わたしはなぜ生きているのか

 中学一年生のアカネは、夏休みに「物語部」の課題として、ひとつのまとまった話を作ることにしてみた。

 素材は、小学校四年生の夏休みに体験したことで、それにとても嘘を混ぜてみた。

 テーマは、当人によるとタイトルの通りで、とても恥ずかしい、らしい。

 普通のヒトには見えないものが見える子が、田舎で不思議な子と出会って、失われた夜の祭りに参加する、という例のやつ。
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