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人生思い込みってダメだよなぁと痛感…ちょっと考えればわかる事なのにさ…恋って怖ぇ…

「ルーカス…あ~ん…」
「あ~…」
「美味いか…?」
「あぁ…世界一だ…」

さてと、お付き合いをぶっ飛ばして結婚すると決めている俺たちは今絶賛イチャイチャタイムだ。
あのすれ違いの件で俺も大分吹っ切れたし、ルーカスはルーカスで俺に会えなかった日分の充電らしい。

「えぇ…なにこれ…あっっま…俺たちもやる?」
「え?嫌ですよ。」
「慣れたけど冷た~!俺一応恩人ぞ?」

ちなみに今は馬車の中、ルーカスだけ先にかっ飛ばしてきたらしいが、2人は馬車で来ていたそう。
まぁ、俺にも1度スペジに来てくれと言われて今馬車な訳だ。
ついでに現王のセザリオさんとその妻である俺が誤解しちゃった姫、アリスさんに会いに行く。

「ルーカス…」
「ユウト…どうした?」
「ついてる…」
「取れたか?」
「ふふ…いや、まだだ、ココ」

チュッと軽くリップ音鳴らして口についたクリームを舐めとってやる。
そう、このくらい俺は吹っ切れた。
ちなみに今は、前にルアリドが教えてくれて一緒に行ったパン屋で買ったパンを分けて食ってる。

「…頼むからそんなに可愛い事しないでくれ…」
「可愛いなら良いだろ…」

ついでに俺はルーカスが俺の事を世界一可愛いと思ってるのをいい事に己のステータスを可愛いに全振りして、全力でぶりっ子している。

「えぇ…頼むから…馬車でおっぱじめないでね…」
「安心しろ…初夜は結婚してからだ。」
「…聞かなきゃ良かったかも…」

俺の初夜情報を兄貴分に聞かれるのは若干嫌だけどルーカスだし許す。圧倒的許す。
この顔面になら何されたって許す自信がある。
ぶっちゃけ会えない期間で俺は大分ルーカスが足りなかったらしい。
人間は分からないけどこれをと言うらしい。
めちゃくちゃ珍しくて生きてる内に巡り会えたら奇跡もんなんだとよ。

要するに俺とルーカスはすげぇハッピーって事。

恋ってすげぇ~~人生変わるわぁ~~

「ルーカス様も…立派に…初夜…」
「リオネル~…あ~ダメだこりゃあ…俺しかマトモなの居ないじゃん…」

ルアリドがいつの間にかリオネルさんの事呼び捨てにしてるけど気にしない気にしない…俺にはルーカスがいるし…
同じ頭文字がルなのにこいつら全然違うんだよなぁ…

「ぇ…いま弟ちゃん悪口言ったでしょ…言っとくけど俺結構いい男だよ…?」
「自分で言うな…」
「えぇ…!それは酷いじゃん!ちょっとリオネル!助けろ!」
「…いや…ルーカス様と比べたら…全然…」

ごめんなルアリド…俺ってばちょー幸せだから…
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