【完結】異世界転生して美形になれたんだから全力で好きな事するけど

福の島

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最終話

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「リク!左だ!」
「おっけ!」

俺が冒険者になって5年が経った。
俺とギルは籍を入れて、俺は正式に平民になったのだ。

「おつかれ!怪我とか無いか?」
「…あぁリクも疲れていたりしないか?」
「大丈夫だよ…過保護だなぁ…」

ギルは夫夫になってからと言うものだいぶ俺を溺愛するようになった。
1回本人に聞いてみたら「俺の物」って大っぴらに自慢したいだけらしい。
もう勝手にやってくれ…

「リクリエイツ!お久しぶりです!」
「エミリ!」

エミリはまだ俺の親友で俺の事を盲目に尊敬してくれている、それでも俺は平民、エミリは貴族と言う立場だから、敬称を取ってもらった。
本当は敬語も要らないんだけどね…性格上の物だ。

「あれ?キースはどうした?」
「キースはまだ開発の途中で、試作品だけ貰ってきました!」
「そうか…まぁとりあえず茶でも飲んでいけ!」
「はい!お邪魔します!!」

キースとエミリはお互いの利害が一致したとかで2人で商売をしている。万能型エミリと開発と交渉の天才キースのコンビにかかればどこの貴族も良いカモになるだろうな。

「前エミリが来てから1ヶ月…そろそろ兄様にも会いに行かなきゃな…」
「……俺もそう思う…」

平民になるにあたって1番苦労したのは兄様と父様の説得だ。
元々俺の事が大好きだった兄様と父様は俺の幸せがどうだこうだ頭を捻って2ヶ月目にして許可をくれたんだ。
その間、父様に変わって国の宰相になった兄様は最近ますます忙しそうだったが、マリーの弟のマークが兄様付きの執事になったらしいから俺的には安心かな。

マークはあれから物凄い勢いで知恵と体力を付けていき、去年には1人前になっていた、マリーも結婚をしたらしく子供が2人もいる女の子と男の子の双子でとても可愛い。

でも…みんながそれぞれに幸せになって良かったと思う。
日本に住む幼なじみの健!俺ってばちょー幸せだぞ!


「こらリク…俺を構え。」
「ったくも~!俺の旦那様は甘えんぼだな~!」






異世界転生して美形になれたんだから全力で好きな事するけど   【終】
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