6 / 9
恋人を守るにはこれが最善
しおりを挟む
「に…ニック…少し離れてくれ…勉強ができないだろう……?」
「つれないな…セシルは…まぁそんな所が可愛いんだけど…」
隣に座るセシルの耳にチュッチュとキスをしながら勉強をする。
あ、ちなみに今は授業中だ。
ならちゃんと授業しろって?そんなん知るか、俺たちのラブラブさを見せ付けてんの。
「…うぁ…ニック!どこに手をいれ…!」
「…可愛い…可愛すぎる…」
俺には見えてる。満更でもなさそうにセシルからぽわぽわ浮かび上がる桃色の光が!
「猫みてぇ…可愛い……」
「それしか言えないのか君は…!」
これ以上やると怒られちゃうのでパッと手を離す。
これももう最早ルーティーンみたいな感じになってきた。
本当は学園なんかにセシルを通わせたくなかったんだけど、セシルも俺もまだ1年、卒業までは居たいって言うセシルの意見を採用して俺たちはここに居る。
大丈夫なのかと聞いた時の顔は多分死んでも忘れられねぇ、ニヤッと頬を上げて「ニックが守ってくれるのだろう?」は無理だったわ…そんな事言われちゃ全力で守るよ。
「そろそろ帰ろ…?もう昼時だろ…」
「流石にまだ駄目だ!午後からは魔法実技があるだろう?」
「…えぇ…そんなん俺ら満点に決まってんだし…」
「なぁニック、僕は君の格好良い所が見てみたいな?」
ヴッ…ったくも~!…分かってる…完全に俺の事分かってる…
「うぃす、りょーかい…」
可愛い可愛いセシルには勝てないな…
姫男来襲事件があってからというもの、俺はセシルにベッタリくっついてる訳。
そんな俺狙いなのかはたまたセシル狙いなのか、たまに姫男と2人の王子は俺たちの前に現れる。
セシルはもう吹っ切れているのかご自慢のフハハハ!で追い返してるし、俺も俺でセシルに不利がないよう動いている。
それと同時に周りのセシルに対する感情に変化があったけど、セシルは許しても俺は許さいないし、挙句俺にばっかアピってくる奴には地獄を見せたよ。
そんで今は…
「黒糖~!俺の最愛連れて遊びに来てやったぞ~」
「こくとう…?それはこの子の名前かい?」
初めて俺の聖域にセシルを呼んだ。
「そう黒糖、美味そうだろ?フルネームは黒糖まんじゅう。」
「黒糖まんじゅう…ってニック…君って人は…食べ物は食べ物でももっとあっただろう…?」
「いやぁ…コイツ会った時から黒糖顔してたから。」
「ンゴロ…ンニャン!」
スリスリとセシルの足に擦り寄る黒糖、いやぁ…癒し×癒しって天国なんだな。
「うわぁ…!君は随分人懐っこいね!」
「多分腹減ってんだよ、ほぉら黒糖~魔力だぞ~…」
「オァン…!」
「猫って魔力を食べるのか…!」
セシルがとんでもない勘違いをしようとしているけど、これはこれで可愛いからスルーして黒糖に餌…魔力をやる。
「黒糖…僕は君が少し羨ましいよ。」
「…セシル?」
「だって君は…もっとずっと前からこうやってニックに撫でて貰っていたのだろう…?幸せ者だね」
「……セシル…!」
「うわぁっ!ニックっ!いきなり飛びつかないでくれ!」
うわぁお100点!デレセシル可愛すぎる…
何物にも代えがたい!!
「…なぁセシル…卒業したら違う国に行かね…?そんで色んな色を、俺ら2人で見ようよ。」
「…ニック…君…!フハハハ!それはプロポーズかい?」
「…そうかも、セシル、俺はセシルが居れば良い。」
セシルが居れば地獄だって天国だよ。
「…東の国…東の国はどうだろう、僕の叔母様が住んでいるんだ。」
「東の国…それって…」
「魔法大国クライヴ、僕らにピッタリじゃないか!」
「…セシル!やっぱりセシルが優勝!!」
「フハハハ!じゃあ賞金は君だね?」
ほぉらやっぱり、セシルの方が1枚上手だ。
「つれないな…セシルは…まぁそんな所が可愛いんだけど…」
隣に座るセシルの耳にチュッチュとキスをしながら勉強をする。
あ、ちなみに今は授業中だ。
ならちゃんと授業しろって?そんなん知るか、俺たちのラブラブさを見せ付けてんの。
「…うぁ…ニック!どこに手をいれ…!」
「…可愛い…可愛すぎる…」
俺には見えてる。満更でもなさそうにセシルからぽわぽわ浮かび上がる桃色の光が!
「猫みてぇ…可愛い……」
「それしか言えないのか君は…!」
これ以上やると怒られちゃうのでパッと手を離す。
これももう最早ルーティーンみたいな感じになってきた。
本当は学園なんかにセシルを通わせたくなかったんだけど、セシルも俺もまだ1年、卒業までは居たいって言うセシルの意見を採用して俺たちはここに居る。
大丈夫なのかと聞いた時の顔は多分死んでも忘れられねぇ、ニヤッと頬を上げて「ニックが守ってくれるのだろう?」は無理だったわ…そんな事言われちゃ全力で守るよ。
「そろそろ帰ろ…?もう昼時だろ…」
「流石にまだ駄目だ!午後からは魔法実技があるだろう?」
「…えぇ…そんなん俺ら満点に決まってんだし…」
「なぁニック、僕は君の格好良い所が見てみたいな?」
ヴッ…ったくも~!…分かってる…完全に俺の事分かってる…
「うぃす、りょーかい…」
可愛い可愛いセシルには勝てないな…
姫男来襲事件があってからというもの、俺はセシルにベッタリくっついてる訳。
そんな俺狙いなのかはたまたセシル狙いなのか、たまに姫男と2人の王子は俺たちの前に現れる。
セシルはもう吹っ切れているのかご自慢のフハハハ!で追い返してるし、俺も俺でセシルに不利がないよう動いている。
それと同時に周りのセシルに対する感情に変化があったけど、セシルは許しても俺は許さいないし、挙句俺にばっかアピってくる奴には地獄を見せたよ。
そんで今は…
「黒糖~!俺の最愛連れて遊びに来てやったぞ~」
「こくとう…?それはこの子の名前かい?」
初めて俺の聖域にセシルを呼んだ。
「そう黒糖、美味そうだろ?フルネームは黒糖まんじゅう。」
「黒糖まんじゅう…ってニック…君って人は…食べ物は食べ物でももっとあっただろう…?」
「いやぁ…コイツ会った時から黒糖顔してたから。」
「ンゴロ…ンニャン!」
スリスリとセシルの足に擦り寄る黒糖、いやぁ…癒し×癒しって天国なんだな。
「うわぁ…!君は随分人懐っこいね!」
「多分腹減ってんだよ、ほぉら黒糖~魔力だぞ~…」
「オァン…!」
「猫って魔力を食べるのか…!」
セシルがとんでもない勘違いをしようとしているけど、これはこれで可愛いからスルーして黒糖に餌…魔力をやる。
「黒糖…僕は君が少し羨ましいよ。」
「…セシル?」
「だって君は…もっとずっと前からこうやってニックに撫でて貰っていたのだろう…?幸せ者だね」
「……セシル…!」
「うわぁっ!ニックっ!いきなり飛びつかないでくれ!」
うわぁお100点!デレセシル可愛すぎる…
何物にも代えがたい!!
「…なぁセシル…卒業したら違う国に行かね…?そんで色んな色を、俺ら2人で見ようよ。」
「…ニック…君…!フハハハ!それはプロポーズかい?」
「…そうかも、セシル、俺はセシルが居れば良い。」
セシルが居れば地獄だって天国だよ。
「…東の国…東の国はどうだろう、僕の叔母様が住んでいるんだ。」
「東の国…それって…」
「魔法大国クライヴ、僕らにピッタリじゃないか!」
「…セシル!やっぱりセシルが優勝!!」
「フハハハ!じゃあ賞金は君だね?」
ほぉらやっぱり、セシルの方が1枚上手だ。
306
お気に入りに追加
639
あなたにおすすめの小説
信じて送り出した養い子が、魔王の首を手柄に俺へ迫ってくるんだが……
鳥羽ミワ
BL
ミルはとある貴族の家で使用人として働いていた。そこの末息子・レオンは、不吉な赤目や強い黒魔力を持つことで忌み嫌われている。それを見かねたミルは、レオンを離れへ隔離するという名目で、彼の面倒を見ていた。
そんなある日、魔王復活の知らせが届く。レオンは勇者候補として戦地へ向かうこととなった。心配でたまらないミルだが、レオンはあっさり魔王を討ち取った。
これでレオンの将来は安泰だ! と喜んだのも束の間、レオンはミルに求婚する。
「俺はずっと、ミルのことが好きだった」
そんなこと聞いてないが!? だけどうるうるの瞳(※ミル視点)で迫るレオンを、ミルは拒み切れなくて……。
お人よしでほだされやすい鈍感使用人と、彼をずっと恋い慕い続けた令息。長年の執着の粘り勝ちを見届けろ!
※エブリスタ様、カクヨム様、pixiv様にも掲載しています
【完結】婚約破棄された僕はギルドのドSリーダー様に溺愛されています
八神紫音
BL
魔道士はひ弱そうだからいらない。
そういう理由で国の姫から婚約破棄されて追放された僕は、隣国のギルドの町へとたどり着く。
そこでドSなギルドリーダー様に拾われて、
ギルドのみんなに可愛いとちやほやされることに……。
悪役令息に転生したので、断罪後の生活のために研究を頑張ったら、旦那様に溺愛されました
犬派だんぜん
BL
【完結】
私は、7歳の時に前世の理系女子として生きた記憶を取り戻した。その時気付いたのだ。ここが姉が好きだったBLゲーム『きみこい』の舞台で、自分が主人公をいじめたと断罪される悪役令息だということに。
話の内容を知らないので、断罪を回避する方法が分からない。ならば、断罪後に平穏な生活が送れるように、追放された時に誰か領地にこっそり住まわせてくれるように、得意分野で領に貢献しよう。
そしてストーリーの通り、卒業パーティーで王子から「婚約を破棄する!」と宣言された。さあ、ここからが勝負だ。
元理系が理屈っぽく頑張ります。ハッピーエンドです。(※全26話。視点が入れ代わります)
他サイトにも掲載。
悪役令息に転生しけど楽しまない選択肢はない!
みりん
BL
ユーリは前世の記憶を思い出した!
そして自分がBL小説の悪役令息だということに気づく。
こんな美形に生まれたのに楽しまないなんてありえない!
主人公受けです。
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・不定期
買われた悪役令息は攻略対象に異常なくらい愛でられてます
瑳来
BL
元は純日本人の俺は不慮な事故にあい死んでしまった。そんな俺の第2の人生は死ぬ前に姉がやっていた乙女ゲームの悪役令息だった。悪役令息の役割を全うしていた俺はついに天罰がくらい捕らえられて人身売買のオークションに出品されていた。
そこで俺を落札したのは俺を破滅へと追い込んだ王家の第1王子でありゲームの攻略対象だった。
そんな落ちぶれた俺と俺を買った何考えてるかわかんない王子との生活がはじまった。
勘弁してください、僕はあなたの婚約者ではありません
りまり
BL
公爵家の5人いる兄弟の末っ子に生まれた私は、優秀で見目麗しい兄弟がいるので自由だった。
自由とは名ばかりの放置子だ。
兄弟たちのように見目が良ければいいがこれまた普通以下で高位貴族とは思えないような容姿だったためさらに放置に繋がったのだが……両親は兎も角兄弟たちは口が悪いだけでなんだかんだとかまってくれる。
色々あったが学園に通うようになるとやった覚えのないことで悪役呼ばわりされ孤立してしまった。
それでも勉強できるからと学園に通っていたが、上級生の卒業パーティーでいきなり断罪され婚約破棄されてしまい挙句に学園を退学させられるが、後から知ったのだけど僕には弟がいたんだってそれも僕そっくりな、その子は両親からも兄弟からもかわいがられ甘やかされて育ったので色々な所でやらかしたので顔がそっくりな僕にすべての罪をきせ追放したって、優しいと思っていた兄たちが笑いながら言っていたっけ、国外追放なので二度と合わない僕に最後の追い打ちをかけて去っていった。
隣国でも噂を聞いたと言っていわれのないことで暴行を受けるが頑張って生き抜く話です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる