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01 柚木と乳首責め
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拘束/玩具/乳首責/電気/柚木
◇ ◆
Irisという秘密組織からスカウトを受けて早数ヶ月。
元々アダルトグッズ等を製作する職場に居たのだが、縁があって先輩の未南さんと共にIrisの組織で暮らすこととなった。
拠点が変わったとはいえ、今までとやることは変わらない。以前から付き合いのあるお客様から依頼された物、そしてIrisからこういった物が欲しいと言われれば未南さんと二人で協力し合って形にして来た。
今回は久しぶりにお得意様からの依頼を受け、とある玩具を作り出した。
きちんとその玩具が機能するかを確認するため、今日はとある人の協力を得て動作確認──所謂検品作業を行っていく予定だ。
◇ ◆
Irisに用意してもらったのは、防音効果のある小さな部屋。アダルトグッズということもあり、性感を生み出す玩具なので声が漏れたら恥ずかしいだろうと、ダメ元でおねだりしてみると自室とは別に一部屋借りることが出来た。
その部屋を使っていいのは検品作業の時だけで、僕か未南さん、そしてその玩具を試す人しか入ることが出来ない。
今回は僕がメインで作ったので、部屋に居るのは僕と──Irisの一員の柚木さんという可愛らしい男の人。
サラサラとした栗色の髪の毛に、童顔で小柄な見た目でぱっと見は組織の中でも新人ようだが、役職を持つ腕の立つ人だ。
たまたま玩具が完成した日に食事が一緒になったのでお願いしてみたのだ。
因みに検品作業は必ず必要なので、僕達からお願いされるとIrisの人たちは断ることが出来ない仕組みになっており、めちゃくちゃ嫌そうにされたが答えはもちろんイエス。
部屋に設置された簡易的な折り畳みベッドの上に寝転んでもらい、手足はベッドのフレームにピンと伸ばした状態で繋ぎ止めた。
大の字になった柚木さんは、部屋に入ってすぐに服を脱いでもらっていたので現在全裸を晒している。
外で勤務することも多いのに、そこまで焼けておらず、白い肌はとても綺麗。試しに肌を撫でてみるとすべすべで、ハリもある。
肌を撫でる度に恥ずかしそうに体を捩っている姿が可愛くてニコニコ笑いかけながらくすぐってやると、ガチャンと繋ぎ止めていた拘束具の鎖が音を立てる。
「篠田さんっ……あの、今回作った玩具、早く…動作確認して下さいよ」
僕の名を呼びながらくすぐったそうに体を捩る柚木さんの言葉に、今日の本来の目的を思い出した。
「あぁ、そうでした。柚木さんの肌が綺麗だからつい~」
いつも通りヘラッと笑いながらそう告げ、完成したばかりの小さな玩具を二つ手に取った。
今回作ったのは乳首責めに使う玩具。乳首を覆うことが出来るカップみたいな形状をしたその玩具は、搾乳機のように吸い上げる機能がある。
まだ全く反応していない柚木さんの両乳首に片方ずつ被せ、電源スイッチを押すと、少しずつ吸引していく仕組み。
「ん…っ、」
少しずつ乳首を吸い上げるように刺激を与えると、ぷくっとピンク色に尖ってくるのが見えた。
「ちょっと…吸いすぎっ、だからっ」
ジタバタ暴れて胸への刺激を和らげようとしている柚木さんを見下ろしながらニヤッと笑いかけた。
「柚木さん、乳首すごい尖って来ましたよ。このままミルク出せませんかね」
「出ねーから!!」
顔を赤らめながら全裸で怒る姿はなんとも滑稽で怒鳴られても怖くない。ある程度ぷっくりと乳首が育った所で吸引をやめ、もう一つのボタンを押した。
「!?」
カップの中から現れたのは先端が少しだけ丸くなっている銀色の棒。ピトッと乳首にくっつく様に配置された瞬間、ビクンと激しく体が跳ねたのが見えた。
今乳首に当たっている銀色の棒からは微弱の電気が流れており、その刺激に体が飛び跳ねたんだろう。
「くっ……!!…ぅぅっ」
電気が走る度にビクビクと痙攣しているが、声を出したくないのか必死に歯を食い縛っている。
「電流が走る物を依頼されたのは実は初めてなんです。どうですか?乳首に電流も感じるんですか?」
「~~ッッ、」
歯を食い縛ったまま、睨みながらもコクコクと頷いてくれた。乳首は触っていなくても分かる程に硬くなっており、棒がクリクリと乳頭を穿るように動きながら電気を流すと、頷き通りに下半身も分かりやすい反応してくれた。
「っうぅ、…はぁ!あ!」
おそらくピリピリと継続して電流が流れているんだろう。柚木さんは声を我慢出来なくなり、ずっと悔しそうにしながら可愛い声を漏らした。
「電流の強さは5段階ありましてね。今は最弱です。その次に弱、中、強。──そしてこれが最強です」
カチカチカチカチと一気に段階を上げていきなり最強に設定すると、激しい悲鳴と共に体が思いっきりバウンドした。
一切触っていない柚木さんの自身は強い電流が走ったにも関わらず萎えておらず、寧ろビンビンになって激しく先走りを溢れさせている。
「柚木さん、気持ち良いですか?」
ずっと電流が走るように設定し、ニコニコと微笑みかけながら問いかけると、折角の可愛い顔が台無しになる程に泣きじゃくりながら、気持ち良いです、と弱々しい言葉を呟いた。
(じゃあ検品作業はこれで終了、っと…反応を記録してとおかないとね)
後に報告する資料を作成するため、部屋の端に設置したオフィススペースに腰掛けた。椅子に座り、デスクに置かれたパソコンに本日の状況を打ち込んだ。
「ひッ、ぁあっ、篠田さっ、止めて、とめっ、て下さッ、……!!」
カタカタとキーボードを指でタップしながら、絶叫した声をBGMに仕事を続けていると。
「てめ…っ、いい加減にっ……やめ、やめろってば!!」
次第に余裕がなくなってきたのか、柚木さんの声は荒々しいものになっていった。もちろんそんな態度を取られたらこっちも気分は良くないので、無視して仕事を継続した。
「ひっ、ぁぁぁああっ、だめ、だめ…っ、あ、ぁうっ、ぁあ……っ」
漸く報告書が完成した頃、目を向けると、ビクビクと激しく痙攣しながら泣きじゃくっていた。
「柚木さん、お疲れ様でした。次は別の方で作業しますが、またいつかお願いしますね」
「…っ、」
優しく頬を撫でてやると、ギッと勢い良く睨みつけられた。その瞳は涙で濡れていてとても怖いとは思えない。
「じゃあ、最後はどれくらいその玩具が動き続けるか調べたいので、頑張って下さいね。僕は少し席を外します」
本当はどれくらい玩具が動き続けるかは分かっているが、強気な人程泣かせたくなる。──まぁもうかなり泣いてるけど。
ヒラヒラと手を振って部屋を後にしようとすると、必死に謝る声が聞こえたが、気にせずにパタンと扉を閉めた。
◇ ◆
1時間後、部屋に戻って玩具を外しに行くと、柚木さんはとろっとろに蕩けて痙攣していた。そんな彼を解放し、部屋で休憩させること約数十分。柚木さんは喋れるくらいに元気になった。
「あ、お疲れ様です柚木さん!おかげさまで無事にいいデータが取れました」
「るっっさい!!篠田さんのことだから最後は意地悪で放置したでしょ!」
「あはは、バレてましたか~。けど柚木さんが乳首だけであんなに乱れるなんて~可愛いですね」
「っ……そりゃ、篠田さんの玩具のクオリティが高いから…」
今までの自分の乱れを思い出したのか、柚木さんはカァッと真っ赤になって俯いてしまった。
玩具のクオリティを褒めてもらえたのが嬉しくて、ぽんっと頭を撫でると、すぐさまバッと立ち上がった。
「し、暫くっ、俺は試しませんから声かけないで下さいね!」
「はい、一周したらまた声かけます」
「かけなくていいです!!」
end.
◇ ◆
Irisという秘密組織からスカウトを受けて早数ヶ月。
元々アダルトグッズ等を製作する職場に居たのだが、縁があって先輩の未南さんと共にIrisの組織で暮らすこととなった。
拠点が変わったとはいえ、今までとやることは変わらない。以前から付き合いのあるお客様から依頼された物、そしてIrisからこういった物が欲しいと言われれば未南さんと二人で協力し合って形にして来た。
今回は久しぶりにお得意様からの依頼を受け、とある玩具を作り出した。
きちんとその玩具が機能するかを確認するため、今日はとある人の協力を得て動作確認──所謂検品作業を行っていく予定だ。
◇ ◆
Irisに用意してもらったのは、防音効果のある小さな部屋。アダルトグッズということもあり、性感を生み出す玩具なので声が漏れたら恥ずかしいだろうと、ダメ元でおねだりしてみると自室とは別に一部屋借りることが出来た。
その部屋を使っていいのは検品作業の時だけで、僕か未南さん、そしてその玩具を試す人しか入ることが出来ない。
今回は僕がメインで作ったので、部屋に居るのは僕と──Irisの一員の柚木さんという可愛らしい男の人。
サラサラとした栗色の髪の毛に、童顔で小柄な見た目でぱっと見は組織の中でも新人ようだが、役職を持つ腕の立つ人だ。
たまたま玩具が完成した日に食事が一緒になったのでお願いしてみたのだ。
因みに検品作業は必ず必要なので、僕達からお願いされるとIrisの人たちは断ることが出来ない仕組みになっており、めちゃくちゃ嫌そうにされたが答えはもちろんイエス。
部屋に設置された簡易的な折り畳みベッドの上に寝転んでもらい、手足はベッドのフレームにピンと伸ばした状態で繋ぎ止めた。
大の字になった柚木さんは、部屋に入ってすぐに服を脱いでもらっていたので現在全裸を晒している。
外で勤務することも多いのに、そこまで焼けておらず、白い肌はとても綺麗。試しに肌を撫でてみるとすべすべで、ハリもある。
肌を撫でる度に恥ずかしそうに体を捩っている姿が可愛くてニコニコ笑いかけながらくすぐってやると、ガチャンと繋ぎ止めていた拘束具の鎖が音を立てる。
「篠田さんっ……あの、今回作った玩具、早く…動作確認して下さいよ」
僕の名を呼びながらくすぐったそうに体を捩る柚木さんの言葉に、今日の本来の目的を思い出した。
「あぁ、そうでした。柚木さんの肌が綺麗だからつい~」
いつも通りヘラッと笑いながらそう告げ、完成したばかりの小さな玩具を二つ手に取った。
今回作ったのは乳首責めに使う玩具。乳首を覆うことが出来るカップみたいな形状をしたその玩具は、搾乳機のように吸い上げる機能がある。
まだ全く反応していない柚木さんの両乳首に片方ずつ被せ、電源スイッチを押すと、少しずつ吸引していく仕組み。
「ん…っ、」
少しずつ乳首を吸い上げるように刺激を与えると、ぷくっとピンク色に尖ってくるのが見えた。
「ちょっと…吸いすぎっ、だからっ」
ジタバタ暴れて胸への刺激を和らげようとしている柚木さんを見下ろしながらニヤッと笑いかけた。
「柚木さん、乳首すごい尖って来ましたよ。このままミルク出せませんかね」
「出ねーから!!」
顔を赤らめながら全裸で怒る姿はなんとも滑稽で怒鳴られても怖くない。ある程度ぷっくりと乳首が育った所で吸引をやめ、もう一つのボタンを押した。
「!?」
カップの中から現れたのは先端が少しだけ丸くなっている銀色の棒。ピトッと乳首にくっつく様に配置された瞬間、ビクンと激しく体が跳ねたのが見えた。
今乳首に当たっている銀色の棒からは微弱の電気が流れており、その刺激に体が飛び跳ねたんだろう。
「くっ……!!…ぅぅっ」
電気が走る度にビクビクと痙攣しているが、声を出したくないのか必死に歯を食い縛っている。
「電流が走る物を依頼されたのは実は初めてなんです。どうですか?乳首に電流も感じるんですか?」
「~~ッッ、」
歯を食い縛ったまま、睨みながらもコクコクと頷いてくれた。乳首は触っていなくても分かる程に硬くなっており、棒がクリクリと乳頭を穿るように動きながら電気を流すと、頷き通りに下半身も分かりやすい反応してくれた。
「っうぅ、…はぁ!あ!」
おそらくピリピリと継続して電流が流れているんだろう。柚木さんは声を我慢出来なくなり、ずっと悔しそうにしながら可愛い声を漏らした。
「電流の強さは5段階ありましてね。今は最弱です。その次に弱、中、強。──そしてこれが最強です」
カチカチカチカチと一気に段階を上げていきなり最強に設定すると、激しい悲鳴と共に体が思いっきりバウンドした。
一切触っていない柚木さんの自身は強い電流が走ったにも関わらず萎えておらず、寧ろビンビンになって激しく先走りを溢れさせている。
「柚木さん、気持ち良いですか?」
ずっと電流が走るように設定し、ニコニコと微笑みかけながら問いかけると、折角の可愛い顔が台無しになる程に泣きじゃくりながら、気持ち良いです、と弱々しい言葉を呟いた。
(じゃあ検品作業はこれで終了、っと…反応を記録してとおかないとね)
後に報告する資料を作成するため、部屋の端に設置したオフィススペースに腰掛けた。椅子に座り、デスクに置かれたパソコンに本日の状況を打ち込んだ。
「ひッ、ぁあっ、篠田さっ、止めて、とめっ、て下さッ、……!!」
カタカタとキーボードを指でタップしながら、絶叫した声をBGMに仕事を続けていると。
「てめ…っ、いい加減にっ……やめ、やめろってば!!」
次第に余裕がなくなってきたのか、柚木さんの声は荒々しいものになっていった。もちろんそんな態度を取られたらこっちも気分は良くないので、無視して仕事を継続した。
「ひっ、ぁぁぁああっ、だめ、だめ…っ、あ、ぁうっ、ぁあ……っ」
漸く報告書が完成した頃、目を向けると、ビクビクと激しく痙攣しながら泣きじゃくっていた。
「柚木さん、お疲れ様でした。次は別の方で作業しますが、またいつかお願いしますね」
「…っ、」
優しく頬を撫でてやると、ギッと勢い良く睨みつけられた。その瞳は涙で濡れていてとても怖いとは思えない。
「じゃあ、最後はどれくらいその玩具が動き続けるか調べたいので、頑張って下さいね。僕は少し席を外します」
本当はどれくらい玩具が動き続けるかは分かっているが、強気な人程泣かせたくなる。──まぁもうかなり泣いてるけど。
ヒラヒラと手を振って部屋を後にしようとすると、必死に謝る声が聞こえたが、気にせずにパタンと扉を閉めた。
◇ ◆
1時間後、部屋に戻って玩具を外しに行くと、柚木さんはとろっとろに蕩けて痙攣していた。そんな彼を解放し、部屋で休憩させること約数十分。柚木さんは喋れるくらいに元気になった。
「あ、お疲れ様です柚木さん!おかげさまで無事にいいデータが取れました」
「るっっさい!!篠田さんのことだから最後は意地悪で放置したでしょ!」
「あはは、バレてましたか~。けど柚木さんが乳首だけであんなに乱れるなんて~可愛いですね」
「っ……そりゃ、篠田さんの玩具のクオリティが高いから…」
今までの自分の乱れを思い出したのか、柚木さんはカァッと真っ赤になって俯いてしまった。
玩具のクオリティを褒めてもらえたのが嬉しくて、ぽんっと頭を撫でると、すぐさまバッと立ち上がった。
「し、暫くっ、俺は試しませんから声かけないで下さいね!」
「はい、一周したらまた声かけます」
「かけなくていいです!!」
end.
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