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そこにある愛
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ここは冷たい地面じゃない。体に土の汚れはつかないし、肌が小石と擦れて傷だらけになることない。
私を平手打ちし、殴ったり、蹴り飛ばしたりして暴力を振るい強引に服従させるような男はいない。
両足を掴み、めいいっぱい開かせ股を曝け出させ、そこに次から次へと欲望に塗れた肉棒を突っ込む男はいない。
ハルカはそう思いながら目をゆっくり開いていく、勇太と2人で選んだダブルベッドにふかふかな布団に身を包み、優しい手つきでハルカを抱きしめ、チュッチュッチュッと短いキスをシャワーのようにハルカの顔中にしてくる勇太がそこにはいた。
ハルカが一瞬フラッシュバックして行為の中断を勇太から提案されたがそれをハルカは断った。
最後までして欲しいと。
最後の地獄のような集団レイプの記憶を、勇太の愛のあるセックスの記憶に上書きして欲しくて、ハルカは勇太をつなぎとめた。
勇太はハルカの顔中にキスをすると、次にハルカの耳たぶをチュパっと舐めた。ベロでチュパチュパ舐める音が耳からダイレクトに響いてきて、ハルカは思わず「あっん」と声を漏らす。
勇太はその声を聞き漏らさずに
「もしかして耳弱いの?」と耳元で直に囁いてきた。
「あっ……ち、ちがくて……ゆ、勇太の舐め方が……エッチなだけだよ?……あっ」
「それじゃあもっと舐める。」
「あっ……ちょっとま……あっん……あっん……ゆ、勇太……あっ……そんな……あああっ……」
勇太は舌を使ってハルカの耳をくまなく愛撫する。耳たぶをチューチュー吸って、耳の穴に舌を這わせるとハルカは痺れるような快感が押し寄せてきた。
ハルカは自分の陰部からかなりの愛液が出ていると思い勇太に
「はぁはぁ……パジャマとパンツ脱いでいい?……濡れててこのままだと汚れちゃうから……」
「いや、だからさ。なんでそんなに俺を誘惑すんのよ?ハルカ、いちいち可愛くてエロいんだよぉぉ」
「うふふ。勇太のバカ。またそんなこと言って……。勇太も全部、脱ご?一緒に裸になろ?」
「やっぱり、た、試してるよね?俺を何か試してるよね?」
と言いながらハルカは布団の中でズボンとショーツを脱いだ。勇太も上下ともにパジャマを脱いで、お互い一糸纏わない姿となって布団の中で抱き合った。
ハルカの太ももあたりに勇太の性器と陰毛の存在を感じる。勇太は「乳首しゃぶるね。あとオッパイ揉ませて」と言いながらハルカの乳首にカプリとしゃぶりついた。
耳たぶの愛撫と同じように勇太は乳首にチューチュー優しく吸い付いてきて胸を揉み始める。マッサージされてるように心地よく胸を揉まれた。
乳首をずっとしゃぶられていると段々と気持ち良くなってきた。レイプされていた時は痛いだけだった乳首も、優しく愛撫することで、女性は快感へと繋がっていく。
ペチャペチャ……ジュビビ……はぁはぁ…はぁはぁ…と乳首をしゃぶられたり舐められたりしながら、勇太の呼吸が段々と荒くなってくる。
ハルカはもう快感がとまらなくなっていた。
「あっあっ……うんっ……あっあっ……」快感による刺激が声になってハルカから漏れ出す。
勇太は「触るよ?ここ。辛かったら言ってな?」と声をかけるとハルカの陰部を指でくりくり触り始めた。
「あっ…あああっ」
「どう?怖い?」
「怖くない。きもちぃ……あっ」
「俺、もうほんと限界。ハルカ、入れたい。大丈夫か?」
「う、うん……入れて。ちょーだい?」
「もう、ほんと可愛すぎだから。」
と言うと勇太はベッド脇に置いてあるコンドーム1つを、口に咥えて片手で個包装ちをぎり、中からゴムを取り出すと片手で器用に男性器に装着した。
ハルカの膣がたっぷり濡れているのを確かめてから、勇太は亀頭を膣入り口にあてて、そこからゆっくりゆっくり勇太は侵入してくる。
男性器をハルカに挿入しつつ勇太は、ハルカの指に自分の指を絡ませてハルカをまっすぐに見つめて、何度も何度も何度もキスをする。
キスをしながらハルカは勇太と繋がった。膣に勇太の性器が挿入されていることを感じながら、ハルカの目には涙が滲んできた。勇太はハルカの瞼の上にチュッとキスをして、ハルカの涙が目から滴れるとその涙もキスで吸い取った。
これは恐怖の涙ではない。
ハルカはずっとずっと諦めていた。
自分が誰かを愛することを。
自分が誰かに愛されることを。
体と体とが結ばれて愛を確かめ合うようなセックスはもう二度と手に入らない幸せだと思っていた。
でも今、ハルカはそれを手に入れた。
好きな人に愛されて気持ちよく体をつなげられた。トロけるような快感の中に愛を確かめることができる喜び。
「ハルカ、好きだよ」
「私も勇太が好き」
まるで美しい儀式のように勇太はゆっくりと腰を動かし、ハルカは「あっ…あっ……あっん」とよがっていく。
腰を打ち付けながらハルカの首筋を舐めたり、耳たぶを舐めたり、ハルカの顔を舐めたり、手の指をしゃぶり、乳首をしゃぶり、再びハルカの唇の中に舌を入れたりして、
やがて……
「出していい?」
「はぁはぁ……あっん…う、ん。いいよ」
とハルカが告げると勇太はピストンをトントントンと打ちつけながら、やがてピタッと停止しコンドームの中に射精したのだった。
私を平手打ちし、殴ったり、蹴り飛ばしたりして暴力を振るい強引に服従させるような男はいない。
両足を掴み、めいいっぱい開かせ股を曝け出させ、そこに次から次へと欲望に塗れた肉棒を突っ込む男はいない。
ハルカはそう思いながら目をゆっくり開いていく、勇太と2人で選んだダブルベッドにふかふかな布団に身を包み、優しい手つきでハルカを抱きしめ、チュッチュッチュッと短いキスをシャワーのようにハルカの顔中にしてくる勇太がそこにはいた。
ハルカが一瞬フラッシュバックして行為の中断を勇太から提案されたがそれをハルカは断った。
最後までして欲しいと。
最後の地獄のような集団レイプの記憶を、勇太の愛のあるセックスの記憶に上書きして欲しくて、ハルカは勇太をつなぎとめた。
勇太はハルカの顔中にキスをすると、次にハルカの耳たぶをチュパっと舐めた。ベロでチュパチュパ舐める音が耳からダイレクトに響いてきて、ハルカは思わず「あっん」と声を漏らす。
勇太はその声を聞き漏らさずに
「もしかして耳弱いの?」と耳元で直に囁いてきた。
「あっ……ち、ちがくて……ゆ、勇太の舐め方が……エッチなだけだよ?……あっ」
「それじゃあもっと舐める。」
「あっ……ちょっとま……あっん……あっん……ゆ、勇太……あっ……そんな……あああっ……」
勇太は舌を使ってハルカの耳をくまなく愛撫する。耳たぶをチューチュー吸って、耳の穴に舌を這わせるとハルカは痺れるような快感が押し寄せてきた。
ハルカは自分の陰部からかなりの愛液が出ていると思い勇太に
「はぁはぁ……パジャマとパンツ脱いでいい?……濡れててこのままだと汚れちゃうから……」
「いや、だからさ。なんでそんなに俺を誘惑すんのよ?ハルカ、いちいち可愛くてエロいんだよぉぉ」
「うふふ。勇太のバカ。またそんなこと言って……。勇太も全部、脱ご?一緒に裸になろ?」
「やっぱり、た、試してるよね?俺を何か試してるよね?」
と言いながらハルカは布団の中でズボンとショーツを脱いだ。勇太も上下ともにパジャマを脱いで、お互い一糸纏わない姿となって布団の中で抱き合った。
ハルカの太ももあたりに勇太の性器と陰毛の存在を感じる。勇太は「乳首しゃぶるね。あとオッパイ揉ませて」と言いながらハルカの乳首にカプリとしゃぶりついた。
耳たぶの愛撫と同じように勇太は乳首にチューチュー優しく吸い付いてきて胸を揉み始める。マッサージされてるように心地よく胸を揉まれた。
乳首をずっとしゃぶられていると段々と気持ち良くなってきた。レイプされていた時は痛いだけだった乳首も、優しく愛撫することで、女性は快感へと繋がっていく。
ペチャペチャ……ジュビビ……はぁはぁ…はぁはぁ…と乳首をしゃぶられたり舐められたりしながら、勇太の呼吸が段々と荒くなってくる。
ハルカはもう快感がとまらなくなっていた。
「あっあっ……うんっ……あっあっ……」快感による刺激が声になってハルカから漏れ出す。
勇太は「触るよ?ここ。辛かったら言ってな?」と声をかけるとハルカの陰部を指でくりくり触り始めた。
「あっ…あああっ」
「どう?怖い?」
「怖くない。きもちぃ……あっ」
「俺、もうほんと限界。ハルカ、入れたい。大丈夫か?」
「う、うん……入れて。ちょーだい?」
「もう、ほんと可愛すぎだから。」
と言うと勇太はベッド脇に置いてあるコンドーム1つを、口に咥えて片手で個包装ちをぎり、中からゴムを取り出すと片手で器用に男性器に装着した。
ハルカの膣がたっぷり濡れているのを確かめてから、勇太は亀頭を膣入り口にあてて、そこからゆっくりゆっくり勇太は侵入してくる。
男性器をハルカに挿入しつつ勇太は、ハルカの指に自分の指を絡ませてハルカをまっすぐに見つめて、何度も何度も何度もキスをする。
キスをしながらハルカは勇太と繋がった。膣に勇太の性器が挿入されていることを感じながら、ハルカの目には涙が滲んできた。勇太はハルカの瞼の上にチュッとキスをして、ハルカの涙が目から滴れるとその涙もキスで吸い取った。
これは恐怖の涙ではない。
ハルカはずっとずっと諦めていた。
自分が誰かを愛することを。
自分が誰かに愛されることを。
体と体とが結ばれて愛を確かめ合うようなセックスはもう二度と手に入らない幸せだと思っていた。
でも今、ハルカはそれを手に入れた。
好きな人に愛されて気持ちよく体をつなげられた。トロけるような快感の中に愛を確かめることができる喜び。
「ハルカ、好きだよ」
「私も勇太が好き」
まるで美しい儀式のように勇太はゆっくりと腰を動かし、ハルカは「あっ…あっ……あっん」とよがっていく。
腰を打ち付けながらハルカの首筋を舐めたり、耳たぶを舐めたり、ハルカの顔を舐めたり、手の指をしゃぶり、乳首をしゃぶり、再びハルカの唇の中に舌を入れたりして、
やがて……
「出していい?」
「はぁはぁ……あっん…う、ん。いいよ」
とハルカが告げると勇太はピストンをトントントンと打ちつけながら、やがてピタッと停止しコンドームの中に射精したのだった。
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作者の早坂悠です。よろしくお願いします。すでにこの作品は完結まで書き終わってます。
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