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 明かり取りの天窓から、青空を見る。劣化した樹脂越しの空。梅雨は明けたばかり。これから暑くなるだろう季節を思って、笑みがこぼれた。
 平日の昼間。小さな子供連れの女性に混ざって、ジェラート屋の列に並んでいる。ここは、商店街のアーケードにある、イタリアンジェラートのお店。価格は少し高め。だから、いいことがあった日とか、元気が欲しいときに買いに来る。
新卒で勤めた会社があまりにもブラックで、ゴールデンウィーク明けには辞めると決め、今日晴れて自由となった。
諦めは早い方。自分では、いいことだと思っているが、他人や家族はそう思っていない。
いいことがあった日は、決まって、いちごのジェラート。
コーンにたっぷり乗せられたそれを受け取り、五百円硬貨を渡すと、レシートは断って外に出た。アーケードの終わりに広場があって、座れるようになっている。花の終わったハナミズキの下のベンチに腰掛け、傍らにカバンを置き、ルビー色の角(つの)をペロリ。冷たい甘みと酸味に、思わず目を細めて、もう一口。溶けない程度の時間をかけて、なるべくゆっくり、大事に食べる。コーンの尻尾を飲み込むまで十五分。
よし。大丈夫。頑張ろう。
鼻から、少し冷やりとした甘い香りを吐き出して、また空を見上げた。

 さぁて。どうしようかな。
学生時代にしたコンビニバイトの貯金を含めて、無職のままだと二ヵ月で家賃が払えなくなり、生活できなくなる。もう少し溜めてから辞めるべきだったとは思うが、メンタルが持たなかった。鬱にでもなると、回復には時間がかかるのを知っていたから、決断は早かった。
とはいえ、とりあえず最低でも越したばかりのアパートの家賃を払えるだけは稼がないと、住所不定無職へとレベルダウンしてしまう。そうなると、実家に戻らねばなるまいし、地元で職を探すことにもなりかねない。
それは避けたい。
家族は、嫌いではないけれど、好きでもなかった。
求人・・・かぁ。
そうだ。商店街の季刊誌に、そんなページがなかったろうか。
思い立って、アーケードを振り返る。どのお店にも置いてあるが、本屋で貰うのが無難だろうか。
本屋へ向かう道すがら、商店街の中ほどに鎮座する、小さな稲荷神社へ参った。
良い仕事が見つかりますように。
財布にあった、二十五円を賽銭箱に入れて、深々と頭を下げた。

 総菜屋さんでチキンカツと稲荷ずしを買って、自転車で帰宅。アパートは築四十年の木造二階建て。南に面した一階の角を借りている。間取りは1k。バストイレ別のリフォーム済み。外見は古いが、中はそこそこきれいだった。節約のためシャワーだけそそくさと浴びて、扇風機をつけ、座卓に落ち着いた。食事を済ませたら、仕事を探すつもりだが、少し休みたい気持ちの方が強かった。ずっと寝不足だったし、食生活もガタガタで、肌も髪も荒れている。なにより疲れていた。五目の稲荷を食べ終わる頃には、かなり眠くなっていて。
「だめだぁ。今日はもういい。寝る。オレは頑張った。」
んーっと伸びをして、ゴミをまとめて指定ゴミ袋に突っ込み、ちいさなキッチンで歯磨きをする。虫歯がないのは自慢だが、八重歯があるので丁寧に磨く。五分ほどかけて磨いてうがい。寝る前のルーチンを終えて、ベッドに潜り込んだ。薄手のダウンケットに包まる。眠るのには丁度いい気温で、すぐに瞼が重くなった。スマホにケーブルを刺して、枕元に投げる。明かりを消したが、思い出してつけ直した。スマホに指を滑らせて、朝のアラームを削除した。

 働いていた時には考えられないくらい、ゆっくり過ごしたつもりの一週間。できる限り自炊もして、体調が戻ってきたところ。商店街の写真屋に履歴書用の写真を撮りに来ている。とはいえお金はかけられないので、機械のやつだが。コンディションはまぁまぁ。床屋も行ったし、人としてなかなかの見栄えである。自分で言うのもなんだが、割とスーツも似合うと思っている。吊るしとはいえ、買ったばかりの夏物のスーツに、爽やかなブルーとネイビーのネクタイを締めてきた。背丈は人並みだが、低い方ではないと思っている。音声ガイダンスに従って、紙幣を入れ背筋を正す。鏡には、整えたばかりの黒髪ツーブロック。数分で出来上がった証明写真を手帳に挟んで、カバンに入れた。アーケードを少し戻って本屋でアルバイト用の履歴書を買う。就活の時に散々書いたが、その時にはなかった職歴があるので、新しく書く。ゲン担ぎでもある。気分が乗ってきたので、足はジェラート屋に向いていた。
実は、働きたいお店は、このジェラテリアである。通ってはいるが、下見もかねて別の視点から雰囲気を探るつもり。
屋号はフラゴラロッサ。
嫌な仕事を押し付けられた日も、日付が変わるまでの残業の翌日も、理不尽に叱られた日も、いつも救われてきた。
従業員はいつも爽やかな見目の人が立っていて、太い腕でディッシャーを握り、ジェラートを盛り付けてくれる。
どうせ仕事をしなくてはならないなら、好きなもののそばで、との思いである。至極安直だが、従業員向けの割引があったりしたらいいなという考えもあった。なにより、興味のない仕事をするのは、短期間であっても苦痛だと身に染みたのが大きい。下見をするのは、念のため人間関係の空気を知りたいからだ。
パワハラとか、絶対勘弁。
赤い屋根の小さなお店は、なるほどいちごっぽいデザインである。ラインナップもいちごをはじめとした
ベリー系のさっぱりしたものが多い。フルーツメインのイタリアンジェラート専門店だ。順番待ちをしながら、中を窺った。
従業員は二人で、若い男女。愛想よく客をさばいている。そう、いつもとても気持ちよく買うことができる。盛り付けは男性の担当で、レジには女性が立っている。常連らしい年配の客のスタンプカードに、手慣れた手つきでスタンプを押して、ニッコリ。客の方もつられてニッコリ。
うん。いいんじゃない?
ここで働けたらいいなぁ。
いちごとブルーベリーとヨーグルトのカップをオーダーして、ソワソワと出来上がりを待つ。やがて、こんもりと盛り付けられたジェラートが、カウンターに置かれた。会計を済ませて受け取る。カウンターの下にA4の従業員募集の広告が張ってあるのを見逃さなかった。
よし。大丈夫。募集してる!
店を出て、アーケードを少し歩き、いつもの広場のベンチに座る。スプーンですくって一口。
「うっま!」
よし。帰って履歴書作ろう。
お稲荷さんに寄って、願かけて・・・。
広場の隅のごみ箱に、紙のカップを捨てて、アーケードへとUターンした。

 高梨楓李(たかなしふうり)。22年使ってきた名前だ。苗字と名前で、木が三つも入っているが、バランスも響きも嫌いじゃない。家族には、ふーり、と呼ばれていた。
丁寧に履歴書の余白を埋めながら、志望動機をどうしようかと思う。素直に、お金のため?接客の経験があることをアピールする?それともジェラートが好きだからとか。どれも決め手に欠けるけど、全部書いたらどうだろうか。
バカっぽいかな・・・。
力の入れ過ぎで怠くなった右手をフリフリと振って、伸びをする。
「就活終わったと思ってたからなぁ。書き方なんか忘れちゃったよ・・・。」
すごい枚数を書いたし、手書きではなかったから、適当にテンプレをコピーしていた。企業側もそんなのはお見通しで、軒並み落ちて・・・やっと内定したのがあのブラック・・・。
思い出したくない記憶に蓋をして、とりあえず今日の作業は終わり。急ぎではないのだ。面接は来週。本社があるというビルは、電車で三駅のところだった。
「面接の予約、ネットでできちゃうの、ほんと楽。」
スマホで求人サイトから、あっという間である。学生時代にコンビニバイトもしたけれど、あの時はどうだったろうか。
眠い・・・。
眠くなったら布団で寝られる。それがどんなに幸せか。
もう、オフィスの床に段ボールを敷いて、ジャケットを布団代わりに仮眠をとるなんてこと、しなくていいのだ。
地獄を見た。それだけの事。
人生にはスパイスも必要なんだよな。きっと。
苦すぎたけど。
二度と味わいたくない。
ふーっとため息をついて、書きかけの書類をファイルにしまった。

 週明け、月曜日の三時。面接の予定を入れた時刻に、ジェラート屋の本社が入っているというビルにやってきている。
スーツに、例のネクタイをして、皮のカバンには履歴書。髪も清潔感重視でセットして、深呼吸。こういう建物、エレベーターに乗るだけで嫌な気持ちになるのは、前の職場を思い出すからだろう。緊張感とは別の暗澹たる思いを噛み潰して、指定された階で降りた。壁に掛けられた、会社の名前を確認し、冷房のためか締めきったガラスの扉を見つめていると、中から背の高いがっしりとした若い男性がやってきて、ガチャリと開けた。
ふわ、と甘い香りが鼻孔をくすぐる。
あ、いい匂い・・・。
自分は普段香水を使わないので、自身の匂いはいわゆる柔軟剤の匂いなのだが、これはたぶん違うだろうと思う。
「こんにちは。高梨さんですか?」
うわ・・・バリトン・・・。
いい声だな。こういう声なら、電話対応で下に見られて怒鳴られたりとか・・・ないんだろうな。
嫌なことを思い出して苦笑する。
「はい。高梨です。面接に伺いました。」
185?190センチはありそうか。仕立ての良さそうなチャコールグレイのスーツに、金とオレンジの千鳥模様のネクタイ。顔を見上げると、緑がかった琥珀の瞳が、細いフレームの眼鏡の奥で光っていた。同世代、いや、少し年上だろうか。安物のスーツを着た自分と比べてしまい、少し卑屈になる。あのスーツは多分、海外のブランドだ。体躯がしっかりしているから、とてもしっくりきている。
「申し訳ありません。担当の者が急な用事で手が離せないので、代わりに私がお話を伺うことになりました。伊住です。
連絡が遅くなり、行き違いになったようで、大変失礼しました。」
伊住(いずみ)と名乗った男は、ニコリともせず、淡々と述べた。
連絡が行き違い?スマホを確認しようかとも思ったが、電車に乗っていて気がつかなかったんだろうと思い、笑顔を作ると、わかりました、と会釈した。
「面接は、後日改めて行わせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?本日は、私が少しお時間いただいて、お話をするだけになってしまうのですが。」
珍しいケースだ。後日面接をするなら、今日は帰ってもいいのだが、無駄足にさせないための配慮だろうか。
「こちらは問題ありません。」
不思議に思いながら答えると、伊住はぺこりと頭を下げ、では場所を変えますので、とドアをくぐって歩き出した。言われるままにオフィスに入る。デスクの並んだ普通のオフィスだが、あまり人がいない。それに、とても静かだった。探るようにちらちらと見ていると、伊住が肩越しに振り返った。
ふわ、と柔らかな香り。
「三時なので、みんなティールームの方に行ってます。おやつタイムなんです。弊社は、全面禁煙なので、タバコ代わりに、全員がこの時間に休憩を取れるようになっています。」
「面白いですね。」
前の会社は、タバコタイムを頻繁にとる社員と、吸わない社員との間に軋轢があった。なるほど、これなら平和そうだ。
「さ、こちらへ。」
促された先は、壁で仕切られた応接室。狭い空間だが、重厚なソファーとテーブルがあり、窓に向かった方へと促された。
「どうぞ。飲み物は、コーヒーでよろしいですか?」
え?面接でコーヒーなんて出されたことないけど・・・。
返答に詰まっていると、伊住が首をかしげる。ややあって、合点が言ったように頷くと、口を開いた。
「面接ではないので、緊張しないでください。足を運んでいただいたので、これはおもてなしです。コーヒーが苦手なようでしたら、弊社のジェラートはいかがでしょう?」
おもてなし!?
伊住の言葉に再度驚いて、ぽかんとしてしまう。
そんな会社あるか?
バイトの面接に来た、ただの若造だぞ?
いやでも・・・断るのも変か?
「えっと・・・。コーヒーで。」
「・・・ミルクは?」
「お願いします。」
聞かれるまま答えると、伊住は一旦部屋を出て行き、十分ほどして戻ってきた。トレイにはカップと、アイスコーヒーのグラス。どうぞと差し出されたカップは、ふわふわのスチームミルクがたっぷり乗ったカフェラテだった。びっくりしていると、伊住が向かいにグラスを置いて、やっと座った。長い脚が邪魔そうである。
伊住の匂いと、コーヒーの香りが混じって、なんだか落ち着かない。
「改めまして、伊住です。本日は来ていただきありがとうございます。こちらの都合で申し訳ありません。
私は、商品開発に籍を置いているので、人事にはあまり関係がないのですが、よろしくお願いします。」
ぺこ、と頭を下げるので、同じようにお願いしますとお辞儀した。鼻先をかすめる、コーヒーの香り。
「さて、早速ですが。どのようなきっかけで、弊社の求人をご覧になりましたか?」
スーツの内ポケットから、手帳と万年筆を出し、こちらに目を向ける。少し冷たい印象の伊住は、さして興味なさそうに、そう質問した。
「貴社の出店している、フラゴラロッサに通わせていただいておりまして。店内の雰囲気も良く、好きなので是非働いてみたいと思いました。店頭にポスターがあったのと、商店街の季刊誌で、募集が出ているのを知りまして。」
伊住は、そうですかと頷くと、さら、とメモを取り、またこちらを見た。
「それはありがとうございます。特に好きな商品はありますでしょうか。」
「いつも、いちごのを購入させていただいてます。」
伊住がメモを取りながら、他には、と問うてくる。
「最近だと、ブルーベリーとヨーグルトを。」
「あぁ。いいですよね。・・・価格帯が、少し高めですが、それはどうですか?」
「いいことがあった時や、元気が欲しい時に買いに行くので、ご褒美の位置づけなんです。だから、少し高級感がある方が、都合がいいというか。」
エナドリ買うなら、断然ジェラートです!と力説する。
なるほど、とペンを走らせ、ぱたりと手帳を閉じると、コーヒーどうぞと勧めてきた。いただきます、と会釈して、カップの持ち手を取る。一口すると、飲み頃のそれは、よく知る味のものではなかった。
「いかがです?」
「美味しいです。とても。」
ふーっとコーヒーの香りの吐息をすると、伊住は満足そうに、初めて少し笑って見せた。
「豆の選定と焙煎を管理させて、社内でのみ提供しているものでして。今はまだ、実験段階ですが、うまくいけば店舗展開する予定なのです。」
あれ?じゃぁ、もしかして。
「本題、こっちですか?」
「えぇ、まぁ。騙すようなことをして申し訳ありません。」
そういえば、彼は確かに、初めに言っていた。商品開発に籍を置いている、と。
「すごいです。味見させてもらってよかったんですか?」
「社内の評価だけだと、どうしても忖度というものがありますので。それで、ジェラートと同じく、少し高めの価格帯で勝負したいのですが、いくらくらいまでなら払えそうですか?」
伊住は先ほどまでは違い、興味津々、といった調子で話し始めた。しかし・・・コーヒーは、安いコーヒーメーカーの煮詰まったものか、インスタントしか飲んだことがない。どう答えればいいか迷って、素直に答えることにした。
「美味しいコーヒーを飲んだのはこれが初めてです。値段をつけるのは難しいです。他のお店のは飲んだことがないので。」
「コンビニとかも?」
問われて頷く。
伊住は、少し拍子抜けした顔をしたが、ややあっていいことを思いついた、と目を輝かせた。嬉しそうに、口元に笑みを刻んで、やや高い声色で告げる。
「嫌いでないなら、よかったら一緒に飲みに行きませんか?
市場調査、ですね。」
は?
「失礼ながら申し上げますと、二十代の時間の取りやすい男性を探していまして。求人のメールを拝見した時から、気になっていたんです。・・・もちろん報酬はあります。」
それって、言外に「暇でしょ?」って言われてるんじゃ・・・。
「あの、フラゴラで働きたいのですが?」
「その面接は、また後日です。あなたに損がないように考えさせていただきますので。」
どうです?と前置きして、伊住は言った。
「私と付き合いませんか?」

 伊住の真意をはかりかねたまま、当たり障りなく受け答えし、オフィスを出たのが四時。電車で、最寄りの駅に着いたが、商店街には足が向かず、コンビニでパスタソースとアイスコーヒーを買って帰った。
伊住のコーヒーの方が美味しかった。


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