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同棲2日目
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次の日、裸のままハルカと勇太は抱き朝を迎えた。ハルカはうっすら目を開けると、勇太に抱きしめられるように眠っていた。
ゴツゴツとした男性特有の体に密着されて、少し前のハルカならそれだけで失神してしまうほどの、フラッシュバックを引き起こしたかもしれない。
でも今、ハルカを胸に抱いているのは幼馴染の勇太だ。勇太は自分より弱い者に決して暴力を振るわない。ハルカを何度も助けてくれて、そしてハルカのことを好きになってくれた。
性被害者となったハルカに向かって、ハルカの魅力は何一つ変わらないこと、ずっと美人であることを強く言ってくれた。ハルカのことを理解しようとしてくれたこと、この性被害の恐怖を受け止めてくれたこと。
そんな良き理解者であり最愛の勇太の腕の中にいて、ハルカは恐怖を感じなかった。肌と肌のぬくもりを感じ、昨日の愛の儀式のようなセックスを思い出しては胸がドキドキした。
まだ小さな一歩かもしれないーーーー
それでもハルカにとっては大きな、とても大きな一歩だった。誰かを好きになれることも、その好きな人の体を受け入れられることも、1年前のハルカからしたら、それはもはや奇跡に近い出来事なのだった。
勇太も薄っすら目を開けてハルカが自分の腕の中にいることに気づくと、その腕の力をキュッと強めた。ハルカはまた幸せな気持ちになった。勇太はハルカの頭の髪の毛を触り、自分の腕の中でぬいぐるみでも抱きかかえるかのように、ハルカの体を抱きしめた。
ハルカはもう勇太に頭や体を触られても、たぶん、フラッシュバックすることはないだろうと思った。こうやってどんどんハルカが好きな人との思い出を作って、昔の嫌な記憶が過去のものになっていくと良いなと思った。またそうしていこうと心に誓う。
でも、またどこかのタイミングで死にたくなる時が来るかもしれない。そうなったら勇太が言ったように死ぬ前に、勇太にめちゃくちゃにセックスしてもらうとハルカは思った。
そうならないためにも……
この体にこれから刻むのは
勇太と友人たちの優しさだけにしたいなと思った。
そんなことを考えているうちに「おはよう」と勇太に声をかけられる。ハルカも「おはよう」と声をかけた。なんだかお互い照れくさかった。
勇太はハルカのハルカは勇太の目をまじまじと見つめながら「キスしていい?」と聞いてきたのは勇太だった。
いいよっと言う前にハルカの方から勇太の唇にチュッと一瞬だけしてあげると、勇太は少しビックリした顔になって、またすぐに男の顔に戻って……
「そんなんで、足りるわけねぇーだろ」とハルカの唇を力強く奪っていく。勇太の好きなベロチュウの嵐が寝起き早々、始まった。
ベロとベロが重なり合って勇太はハルカを両手で抱きしめながらキスを続ける。はぁはぁ……はぁはぁ……とお互いの呼吸があがり、勇太の「ハルカ……好きだ。ハルカ…うっん……あっ……も……もっと……うっん……好き。あっ……うんぐ」と喘ぎ声をあげたところで、ハルカの恥ずかしさが限界に達して
「も、もう!分かったからいったんストップして!てかトイレ行くから!少し離して!」
「ハルカ、どこにもいかない?」
「行くよ。トイレに」
「トイレに行ったら何するの?」
「朝ごはんを作る」
「俺は後ろから抱きついてていいか?」
「だ!ダメに決まってるでしょ!もうっ!」
という会話をしながら
同棲2日目がスタートするのだった。
ーーーーーーーーーー
ハルカが朝ごはんを作っている最中に、勇太は後ろから本当に抱きついてきて嬉しいような恥ずかしいような……それでもとにかく料理するには本当に邪魔だったので、離れてもらうと勇太は少し寂しそうにすねていた。
そういうところをすべて愛おしく感じながら、ハルカはとても充実した気分で勇太との朝食を食べる。一緒に食べて、一緒に食器を洗う。
今日は引っ越した次の日ということもあって、2人とも仕事を休みにしてもらっていた。
休みとはいえまだ引っ越したばかりだったので、家具や家電の設置は終わっていても洋服や小物などの細々した引っ越しの段ボールがいくつかそのままで……休みの今日を使って部屋を綺麗にしようとハルカは考えていた。
朝ごはんを食べて食器を洗い終わり、ひと段落すると、ハルカは「さて、どこの段ボールから手をつけていこうかな?」と張り切るハルカをよそに勇太が……
「あれ?ハルカもしかして荷物の整理しようとしてるの?」と聞いてくる。
「するよーだってじゃないといつまで経っても片付かないでしょ?」
「荷物を片付けるのは後はしない?」
「え?だって明日にはパートいかなきゃだし、勇太も明日はお店に出るんでしょ?それに今日、荷物の片付けしないで何するの?」
「俺はもっとハルカとイチャイチャしたい。」
「なっ?!え?!」
「いやなのか?」
「い、いや、いやじゃないけど!けどさ!まだ午前だよ?!朝の10時過ぎだよ?!朝から何、考えてんの?!勇太のエッチ!すけべ!」
とハルカがドキドキするのを誤魔化すように勇太にそう伝えると勇太は……スッと立ち上がってハルカのそばに近づき、顔を近づけてきてチュッとハルカにキスをする。
「俺はエッチだし、すけべぇだよ。ハルカ……
今日はベッドで一日中、俺とセックスしないか?」
「だ、ダイレクトすぎるよ!欲求が!分かったから!いいから!今日は勇太と1日、イチャイチャするから!そんなに生々しく言わなくていいよ!」
とハルカが言うと勇太は
「お姫様抱っこさせて」
「キャァ!」
と勇太はハルカをお姫様抱っこして、ふわりとベッドの上にハルカを置いた。ハルカは勇太に持ち上げられて心臓が飛び出るかと思った。
勇太は上着を脱いで上半身裸になると、ハルカに向かって「リラックスしてハルカ。今日はハルカにも気持ち良くなってもらいたいんだ。」と言って勇太は、ハルカの唇をペロリと舐めるのだった。
ゴツゴツとした男性特有の体に密着されて、少し前のハルカならそれだけで失神してしまうほどの、フラッシュバックを引き起こしたかもしれない。
でも今、ハルカを胸に抱いているのは幼馴染の勇太だ。勇太は自分より弱い者に決して暴力を振るわない。ハルカを何度も助けてくれて、そしてハルカのことを好きになってくれた。
性被害者となったハルカに向かって、ハルカの魅力は何一つ変わらないこと、ずっと美人であることを強く言ってくれた。ハルカのことを理解しようとしてくれたこと、この性被害の恐怖を受け止めてくれたこと。
そんな良き理解者であり最愛の勇太の腕の中にいて、ハルカは恐怖を感じなかった。肌と肌のぬくもりを感じ、昨日の愛の儀式のようなセックスを思い出しては胸がドキドキした。
まだ小さな一歩かもしれないーーーー
それでもハルカにとっては大きな、とても大きな一歩だった。誰かを好きになれることも、その好きな人の体を受け入れられることも、1年前のハルカからしたら、それはもはや奇跡に近い出来事なのだった。
勇太も薄っすら目を開けてハルカが自分の腕の中にいることに気づくと、その腕の力をキュッと強めた。ハルカはまた幸せな気持ちになった。勇太はハルカの頭の髪の毛を触り、自分の腕の中でぬいぐるみでも抱きかかえるかのように、ハルカの体を抱きしめた。
ハルカはもう勇太に頭や体を触られても、たぶん、フラッシュバックすることはないだろうと思った。こうやってどんどんハルカが好きな人との思い出を作って、昔の嫌な記憶が過去のものになっていくと良いなと思った。またそうしていこうと心に誓う。
でも、またどこかのタイミングで死にたくなる時が来るかもしれない。そうなったら勇太が言ったように死ぬ前に、勇太にめちゃくちゃにセックスしてもらうとハルカは思った。
そうならないためにも……
この体にこれから刻むのは
勇太と友人たちの優しさだけにしたいなと思った。
そんなことを考えているうちに「おはよう」と勇太に声をかけられる。ハルカも「おはよう」と声をかけた。なんだかお互い照れくさかった。
勇太はハルカのハルカは勇太の目をまじまじと見つめながら「キスしていい?」と聞いてきたのは勇太だった。
いいよっと言う前にハルカの方から勇太の唇にチュッと一瞬だけしてあげると、勇太は少しビックリした顔になって、またすぐに男の顔に戻って……
「そんなんで、足りるわけねぇーだろ」とハルカの唇を力強く奪っていく。勇太の好きなベロチュウの嵐が寝起き早々、始まった。
ベロとベロが重なり合って勇太はハルカを両手で抱きしめながらキスを続ける。はぁはぁ……はぁはぁ……とお互いの呼吸があがり、勇太の「ハルカ……好きだ。ハルカ…うっん……あっ……も……もっと……うっん……好き。あっ……うんぐ」と喘ぎ声をあげたところで、ハルカの恥ずかしさが限界に達して
「も、もう!分かったからいったんストップして!てかトイレ行くから!少し離して!」
「ハルカ、どこにもいかない?」
「行くよ。トイレに」
「トイレに行ったら何するの?」
「朝ごはんを作る」
「俺は後ろから抱きついてていいか?」
「だ!ダメに決まってるでしょ!もうっ!」
という会話をしながら
同棲2日目がスタートするのだった。
ーーーーーーーーーー
ハルカが朝ごはんを作っている最中に、勇太は後ろから本当に抱きついてきて嬉しいような恥ずかしいような……それでもとにかく料理するには本当に邪魔だったので、離れてもらうと勇太は少し寂しそうにすねていた。
そういうところをすべて愛おしく感じながら、ハルカはとても充実した気分で勇太との朝食を食べる。一緒に食べて、一緒に食器を洗う。
今日は引っ越した次の日ということもあって、2人とも仕事を休みにしてもらっていた。
休みとはいえまだ引っ越したばかりだったので、家具や家電の設置は終わっていても洋服や小物などの細々した引っ越しの段ボールがいくつかそのままで……休みの今日を使って部屋を綺麗にしようとハルカは考えていた。
朝ごはんを食べて食器を洗い終わり、ひと段落すると、ハルカは「さて、どこの段ボールから手をつけていこうかな?」と張り切るハルカをよそに勇太が……
「あれ?ハルカもしかして荷物の整理しようとしてるの?」と聞いてくる。
「するよーだってじゃないといつまで経っても片付かないでしょ?」
「荷物を片付けるのは後はしない?」
「え?だって明日にはパートいかなきゃだし、勇太も明日はお店に出るんでしょ?それに今日、荷物の片付けしないで何するの?」
「俺はもっとハルカとイチャイチャしたい。」
「なっ?!え?!」
「いやなのか?」
「い、いや、いやじゃないけど!けどさ!まだ午前だよ?!朝の10時過ぎだよ?!朝から何、考えてんの?!勇太のエッチ!すけべ!」
とハルカがドキドキするのを誤魔化すように勇太にそう伝えると勇太は……スッと立ち上がってハルカのそばに近づき、顔を近づけてきてチュッとハルカにキスをする。
「俺はエッチだし、すけべぇだよ。ハルカ……
今日はベッドで一日中、俺とセックスしないか?」
「だ、ダイレクトすぎるよ!欲求が!分かったから!いいから!今日は勇太と1日、イチャイチャするから!そんなに生々しく言わなくていいよ!」
とハルカが言うと勇太は
「お姫様抱っこさせて」
「キャァ!」
と勇太はハルカをお姫様抱っこして、ふわりとベッドの上にハルカを置いた。ハルカは勇太に持ち上げられて心臓が飛び出るかと思った。
勇太は上着を脱いで上半身裸になると、ハルカに向かって「リラックスしてハルカ。今日はハルカにも気持ち良くなってもらいたいんだ。」と言って勇太は、ハルカの唇をペロリと舐めるのだった。
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作者の早坂悠です。よろしくお願いします。すでにこの作品は完結まで書き終わってます。
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