドもずっとニヤニヤしているし、ものすごく嫌な予感しかしないんだが?
「貴様には我がブリード家の領地にある未開地部分を分け与える! そこへ赴き、自らの領地として開拓し、治めるのだ! がははははっ!」
……はい? 俺が領主となり、未開地の開拓をするだって?
俺が授かったスキル名を口にした神父は、とても言い難そうに、そう答えた。
「な、なんだとおおおお! 貴様、それは本当なのか!」
「ほ、本当です! 神に誓いまして、嘘ではございません!」
神父に掴みかかったのは俺の父親であり、ブリード家当主でもあるビルズ・ブリードだ。
父さんは神父の答えを聞いた直後、彼の胸ぐらを掴んでいた手を離すと、鋭い視線をこちらに向ける。
「……小型オンリーなど、まったく使えんではないか!」
俺が授かったスキルをそう吐き捨てると、そのまま教会を出ていってしまった。
「……はぁ。俺、これからどうなるんだ?」
咳き込む神父と共に取り残された俺は、そんなことを考えてしまうのだった。
◆◇◆◇
俺、リドル・ブリードは、ブリード家の嫡男として生まれた。
ブリード家はテイマー一族であり、神から授かると言われているスキルも当然だが、テイム系のスキルを授かっている。
この世界では、一〇歳になると神から授かったスキルの確認を行い、そのスキルを活かして生活することが当然とされており、スキルを尊重するべきだと言われている……そのはずなのだが、時代がその時に生きる人間の考え方を変えてしまった。
授かったスキルを尊重するという考え方は過去のものとなり、今ではスキルの強弱で全てを判断する者が大多数を超えている。
テイム系のスキルも、大型の魔獣をテイムできる者が良しとされており、小型の魔獣は悪だと処断までされる時代になってしまった。
だからこそ父さんは、小型オンリーテイムという、小型魔獣しかテイムできない俺のスキルを聞いて苛立ち、神父に掴みかかるまでしたのだ。
……まあ、これが俺のためを思っての行動なら嬉しかったんだけど、そうじゃないんだよなぁ。
「我がブリード家に小型オンリーだと? ふざけるな!」
家に帰ってきた俺が最初に見たのは、荒れに荒れている父さんの姿だった。
そう、父さんは俺のために怒っていたのではなく、ブリード家に汚点を残した俺のことを怒っていたのだ。
「貴様が、あんな役立たずな小型の魔獣をテイムなどするから、こんなことになったのだ!」
そう言い放った父さんは、リビングを荒らすだけ荒らしたあと、そのまま自室へ引っ込んでしまった。
「……あいつらは、役立たずじゃない」
今の俺には、そう呟くことしかできなかった。
仕方なく部屋に戻った俺を、二匹の従魔が出迎えてくれた。
「ガウガウ!」
「ミーミー!」
「ただいま。レオ、ルナ」
出迎えてくれたのは、小型魔獣のレオとルナである。
レオは犬にそっくりな魔獣で、ルナは猫にそっくりな魔獣だ。
俺が犬やら猫やら、さらに言えばこの世界と表現しているのには理由がある。
「お前たちだけが、俺の心の支えだよ。まったく知らない世界に転生とか、いきなり過ぎるもんな」
そう、俺はこの世界に転生した、元日本人なのだ。
元は六井吾郎という名前でサラリーマンをしていたのだが、残業中に突如視界が暗くなり、気づいた時にはリドル・ブリードに転生していたのだ。
ちなみにレオとルナという名前は、前世の俺が飼っていた犬と猫の名前でもある。
「こんなに可愛くて、癒やしを与えてくれるお前たちが、役立たずなわけないんだけどな」
「ガウ!」
「ミー!」
俺はレオとルナの美しい毛並みを撫でながら、これからのことを考えていく。
「きっと俺は次期当主候補から外されるだろうし、どうせなら小型魔獣が愛される場所で、ゆっくりと暮らしたいもんだよなぁ」
俺はブリード家の『小型は役立たず』考え方に納得していないので、もしも当主に任命されたとて、断っていたかもしれないけどな。
「それに……こいつらの正体を知ったら、絶対に手のひらを返すだろうな、あの父さんなら」
「ガウ?」
「ミー?」
首を傾げている二匹に笑みを向けながら、俺はそんなことを考えてしまう。
二匹をテイムしてからというもの、俺はレオとルナの種族を見ることができるようになっている。
ステータス、と言えばいいのだろうか、二匹にかんする様々な情報を可視化して見れるようになったのだが……。
「アイスフェンリルに、フレイムパンサーかぁ」
フレイムパンサーのルナは分からないけど、アイスフェンリルのレオが問題だ。
俺が知る限り、フェンリルってのはファンタジー世界でも結構伝説級の生き物じゃなかったっけ?
「でもまあ、あの父さんに教えてやる義理はないか」
小型だから役立たずだと言っている人だし、ここの領民もみんなが同じような思想を持っている。
だからだろう、俺がレオとルナを散歩に連れていると、遠目からでも気づくくらいの、嫌悪感を含んだ視線が突き刺さってくるほどだ。
「もしもレオが伝説の魔獣だったとしても、小型だからって蔑ろにされたら困るもんな」
「ガウガウ!」
「ミーミー!」
「はは。ルナもだよな、うんうん」
俺がレオの話ばかりしていたからか、ルナが顔を寄せてきた。
そんな二匹に癒されながら、俺はいい身の振り方が見つかるまでは、このままの生活を維持しようと考えた。
◆◇◆◇
俺が小型オンリーテイムを授かってから――二年後。
弟のアヴィドがスキルを授かることになった。
父さんは俺が小型オンリーテイムを授かって以降、アヴィドに多大な期待を寄せてきた。
小型の魔獣に触れさせることなく、常に父さんがテイムしている中型や大型の魔獣にだけ触れさせるほどだ。
俺も一緒に教会へ行きたかったが、当然というかなんと言うか、拒否されてしまった。
さて、アヴィドはどんなスキルを授かることやら。
「――よくやったぞ、アヴィド!」
「――ありがとうございます、父上!」
すると、窓の外から父さんとアヴィドの声が聞こえてきた。
二人の喜びようを聞くに、どうやらアヴィドは父さんが納得できるスキルを授かったようだ。
屋敷の扉が開く音が聞こえてしばらくして、俺の部屋の扉が乱暴に開かれた。
「……と、父さん? それに、アヴィドも? いったいどうしたんで――」
「リドルよ! 本日をもって貴様を次期当主候補から外す! そして、次男のアヴィドを次期当主として正式に任命する!」
……それを言うために、帰ってきて早々に部屋へ来たのかよ、この父さんは。
「悪いね、兄さん。でも、悪く思わないでほしいんだ。僕の授かったスキルが上級テイムだったんだから、仕方がないだろう?」
父さんも父さんだけど、アヴィドもアヴィドだな。
ニヤニヤしながらの発言は、絶対に悪いとは思っていないだろうに。
「もちろん従います、父さん」
「あぁ、それとだな。貴様はどうせこの屋敷に置いていても役に立たんだろう? 故に、心の深い私から、せめてもの情けを贈ってやろうと思う」
……なんだろう。アヴィドもずっとニヤニヤしているし、ものすごく嫌な予感しかしないんだが?
「貴様には我がブリード家の領地にある未開地部分を分け与える! そこへ赴き、自らの領地として開拓し、治めるのだ! がははははっ!」
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