今宵満月の夜、ヴァンパイアの夢を

「マリア…」切なく甘く私を呼ぶ男。初対面なはずなのに、何故だか涙が止まらない。

「……この血も…この身体も…全部俺のものだ。2度と離さない 」

何故だか貴方の夢みて、貴方を愛しいと感じるのです。

私が生まれ変わるのをずっと待っていたヴァンパイアは、強引だけど優しくて、そしてなにより頭がおかしくなりそうなくらい甘い。
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