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きょうだいの話。②
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「りゅ、た…?」
「いつもより量が少ないみたいやけど随分蘭獅に可愛がってもらったみたいやなぁ?」
「クス、リ…の、せっ…んっ!」
するりと自身に添えられた長い指に神楽は溢れそうになる喘ぎを両手で押さえ込み小刻みに肩を跳ねさせながら媚薬の影響を伝えると竜太は眉間の皺をさらに濃いものにした。
「クスリ…?」
「ん…スプレー…かけ、られて…体…あ、っつい…」
「あんの変態…」
強制的に高められた体の状況を伝えると竜太はシャワーに手を伸ばしまだ冷たいままの水を神楽の頭から流しかける。
「冷たっ!!…ゃ、なに…」
「すぐ温かくなるから我慢せえ」
「…っ、ふ…」
屈辱的な仕打ちに神楽の両目には涙が滲むが頭から流れてくる水が無慈悲にそれを絡め取っていく。
「これで少しはマシになるか?」
しばらく水をかけた後、俯き動かない神楽の髪を掻き上げ露になった顔を手の平で拭ってやると涙に濡れる瞳と視線が重なった。
少し冷静になった頭はそこでようやく泣き腫れた瞼と充血した瞳に気が付いたがそれでも竜太は怒りにまかせ神楽の凌辱を続ける。
「ここも、可愛がってもらったん?」
「やっ!!ぅ…あ、あぁ…」
後腔を指で乱暴に暴かれると、神楽は力の入らない体で否定しようと頭を振るが己の体の違和感が強くなっていることに不安を感じていた。
クスリだけのせいだけじゃない…竜太に触られると…怖い。竜太が怒っているからじゃない……体が変だ。
抵抗が弱いことを気にしつつ神楽の中の様子を探るように竜太は指を動かし続ける。
「柔らかいけど挿れられてはないみたいやな…」
「あ、ぁん…ゃ、やだ…」
「ずいぶん気持ちよさそぉやん。ほんま妬けるで?」
体の変化に恐怖を感じつつ竜太の指から与えられる甘い痺れを敏感に享受すると堪えきれず嬌声が漏れ自身からは透明な先走りが溢れた。
「い…ゃ、だ……なん、で…」
「ん?」
力の入らない腕を伸ばし竜太の手を縋るように掴むと頭を小さく左右に振り閉じた双眸から涙を溢した。
「俺…ていこ…う、したのに…嫌、だって…なのに…なんで……」
体の具合と神楽の主張を受け、竜太は疑心にかられ怒りのままに神楽を責めていたことを反省し頭を掻いた。
冷静さを取り戻した頭は強い罪悪感に苛まれシャワーによって冷えた体に手を伸ばすと神楽は大袈裟に肩を跳ねさせ怯えた瞳で竜太を見上げる。
「すまん、俺が悪かったわ。もう意地悪せんから抱き締めさせて?」
「…」
肩を落として両手を広げる竜太に先ほどまでの怒りは感じず、それに安堵したのか神楽は両目に溜まった涙をぼろぼろ溢しながら子供のように声を上げ泣き出した。
「え…?アキ?!ちょ、どないしたん?!」
普段の神楽からは想像出来ない反応に慌てたのは竜太の方で、泣きじゃくる神楽の体を急いで抱き締めるが神楽は泣きながら両手を突っ張り拒絶する。しかしそれに怯む竜太ではなく震える体を脱いだ自身の上着ごと強引に抱き締めるとようやく神楽は抵抗を弱め頬を竜太の胸に擦り寄せると落ち着きを取り戻し、決壊していた涙の川の勢いも衰えていった。
もはや自力で支えられない体は竜太に寄りかかりいつもより少しだけ早い鼓動を聞きながら竜太の服を力なく握り締めた。
「…落ち着いた?」
泣きすぎて腫れた瞼に何度もキスを落とすといまだに神楽の呼吸が熱く荒いこと、それから両手首を縛られたためについた鬱血痕に気付き竜太は罪悪感にさらに胸を痛めた。
「ごめん…ほんまにごめんな、アキ…」
「ん!…ぁ…」
きつく抱き締めると神楽の体が震え小さな声を上げたことに気付き顔を覗き込むと両目を強く閉じたまま苦しげに眉間に皺を寄せている。
「まだ体つらいん?」
「っ、触…るな…」
「アキ…」
頬に触れようとした手が顔を逸らされ逃げられてしまうと竜太の手は行き場を失ってしまい少しさ迷った後、神楽の頭を撫でる形で落ち着いた。
「…へん、なんだよ…」
絞り出す掠れた声に竜太は耳を傾けながら落ち着かせようと頭を撫で続け、神楽はその刺激にすらも声を殺し体を震わせていた。
「りゅ、たに触られ…る、と…気持ちぃ……ふじ、と……ち…が、ぅ…」
触るなと拒絶を示したのはたしかに自分なのだが神楽はゆっくりと再び竜太の胸に擦り寄り熱い息を吐き出す。
もう理性がもたねぇ…。
「そんな顔されたら…なんも言えへんくなるやん…」
頭を撫でていた手を止めて覗き込まれた顔がどんな状態か理解している神楽は真っ直ぐに竜太を見上げると静かに息を飲んだのが分かった。
今、自分でも顔が蕩けてるのが分かる。竜太が来てからずっと…体がめちゃくちゃにされたがってる…。
「ん、ぁ…はぁ…ん……ゃ…声……がまん…でき、なっ……」
「ええよ。外には聞こえへんようになっとるから叫んでも平気やで」
「あっ!!やっ、ああぁ!!…ゃ、だ…あ、あっ…は…っ、あぁ…」
貪るようなキスの後に竜太の体に跨がるように引き寄せられると柔らかい入口に竜太自身を突き立てられて神楽は悲鳴にも似た嬌声をあげた。
身体中を走る電流に頭が朦朧とし押し寄せてくる快楽の波に抗うことも出来ず下から突き上げる竜太の動きに合わせて絶え間なく嬌声を上げる。
「いつもより量が少ないみたいやけど随分蘭獅に可愛がってもらったみたいやなぁ?」
「クス、リ…の、せっ…んっ!」
するりと自身に添えられた長い指に神楽は溢れそうになる喘ぎを両手で押さえ込み小刻みに肩を跳ねさせながら媚薬の影響を伝えると竜太は眉間の皺をさらに濃いものにした。
「クスリ…?」
「ん…スプレー…かけ、られて…体…あ、っつい…」
「あんの変態…」
強制的に高められた体の状況を伝えると竜太はシャワーに手を伸ばしまだ冷たいままの水を神楽の頭から流しかける。
「冷たっ!!…ゃ、なに…」
「すぐ温かくなるから我慢せえ」
「…っ、ふ…」
屈辱的な仕打ちに神楽の両目には涙が滲むが頭から流れてくる水が無慈悲にそれを絡め取っていく。
「これで少しはマシになるか?」
しばらく水をかけた後、俯き動かない神楽の髪を掻き上げ露になった顔を手の平で拭ってやると涙に濡れる瞳と視線が重なった。
少し冷静になった頭はそこでようやく泣き腫れた瞼と充血した瞳に気が付いたがそれでも竜太は怒りにまかせ神楽の凌辱を続ける。
「ここも、可愛がってもらったん?」
「やっ!!ぅ…あ、あぁ…」
後腔を指で乱暴に暴かれると、神楽は力の入らない体で否定しようと頭を振るが己の体の違和感が強くなっていることに不安を感じていた。
クスリだけのせいだけじゃない…竜太に触られると…怖い。竜太が怒っているからじゃない……体が変だ。
抵抗が弱いことを気にしつつ神楽の中の様子を探るように竜太は指を動かし続ける。
「柔らかいけど挿れられてはないみたいやな…」
「あ、ぁん…ゃ、やだ…」
「ずいぶん気持ちよさそぉやん。ほんま妬けるで?」
体の変化に恐怖を感じつつ竜太の指から与えられる甘い痺れを敏感に享受すると堪えきれず嬌声が漏れ自身からは透明な先走りが溢れた。
「い…ゃ、だ……なん、で…」
「ん?」
力の入らない腕を伸ばし竜太の手を縋るように掴むと頭を小さく左右に振り閉じた双眸から涙を溢した。
「俺…ていこ…う、したのに…嫌、だって…なのに…なんで……」
体の具合と神楽の主張を受け、竜太は疑心にかられ怒りのままに神楽を責めていたことを反省し頭を掻いた。
冷静さを取り戻した頭は強い罪悪感に苛まれシャワーによって冷えた体に手を伸ばすと神楽は大袈裟に肩を跳ねさせ怯えた瞳で竜太を見上げる。
「すまん、俺が悪かったわ。もう意地悪せんから抱き締めさせて?」
「…」
肩を落として両手を広げる竜太に先ほどまでの怒りは感じず、それに安堵したのか神楽は両目に溜まった涙をぼろぼろ溢しながら子供のように声を上げ泣き出した。
「え…?アキ?!ちょ、どないしたん?!」
普段の神楽からは想像出来ない反応に慌てたのは竜太の方で、泣きじゃくる神楽の体を急いで抱き締めるが神楽は泣きながら両手を突っ張り拒絶する。しかしそれに怯む竜太ではなく震える体を脱いだ自身の上着ごと強引に抱き締めるとようやく神楽は抵抗を弱め頬を竜太の胸に擦り寄せると落ち着きを取り戻し、決壊していた涙の川の勢いも衰えていった。
もはや自力で支えられない体は竜太に寄りかかりいつもより少しだけ早い鼓動を聞きながら竜太の服を力なく握り締めた。
「…落ち着いた?」
泣きすぎて腫れた瞼に何度もキスを落とすといまだに神楽の呼吸が熱く荒いこと、それから両手首を縛られたためについた鬱血痕に気付き竜太は罪悪感にさらに胸を痛めた。
「ごめん…ほんまにごめんな、アキ…」
「ん!…ぁ…」
きつく抱き締めると神楽の体が震え小さな声を上げたことに気付き顔を覗き込むと両目を強く閉じたまま苦しげに眉間に皺を寄せている。
「まだ体つらいん?」
「っ、触…るな…」
「アキ…」
頬に触れようとした手が顔を逸らされ逃げられてしまうと竜太の手は行き場を失ってしまい少しさ迷った後、神楽の頭を撫でる形で落ち着いた。
「…へん、なんだよ…」
絞り出す掠れた声に竜太は耳を傾けながら落ち着かせようと頭を撫で続け、神楽はその刺激にすらも声を殺し体を震わせていた。
「りゅ、たに触られ…る、と…気持ちぃ……ふじ、と……ち…が、ぅ…」
触るなと拒絶を示したのはたしかに自分なのだが神楽はゆっくりと再び竜太の胸に擦り寄り熱い息を吐き出す。
もう理性がもたねぇ…。
「そんな顔されたら…なんも言えへんくなるやん…」
頭を撫でていた手を止めて覗き込まれた顔がどんな状態か理解している神楽は真っ直ぐに竜太を見上げると静かに息を飲んだのが分かった。
今、自分でも顔が蕩けてるのが分かる。竜太が来てからずっと…体がめちゃくちゃにされたがってる…。
「ん、ぁ…はぁ…ん……ゃ…声……がまん…でき、なっ……」
「ええよ。外には聞こえへんようになっとるから叫んでも平気やで」
「あっ!!やっ、ああぁ!!…ゃ、だ…あ、あっ…は…っ、あぁ…」
貪るようなキスの後に竜太の体に跨がるように引き寄せられると柔らかい入口に竜太自身を突き立てられて神楽は悲鳴にも似た嬌声をあげた。
身体中を走る電流に頭が朦朧とし押し寄せてくる快楽の波に抗うことも出来ず下から突き上げる竜太の動きに合わせて絶え間なく嬌声を上げる。
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