当て馬令息はフラグを回避したい

西楓

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不安解消 ※

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明日から教室へ復帰するにあたって不安が募ってきていた。

兄はかわりなく僕の味方でいてくれるのだろうか…
この1ヶ月兄からの音沙汰はなかった…
ニコラス王子の外交への随行のため見舞いにいけないと手紙には書いてあったが…
実は僕への愛情が薄れてしまったのではないか…

クラスの他の人はどんなふうに僕のことを思っているのだろうか。
イザベラの味方し、僕を敵対視するのではないか。
孤立化していくのではないか。
結局どんなに足掻いてもゲームのとおりに進むのではないか…

何もすることがないとつい悪い方向に考えてしまう。考えすぎて急に辛い孤独感や不安感に襲われることがあった。怯え苦しむとそのたびにヒースが抱きしめてくれた。







四つん這いになったユランの臀部を手で撫でると左右に割り、剥き出しになった孔のまわりのひだを舌でゆっくり舐める。
刺激で疼く孔の中にぴちゃぴちゃと舌を差し込んできた。

「ぁあっ…やっ…」

「久しぶりですからね。充分に解さないと…」

時間をかけて何度も舌で敏感なひだを愛撫され、緩んできたところで香油をたらし人差し指を挿入してきた。
久々の行為だったが、じっくりと愛撫されトロトロになるまで解された孔の中に指は抵抗なく差し込まれた。 

孔の奥を指の腹で撫で回され、ゆっくりと抜き差しを繰り返されると、ユランのペニスはゆるりと立ち上がり、透明の汁があふれてきた。

「はっ…ん…なんか…へんっ…もう…んっ」

「まだですよ。もう少し我慢してくださいね。ユラン様いつもより興奮してますね。ここがヒクヒクととても喜んでますよ。ペニスも硬くなってますね。もしかしたら精通するかもしれませんね」

浅いところと奥深くを交互に抜き差しをされ、様子を見ながら動かせ方を変えて2本、3本と増やした指でぐちゃぐちゃと掻き混ぜてくる。

「んっ…あっ…そこっ…んっ…いれてっ…」

焦らすように指で浅いところを擦られるとむず痒くて焦ったくてたまらなくなる。
何度も喘いで求めるとヒースが指を引き抜いた。

「腰に負担がかかってはいけませんので、ユラン様ご自身で跨って入れてください」

振り向くと、ズボンを晒して露になった完勃ちのものが目の前に見えた。ユランはごくりと唾を飲み込むとヒースのペニスを両手で握った。
横になったヒースの上に馬乗りになると、自分の窄まりにゆっくりとヒースのペニスを当てた。

「んっ…んんっ…」

ずぷりと先端を飲み込んでいく。

「あぁ…ユラン様が私のペニスをご自身で咥え込んで…あぁ…なんて艶かしい…あぁ、先端が入りましたよ。お上手です」

「んっ…も…むりっ…」

孔に力が入ってしまい進められなくなり、痛さで涙が止まらない。
乳首を弄られさわさわと触れられ、痺れが全身にいきわたり快感で窄まりが緩んだ。

ヒースのシャツをぎゅと握りしめると、深呼吸をして徐々に腰を下ろしていった。

「あと少しです…」
ずぼっ…と、ヒースの熱いペニスが圧迫感を増していく。

「んっ…ふっ…ひっ…」

「ふっ…全部入りましたよ」

軽く下から突き上げられ思わず悲鳴をあげると、一気にペニスが収まった。

「ふっ…んっ…ヒース…うれしい…」

「私も嬉しいです。好きですよ、ユラン様」

興奮したヒース激しく下から突き上げられて、ビリビリと電流のようなものが身体中に走る。
奥を何度も突き上げる快感と乳首への刺激で、嬌声と悲鳴だけがでてくる。

「やっ…あぁ…んんっ…やっ…ぁ…ン…もっ…イクっ…イッちゃ…」

「あぁ…一緒にイキましょう」

「「…イクっ‼︎…」」

一際奥を突き上げられ乳首を抓られると、快感が全身を駆け巡った。ユランはぶるりと痙攣をすると、熱い液体をぶしゅっと撒き散らした。同時に最奥に温かい白濁が放たれた。

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