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第一章
第三話:やっぱり裏があるんかいっ!?
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【天駆】改め【四駆】を取得して、何とか空中での姿勢制御が可能になったものの、今までに経験のない空中での機動というのは、なかなか難しく慣れるのに苦労を強いられた。
「何とか、サマになってきたねぇ!」
言いながら、システィーナは右脚を振り上げ、チョッピング気味に俺の頭部を狙って蹴りを放つ。
「くぅ!?」
俺は四つ足で這いつくばるように、足元すれすれまで身をかがめると、【四駆】を使い軽く左にステップをし、更に左上方に跳ね上がると、左方の何もない空間を三角跳びの要領で蹴って反動をつけ、お返しとばかりに右の内回し蹴り彼女の顔面に打ち込む。
「女の顔を狙うなんて、鬼畜な真似するんじゃないよ」
俺の本気を込めた蹴りを、システィーナは軽く右手を持ち上げただけで受け止める。
まったく、信じられねぇ…。
避けるでもなく、受け流すでもなく、受け止めやがった…この程度、危険視してねぇってことだ。
これだから、戦闘狂ってヤツは腹が立つ…だが、そこが肝だ。
俺は【四駆】を使い上方に足場を形成すると、左脚を振り上げる。
そして左脚を振り上げた反動を使い、俺はそのまま状態を反らしながら、更に両手にもフィールドを展開していく。
「オォー」
左脚と両手に作り上げた足場を、俺は力いっぱい踏み込む。
「イェェヤァーー!」
この踏み込みの力で身体を一回転させると、俺は右脚をシスティーナの顎へその勢いのまま蹴り入れる。いわゆる、サマーソルトキックというやつだ。
「ッ!?」
風切り音だけ残し、俺の右脚は空を切る。
「チッ、恐ろしいことをしやがるねぇ…」
システィーナは2メートルほど後ろに飛び退って、苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「まったく…あれを避けるかよ」
本来ならありえない立体的な機動を駆使し、予想できない動きから必殺の一撃だ。それを簡単に避けるなんて…どうすりゃあ当てられるってんだ?
「ハァ…止めだ。これ以上やると、いつか当てられちまうよ」
そう言うと、システィーナは両手をあげて降参のポーズをする。
「おいおい…あんただったら、一度や二度当たったところで何てことないだろうが」
彼女は天界の神様だ。
俺ごときの蹴りが当たったところで、屁でもないはずだろ?
「馬鹿をお言いじゃないよ。お前さんの蹴りなんて喰らったら、こっちはタダじゃすまないんだよ…それとも、アキラは“神殺し”の称号が欲しいのかい?」
神殺し?縁起でもない…。
「そんなことできっこない。なんて思ってるんだろうが…できちまうのさ、今のアキラならね」
俺が、システィーナやフィオを殺すってのか?
「どういう…」
「そのままの意味だよ。アキラはそういう存在なのさ」
「ふざけんな!俺があんたたちを殺すわけねぇだろッ!!」
フィオは情を交わしたかけがえのない女だ。そして、システィーナはその血縁だし、何より今じゃあ師匠みたいなもんじゃねぇか…それを、俺が殺すだと?
「ありえねぇんだよ!」
「早とちりするんじゃないよ、まったく…」
睨みつける俺に、システィーナがぼやく。
「“神を殺せる”と言っただけで、“殺す”なんて言ってないだろう?」
【神殺し】
システィーナの話によると、神を殺せるのは神のみ…裏を返すと、神になれば神を殺すことができるということ。
俺のこの身体は神々が作り、女神フィオレンティーナがスキルを与えた。
そして今、女神システィーナが戦闘力を鍛え上げている。
現時点で既に【亜神】であり、将来的には戦神アストロスを超えて、単体としては最強種になる予定なんだとか…え?
「ちょっと待て、そんな話聞いてねぇぞ?」
「…まぁ、本当は追々話していく予定だったのさ。ただ、アキラが成長するのが想定より早くてねぇ」
― ピロリン ―
― 【真理の一端】を獲得しました
これにより、称号【亜神】から【獣神】へと昇格します ―
「はぁ?獣神ってなんだよ、獣神って!?」
「…獣の神さま?」
冗談じゃない。亜神ってだけでも理解が追い付かないってのに、その上さらに獣神だって?
かわいく小首をかしげたって、そんなもんには騙されねぇぞ。絶対にロクなもんじゃねぇ。
「キャンセルだ、キャンセル!」
「生憎と返品は受け付けてないんだ」
今度はふんぞり返ったよ。
「だいたい、俺が神さまってガラだと思うか?」
「神なんて、ガラでなるもんじゃないんだけどねぇ。いいかい、よくお聞き…」
システィーナが言うには、こういうことらしい…
もともと俺の霊格は一般人よりも高かったらしい。その上、肉体の方は神々特製のフルチューンボディときたもんだ。
おそらく、この世界でもっとも神に近い人(犬?)霊格、なんだそうな。
それでも、フィオとは釣り合いが取れないらしい。まぁフィオの奴は、腐っても女神なわけだし、それに釣り合うようにするには、俺の格を上げるしかないってことのようだ。
「まぁ最初は下界で経験と名声を積んで、あわよくば現人神(あらひとがみ)になってもらう。悪くても、死んでのちに英霊になって、祀り上げて神格化しようって予定だったのさ」
要するに、地上で頑張って評判上げろってことだな。
フィオと添い遂げるには、地道な努力が必要なわけだ。オーケー、任せろ。俺の得意分野だ。
「…のはず、だったんだけどねぇ」
うん?なんか、雲行きが怪しいぞ?
「あの娘が、ありったけのスキルをあんたに与えちまったもんだから、能力が爆上がりしてね…」
おいおい
「しかも、あんだけ乳繰り合ってりゃ、次元世界も二人が愛し合ってると認めざるを得なくなったんだろうねぇ…」
いやそれは
「更には、トップクラスの霊格を持った女神二人と、これだけ長い時間を共有すれば、その神気を浴びてアキラの霊格も上がろうってもんさ」
待て待て…フィオはともかく、システィーナは追っかけてきたよな?
「まさか、狙ってたのか?」
「…てへっ♪☆」
「てへっ♪☆…じゃねぇ!謀ったな、シャ〇!!」
「誰がシ〇アだ!アタシはロリコンじゃねぇ!!」
うわっ!?とんでもない暴言吐いたよ、このひと…。
「ま、冗談は置いといてだ…あの娘が本気になったオスだ、添い遂げさせてやりたいじゃないか」
「ババごころってか?」
「このッ!!」
本気も本気、ガチの殺気を込めた前蹴りが飛んできた。
深い踏み込みからの、伸びのある蹴りだ。喰らえばタダじゃすまないだろうが、なまじ殺気がある分、“起こり”が読めて後ろへ飛び退ることができた。
「チッ。可愛げのない孫婿だよ、まったく。まあいい、それだけ動けりゃ上出来だ。あとは自分で磨いてモノにしてみな」
「あざっす」
何とか及第点は頂けたようだな。取りあえず、白帯脱却ってとこか。
「そういうわけで…突然だが、サヨナラだ」
「え?何で?」
いきなりじゃね?
「…地表が近いんだよ」
言うが早いが、緩やかだった落下スピードが突然もとに戻りやがった。
「ひとでなし!鬼!悪魔!死んだら、呪ってやるからな!!」
「どれも、神を相手にゃ無理そうだねぇ」
遠ざかっていくシスティーナの姿に、俺は悪態をつくが軽くあしらわれてしまった。
「おぼえてろよー」
「何とか、サマになってきたねぇ!」
言いながら、システィーナは右脚を振り上げ、チョッピング気味に俺の頭部を狙って蹴りを放つ。
「くぅ!?」
俺は四つ足で這いつくばるように、足元すれすれまで身をかがめると、【四駆】を使い軽く左にステップをし、更に左上方に跳ね上がると、左方の何もない空間を三角跳びの要領で蹴って反動をつけ、お返しとばかりに右の内回し蹴り彼女の顔面に打ち込む。
「女の顔を狙うなんて、鬼畜な真似するんじゃないよ」
俺の本気を込めた蹴りを、システィーナは軽く右手を持ち上げただけで受け止める。
まったく、信じられねぇ…。
避けるでもなく、受け流すでもなく、受け止めやがった…この程度、危険視してねぇってことだ。
これだから、戦闘狂ってヤツは腹が立つ…だが、そこが肝だ。
俺は【四駆】を使い上方に足場を形成すると、左脚を振り上げる。
そして左脚を振り上げた反動を使い、俺はそのまま状態を反らしながら、更に両手にもフィールドを展開していく。
「オォー」
左脚と両手に作り上げた足場を、俺は力いっぱい踏み込む。
「イェェヤァーー!」
この踏み込みの力で身体を一回転させると、俺は右脚をシスティーナの顎へその勢いのまま蹴り入れる。いわゆる、サマーソルトキックというやつだ。
「ッ!?」
風切り音だけ残し、俺の右脚は空を切る。
「チッ、恐ろしいことをしやがるねぇ…」
システィーナは2メートルほど後ろに飛び退って、苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「まったく…あれを避けるかよ」
本来ならありえない立体的な機動を駆使し、予想できない動きから必殺の一撃だ。それを簡単に避けるなんて…どうすりゃあ当てられるってんだ?
「ハァ…止めだ。これ以上やると、いつか当てられちまうよ」
そう言うと、システィーナは両手をあげて降参のポーズをする。
「おいおい…あんただったら、一度や二度当たったところで何てことないだろうが」
彼女は天界の神様だ。
俺ごときの蹴りが当たったところで、屁でもないはずだろ?
「馬鹿をお言いじゃないよ。お前さんの蹴りなんて喰らったら、こっちはタダじゃすまないんだよ…それとも、アキラは“神殺し”の称号が欲しいのかい?」
神殺し?縁起でもない…。
「そんなことできっこない。なんて思ってるんだろうが…できちまうのさ、今のアキラならね」
俺が、システィーナやフィオを殺すってのか?
「どういう…」
「そのままの意味だよ。アキラはそういう存在なのさ」
「ふざけんな!俺があんたたちを殺すわけねぇだろッ!!」
フィオは情を交わしたかけがえのない女だ。そして、システィーナはその血縁だし、何より今じゃあ師匠みたいなもんじゃねぇか…それを、俺が殺すだと?
「ありえねぇんだよ!」
「早とちりするんじゃないよ、まったく…」
睨みつける俺に、システィーナがぼやく。
「“神を殺せる”と言っただけで、“殺す”なんて言ってないだろう?」
【神殺し】
システィーナの話によると、神を殺せるのは神のみ…裏を返すと、神になれば神を殺すことができるということ。
俺のこの身体は神々が作り、女神フィオレンティーナがスキルを与えた。
そして今、女神システィーナが戦闘力を鍛え上げている。
現時点で既に【亜神】であり、将来的には戦神アストロスを超えて、単体としては最強種になる予定なんだとか…え?
「ちょっと待て、そんな話聞いてねぇぞ?」
「…まぁ、本当は追々話していく予定だったのさ。ただ、アキラが成長するのが想定より早くてねぇ」
― ピロリン ―
― 【真理の一端】を獲得しました
これにより、称号【亜神】から【獣神】へと昇格します ―
「はぁ?獣神ってなんだよ、獣神って!?」
「…獣の神さま?」
冗談じゃない。亜神ってだけでも理解が追い付かないってのに、その上さらに獣神だって?
かわいく小首をかしげたって、そんなもんには騙されねぇぞ。絶対にロクなもんじゃねぇ。
「キャンセルだ、キャンセル!」
「生憎と返品は受け付けてないんだ」
今度はふんぞり返ったよ。
「だいたい、俺が神さまってガラだと思うか?」
「神なんて、ガラでなるもんじゃないんだけどねぇ。いいかい、よくお聞き…」
システィーナが言うには、こういうことらしい…
もともと俺の霊格は一般人よりも高かったらしい。その上、肉体の方は神々特製のフルチューンボディときたもんだ。
おそらく、この世界でもっとも神に近い人(犬?)霊格、なんだそうな。
それでも、フィオとは釣り合いが取れないらしい。まぁフィオの奴は、腐っても女神なわけだし、それに釣り合うようにするには、俺の格を上げるしかないってことのようだ。
「まぁ最初は下界で経験と名声を積んで、あわよくば現人神(あらひとがみ)になってもらう。悪くても、死んでのちに英霊になって、祀り上げて神格化しようって予定だったのさ」
要するに、地上で頑張って評判上げろってことだな。
フィオと添い遂げるには、地道な努力が必要なわけだ。オーケー、任せろ。俺の得意分野だ。
「…のはず、だったんだけどねぇ」
うん?なんか、雲行きが怪しいぞ?
「あの娘が、ありったけのスキルをあんたに与えちまったもんだから、能力が爆上がりしてね…」
おいおい
「しかも、あんだけ乳繰り合ってりゃ、次元世界も二人が愛し合ってると認めざるを得なくなったんだろうねぇ…」
いやそれは
「更には、トップクラスの霊格を持った女神二人と、これだけ長い時間を共有すれば、その神気を浴びてアキラの霊格も上がろうってもんさ」
待て待て…フィオはともかく、システィーナは追っかけてきたよな?
「まさか、狙ってたのか?」
「…てへっ♪☆」
「てへっ♪☆…じゃねぇ!謀ったな、シャ〇!!」
「誰がシ〇アだ!アタシはロリコンじゃねぇ!!」
うわっ!?とんでもない暴言吐いたよ、このひと…。
「ま、冗談は置いといてだ…あの娘が本気になったオスだ、添い遂げさせてやりたいじゃないか」
「ババごころってか?」
「このッ!!」
本気も本気、ガチの殺気を込めた前蹴りが飛んできた。
深い踏み込みからの、伸びのある蹴りだ。喰らえばタダじゃすまないだろうが、なまじ殺気がある分、“起こり”が読めて後ろへ飛び退ることができた。
「チッ。可愛げのない孫婿だよ、まったく。まあいい、それだけ動けりゃ上出来だ。あとは自分で磨いてモノにしてみな」
「あざっす」
何とか及第点は頂けたようだな。取りあえず、白帯脱却ってとこか。
「そういうわけで…突然だが、サヨナラだ」
「え?何で?」
いきなりじゃね?
「…地表が近いんだよ」
言うが早いが、緩やかだった落下スピードが突然もとに戻りやがった。
「ひとでなし!鬼!悪魔!死んだら、呪ってやるからな!!」
「どれも、神を相手にゃ無理そうだねぇ」
遠ざかっていくシスティーナの姿に、俺は悪態をつくが軽くあしらわれてしまった。
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