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これからも一緒に。
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ベッドがギシギシと軋む正常位のピストンの中で、ハルカの全身は電流のような快感がビリビリと巡っていた。膣の奥に勇太の性器がドスドスと打ちつけられる度に、愛液が膣の中でビチャビチャと音を立て、ハルカを快感の絶頂に誘おうとする。膣はすでに激しくピクピクと蠢いていてハルカは我慢できずに
「あっあっあっ!あっん!あっ!ゆ、勇太ぁ!あっ!」
と喘ぎ声を漏らしてしまう。普段のセックスではあまり喘ぎ声を出さないハルカだったが、勇太の激しい動きにハルカの理性がついていけなかった。
激しく……突かれている。勇太の……あれを……。
こんなに激しく膣を突かれるのは、6人の男たちから交互にレイプされたとき以来だった。激しく突く。腰をハルカの股に打ち付けて、打ち付けて、はぁはぁ……はぁはぁ……という呼吸とともに「き、気持ちぃぃっ。ハルカっ……ハルカだって気持ちいいんじゃないのか?……こんなに濡れてるのにっ!あっ!あっ!」
「あっ!あっ!そ、そんなっ!あっ!あっ!」
ハルカの喘ぎ声も止まらなかった。ハルカは快感の波にのまれ、もう限界だった。オーガズムに達してしまう。こんな激しいセックスでイってしまう。
勇太が避妊具をつけずに性行為に及んでいるのも、ハルカの興奮度を上げていた。ゴムに阻まれることのない勇太の性器がハルカの膣に直に入っている。上下に激しく出し入れされてハルカの快感を上げていく。
すでにハルカはギリギリのところにいるのに、勇太が腰を突きながら「中出ししていいか?ハルカの中にたっぷりと俺の精液を出していいか?なぁ?ハルカ?」とさらに激しくハルカの膣奥を突き始める。
ハルカに限界が訪れてギューーーーッと膣を締めて激しくビクンビクンッと動くと「ああああっーーー!!」とイってしまった。
ハルカがイってすぐに膣の中が、じんわりと温かい液体で、満たされいくのを感じる。勇太の性器がピクンピクンと波打つように痙攣し、勇太がハルカに中出ししたのだと思った。
勇太は射精したままの性器をハルカから抜くことはせず、そのままハルカの上に体を軽く乗ってハルカ抱きしめた。ハルカはイッたばかりの余韻が残る膣内に、勇太の性器が入ったままなのを感じなら、勇太に抱きしめられ、ポロポロと涙をこぼした。
なんの涙なのか分からない。ただただ目から涙が溢れる。荒々しく勇太に抱かれ、恐怖ではなく性的な快感に包まれ、オーガズムに達し、勇太に中出しされた。
「まだ死にたいか?ハルカ」
勇太がハルカの耳元でそう囁く。
死にたいと思うとハルカは気持ちがスッと楽になる自分がいる。苦しくなったり、辛くなったりするとハルカは死を選び気持ちが安定する。
死を選ぶと気持ちが安定するとは変なことだが、うつ病を患ってる人からすると死というのは甘美な誘惑なのだ。死にたくないと思う一方で死にたい、楽になりたいと願ってしまう。
勇太にめちゃくちゃに抱かれて死にたいと願った。
願っていた。死という甘美な魅力を前にしてハルカは無敵な状態だった。どうせ死ぬなら、あいつらがしたようなセックスでもなんでもすればいいとすら思っていた。だからハルカは恐怖を感じなかったのかもしれない。
ハルカは死を前にして激しいセックスへの恐怖が消失し、純粋に勇太とのセックスを楽しんだ。終わるとよく分からない涙が目から溢れてきて、ハルカは自分の気持ちが分からなくなった。死にたいと思っていた。勇太と別れたいと思っていた。そのはずなのに。
「生きたい。勇太、私まだ勇太と一緒にいたい。ううっ…ううっ……」
死にたいと思うとスッと楽な気持ちになるのに、生きたいと願うとどうして苦しさが押し寄せてくるのか。どうして生きることはこんなに辛いのかとハルカは思う。
それでもハルカは自死への渇望と同時に、勇太と一緒に生きたいという矛盾を抱えながら涙を流す。
「一緒に生きようハルカ。そうしよう。過去はなかったことには出来ない。それでも一緒にこれからの人生を歩んでいこう。」
「勇太を残して死のうとしたの。怒ってないの?」
「怒ってるさ。だからこうやってお仕置きしてるじゃないか。ハルカ……俺を1人にしないでくれ……でもな、ハルカが死にたくなるような目にあったのも、みずきに酷いことを言われて死にたくなったことも俺はハルカを責めないよ。
人は死にたくなるような闇を抱えていることもあるんだって、ハルカを見ていて気づいたから。死にたいって言っている人に『何言ってるんだ?死ぬ気になればなんでも出来る』なんて言葉はもう絶対に投げかけない。人には死ぬより生きる方が、辛いと感じる人生だってあるんだと思ったから。
それでも、それでもだ。ハルカ。
俺を1人にしないでくれ。死なないでくれ。
頼む。俺のために生きて欲しいと思う。これがハルカにとって残酷なお願いだとしてもだ。」
勇太は暗い室内の中でハルカにそう語りかける。生きて欲しいと俺のために。死にたいと思う気持ちはそのままでもいいから、一緒に生きて欲しいとそう願う勇太。
ハルカは何度目かの決心をする。
この人のために生きようと。
そう思い死にたい気持ちにまた蓋をして、生きる決意をし、涙を手でぬぐってハルカは答える。
「うん。分かった。私は勇太のために生きる。もう少し頑張ってみるね。また死にたくなったらどうするの?」
「セックスする。今日より激しいヤツね。」
「ふふふ。今日はもうおしまいなの?」
「そんな訳あるか!今日は寝かさないって言っただろう?何度だってセックスしたいし、今日はハルカの中にたくさん射精したい。」
そう勇太が言うと膣の中に入れっぱなしだった勇太の性器がメキメキと膨らみを浴びてくる。
「あっ、勇太、、、このまま続きをするの?」
「うん。ハルカ。聞いて」
「何?」
「俺と結婚しよう」
そういうと勇太は回復した男性器を再びハルカの膣奥に激しくぶつけ始める。
「あっ、ちょ、ちょっと待ってっ!あっ!あっ!」
「待たない。今日は怖くなっても途中でやめてやんない」
「あっ!ち、、違くてっ!あぅっ!」
勇太の膣へ刺激が強すぎてハルカはプロポーズされたはずなのに、その返事を出来ないまま、再び強い快感を感じて何も言えずにただただ快感のままに喘ぐことしか出来ないのだった。
その日は何度も抱かれ、何度も勇太に中出しされた。お互いの体力が限界になって2人とも倒れたように眠りについた。気づくと次の日の昼過ぎになっており、ハルカが目を覚ますと同時に勇太も起きた。
起きてからもハルカの膣の中に、勇太の精液がたっぷりと詰まっていることをハルカは感じる。男たちの輪姦から解放された時にもハルカの膣には大量の精液が注ぎ込まれていた。あの時、ハルカは声にならない声で叫んだ。
あれから1年後。あの絶望の叫びから1年後にこんな未来が待っているなんてあの時のハルカには到底、想像できない。
今、ハルカは絶望の中にいない。好きな人に抱かれ、その人と性の快感を共有できるまでに過去を乗り越えてきた。
ハルカはもっと大きな一歩に出ようと思った。
「勇太。聞いて?」
「何?まだセックスしたいの?」
「うん。それはしたいかも。でもその前に。」
「なに?」
「私を勇太のお嫁さんにして。」
「あっあっあっ!あっん!あっ!ゆ、勇太ぁ!あっ!」
と喘ぎ声を漏らしてしまう。普段のセックスではあまり喘ぎ声を出さないハルカだったが、勇太の激しい動きにハルカの理性がついていけなかった。
激しく……突かれている。勇太の……あれを……。
こんなに激しく膣を突かれるのは、6人の男たちから交互にレイプされたとき以来だった。激しく突く。腰をハルカの股に打ち付けて、打ち付けて、はぁはぁ……はぁはぁ……という呼吸とともに「き、気持ちぃぃっ。ハルカっ……ハルカだって気持ちいいんじゃないのか?……こんなに濡れてるのにっ!あっ!あっ!」
「あっ!あっ!そ、そんなっ!あっ!あっ!」
ハルカの喘ぎ声も止まらなかった。ハルカは快感の波にのまれ、もう限界だった。オーガズムに達してしまう。こんな激しいセックスでイってしまう。
勇太が避妊具をつけずに性行為に及んでいるのも、ハルカの興奮度を上げていた。ゴムに阻まれることのない勇太の性器がハルカの膣に直に入っている。上下に激しく出し入れされてハルカの快感を上げていく。
すでにハルカはギリギリのところにいるのに、勇太が腰を突きながら「中出ししていいか?ハルカの中にたっぷりと俺の精液を出していいか?なぁ?ハルカ?」とさらに激しくハルカの膣奥を突き始める。
ハルカに限界が訪れてギューーーーッと膣を締めて激しくビクンビクンッと動くと「ああああっーーー!!」とイってしまった。
ハルカがイってすぐに膣の中が、じんわりと温かい液体で、満たされいくのを感じる。勇太の性器がピクンピクンと波打つように痙攣し、勇太がハルカに中出ししたのだと思った。
勇太は射精したままの性器をハルカから抜くことはせず、そのままハルカの上に体を軽く乗ってハルカ抱きしめた。ハルカはイッたばかりの余韻が残る膣内に、勇太の性器が入ったままなのを感じなら、勇太に抱きしめられ、ポロポロと涙をこぼした。
なんの涙なのか分からない。ただただ目から涙が溢れる。荒々しく勇太に抱かれ、恐怖ではなく性的な快感に包まれ、オーガズムに達し、勇太に中出しされた。
「まだ死にたいか?ハルカ」
勇太がハルカの耳元でそう囁く。
死にたいと思うとハルカは気持ちがスッと楽になる自分がいる。苦しくなったり、辛くなったりするとハルカは死を選び気持ちが安定する。
死を選ぶと気持ちが安定するとは変なことだが、うつ病を患ってる人からすると死というのは甘美な誘惑なのだ。死にたくないと思う一方で死にたい、楽になりたいと願ってしまう。
勇太にめちゃくちゃに抱かれて死にたいと願った。
願っていた。死という甘美な魅力を前にしてハルカは無敵な状態だった。どうせ死ぬなら、あいつらがしたようなセックスでもなんでもすればいいとすら思っていた。だからハルカは恐怖を感じなかったのかもしれない。
ハルカは死を前にして激しいセックスへの恐怖が消失し、純粋に勇太とのセックスを楽しんだ。終わるとよく分からない涙が目から溢れてきて、ハルカは自分の気持ちが分からなくなった。死にたいと思っていた。勇太と別れたいと思っていた。そのはずなのに。
「生きたい。勇太、私まだ勇太と一緒にいたい。ううっ…ううっ……」
死にたいと思うとスッと楽な気持ちになるのに、生きたいと願うとどうして苦しさが押し寄せてくるのか。どうして生きることはこんなに辛いのかとハルカは思う。
それでもハルカは自死への渇望と同時に、勇太と一緒に生きたいという矛盾を抱えながら涙を流す。
「一緒に生きようハルカ。そうしよう。過去はなかったことには出来ない。それでも一緒にこれからの人生を歩んでいこう。」
「勇太を残して死のうとしたの。怒ってないの?」
「怒ってるさ。だからこうやってお仕置きしてるじゃないか。ハルカ……俺を1人にしないでくれ……でもな、ハルカが死にたくなるような目にあったのも、みずきに酷いことを言われて死にたくなったことも俺はハルカを責めないよ。
人は死にたくなるような闇を抱えていることもあるんだって、ハルカを見ていて気づいたから。死にたいって言っている人に『何言ってるんだ?死ぬ気になればなんでも出来る』なんて言葉はもう絶対に投げかけない。人には死ぬより生きる方が、辛いと感じる人生だってあるんだと思ったから。
それでも、それでもだ。ハルカ。
俺を1人にしないでくれ。死なないでくれ。
頼む。俺のために生きて欲しいと思う。これがハルカにとって残酷なお願いだとしてもだ。」
勇太は暗い室内の中でハルカにそう語りかける。生きて欲しいと俺のために。死にたいと思う気持ちはそのままでもいいから、一緒に生きて欲しいとそう願う勇太。
ハルカは何度目かの決心をする。
この人のために生きようと。
そう思い死にたい気持ちにまた蓋をして、生きる決意をし、涙を手でぬぐってハルカは答える。
「うん。分かった。私は勇太のために生きる。もう少し頑張ってみるね。また死にたくなったらどうするの?」
「セックスする。今日より激しいヤツね。」
「ふふふ。今日はもうおしまいなの?」
「そんな訳あるか!今日は寝かさないって言っただろう?何度だってセックスしたいし、今日はハルカの中にたくさん射精したい。」
そう勇太が言うと膣の中に入れっぱなしだった勇太の性器がメキメキと膨らみを浴びてくる。
「あっ、勇太、、、このまま続きをするの?」
「うん。ハルカ。聞いて」
「何?」
「俺と結婚しよう」
そういうと勇太は回復した男性器を再びハルカの膣奥に激しくぶつけ始める。
「あっ、ちょ、ちょっと待ってっ!あっ!あっ!」
「待たない。今日は怖くなっても途中でやめてやんない」
「あっ!ち、、違くてっ!あぅっ!」
勇太の膣へ刺激が強すぎてハルカはプロポーズされたはずなのに、その返事を出来ないまま、再び強い快感を感じて何も言えずにただただ快感のままに喘ぐことしか出来ないのだった。
その日は何度も抱かれ、何度も勇太に中出しされた。お互いの体力が限界になって2人とも倒れたように眠りについた。気づくと次の日の昼過ぎになっており、ハルカが目を覚ますと同時に勇太も起きた。
起きてからもハルカの膣の中に、勇太の精液がたっぷりと詰まっていることをハルカは感じる。男たちの輪姦から解放された時にもハルカの膣には大量の精液が注ぎ込まれていた。あの時、ハルカは声にならない声で叫んだ。
あれから1年後。あの絶望の叫びから1年後にこんな未来が待っているなんてあの時のハルカには到底、想像できない。
今、ハルカは絶望の中にいない。好きな人に抱かれ、その人と性の快感を共有できるまでに過去を乗り越えてきた。
ハルカはもっと大きな一歩に出ようと思った。
「勇太。聞いて?」
「何?まだセックスしたいの?」
「うん。それはしたいかも。でもその前に。」
「なに?」
「私を勇太のお嫁さんにして。」
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作者の早坂悠です。よろしくお願いします。すでにこの作品は完結まで書き終わってます。
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