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◇兄弟
反応が気になって
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兄×弟/フェラ/耳責/微裏
攻→兄/視点
受→弟
◇ ◆
手を出したのは好きだからなんかじゃない。
ただコイツの顔を歪めたかったから。
「兄貴、自分が何やってるか分かってる?」
「分かってるよ」
押し倒しているのは一つ下の俺の弟。
弟と言っても小さい頃に再婚した父親の連れ子だから血が繋がっているわけではない。
今日は両親は旅行に行って家には二人きり。寝る前にコイツの部屋を訪れて唐突に押し倒した。
「まぁいいけど、痛いのは嫌だから優しくしてよ。俺兄貴と違って初めてだし」
こんな状態でも冷静で居れるのは普通にすごいと思う。男に、しかも兄に。
「俺も初めてだから」
「初めてが弟でいいの?」
「別に入れねーから童貞のまま…って言わすなよ」
サラサラの黒髪に触れると、思った通りの質感で綺麗だった。お風呂上がりでいい匂いもする。顔を近付けると、目を閉じる弟。受け入れてくれてるようなので軽くだけ唇を重ねた。自分でもファーストキスが弟なんてどうかしてると思うが、今更止められない。
ネットで調べまくったテクニックを真似するべく、耳元へ口を近付けると、軽く息を吹きかけてみた。
「んっ」
するとビクッと弟の体が跳ねた。チラリと目をやると、気まずそうな表情をしてこちらを見ている。
「…兄貴、やっぱり眠いから明日でいい?」
「ダメだよ。耳感じた?」
「いや、違うよ。……ん、…っぁ、」
再度息を吹きかけると小さく声が漏れた。
グッと押し返そうとしてきたのでその腕を掴み頭の横へ押さえつけた。
「ふ…っあ、ちょっと待って」
「待たねーよ」
舌先で耳たぶや耳裏を舐めると、んんっ、と可愛く声を漏らしている。いつも表情ひとつ変えないその顔は、ほんのりと赤に染まっていた。
「気持ち良い?」
「…ぼーっとする。眠い」
「顔赤いけど」
「暗いから見えねーだろ」
「他は何処が感じる?」
「知らね…」
耳から離れ、首筋にキスをするとまた小さく体が揺れた。明日は休みだし、両親も帰ってこないからいいか。小さく反応した首筋を強く吸い上げてみた。
「…ちょ、オイ!」
「ごめん痕つけた。明日家にいるよな?」
「…せめてそれ聞いてからつけてよ。もういいけど」
痕がついた箇所を舌先でなぞると、ピクンと揺れる。気を良くして、首や鎖骨を舌で刺激することにした。小さく反応している乳首も、優しく吸ってやる。しばらく舌先で乳首を舐めていると、弟が声をかけてくる。
「兄貴…もう、やばい。下触って」
暗闇にも目が慣れているので、余裕がない見たことのない表情を浮かべている弟の顔がしっかりと見えた。
「足開いて」
「ん」
下着を脱がして足を開かせると、自身をパクリと口全体で咥えた。それに驚いて弟は起き上がるが、口は離さなかった。
「え…っ?ちょ、汚いから」
「汚くねーよ」
「ふぅ…っ変なとこで喋んないでっ」
竿を手で持って支えながらジュルジュルと音を立てながら舐めた。
「ふぁぁ…っ!やめっ、離して!手でやってよ!」
俺の頭に抱きつきながら言う弟。口でされるのは抵抗があるのか、初めて焦っている様子が見れた。
「そんなに頭押さえつけてもっとしてほしいってこと?」
「違う…っ離して、出る!」
「出していいよ」
「んな…!口に出すわけないだろ!」
「ん…」
ジュルっと先端を吸い上げて、竿を上下に扱いてやると体を震わせながら絶頂に耐えている。イケば楽なのに。
「何で出さないの?」
「はぁ…っぁ、恥ずかしい…からっ出したくない…っ」
思いっきり力を入れて耐えている姿は新鮮で、つい顔が緩んでしまう。
「出していいよ。恥ずかしいことなんて何もないよ」
「ぁぁ…っやば、にいちゃん…っ」
小学校の頃までは兄ちゃんと呼ばれていたのだが、久しぶりに聞いた。なんだか昔に戻ったみたいでドキッとしてしまう。
「にいちゃ…っイク、離して…っ!」
ぽろっと流れる涙。限界に近い先端を吸ってやると、ドバッと一気に温かいものが吐き出された。
「ぁぁ…っはぁ、はぁ…」
「気持ち良かった?」
「…」
ゴクンと弟の吐き出したものを飲み込むと、笑顔で質問してやった。信じられないというような目で俺を見ながら、クタッとベッドへ倒れ込んでしまった。
「飲むとかないって、口ゆすいできなよ」
「おう」
何だか気まずい雰囲気にもなったので洗面台で口をゆすいだ。いつも弟の姿はなく、可愛い反応を見せてもらえたことに喜んだ。
「はい、水」
「あーサンキュー兄貴」
渡した水を勢いよく飲み干す。そしてフゥ、とため息を吐いたかと思えばじっとこちらを見てきた。
「兄貴は俺が好きなの?こういうのって好きな人同士でするんだよね」
「まぁ普通はそうだな。俺は違うけどな」
「ふぅん。じゃあわざわざ痕つける?キスする?飲み込む?」
「…」
「俺は好きだけど」
「え?」
「俺、昔から格好良いけどバカな兄ちゃんが好きだった。血は繋がってないんだし、付き合っても問題ないんじゃない?」
いや、性別の大問題があるだろう。そう言いかけたが、付き合うなんて言葉が出てきたことに驚く。
「兄ちゃんはバカだから分かってないと思うけど、きっと俺のこと弟以上に思ってくれてると思うよ」
「さりげに何回もディスんなよ」
「バカはバカでしょ」
「バカって言った方がバカ」
最近では会話も減っていたが、昔と同じようにくだらない話をしている。クールな弟の色んな顔が見たくて襲ったのに、違う結論に至りそうになっていることに頭を悩ませた。
「俺好きなのかな、お前のこと」
「好きだと思うよ。普通咥えたり飲んだりは出来ないでしょ」
「そうか」
「付き合う?」
「…お、おう」
「分かった。これからよろしくね。んじゃ、寝るから部屋戻って。狭いから」
ゲシっと乱暴に足で蹴られてベッドから落とされる。
「おい扱いひどくない?お前も俺のこと好きなんだろ?」
「…おやすみ」
「えー?…おやすみー」
顔を背けたまま言われたので、頭を撫でてやると、耳が赤く染まっていることに気付いた。それに満足し、俺は部屋へと戻った。
end.
攻→兄/視点
受→弟
◇ ◆
手を出したのは好きだからなんかじゃない。
ただコイツの顔を歪めたかったから。
「兄貴、自分が何やってるか分かってる?」
「分かってるよ」
押し倒しているのは一つ下の俺の弟。
弟と言っても小さい頃に再婚した父親の連れ子だから血が繋がっているわけではない。
今日は両親は旅行に行って家には二人きり。寝る前にコイツの部屋を訪れて唐突に押し倒した。
「まぁいいけど、痛いのは嫌だから優しくしてよ。俺兄貴と違って初めてだし」
こんな状態でも冷静で居れるのは普通にすごいと思う。男に、しかも兄に。
「俺も初めてだから」
「初めてが弟でいいの?」
「別に入れねーから童貞のまま…って言わすなよ」
サラサラの黒髪に触れると、思った通りの質感で綺麗だった。お風呂上がりでいい匂いもする。顔を近付けると、目を閉じる弟。受け入れてくれてるようなので軽くだけ唇を重ねた。自分でもファーストキスが弟なんてどうかしてると思うが、今更止められない。
ネットで調べまくったテクニックを真似するべく、耳元へ口を近付けると、軽く息を吹きかけてみた。
「んっ」
するとビクッと弟の体が跳ねた。チラリと目をやると、気まずそうな表情をしてこちらを見ている。
「…兄貴、やっぱり眠いから明日でいい?」
「ダメだよ。耳感じた?」
「いや、違うよ。……ん、…っぁ、」
再度息を吹きかけると小さく声が漏れた。
グッと押し返そうとしてきたのでその腕を掴み頭の横へ押さえつけた。
「ふ…っあ、ちょっと待って」
「待たねーよ」
舌先で耳たぶや耳裏を舐めると、んんっ、と可愛く声を漏らしている。いつも表情ひとつ変えないその顔は、ほんのりと赤に染まっていた。
「気持ち良い?」
「…ぼーっとする。眠い」
「顔赤いけど」
「暗いから見えねーだろ」
「他は何処が感じる?」
「知らね…」
耳から離れ、首筋にキスをするとまた小さく体が揺れた。明日は休みだし、両親も帰ってこないからいいか。小さく反応した首筋を強く吸い上げてみた。
「…ちょ、オイ!」
「ごめん痕つけた。明日家にいるよな?」
「…せめてそれ聞いてからつけてよ。もういいけど」
痕がついた箇所を舌先でなぞると、ピクンと揺れる。気を良くして、首や鎖骨を舌で刺激することにした。小さく反応している乳首も、優しく吸ってやる。しばらく舌先で乳首を舐めていると、弟が声をかけてくる。
「兄貴…もう、やばい。下触って」
暗闇にも目が慣れているので、余裕がない見たことのない表情を浮かべている弟の顔がしっかりと見えた。
「足開いて」
「ん」
下着を脱がして足を開かせると、自身をパクリと口全体で咥えた。それに驚いて弟は起き上がるが、口は離さなかった。
「え…っ?ちょ、汚いから」
「汚くねーよ」
「ふぅ…っ変なとこで喋んないでっ」
竿を手で持って支えながらジュルジュルと音を立てながら舐めた。
「ふぁぁ…っ!やめっ、離して!手でやってよ!」
俺の頭に抱きつきながら言う弟。口でされるのは抵抗があるのか、初めて焦っている様子が見れた。
「そんなに頭押さえつけてもっとしてほしいってこと?」
「違う…っ離して、出る!」
「出していいよ」
「んな…!口に出すわけないだろ!」
「ん…」
ジュルっと先端を吸い上げて、竿を上下に扱いてやると体を震わせながら絶頂に耐えている。イケば楽なのに。
「何で出さないの?」
「はぁ…っぁ、恥ずかしい…からっ出したくない…っ」
思いっきり力を入れて耐えている姿は新鮮で、つい顔が緩んでしまう。
「出していいよ。恥ずかしいことなんて何もないよ」
「ぁぁ…っやば、にいちゃん…っ」
小学校の頃までは兄ちゃんと呼ばれていたのだが、久しぶりに聞いた。なんだか昔に戻ったみたいでドキッとしてしまう。
「にいちゃ…っイク、離して…っ!」
ぽろっと流れる涙。限界に近い先端を吸ってやると、ドバッと一気に温かいものが吐き出された。
「ぁぁ…っはぁ、はぁ…」
「気持ち良かった?」
「…」
ゴクンと弟の吐き出したものを飲み込むと、笑顔で質問してやった。信じられないというような目で俺を見ながら、クタッとベッドへ倒れ込んでしまった。
「飲むとかないって、口ゆすいできなよ」
「おう」
何だか気まずい雰囲気にもなったので洗面台で口をゆすいだ。いつも弟の姿はなく、可愛い反応を見せてもらえたことに喜んだ。
「はい、水」
「あーサンキュー兄貴」
渡した水を勢いよく飲み干す。そしてフゥ、とため息を吐いたかと思えばじっとこちらを見てきた。
「兄貴は俺が好きなの?こういうのって好きな人同士でするんだよね」
「まぁ普通はそうだな。俺は違うけどな」
「ふぅん。じゃあわざわざ痕つける?キスする?飲み込む?」
「…」
「俺は好きだけど」
「え?」
「俺、昔から格好良いけどバカな兄ちゃんが好きだった。血は繋がってないんだし、付き合っても問題ないんじゃない?」
いや、性別の大問題があるだろう。そう言いかけたが、付き合うなんて言葉が出てきたことに驚く。
「兄ちゃんはバカだから分かってないと思うけど、きっと俺のこと弟以上に思ってくれてると思うよ」
「さりげに何回もディスんなよ」
「バカはバカでしょ」
「バカって言った方がバカ」
最近では会話も減っていたが、昔と同じようにくだらない話をしている。クールな弟の色んな顔が見たくて襲ったのに、違う結論に至りそうになっていることに頭を悩ませた。
「俺好きなのかな、お前のこと」
「好きだと思うよ。普通咥えたり飲んだりは出来ないでしょ」
「そうか」
「付き合う?」
「…お、おう」
「分かった。これからよろしくね。んじゃ、寝るから部屋戻って。狭いから」
ゲシっと乱暴に足で蹴られてベッドから落とされる。
「おい扱いひどくない?お前も俺のこと好きなんだろ?」
「…おやすみ」
「えー?…おやすみー」
顔を背けたまま言われたので、頭を撫でてやると、耳が赤く染まっていることに気付いた。それに満足し、俺は部屋へと戻った。
end.
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