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第四章「偏愛の城」
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「おぬしらも元気になったようじゃから。儂も元気にしてもらおうか」
今度は殿が横たわる。
太若丸は、殿の体に舌を這わせていく。
垂れ下がってくる髪をかきあげながら、乱丸を見ると、少し戸惑っているようだ。
これは経験がなかったか?
なら、先輩面してやろうと、いつもなら舐めないところも舐めた。
「おっ、太若丸、今宵はそんなところまで……、ああ、良き気持ちじゃ……、ほら、乱丸もやってもみい!」
殿に促され、乱丸も口を寄せる。
殿の熟れた茱萸のような乳首の上で、乱の真っ赤な舌がうねうねと動き回る。
「おお、それ……良いぞ、ああ……」
なかなかやるな、では………………太若丸も、もう一方の乳首を舐める。
「ああ、太若丸も気持ちが良いぞ、ううっ」
殿の乳首が盛り上がる ―― 興奮しているようだ ―― 太ももに、硬いものがあたっている。
そっと手を伸ばすと、すでに乱の手があった。
―― もう?
驚いて乱を見ると、彼はにやりと笑う。
―― やはり経験者、それも手練れだ!
乱は、くねくねと手を動かす。
「ああ、良いぞ、良い、太若丸! 今宵は激しいではないか」
殿は、太若丸の手だと思っているようだ。
負けじと、太若丸も弄る。
「おお、二つの手で……、ああ、得も言われぬ気持ちよさじゃ」
殿の『無明火』に二人の両手が絡みつき、うねぬねと動き回る。
ふいに、乱の指と絡み合った。
その時、乱は何とも言えない妖艶な笑みを、太若丸に寄こした。
―― 何を?
一瞬の驚きのあと、乱は殿の下腹部へと顔を埋める。
ちゅるちゅると聞こえてくる艶めかしい音と、殿の喘ぎ声 ―― 腰がぷるぷると震えている。
ならばと、太若丸も口を近づける。
『無明火』は、びしょりと濡れすぼみ、灯火に照らされてぬらぬらと輝いている。
二匹の蝶が蜜を奪い合うように、淫らな花を舐め尽くす。
「ああ、なんじゃ、これは……、うっ!」
殿の呻き声とともに、白い蜜が飛び散り、あたりに栗の花の匂いが広がった。
落ち着いた後、殿は太若丸と乱の頭を撫でながら、
「二人とも良かったぞ。口でイカされたのは初めてじゃ」
と、笑った。
今度は殿が横たわる。
太若丸は、殿の体に舌を這わせていく。
垂れ下がってくる髪をかきあげながら、乱丸を見ると、少し戸惑っているようだ。
これは経験がなかったか?
なら、先輩面してやろうと、いつもなら舐めないところも舐めた。
「おっ、太若丸、今宵はそんなところまで……、ああ、良き気持ちじゃ……、ほら、乱丸もやってもみい!」
殿に促され、乱丸も口を寄せる。
殿の熟れた茱萸のような乳首の上で、乱の真っ赤な舌がうねうねと動き回る。
「おお、それ……良いぞ、ああ……」
なかなかやるな、では………………太若丸も、もう一方の乳首を舐める。
「ああ、太若丸も気持ちが良いぞ、ううっ」
殿の乳首が盛り上がる ―― 興奮しているようだ ―― 太ももに、硬いものがあたっている。
そっと手を伸ばすと、すでに乱の手があった。
―― もう?
驚いて乱を見ると、彼はにやりと笑う。
―― やはり経験者、それも手練れだ!
乱は、くねくねと手を動かす。
「ああ、良いぞ、良い、太若丸! 今宵は激しいではないか」
殿は、太若丸の手だと思っているようだ。
負けじと、太若丸も弄る。
「おお、二つの手で……、ああ、得も言われぬ気持ちよさじゃ」
殿の『無明火』に二人の両手が絡みつき、うねぬねと動き回る。
ふいに、乱の指と絡み合った。
その時、乱は何とも言えない妖艶な笑みを、太若丸に寄こした。
―― 何を?
一瞬の驚きのあと、乱は殿の下腹部へと顔を埋める。
ちゅるちゅると聞こえてくる艶めかしい音と、殿の喘ぎ声 ―― 腰がぷるぷると震えている。
ならばと、太若丸も口を近づける。
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二匹の蝶が蜜を奪い合うように、淫らな花を舐め尽くす。
「ああ、なんじゃ、これは……、うっ!」
殿の呻き声とともに、白い蜜が飛び散り、あたりに栗の花の匂いが広がった。
落ち着いた後、殿は太若丸と乱の頭を撫でながら、
「二人とも良かったぞ。口でイカされたのは初めてじゃ」
と、笑った。
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