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第二章「性愛の山」
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穴の鍛錬は、日を追うごとに激しくなった。
安仁のものがどれほどかは知らないが、安覚ぐらいのものを受け入れるためには、激しくなるのも当然だろう。
二、三日は、押し込むところで穴が窄んでいたが、ある日を境に、ぐっと中に押し入る感触があって、それ以降は安寿の人差し指をすんなりと受け入れるようになった。
そうなると、また不思議な感覚に襲われた。
慣れるためと、安寿は入れたあと、ゆっくりと出し入れした。
はじめは、中のものが一緒に出そうでむずむずとしたが、そのうち、穴の周りの肉から甘い痺れが広がり、それが権太の一物をさらに熱くさせた。
昼間は、安寿から経典を習い、手習いをし、仕草を厳しく指導され、頭も、体も疲れてくたくたであった。
だが、夜のこの修行は別だ。
確かに、安寿や安覚に尻を見せ、弄られるのだから恥ずかしいし、嫌だなと思う事はある。
だが、弄られていると酷く興奮し、入れて動かされると嘘みたいに気持ちが良くて、その間だけ恥ずかしさも、嫌悪感も吹き飛び、まるで極楽浄土に踏み入ったように、何度でもしてほしいと思ってしまう。
なるほど、姉が何度も十兵衛のものを欲しがったのも頷けた。
十兵衛のものは、どのぐらいなのだろう?
もし、安覚ぐらいであれば、指一本では無理であろう。
いまよりも、まだ穴を大きくしなければならない。
それを知ってか知らずか、安寿は、今宵から二本入れてみましょうと、人差し指に中指を加えて出し入れした。
さすがに二本は厳しいと思ったが、意外にすんなりと入った。
二本が入れば三本も大丈夫ではと、無名指(薬指)も添えてみると、これも意外に入って、「これぐらい入れば十分です」
と、安寿からお墨付きを受けた。
安仁のものがどれほどかは知らないが、安覚ぐらいのものを受け入れるためには、激しくなるのも当然だろう。
二、三日は、押し込むところで穴が窄んでいたが、ある日を境に、ぐっと中に押し入る感触があって、それ以降は安寿の人差し指をすんなりと受け入れるようになった。
そうなると、また不思議な感覚に襲われた。
慣れるためと、安寿は入れたあと、ゆっくりと出し入れした。
はじめは、中のものが一緒に出そうでむずむずとしたが、そのうち、穴の周りの肉から甘い痺れが広がり、それが権太の一物をさらに熱くさせた。
昼間は、安寿から経典を習い、手習いをし、仕草を厳しく指導され、頭も、体も疲れてくたくたであった。
だが、夜のこの修行は別だ。
確かに、安寿や安覚に尻を見せ、弄られるのだから恥ずかしいし、嫌だなと思う事はある。
だが、弄られていると酷く興奮し、入れて動かされると嘘みたいに気持ちが良くて、その間だけ恥ずかしさも、嫌悪感も吹き飛び、まるで極楽浄土に踏み入ったように、何度でもしてほしいと思ってしまう。
なるほど、姉が何度も十兵衛のものを欲しがったのも頷けた。
十兵衛のものは、どのぐらいなのだろう?
もし、安覚ぐらいであれば、指一本では無理であろう。
いまよりも、まだ穴を大きくしなければならない。
それを知ってか知らずか、安寿は、今宵から二本入れてみましょうと、人差し指に中指を加えて出し入れした。
さすがに二本は厳しいと思ったが、意外にすんなりと入った。
二本が入れば三本も大丈夫ではと、無名指(薬指)も添えてみると、これも意外に入って、「これぐらい入れば十分です」
と、安寿からお墨付きを受けた。
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