楽園と信じたその場所で、鬼畜攻めされました。

まこ

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③ (三原×希望/番外編/聖奈様より)

とある昼下がり④

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もはや俺の別荘とまで揶揄された懲罰室は相変わらず吐き気がする程の様々な器具で彩られていた。そしてその中でも一際存在感を放つ中央の拘束台はまるで俺を待っていたかのように重々しく、おぞましく鎮座している。

(はぁ、はぁ…やっと着いた…。くっそ…、次はどうせ自分の手が疲れるのが嫌だからってこの機械でイジめるつもりなんだろーが…。まぁ機械の方が一定だからまだ直接手でされるよりはマシか…?)

この拘束台は見た目からは想像がつかない程のあらゆる機能を搭載しており、自分の手を疲れさせずに済むという理由で三原がもっぱら愛用している恐怖の塊だ。既にボロボロの俺がやっと辿り着いたこの部屋で、今度はまたこの悪夢に満ちた機械に放置されるのかと心底うんざりした気持ちで項垂れていると、端っこで何かをゴゾゴソを漁っている三原が丁度俺の心の声を読んだかのように明るく答えてきた。

「あ、残念だけど今日はそのマシン使わないよ。その代わりに頑張ってここまで休まず歩いてきたご褒美として…希望くんが大好きそうな、とーっておきのモノを用意したからね」

ハァハァと息を荒げながら嫌そうに目の前の機械をじっと睨み続ける俺が面白かったのだろうか。三原は気味悪くニコニコと嬉しそうにこちらを振り向くと、ゆっくりと俺に近づいてきた。

その手の後ろに、何やら隠しながら。
そして…。

「じゃーん!!これ買っちゃったから、今日は特別に俺の手でずっとめちゃくちゃに苛めてあげるよ。どう?中々良いでしょ?」

新しいオモチャを見せびらかす子供のようにとっても楽しそうな悪魔が今日一番の笑顔で見せてきたそれは。当然子供の玩具ではなく。ーー見た目からして凶悪な、イボイボや細かいヒダがびっしり生えたシリコン製の手袋だった。

「…!?い”ぃっ…、な、にっ……」

「あっはは!何それ最高じゃん!三原そんな気持ち悪い手袋買ってたんだぁー?!どうりで最近特に機嫌良かった訳だよ!うーわ、それにローションたっぷりつけて希望くんゴシゴシしちゃうのー?!そんなの綺麗好きな希望くんは泣いて喜んじゃうに決まってるよねー!」

そのひと目見ただけで使い方が分かってしまったヤバい手袋に口元を引きつらせる俺に、そうその顔が見たかったんだよと言わんばかり舌なめずりをしながらニヤニヤ顔で迫る三原はソレをまず右手にだけ嵌めた。そして日野の言葉通りにグチュグチュと水音を立てて粘度の高そうなローションをたっぷりと馴染ませると、ローションで糸を引いて更に卑猥な見た目になってしまった手の平を俺にじっくりと見せつけながら、意地悪な声で囁いた。

「…へぇ?ドMな希望くんはこれ見ただけで興奮してるんだぁ?既に張り詰めてる下が更にビクビクし過ぎなんだけど?…ふふっ、そういう用途用に作られたやつだから、普通のゴムより柔らかい素材で出来てるんだ。媚薬放置でイキたくてイキたくて堪らない希望くんに、これ以上無い慈悲を与えてあげようと思ってわざわざ用意したんだからね?ほら、嬉しいでしょ?」

「……っ、…!ぁ、…!」

ねっとりと妖しいぬめりを放ち、そこから貰えるであろう刺激を直接想起させられるびっしりと生え揃ったイボやうねうねのヒダを見せつけられては今の俺の股間が我慢出来る筈も無く。ズクンと局部へ送られた熱が、どんどんとソコへ対する卑猥な妄想をかき立ててくるようだ。

「あれぇどうしたの?そんなに先っぽからお汁ポトポト垂らしちゃってさ。あぁそっかそっか、さっきイカせて下さいお願いしますって何度も俺にお願いしたもんね。ふふ、じゃあ俺からのプレゼントの喜びを目一杯カラダで表現してくれたお礼に今からコレでたくさん苛めてあげるから…そうだね、まずはあっちの端あるSMチェアに、自分で座ろうか?」

ーーイきたい。この媚薬漬けでいじめにいじめ抜かれた熱を早く放出したい。けど、けど、鬼畜極まる三原にあんな激しいオナホの内部みたいなぬるぬるのイボだらけの手でずっと俺のモノをいじくり回されたら。何度も扱かれ続けたら。身体に溜めた全てを出し切るまで、俺は…

ゴクリと唾を飲み込み、この後されるであろう事を想像してしまうと、焦らし抜かれて溜め込み過ぎた欲をやっと発散出来る期待と、想像しきれない刺激を失神するまで与えられ続ける不安が入り混じり足がすくんでしまう。しかもその快楽を得る選択をする為には、みずから自分の恥ずかしい部分を全部さらけ出して座れと言ってきている。

「ねー希望くん。”このオナホみたいな手袋で、僕の敏感な弱点を思う存分めちゃくちゃにして下さい”って意思を示すように自分からエッチな椅子に座ってくれるんなら、俺も分かりやすいんだけどな。ほら、そしたら君の望む事を今すぐしてあげられるのに。それとも、またずーっと放置が良いのかな?…どうなの?今手も足も縛られてないんだから、それぐらい自分で決められるでしょ?」

立ちすくむ俺からは見えないが、きっと真後ろに立っている日野も俺がどうするかとびきりニヤけた顔で予想してるんだろう。今俺の前に迫っている、まるで本当の悪魔の様に口角を上げきった三原と同じように…

(イきたい、イかせてほしい、辛い、楽になりたい。放置されるのはもう嫌だ。…いや、でも。だけどっ!俺はコイツらの言いなりになんかなりたくない…っ!負けたくない…っ!)

暫く三人の無言が続いたが、そんなもたもたしながら未だ迷う俺にとうとう痺れを切らしたのだろうか。今度はまさかの日野が、ふわりと後ろから俺の耳元で優しく子供をあやすような声で唆してきたのだ。

「…さ、ほら希望くん。大人しく足を広げてあっちのSMチェアに座ろうね。じゃないと三原にゴシゴシしてもらえないよ?どうする?気持ち良くなりたくて仕方なかったんだよね?…ん?また媚薬塗られて放置されたいの?」

こんなおぞましい懲罰室に居ながらもその囁きに分かりやすく身体をドクンと疼かせた俺を見透かす悪魔二人は、ゆっくりと俺を追い詰めながらも決していつもみたいに無理矢理拘束台に固定しようとはしない。自ら好きにいたぶって下さいとおねだりさせる為に、どうしても言葉だけで俺を屈服へと導きたいようだ。

だが俺は今、手も足も拘束されていない自由の身なんだ。今こそここで欲望に呑まれず、二人に唾を吐きかけて殴ってやる事がーー!

「…ッ…!…る、せぇ…。やるなら、さっさと、やれっての…!」

出来なかった。

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