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おまけ❶

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男性妊娠・出産の描写表現があります。
子供もいます。

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「あぁ…ぶ!」

「んにゅ~…可愛いでちゅねぇ…!」

結婚してから早1年、俺たちの間には待望の第1子が産まれていた、ちなみに俺が産んだ、ちゃんと腹から出したよ。

いやほんと…出産時はどうなることかと思ったけど、精霊王がわざわざ出向いてくれてさ、魔法で和らげてくれたから想像の2倍楽に産めたとおもう…。

「……いい加減に、お前の名前を決めてやらないとなぁ~」

可愛い可愛いこの子だが、まだ名前はついてない。

俺と同じ黒髪でヴィンの青い目が特徴の可愛らしい男の子…。
自分の子が一番可愛いとは言うけど、その贔屓目を抜きにしてもうちの子は可愛い。

「名前はセイが決めるといい、俺には無理だ。」
「えぇ…ヴィンも意見くらい出してくれよ~!」
「あ~!あ!」
「なぁ?パパにも名前決め参加して欲しいよなぁ~」

「パパ…」

お…食いついた…

「そうだぞぉ…?パパが手伝ってくれないとママも辛いのになぁ~…?」
「……ママ…」

「……よし…手伝おう。」

うちの旦那さんは結構ちょろいんだよなぁ…まぁそこが可愛いんだけどね…

「…セイ、何か案はあるのか?」
「んとね、 一誠いっせいりつ
「イッセーとリツ?」
「一誠は誠実って意味で、律は皆をまとめあげる的な意味。」

この世界に日本名で良いの?って言われるかもしれないが、むしろ日本名の方が良かったりする。

ヴィンセントが俺に婿入りしてきたから苗字は村本なんだ。

村本ヴィンセント…ぶッ!くふ…!…こんな感じで…中々面白いだろう…?芸名みたい…

「イッセーとリツ…」

「俺は…」

「フハーッハッハ!!私が来たぞ!3人とも!!」

「おーい!精霊王!!今いい所なのに!!!」
「なんだ、やっと名ずけ終わったか?」

今終わりそうだったんすよ!!!!

「あぶ…ぁ!」
「ん?なんだ?…ほぉらヨシヨシ!なんだ魔王!中々可愛らしいじゃないか!!」
「うちの子なんでね…」

うちの子が精霊王の事を気に入ってるのがますます気に食わない…
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