7 / 8
ピンクさんとピンキーリング
しおりを挟む
今日は先日のお返しです。
わたくしはお金をもっておりませんので、殿下へのお返しは押し花とか刺繍入りのハンカチにしようかと悩んでおりましたの。
でも、アルバート様から頂いたエメラルドの指輪、ピンキーリングというらしいですわね。ピンキーって動物みたいで可愛らしい名前ですこと。
あら、脱線しましたわ。その、ピンキーリングを見たお父さまとお母さまが大興奮されまして…
お返しのカフスボタンを買いに参りましたのよ。
そのお話をアルバート様にお伝えしたら、なぜかアルバート様が一緒に選んでくださることになりましたの。アルバート様がアルバート様宛のプレゼントを考える…なんだか謎ですわ。
婚約者というのは外出時には手を繋いでいないといけないらしく、今日はお出かけからずっと手を繋いでいます。
そんなルールがあるなんて知りませんでしたわ。何せ有紗の時もこんにゃくしゃ…いえ婚約者がいたことがありませんもの。
お貴族様というものは奥が深いものです。
「アルバート様、わたくし婚約者に手を繋ぐルールがあるなんて知りませんでしたわ。
教えていただいたありがとうございます。
他にも至らない点がありましたらその都度教えてくださいまし」
「あ、あ、アリッサ、もちろんだとも」
アルバート様、お顔が赤くなっておりますわ。
なぜかセイン様がアルバート様を軽く睨んでらっしゃいますわ。
睨めっこかしら…さすが側近候補仲良しですこと。
「素敵な指輪をいただいたので、お返しも指輪にしようかと考えておりましたの。
アルバート様がアルバート様のお色のエメラルドをくださったから、わたくしはわたくしの色のルビーの指輪にしようかと考えたのですが、お父さまがまだ早いとおっしゃいますの。
アルバート様は成長期だから指輪はまだ作られないのかしら。残念ですわ。
それでカフスにすることにいたしましたのよ」
「いやっいや…早くない。お父上が言われたのはそうではなくて…指輪がよい…でも、指輪をもらうとコモンズ侯爵が大変なことになりそうだな…ここは素直に従っておくか…
そうなんだね。指輪は残念だけど、アリッサから貰えるものならなんでも嬉しいよ」
あら、優しいお言葉ですわ。また胸がドキドキしてきむしたわ。なんでしょう。
小さなルビーの装飾されたカフスをお渡ししましたら、とても喜んでくださいましたわ。
「アリッサさま~、ぐ、偶然ですわね」
明らかに遠くから走っていらしたようですけど、それも偶然なのですね。偶然で奥深いですわ。
「あらピンク…えっと…クレア様ごきげんよう」
お友達ですものね。
あら目つきが険しいですけど、視力がまた下がったのかしら。乱視も入っているのかもしれませんわ。
あら、セイン様が立ちはだかってますわ。
アルバート様はわたくしを引き寄せて…密着すると熱いですわね。どうしてでしょう。顔が火照ってきますわ。
「あ、あん、アリッサ様、王子と仲がよいんですね」
あら?すこしトゲトゲしい口調に感じましたけど、気のせいでしょう。
「当然だ、私はアリッサの婚約者だからな」
アルバート様が堂々と宣言されて、私の手をとって、左小指のピンキーリングをピンク様に見せつけましたわ。
どうしても左小指にといわれてつけて参りましたけど、左用右用があるんですのね。知りませんでしたわ。
「な、な、な、アイテムの‼︎しかも左小指‼︎」
クレア様ったら口を開けて固まっていらっしゃるから、そのままさよならいたしましたわ。
アイテムってなんですの?
前世でそのようなものを聞いた気もするのですけどわかりませんわ。
わたくしはお金をもっておりませんので、殿下へのお返しは押し花とか刺繍入りのハンカチにしようかと悩んでおりましたの。
でも、アルバート様から頂いたエメラルドの指輪、ピンキーリングというらしいですわね。ピンキーって動物みたいで可愛らしい名前ですこと。
あら、脱線しましたわ。その、ピンキーリングを見たお父さまとお母さまが大興奮されまして…
お返しのカフスボタンを買いに参りましたのよ。
そのお話をアルバート様にお伝えしたら、なぜかアルバート様が一緒に選んでくださることになりましたの。アルバート様がアルバート様宛のプレゼントを考える…なんだか謎ですわ。
婚約者というのは外出時には手を繋いでいないといけないらしく、今日はお出かけからずっと手を繋いでいます。
そんなルールがあるなんて知りませんでしたわ。何せ有紗の時もこんにゃくしゃ…いえ婚約者がいたことがありませんもの。
お貴族様というものは奥が深いものです。
「アルバート様、わたくし婚約者に手を繋ぐルールがあるなんて知りませんでしたわ。
教えていただいたありがとうございます。
他にも至らない点がありましたらその都度教えてくださいまし」
「あ、あ、アリッサ、もちろんだとも」
アルバート様、お顔が赤くなっておりますわ。
なぜかセイン様がアルバート様を軽く睨んでらっしゃいますわ。
睨めっこかしら…さすが側近候補仲良しですこと。
「素敵な指輪をいただいたので、お返しも指輪にしようかと考えておりましたの。
アルバート様がアルバート様のお色のエメラルドをくださったから、わたくしはわたくしの色のルビーの指輪にしようかと考えたのですが、お父さまがまだ早いとおっしゃいますの。
アルバート様は成長期だから指輪はまだ作られないのかしら。残念ですわ。
それでカフスにすることにいたしましたのよ」
「いやっいや…早くない。お父上が言われたのはそうではなくて…指輪がよい…でも、指輪をもらうとコモンズ侯爵が大変なことになりそうだな…ここは素直に従っておくか…
そうなんだね。指輪は残念だけど、アリッサから貰えるものならなんでも嬉しいよ」
あら、優しいお言葉ですわ。また胸がドキドキしてきむしたわ。なんでしょう。
小さなルビーの装飾されたカフスをお渡ししましたら、とても喜んでくださいましたわ。
「アリッサさま~、ぐ、偶然ですわね」
明らかに遠くから走っていらしたようですけど、それも偶然なのですね。偶然で奥深いですわ。
「あらピンク…えっと…クレア様ごきげんよう」
お友達ですものね。
あら目つきが険しいですけど、視力がまた下がったのかしら。乱視も入っているのかもしれませんわ。
あら、セイン様が立ちはだかってますわ。
アルバート様はわたくしを引き寄せて…密着すると熱いですわね。どうしてでしょう。顔が火照ってきますわ。
「あ、あん、アリッサ様、王子と仲がよいんですね」
あら?すこしトゲトゲしい口調に感じましたけど、気のせいでしょう。
「当然だ、私はアリッサの婚約者だからな」
アルバート様が堂々と宣言されて、私の手をとって、左小指のピンキーリングをピンク様に見せつけましたわ。
どうしても左小指にといわれてつけて参りましたけど、左用右用があるんですのね。知りませんでしたわ。
「な、な、な、アイテムの‼︎しかも左小指‼︎」
クレア様ったら口を開けて固まっていらっしゃるから、そのままさよならいたしましたわ。
アイテムってなんですの?
前世でそのようなものを聞いた気もするのですけどわかりませんわ。
578
あなたにおすすめの小説
この悪役令嬢には悪さは無理です!みんなで保護しましょう!
naturalsoft
恋愛
フレイムハート公爵家令嬢、シオン・クロス・フレイムハートは父に似て目付きが鋭くつり目で、金髪のサラサラヘアーのその見た目は、いかにもプライドの高そうな高飛車な令嬢だが、本当は気が弱く、すぐ涙目でアワアワする令嬢。
そのギャップ萌えでみんなを悶えさせるお話。
シオンの受難は続く。
ちょっと暇潰しに書いたのでサラッと読んで頂ければと思います。
あんまり悪役令嬢は関係ないです。見た目のみ想像して頂けたらと思います。
よくある父親の再婚で意地悪な義母と義妹が来たけどヒロインが○○○だったら………
naturalsoft
恋愛
なろうの方で日間異世界恋愛ランキング1位!ありがとうございます!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近よくある、父親が再婚して出来た義母と義妹が、前妻の娘であるヒロインをイジメて追い出してしまう話………
でも、【権力】って婿養子の父親より前妻の娘である私が持ってのは知ってます?家を継ぐのも、死んだお母様の直系の血筋である【私】なのですよ?
まったく、どうして多くの小説ではバカ正直にイジメられるのかしら?
少女はパタンッと本を閉じる。
そして悪巧みしていそうな笑みを浮かべて──
アタイはそんな無様な事にはならねぇけどな!
くははははっ!!!
静かな部屋の中で、少女の笑い声がこだまするのだった。
もしもヒロインが生粋の貴族であったなら!(by転生悪役令嬢より
naturalsoft
恋愛
初めまして。いつもお馴染みの【シオン】と申します。今回は久々の悪役令嬢を務めさせて頂きますわ。
最近は、髪の色と同じく頭の中身がピンク色のヒロインばかりなので、一風変わったヒロインをお楽しみ下さいませ~
これが本当の【真】のヒロインの在るべき姿なのですから………
悪『役』令嬢ってなんですの?私は悪『の』令嬢ですわ。悪役の役者と一緒にしないで………ね?
naturalsoft
恋愛
「悪役令嬢である貴様との婚約を破棄させてもらう!」
目の前には私の婚約者だった者が叫んでいる。私は深いため息を付いて、手に持った扇を上げた。
すると、周囲にいた近衛兵達が婚約者殿を組み従えた。
「貴様ら!何をする!?」
地面に押さえ付けられている婚約者殿に言ってやりました。
「貴方に本物の悪の令嬢というものを見せてあげますわ♪」
それはとても素晴らしい笑顔で言ってやりましたとも。
婚約破棄イベントが壊れた!
秋月一花
恋愛
学園の卒業パーティー。たった一人で姿を現した私、カリスタ。会場内はざわつき、私へと一斉に視線が集まる。
――卒業パーティーで、私は婚約破棄を宣言される。長かった。とっても長かった。ヒロイン、頑張って王子様と一緒に国を持ち上げてね!
……って思ったら、これ私の知っている婚約破棄イベントじゃない!
「カリスタ、どうして先に行ってしまったんだい?」
おかしい、おかしい。絶対におかしい!
国外追放されて平民として生きるつもりだったのに! このままだと私が王妃になってしまう! どうしてそうなった、ヒロイン王太子狙いだったじゃん!
2021/07/04 カクヨム様にも投稿しました。
訳ありヒロインは、前世が悪役令嬢だった。王妃教育を終了していた私は皆に認められる存在に。でも復讐はするわよ?
naturalsoft
恋愛
私の前世は公爵令嬢であり、王太子殿下の婚約者だった。しかし、光魔法の使える男爵令嬢に汚名を着せられて、婚約破棄された挙げ句、処刑された。
私は最後の瞬間に一族の秘術を使い過去に戻る事に成功した。
しかし、イレギュラーが起きた。
何故か宿敵である男爵令嬢として過去に戻ってしまっていたのだ。
モブの声がうるさい
ぴぴみ
恋愛
公爵令嬢ソフィアには、幼い頃より決まった婚約者がいる。
第一王子のリアムだ。
いつの頃からか、ソフィアは自身の感情を隠しがちになり、リアム王子は常に愛想笑い。
そんなとき、馬から落ちて、変な声が聞こえるようになってしまって…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる