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第四章「偏愛の城」
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つい先日は、古池田まで遠乗りにきていた近衛前久や細川信良(昭元)も加えて、ひと合戦。
「それ、投げろ! あっちに行ったぞ! それ、そっちだ!」
と、逃げ惑う前久や信良らに石を投げつけていた。
如何に鷹狩をする仲といえども、前久は前関白であり、信良も衰えたとはいえ細川京兆家当主である。
貴人に石をぶつけるなど恐れ多いのだが、その点をまったく気にしないのは、流石に殿である。
が、当たらないように投げているところも、流石である。
「いや~、久しぶりに良き汗を搔きましたぞ」、前久は汗を拭いながら馬を降りた、「鷹狩も良いが、こういった変わった趣向も面白い」
「それな何より」
殿はにこにことしながら、竹筒を渡す。
前久は受け取り、ぐいっと空ける。
喉仏が、ぐいぐいと激しく上下する。
「ぷはっ、これは甘露! 甘露!」
「近くに酒倉があって、そこが使っておる湧き水でござる」
「うむ、これを使った酒は、実に美味いでしょうな」
「この儂が、水だけ取り寄せたと思うてか?」
「おお、それはそれは!」
すぐさま酒宴である。
「しかし……」、石合戦や鷹狩の話を肴に飲んでいたが、「こうやってお二方がお越しになるとは、朝廷は何やらご不信がおありかな?」
「滅相もございません」
と、信良は慌てて首を振った。
「いや、麻呂らは先般の一件のお礼にお伺いしたのでござりまするよ」
「先般の?」
「ほれ、子の親殺しでございまするよ」
「ああ、なんかありましたな……、吉兵衛(村井貞勝)がまた長い書状を寄こしておりましたな」
あまりの長いので、殿は途中で投げ出し、『で、太若丸、なんと書いてある? 簡単に話せ』と押しつけてきた。
要は………………と、太若丸は長い巻物を捲りながら説明した………………ある夜、京都所司代に下女が駆け込んできた、何事かと理由を問うと、下京四条小結町の糸屋の下女という、そこには後家さんで七十になる老婆と娘がいたが、その娘が老婆に無理やり酒を飲ませて酔わせ、みなが寝静まってからこれを殺し、ある寺の僧侶を呼び出して、その死体を寺に運ばせた、たまたまこの現場を見てしまった下女は、口止め料として小袖を押し付けられたが、怖くなって訴え出たらしい、貞勝はすぐさま女をひっ捕らえて、これを白状させた………………とのことだ。
話にすれば、ほんの数行であるが、これがなんと数百行に渡っていた。
「何事も簡単、簡潔にでござりまするよ、余計なことを付け加えるから訳が分からなくなる。で、その一件が何か?」
「いや、村井殿の手際のよい差配のおかげで、こともあまり大きくならずにすみましてな。身内殺しなど、まあこの世の常と言われればそうですが、さすがに親殺しはいけません。しかも帝のお膝元で斯様な一件が起こっては、町衆も不安がりましょう。それでなくとも、善からぬ輩が多いといいますのに」
「ほう、善からぬ輩とは?」
「まあ、押し込み強盗や辻切り、人攫いなど古からのこと、いまは法衣に身を包んだものまでが詐欺まがいなことをいたしまする」
「ほうほう、それは怪しからぬ」と、殿は言われるが、随分楽しそうだ、「で、どのような?」
「妙国寺に普伝という僧がおるのですが………………」
堺の油屋当主の弟で、昨秋に九州からあがってきたらしいが、これが一切経(すべての経典)を諳んじるほど熟知していると喧伝しているらしい。
とはいっても、どこの寺で学んで、どこの寺に属し、どこの教えを信奉しているわけでもなく、いわゆる野良らしい。
だが、頭も切れ、口も達者と、彼の右に出るものもない。
これが、ときに高そうな紅梅の小袖を着たり、摺箔の衣を着たりして古くなると、信者にやるらしい。
信者たちは、仏縁が結べると我も我もと争ってようにして受け取るらしい。
「それはそれは、また面白い」、殿はけたけたと笑う、「まことに左様な力があるのならば、儂も欲しいものじゃ」
前久は、苦笑して首を振る。
「いえいえ、調べてみれば、なんの価値もないもの。ですが、信じる者は救われるというか、もう妄信しておるのでしょうな。そこに目を付けたのが法華の坊主らで、普伝がいれば彼を信じるものらが寺に銭を落とすのではと招いたのですよ。いまでは妙国寺に我が物顔で居座っておりまする」
「左様でござりまするか、それはそれは」
「あまり一部の山(寺)だけが抜きんでると、他の山が嫉妬するといいますか、檀家同士で揉めると厄介なことになりまするので、朝廷でも憂慮しておるのですが、いかんせん山のことですので、おいそれと口出しはできず………………」
寺には寺の法があり、現世の裁きは通用しない。
うかつに口を出せば、僧兵らが神輿を担いで強訴に至る ―― というのが数年前まではよくあったこと。
いくら殿が天下(京)周辺を治めたからといっても、殿上人らにはまだあれが恐怖として脳裏に残っているようだ。
「右府殿のご下命ならば、法華の衆も普伝という輩を追い出すのでないかと………………」
「左様でござりましたか、さらば吉兵衛に言うて、すこし探りを入れますかな」
「いや、村井様はすでにお調べに動いておられるようで」
「はははは、あやつも事が速い」
「まったくにござりまする。この前の一件といい、鮮やかな裁きに感服いたしまする。此度は、これを速やかに収めてくださったお礼にござりまする」
「そんなことぐらいで……」、殿は苦笑いしていた、「それなら、礼は儂ではなく、吉兵衛に言われるのが良い。前関白様からお褒めのお言葉をいただければ、あやつも涙を流して喜び、今後も精進して仕事に励むことでしょうから」
「もちろん、村井殿にもお礼はいたしまする」
「それで、その女は如何に処断なされまするか?」、信良が聞いてくる。
「ん? あれの処断は吉兵衛に任せておりまするからな……」
「親殺しですから、相当な処断がよろしかと」
あとあと聞いた話では、件の女は市中を引き廻され、六条河原で首を刎ねられたとか………………
親が、食うために子を殺す ―― 間引きや、後家さんが己の子が可愛いからと継子を殺すなど多分にあったが、子が親を殺すなど珍しい。
よほど、腹に据えかねるなにかがあったのか、それとも単に欲のためか………………
それを思うと、親の子殺しだって重罪だと思うのが、それが当たり前の世の中とは、子は親の道具か………………?
「その女も、もう少し我慢しておれば、家も金も手に入っておったのに、親の心、子知らずという斯様な一件でございまするな」
「まったく、親がどれほど苦心をしておるか、あやつらは考えておりませぬ」
あやつとは、信忠らか?
「中将殿は、ご立派ではござりませぬか? 此度の摂津、播磨ではご活躍とか?」
確かに、此度の信忠は良き働きをする。
有馬城周辺をしっかりと抑えながら、三木城を囲む秀吉の助力にと、四月八日に前田や佐々らの越前衆と、織田信澄、堀秀政が先発。
十日に、惟住(丹羽)長秀、陽舜房順敬(筒井順敬)と山城衆が続き、十二日には小屋野、池の上に留守居役の永田正貞、牧村利貞、生駒一吉を置いて、信忠自ら連枝衆を率いて出陣した。
三木からもこれに呼応するように足軽連中が撃って出てきたが、信忠はこれをいとも簡単に蹴散らしたとか。
いまは、三木城の周辺に六つの砦を築かせているとのこと。
流石は三位中将殿だと、織田家の当主としての株が随分あがっているようだ。
「まあ、少しは成長しておるということでしょうな……、親としてはまだまだですが……」
「これは手厳しい」
と、前久は苦笑いしていた。
「しからば、播磨も、摂津も、じきに落ち着きましょうかな?」
信良は、古池田より見える有岡城を眺めながら、酒を啜る。
有岡の周辺には、あちらこちらにびっしりと織田方の旗が棚引いている。
「まあ、当面斯様な状況でしょうな。天朝様には、織田がしっかりと取り囲んでおりまするので、枕を高くしてお休みくだされませとお伝えくだされ」
前久と信良は、なんとも言えぬ顔でお互いを見ていた。
「それ、投げろ! あっちに行ったぞ! それ、そっちだ!」
と、逃げ惑う前久や信良らに石を投げつけていた。
如何に鷹狩をする仲といえども、前久は前関白であり、信良も衰えたとはいえ細川京兆家当主である。
貴人に石をぶつけるなど恐れ多いのだが、その点をまったく気にしないのは、流石に殿である。
が、当たらないように投げているところも、流石である。
「いや~、久しぶりに良き汗を搔きましたぞ」、前久は汗を拭いながら馬を降りた、「鷹狩も良いが、こういった変わった趣向も面白い」
「それな何より」
殿はにこにことしながら、竹筒を渡す。
前久は受け取り、ぐいっと空ける。
喉仏が、ぐいぐいと激しく上下する。
「ぷはっ、これは甘露! 甘露!」
「近くに酒倉があって、そこが使っておる湧き水でござる」
「うむ、これを使った酒は、実に美味いでしょうな」
「この儂が、水だけ取り寄せたと思うてか?」
「おお、それはそれは!」
すぐさま酒宴である。
「しかし……」、石合戦や鷹狩の話を肴に飲んでいたが、「こうやってお二方がお越しになるとは、朝廷は何やらご不信がおありかな?」
「滅相もございません」
と、信良は慌てて首を振った。
「いや、麻呂らは先般の一件のお礼にお伺いしたのでござりまするよ」
「先般の?」
「ほれ、子の親殺しでございまするよ」
「ああ、なんかありましたな……、吉兵衛(村井貞勝)がまた長い書状を寄こしておりましたな」
あまりの長いので、殿は途中で投げ出し、『で、太若丸、なんと書いてある? 簡単に話せ』と押しつけてきた。
要は………………と、太若丸は長い巻物を捲りながら説明した………………ある夜、京都所司代に下女が駆け込んできた、何事かと理由を問うと、下京四条小結町の糸屋の下女という、そこには後家さんで七十になる老婆と娘がいたが、その娘が老婆に無理やり酒を飲ませて酔わせ、みなが寝静まってからこれを殺し、ある寺の僧侶を呼び出して、その死体を寺に運ばせた、たまたまこの現場を見てしまった下女は、口止め料として小袖を押し付けられたが、怖くなって訴え出たらしい、貞勝はすぐさま女をひっ捕らえて、これを白状させた………………とのことだ。
話にすれば、ほんの数行であるが、これがなんと数百行に渡っていた。
「何事も簡単、簡潔にでござりまするよ、余計なことを付け加えるから訳が分からなくなる。で、その一件が何か?」
「いや、村井殿の手際のよい差配のおかげで、こともあまり大きくならずにすみましてな。身内殺しなど、まあこの世の常と言われればそうですが、さすがに親殺しはいけません。しかも帝のお膝元で斯様な一件が起こっては、町衆も不安がりましょう。それでなくとも、善からぬ輩が多いといいますのに」
「ほう、善からぬ輩とは?」
「まあ、押し込み強盗や辻切り、人攫いなど古からのこと、いまは法衣に身を包んだものまでが詐欺まがいなことをいたしまする」
「ほうほう、それは怪しからぬ」と、殿は言われるが、随分楽しそうだ、「で、どのような?」
「妙国寺に普伝という僧がおるのですが………………」
堺の油屋当主の弟で、昨秋に九州からあがってきたらしいが、これが一切経(すべての経典)を諳んじるほど熟知していると喧伝しているらしい。
とはいっても、どこの寺で学んで、どこの寺に属し、どこの教えを信奉しているわけでもなく、いわゆる野良らしい。
だが、頭も切れ、口も達者と、彼の右に出るものもない。
これが、ときに高そうな紅梅の小袖を着たり、摺箔の衣を着たりして古くなると、信者にやるらしい。
信者たちは、仏縁が結べると我も我もと争ってようにして受け取るらしい。
「それはそれは、また面白い」、殿はけたけたと笑う、「まことに左様な力があるのならば、儂も欲しいものじゃ」
前久は、苦笑して首を振る。
「いえいえ、調べてみれば、なんの価値もないもの。ですが、信じる者は救われるというか、もう妄信しておるのでしょうな。そこに目を付けたのが法華の坊主らで、普伝がいれば彼を信じるものらが寺に銭を落とすのではと招いたのですよ。いまでは妙国寺に我が物顔で居座っておりまする」
「左様でござりまするか、それはそれは」
「あまり一部の山(寺)だけが抜きんでると、他の山が嫉妬するといいますか、檀家同士で揉めると厄介なことになりまするので、朝廷でも憂慮しておるのですが、いかんせん山のことですので、おいそれと口出しはできず………………」
寺には寺の法があり、現世の裁きは通用しない。
うかつに口を出せば、僧兵らが神輿を担いで強訴に至る ―― というのが数年前まではよくあったこと。
いくら殿が天下(京)周辺を治めたからといっても、殿上人らにはまだあれが恐怖として脳裏に残っているようだ。
「右府殿のご下命ならば、法華の衆も普伝という輩を追い出すのでないかと………………」
「左様でござりましたか、さらば吉兵衛に言うて、すこし探りを入れますかな」
「いや、村井様はすでにお調べに動いておられるようで」
「はははは、あやつも事が速い」
「まったくにござりまする。この前の一件といい、鮮やかな裁きに感服いたしまする。此度は、これを速やかに収めてくださったお礼にござりまする」
「そんなことぐらいで……」、殿は苦笑いしていた、「それなら、礼は儂ではなく、吉兵衛に言われるのが良い。前関白様からお褒めのお言葉をいただければ、あやつも涙を流して喜び、今後も精進して仕事に励むことでしょうから」
「もちろん、村井殿にもお礼はいたしまする」
「それで、その女は如何に処断なされまするか?」、信良が聞いてくる。
「ん? あれの処断は吉兵衛に任せておりまするからな……」
「親殺しですから、相当な処断がよろしかと」
あとあと聞いた話では、件の女は市中を引き廻され、六条河原で首を刎ねられたとか………………
親が、食うために子を殺す ―― 間引きや、後家さんが己の子が可愛いからと継子を殺すなど多分にあったが、子が親を殺すなど珍しい。
よほど、腹に据えかねるなにかがあったのか、それとも単に欲のためか………………
それを思うと、親の子殺しだって重罪だと思うのが、それが当たり前の世の中とは、子は親の道具か………………?
「その女も、もう少し我慢しておれば、家も金も手に入っておったのに、親の心、子知らずという斯様な一件でございまするな」
「まったく、親がどれほど苦心をしておるか、あやつらは考えておりませぬ」
あやつとは、信忠らか?
「中将殿は、ご立派ではござりませぬか? 此度の摂津、播磨ではご活躍とか?」
確かに、此度の信忠は良き働きをする。
有馬城周辺をしっかりと抑えながら、三木城を囲む秀吉の助力にと、四月八日に前田や佐々らの越前衆と、織田信澄、堀秀政が先発。
十日に、惟住(丹羽)長秀、陽舜房順敬(筒井順敬)と山城衆が続き、十二日には小屋野、池の上に留守居役の永田正貞、牧村利貞、生駒一吉を置いて、信忠自ら連枝衆を率いて出陣した。
三木からもこれに呼応するように足軽連中が撃って出てきたが、信忠はこれをいとも簡単に蹴散らしたとか。
いまは、三木城の周辺に六つの砦を築かせているとのこと。
流石は三位中将殿だと、織田家の当主としての株が随分あがっているようだ。
「まあ、少しは成長しておるということでしょうな……、親としてはまだまだですが……」
「これは手厳しい」
と、前久は苦笑いしていた。
「しからば、播磨も、摂津も、じきに落ち着きましょうかな?」
信良は、古池田より見える有岡城を眺めながら、酒を啜る。
有岡の周辺には、あちらこちらにびっしりと織田方の旗が棚引いている。
「まあ、当面斯様な状況でしょうな。天朝様には、織田がしっかりと取り囲んでおりまするので、枕を高くしてお休みくだされませとお伝えくだされ」
前久と信良は、なんとも言えぬ顔でお互いを見ていた。
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