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第三章 ユウヤの絶望(全7+番外編全5話)
きみえの罪(番外編)
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田村きみえは嫌な予感がしていた。
特に親しい訳ではないが数学の木戸先生に数学準備室に呼び出され、もうそれだけで嫌な予感は十中八九、的中してるだろうことは分かっていた。生徒に手を出したことがバレたのだ。
木戸先生は数学の担当教師だ…あまり使われてないとはいえ、ここは数学準備室…昔の資料を取りにくる際に何かを見てしまった可能性は充分にあった。大事なのは要求してくる”目的”は何か?ということだけだった。
しかし、それすらもあまりよい目的とは思えなかった。公の場に呼び出された訳ではないのだから、あまり期待しない方がいいだろう。
木戸先生…木戸とは同じ学校の教師という接点しかないが、あまり良い噂は聞かなかった。年齢はたしか30代後半で離婚歴が2回とあるということは知っていた。
そして離婚の原因は2回とも木戸の不倫だったというのがもっぱらの噂だった。しかも噂におひれがついて浮気の相手は生徒の母親だったという話まである。
木戸の見た目は少し小太りのおっさんという感じで頭は禿げていないものの年齢よりも老けてみえた。木戸の外見からではどこに2回も不倫ができる魅力があるのか…さっぱりきみえには分からなかった。
そんな噂があるような人に数学準備室に呼び出されたのだ。きみえは覚悟を決めるしかなかった。
そうして覚悟を決めたきみえは目的地にたどり着く。行き慣れていた別校舎の数学準備室の中に足を踏み入れ、木戸が教室内にいるのを確認するとともに、その教室では見慣れないポータブルDVDプレイヤーが会議室の机の上に置かれているのにすぐ気がついた。
きみえと一緒に確認したい映像が木戸にはあるのかもしれない。でなければあのポータブルDVDプレイヤーの存在の意味がない。なんの映像だろうか?ま…まさか…そんな…ときみえは思わずにはいられなかった。
机の前の三脚あるパイプ椅子の1つに腰かけていた木戸に向かって「ご用件はなんでしょうか?」と、きみえは冷たい態度で木戸に言い、木戸は「もう分かってるでしょう?田村先生。鍵を閉めて中まで入ってきて下さい」とニヤリと笑う。背筋が凍りつくのを感じながらきみえは中に入り、ドアに鍵をかけた。
きみえが部屋の中まで移動し木戸との距離が近づいた時に、隣のパイプ椅子に座るように言われた。きみえはパイプ椅子を少し多めに引いて隣に座っている木戸との距離を離した上で椅子に腰かけた。
「もう分かってると思うんですけど、これ流します?何が映ってると思いますか?」「………」きみえは黙るしかなかった。木戸はニタリとうっすらと笑い、ポータブルDVDプレイヤーの再生ボタンを押す。
『も、もう…やめ…やめて…下さい…こんな…こんなことしないで下さい…田村先生っ…ヤ…ヤダ…イってしまいますっ!ダメダメッ!あっああっ!』
『あら?本当に嫌なの?ほら?ユウヤくんのちんちんはこんなに元気なのに?本当はもっとして欲しいでしょ?ね?』
きみえがユウヤにフェラしながらの映像とその会話がDVDプレイヤーから流れてきた。参考資料がずらりと並んだ棚の丁度良い位置にカメラを仕込み、そこから撮影された動画だった。
全裸になっている男女の片方はユウヤで、勃起した性器をそそり立て、もう一方は自分で男子生徒の性器にはぁはぁ言いながらしゃぶり尽くしている動画だった。
このあとの展開は……きみえがユウヤの上にまたがり狂ったように腰を打ち付けてオーガズムを堪能する…動画が流れ続けているのに耐えられなくなり、きみえは「もう!やめて下さい!」とプレイヤーの停止ボタンを素早く押した。
「これはマズイんじゃないですかね?田村先生?よりによって弁護士の保護者の生徒を狙わなくても…ま。彼は高校生にしてはカッコイイですからね。田村先生もずいぶんと楽しんだんでしょうね?…それはいいとして…さてさてそろそろ本題なんですけどね。どうします?このDVD。欲しいですか?それとも校長先生にお見せしますか?」
「…………」きみえはなんと答えればいいのか分からなかった。ユウヤとの真剣交際だと嘘の主張で乗り切るにはあの盗撮された映像は無理がある。
それに万が一、真剣交際だと嘘の主張が罷まかり通ったところで教師職は解雇になるだろうし、嘘の主張が見抜かれれば、きみえはユウヤを脅すような形で肉体関係を強要した経緯があるので青少年保護育成条例違反のみならず、強制性交等罪に問われる可能性だってある。
「だんまりですか?田村先生?それじゃ仕方ないですね。このDVDは校長先生に提出しておきましょうかね?」と木戸が席を立ったところで、きみえは「ま、待って下さい!」とポータブルDVDプレイヤーに伸ばした木戸の手をきみえは制止させた。きみえが勢いよく起立したのでパイプ椅子が横に倒れた。
これは観念するしかないと思った。今まで何人かの男子生徒たちを弄んだ罪だろうか。それがよりにもよってこんな小太りのおっさんに脅される羽目になるとは……
きみえは若い男の子が好きだった。性的な興味が盛んなのにまだどこか大人になりきれておらず、セックスに不慣れなくせに無邪気に性的に興奮して腰を打ち付けてる様さまが可愛くて愛おしくて大好きだった。
きみえは童貞しか誘惑しなかった。男の子たちの脅されて戸惑いつつもきみえの性的な魅力に打ち勝つことが出来ない童貞くんの男の子たち。きみえにとって童貞は純粋の権化のような存在だった。
ユウヤだってそうだ。最初は嫌がっていたが少しずつきみえとのセックスを楽しんでいるようだった。要求がエスカレートしても文句を言わず、何度も性器を咥え何度もセックスし何度も彼の精子を飲み何度も中出ししてもらった。
それがこんな2回も離婚歴があるような男に身を委ねないといけないとは…きみえはパイプ椅子から立ち上がった木戸に向かって
「木戸先生…どうか取り引きを。私にご温情をいただけませんか?私の体を好きに使って下さい。木戸先生のタイミングでかまいませんので、いつかそのDVDを私にくれませんか?」
というと木戸は満足した様子で
「とりあえずパンツを脱いでこのパイプ椅子に座って下さい。」と横に倒れたパイプ椅子を元に戻して、木戸はそう答えるのだった。
特に親しい訳ではないが数学の木戸先生に数学準備室に呼び出され、もうそれだけで嫌な予感は十中八九、的中してるだろうことは分かっていた。生徒に手を出したことがバレたのだ。
木戸先生は数学の担当教師だ…あまり使われてないとはいえ、ここは数学準備室…昔の資料を取りにくる際に何かを見てしまった可能性は充分にあった。大事なのは要求してくる”目的”は何か?ということだけだった。
しかし、それすらもあまりよい目的とは思えなかった。公の場に呼び出された訳ではないのだから、あまり期待しない方がいいだろう。
木戸先生…木戸とは同じ学校の教師という接点しかないが、あまり良い噂は聞かなかった。年齢はたしか30代後半で離婚歴が2回とあるということは知っていた。
そして離婚の原因は2回とも木戸の不倫だったというのがもっぱらの噂だった。しかも噂におひれがついて浮気の相手は生徒の母親だったという話まである。
木戸の見た目は少し小太りのおっさんという感じで頭は禿げていないものの年齢よりも老けてみえた。木戸の外見からではどこに2回も不倫ができる魅力があるのか…さっぱりきみえには分からなかった。
そんな噂があるような人に数学準備室に呼び出されたのだ。きみえは覚悟を決めるしかなかった。
そうして覚悟を決めたきみえは目的地にたどり着く。行き慣れていた別校舎の数学準備室の中に足を踏み入れ、木戸が教室内にいるのを確認するとともに、その教室では見慣れないポータブルDVDプレイヤーが会議室の机の上に置かれているのにすぐ気がついた。
きみえと一緒に確認したい映像が木戸にはあるのかもしれない。でなければあのポータブルDVDプレイヤーの存在の意味がない。なんの映像だろうか?ま…まさか…そんな…ときみえは思わずにはいられなかった。
机の前の三脚あるパイプ椅子の1つに腰かけていた木戸に向かって「ご用件はなんでしょうか?」と、きみえは冷たい態度で木戸に言い、木戸は「もう分かってるでしょう?田村先生。鍵を閉めて中まで入ってきて下さい」とニヤリと笑う。背筋が凍りつくのを感じながらきみえは中に入り、ドアに鍵をかけた。
きみえが部屋の中まで移動し木戸との距離が近づいた時に、隣のパイプ椅子に座るように言われた。きみえはパイプ椅子を少し多めに引いて隣に座っている木戸との距離を離した上で椅子に腰かけた。
「もう分かってると思うんですけど、これ流します?何が映ってると思いますか?」「………」きみえは黙るしかなかった。木戸はニタリとうっすらと笑い、ポータブルDVDプレイヤーの再生ボタンを押す。
『も、もう…やめ…やめて…下さい…こんな…こんなことしないで下さい…田村先生っ…ヤ…ヤダ…イってしまいますっ!ダメダメッ!あっああっ!』
『あら?本当に嫌なの?ほら?ユウヤくんのちんちんはこんなに元気なのに?本当はもっとして欲しいでしょ?ね?』
きみえがユウヤにフェラしながらの映像とその会話がDVDプレイヤーから流れてきた。参考資料がずらりと並んだ棚の丁度良い位置にカメラを仕込み、そこから撮影された動画だった。
全裸になっている男女の片方はユウヤで、勃起した性器をそそり立て、もう一方は自分で男子生徒の性器にはぁはぁ言いながらしゃぶり尽くしている動画だった。
このあとの展開は……きみえがユウヤの上にまたがり狂ったように腰を打ち付けてオーガズムを堪能する…動画が流れ続けているのに耐えられなくなり、きみえは「もう!やめて下さい!」とプレイヤーの停止ボタンを素早く押した。
「これはマズイんじゃないですかね?田村先生?よりによって弁護士の保護者の生徒を狙わなくても…ま。彼は高校生にしてはカッコイイですからね。田村先生もずいぶんと楽しんだんでしょうね?…それはいいとして…さてさてそろそろ本題なんですけどね。どうします?このDVD。欲しいですか?それとも校長先生にお見せしますか?」
「…………」きみえはなんと答えればいいのか分からなかった。ユウヤとの真剣交際だと嘘の主張で乗り切るにはあの盗撮された映像は無理がある。
それに万が一、真剣交際だと嘘の主張が罷まかり通ったところで教師職は解雇になるだろうし、嘘の主張が見抜かれれば、きみえはユウヤを脅すような形で肉体関係を強要した経緯があるので青少年保護育成条例違反のみならず、強制性交等罪に問われる可能性だってある。
「だんまりですか?田村先生?それじゃ仕方ないですね。このDVDは校長先生に提出しておきましょうかね?」と木戸が席を立ったところで、きみえは「ま、待って下さい!」とポータブルDVDプレイヤーに伸ばした木戸の手をきみえは制止させた。きみえが勢いよく起立したのでパイプ椅子が横に倒れた。
これは観念するしかないと思った。今まで何人かの男子生徒たちを弄んだ罪だろうか。それがよりにもよってこんな小太りのおっさんに脅される羽目になるとは……
きみえは若い男の子が好きだった。性的な興味が盛んなのにまだどこか大人になりきれておらず、セックスに不慣れなくせに無邪気に性的に興奮して腰を打ち付けてる様さまが可愛くて愛おしくて大好きだった。
きみえは童貞しか誘惑しなかった。男の子たちの脅されて戸惑いつつもきみえの性的な魅力に打ち勝つことが出来ない童貞くんの男の子たち。きみえにとって童貞は純粋の権化のような存在だった。
ユウヤだってそうだ。最初は嫌がっていたが少しずつきみえとのセックスを楽しんでいるようだった。要求がエスカレートしても文句を言わず、何度も性器を咥え何度もセックスし何度も彼の精子を飲み何度も中出ししてもらった。
それがこんな2回も離婚歴があるような男に身を委ねないといけないとは…きみえはパイプ椅子から立ち上がった木戸に向かって
「木戸先生…どうか取り引きを。私にご温情をいただけませんか?私の体を好きに使って下さい。木戸先生のタイミングでかまいませんので、いつかそのDVDを私にくれませんか?」
というと木戸は満足した様子で
「とりあえずパンツを脱いでこのパイプ椅子に座って下さい。」と横に倒れたパイプ椅子を元に戻して、木戸はそう答えるのだった。
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【登場人物】
ななえ…アルバイト先の先輩とその友人にレイプされる
ユウヤ…ななえの好きな人。アルバイト先で仲良くなったユウコの双子の兄。ななえは密かに想いを抱いていたがユウヤは………実の妹とであるユウコが好きだった。処女が苦手で処女とセックスしたいと思ったら誰かにレイプしてもらわないとセックスしたくない特異性癖を待つ
田村先生……ユウヤとユウコそして直樹の学校の先生。ユウヤを逆レイプする。
木戸先生……田村先生の弱みを握り性奴隷にする。セックスが超絶得意。
ユウコ……ユウヤの双子の妹。実の兄を好きになってしまい、兄のボクサーパンツをこっそり奪って自室でオナニーしてる
直樹……ななえとユウコと同じアルバイトをしている。ななえにとっては先輩でユウコにとっては彼氏のフリを頼んでいる男性。ななえとユウコをレイプする。
先輩の友達……先輩→直樹の友達。物語後半の番外編で登場する。作者にとって一番のお気に入りキャラ。
ななえ…アルバイト先の先輩とその友人にレイプされる
ユウヤ…ななえの好きな人。アルバイト先で仲良くなったユウコの双子の兄。ななえは密かに想いを抱いていたがユウヤは………実の妹とであるユウコが好きだった。処女が苦手で処女とセックスしたいと思ったら誰かにレイプしてもらわないとセックスしたくない特異性癖を待つ
田村先生……ユウヤとユウコそして直樹の学校の先生。ユウヤを逆レイプする。
木戸先生……田村先生の弱みを握り性奴隷にする。セックスが超絶得意。
ユウコ……ユウヤの双子の妹。実の兄を好きになってしまい、兄のボクサーパンツをこっそり奪って自室でオナニーしてる
直樹……ななえとユウコと同じアルバイトをしている。ななえにとっては先輩でユウコにとっては彼氏のフリを頼んでいる男性。ななえとユウコをレイプする。
先輩の友達……先輩→直樹の友達。物語後半の番外編で登場する。作者にとって一番のお気に入りキャラ。
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