【完結】異世界転生して美形になれたんだから全力で好きな事するけど

福の島

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「マーク!おはよう!体調はどう?」
「リクリエイツ様…!おはようございます…!お陰様で絶好調です…!」

いつも通り起きて着替えて朝飯を食べた俺が今日来たのはマークが任された庭だ。
今の庭師、ニックがご高齢だから土魔法を持ったマークが適任だとここを任されたのだ、まだ見習いだけどね。

「ニックもマークをよろしくお願いするよ」
「これはこれはリクリエイツ様…!ワシもこんな老いぼれですができる限り頑張らせていただきますぞ!」
「はは!それはありがたい!」

今日は学園が休みの日、午後からは孤児院に訪問があるから孤児院に持っていく用のお菓子などを用意しなければならない。
元々は用意させてた物を持っていってたけど、今の俺的には自分で考えた物を渡したい気持ちがある。

手っ取り早く馬車を用意してもらって街に向かって走らせる。
城下街だから少し値は張るけど、その分いい物が手に入る、公爵家の懐を舐めないで欲しい。

「リクリエイツ様!!?」
「エミリ?!どうしてここに?」

街の最近人気な茶店にエミリがいた、しかもしっかり働いてる。

「これは普通に手伝いです!店員が一人休んでしまったらしく困っていらしたので…!」
「エミリ…本当に良い奴…」

俺はこのセリフを何回言ったかもう覚えていないよ…

「俺は孤児院に行くんだ、手軽に食べれる物を4箱貰えるか?」
「分かりました!少々お待ちください!」

人懐っこい笑顔で店裏に消えてったエミリはお菓子の箱を持って戻って来ると素早く精算を済ませまた人懐っこい笑顔で売り込みの仕事をしていた。
本当にエミリ万能だな…

「じゃあまたなエミリ!頑張って!」
「はい!!また!!」

同じ馬車に乗り孤児院へ向かう。
俺がよく通う孤児院で、王都では大きい方の孤児院、子供たちも俺に懐いてくれててとても可愛いんだ。

「リクリエイツ様~!!」
「こんにちは皆!お菓子持ってきたぞ!」
「リクリエイツ様なんか変わったねぇ!」

ぎくぅ…!いつものノリで話しちゃったけど…前の俺ってあんまり笑わないし友達も居ないタイプだったんだよな…

「ちょっと色々あってさ!はは!は…は!人は変わるって言うだろ?」

子供たちには流石に見抜かれるよなぁ…!
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