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② (三原×希望編)
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この世に楽園なんてないと知った時にはもう全てが手遅れだった。
三原という男に散々身体中を弄ばれた後、俺は部屋に監禁された。足首についた枷がずっしりと重みを感じさせ、少し動かしただけで繋がれた鎖が床に触れて音を立てる。
(ここの何処が楽園だ。あんのクソ悪魔…)
すっかりと外は暗くなっているのか、窓からは月明かりが差し込み、部屋を少しだけ明るくさせる。暫くは放心状態で動けなかったが、時間が経つと少しずつ正常に戻り始めたので部屋を確認するためにゆっくりと立ち上がった。
ジャラリと柱に繋がった鎖が音を鳴らす中、歩ける範囲で部屋を見渡すと、照明のスイッチを発見したので押してみると、月明かりだけで照らされていた部屋がパッと明るくなった。
(ふぅん。普通に電気つくんだ)
明るくなったことでより部屋が確認しやすくなり、置かれていた布団を見ると意外にも綺麗な物が用意されていた。布団の上にはご丁寧にバスタオルとフェイスタオルが数枚置かれている。
(…あーだる。服もねぇし全裸で過ごせってことかよ)
今にも眠ってしまいたいが、今後その布団で寝ることを考えると汗だくになった体で寝転ぶのは避けたい。仕方なくバスタオルを広げてその場所で寝ることにした。
◇ ◆
「おはよう、希望くん。お前が望んだ場所で初めて迎える朝はどう?」
結局、体が痛すぎて質の良い睡眠なんて取れるはずもなく、次第に明るくなる窓を見ながら朝を迎えた。部屋に時計もないので何時なのかは不明だが、照明をつけなくても十分過ごせるほどに明るくなった頃、悪魔が部屋にやってきた。
「ざけんな。クソ悪魔」
「結構早起きなんだね」
「こんなところで寝れるかよ!!」
「何で布団使わなかったの?今日も過酷だし体を休めて欲しかったけど」
「こんな汚い体で寝れるか!!」
普段必ず2回はシャワーを浴び、夜は湯船に使って過ごしていた俺にとって、体の汚れが気になって仕方ない。相変わらずビシッと決まって綺麗にしている悪魔を怒鳴ると、ニヤッと口元を緩んだのが見えてゾワッとした感覚が蘇った。
「そう。随分汚れを気にしてるみたいだし、早速体を綺麗にしようか」
その言葉を聞いて、次に俺が訪れる部屋が浮かんでしまい、近付いてくる悪魔から逃げるように距離をとった。
「…っ、昨日の部屋は嫌だ」
「流石のお前も昨日の仕打ちは堪えたんだね」
そこまで広くない部屋で、昨日の恐怖が蘇ると上手く動くことも出来ない。にっこりと微笑みながら近付いてくる悪魔の手から逃げることは出来ず、俺は再び昨日と同じシャワールームへ連れて行かれることとなった。
綺麗にする気がないあわあわのマジックハンドに身体中をくすぐられ、時折与えられるもどかしい快感に耐えながら悶えること数時間。
二日目も初日となんら変わることない仕打ちが与えられた。何度助けてくれと叫んでも、イカせてほしいと頼んでも一切俺の望むことはしてもらえない。
(あぁ……もう……だめっ)
結局何日も何日も同じ責めが与えられ、俺は少しずつ三原に服従するように調教されていくことになった。しかしあんな奴に服従する自分が嫌で、微かに残る自我を保つように厳しい調教に抗った。
→
三原という男に散々身体中を弄ばれた後、俺は部屋に監禁された。足首についた枷がずっしりと重みを感じさせ、少し動かしただけで繋がれた鎖が床に触れて音を立てる。
(ここの何処が楽園だ。あんのクソ悪魔…)
すっかりと外は暗くなっているのか、窓からは月明かりが差し込み、部屋を少しだけ明るくさせる。暫くは放心状態で動けなかったが、時間が経つと少しずつ正常に戻り始めたので部屋を確認するためにゆっくりと立ち上がった。
ジャラリと柱に繋がった鎖が音を鳴らす中、歩ける範囲で部屋を見渡すと、照明のスイッチを発見したので押してみると、月明かりだけで照らされていた部屋がパッと明るくなった。
(ふぅん。普通に電気つくんだ)
明るくなったことでより部屋が確認しやすくなり、置かれていた布団を見ると意外にも綺麗な物が用意されていた。布団の上にはご丁寧にバスタオルとフェイスタオルが数枚置かれている。
(…あーだる。服もねぇし全裸で過ごせってことかよ)
今にも眠ってしまいたいが、今後その布団で寝ることを考えると汗だくになった体で寝転ぶのは避けたい。仕方なくバスタオルを広げてその場所で寝ることにした。
◇ ◆
「おはよう、希望くん。お前が望んだ場所で初めて迎える朝はどう?」
結局、体が痛すぎて質の良い睡眠なんて取れるはずもなく、次第に明るくなる窓を見ながら朝を迎えた。部屋に時計もないので何時なのかは不明だが、照明をつけなくても十分過ごせるほどに明るくなった頃、悪魔が部屋にやってきた。
「ざけんな。クソ悪魔」
「結構早起きなんだね」
「こんなところで寝れるかよ!!」
「何で布団使わなかったの?今日も過酷だし体を休めて欲しかったけど」
「こんな汚い体で寝れるか!!」
普段必ず2回はシャワーを浴び、夜は湯船に使って過ごしていた俺にとって、体の汚れが気になって仕方ない。相変わらずビシッと決まって綺麗にしている悪魔を怒鳴ると、ニヤッと口元を緩んだのが見えてゾワッとした感覚が蘇った。
「そう。随分汚れを気にしてるみたいだし、早速体を綺麗にしようか」
その言葉を聞いて、次に俺が訪れる部屋が浮かんでしまい、近付いてくる悪魔から逃げるように距離をとった。
「…っ、昨日の部屋は嫌だ」
「流石のお前も昨日の仕打ちは堪えたんだね」
そこまで広くない部屋で、昨日の恐怖が蘇ると上手く動くことも出来ない。にっこりと微笑みながら近付いてくる悪魔の手から逃げることは出来ず、俺は再び昨日と同じシャワールームへ連れて行かれることとなった。
綺麗にする気がないあわあわのマジックハンドに身体中をくすぐられ、時折与えられるもどかしい快感に耐えながら悶えること数時間。
二日目も初日となんら変わることない仕打ちが与えられた。何度助けてくれと叫んでも、イカせてほしいと頼んでも一切俺の望むことはしてもらえない。
(あぁ……もう……だめっ)
結局何日も何日も同じ責めが与えられ、俺は少しずつ三原に服従するように調教されていくことになった。しかしあんな奴に服従する自分が嫌で、微かに残る自我を保つように厳しい調教に抗った。
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