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番外編①
01
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先輩と苦手な訓練のちょっとした番外編です。
七彩&柚木が擽られる所が好きだと言ってもらえたので書いてみました。ちらっと由麗の名前も出てきますが、登場はしません。
軽く胸や股間に触れる部分もありますが、エロはありません。
前半→上司+七彩×柚木
後半→上司+柚木×七彩
擽り/拘束/柚木視点
苦手な方はスルーして下さい。
OK?
↓
「柚木!柚木!柚木柚木ぃぃ!!」
激しく俺の名前を呼びながら走ってくるのは、同じ役職の七彩。珍しく切羽詰まった声と表情に流石に何かあったのかと不安が過ぎる。
「…何?怖いんだけど」
「やばい!まじでやばい事が起こりそう!」
「何?」
「いや、今上司達が会議してたんだけどさぁ!俺達もまた訓練受けさせられるかも!」
「は?何で?」
「この前俺達と由麗を担当したクソ上司が提案してたのっ!由麗を訓練してから、拷問にくすぐりが効果あるって話から、『そういえば柚木と七彩も軽く触ったけどくすぐりには弱そうだった』とか言い出してさぁぁ!そしたら他の奴らが『あいつらの時にはそんな攻めなかったもんな…』って流れになってさぁ!あったっーつーの!」
「…いや、気持ちは分かるけどお前声デカ過ぎ。ちょっと来いよ。俺の部屋で話そ」
かなり慌てる七彩の腕を掴んで自室へ連れ込んだ。部屋に入った後もあわあわと珍しく落ち着きのない様子で話す七彩。
「どうしよ…俺耐えれないかも!どんな感じなんだろ!?また2日間拘束されんのかな!?耐えれなかったら前と同じ様にクリア出来るまでやらされんのかなぁ!?」
「…俺はお前の情報しか知らないからさっぱり分かんないよ。とりあえず仲良い上司にさりげなく聞いてみるから」
「お願いぃぃ…俺やだぁーやだやだー無理だってー」
「分かったって。ていうか珍しいな、お前昔一発クリアしたくせに」
「あん時は俺もまだ組織に入りたてだったし頑張ってたのー。今は訓練する側ばっかで潜入捜査系の任務も殆ど出ないしー。…前上司にくすぐられた時まじで死ぬかと思った」
「へぇ……」
「な、んだよその顔!こっち来んな!触んなよ!怒るからなっ」
「でも俺で試してた方が、本番ましじゃない?」
「えぇ…?何がだよ!そもそもまだ訓練受けさせられるか分かんないし無意味な事しようとするなー!」
「冗談だって。とにかく一回上司に聞いてみるわ」
「うん…」
「大丈夫だって…そんなビビんなよ」
終始不安そうなので優しく声をかけると、七彩は小さく『うんー』と呟いた。
◇ ◆
「ごめん、無理だった。実施されるらしい」
「何ー!?!?おいいいぃ!どうすんだよ!」
俺と七彩がこの件で話し合ったのは、あれから数日後の事だった。
仲の良い上司にさりげなく聞こうとしたら、向こうから全てを話してくれた。
「ついでに言うと、最近俺達と同じ役職になった由麗達も対象なんだって」
「え、由麗ってついこの間散々したし、する意味なくない?」
「俺達の役職全員させられるんだって。凄いタイミングで由麗も役職ついたよな」
「うわぁ…つらぁー。で、どんな訓練なんー?」
「流石に俺達の役職を2日間も拘束は出来ないらしくて、時間は1~2時間くらいだってさ。今はこういう攻めもあるから覚えておく様にって感じらしい。上司1人と俺達の役職の誰か1人がペアになって攻めるんだって」
「ふぅん。じゃあ俺が上司と一緒になって、柚木を攻める可能性もあるって事?」
「……まぁペアの決め方は分かんないけどそうなるな」
「へぇぇ?」
「お前、俺に激しくしたらどうなるか分かってんだろーな」
「さぁねぇ?」
この間までかなり不安そうにしてたくせに、たった1~2時間と聞いたからか、いつものニヤけた腹立つ顔に戻っていた。
「…逆も言えるけど、お前がそんな態度なら俺も容赦なく攻めるからな」
「…そ、その時は手加減して下さい…っ。ていうかーそんな怖い顔すんなよー。冗談じゃーん」
「お前訓練の時は普通に怖いからな」
そうしてその後、俺達の役職は全員集められて正式に訓練させられる事を通達された。由麗の顔は真っ青で、流石に可哀想に思えた。
「じゃあこれが一人一人の日時と、担当者な」
渡された紙には、いつ自分が訓練をするかと、担当する人の名前が書かれていた。
「……」
俺を担当するのは、この前由麗を訓練した変態上司と七彩。そして七彩を担当するのも同じ変態と、俺。
「……柚木、お願いします…手加減、して…ね?」
「…七彩こそ…あんまり激しくしないで…」
二人で上司の存在にビビりながらそう言葉を交わした。
→
七彩&柚木が擽られる所が好きだと言ってもらえたので書いてみました。ちらっと由麗の名前も出てきますが、登場はしません。
軽く胸や股間に触れる部分もありますが、エロはありません。
前半→上司+七彩×柚木
後半→上司+柚木×七彩
擽り/拘束/柚木視点
苦手な方はスルーして下さい。
OK?
↓
「柚木!柚木!柚木柚木ぃぃ!!」
激しく俺の名前を呼びながら走ってくるのは、同じ役職の七彩。珍しく切羽詰まった声と表情に流石に何かあったのかと不安が過ぎる。
「…何?怖いんだけど」
「やばい!まじでやばい事が起こりそう!」
「何?」
「いや、今上司達が会議してたんだけどさぁ!俺達もまた訓練受けさせられるかも!」
「は?何で?」
「この前俺達と由麗を担当したクソ上司が提案してたのっ!由麗を訓練してから、拷問にくすぐりが効果あるって話から、『そういえば柚木と七彩も軽く触ったけどくすぐりには弱そうだった』とか言い出してさぁぁ!そしたら他の奴らが『あいつらの時にはそんな攻めなかったもんな…』って流れになってさぁ!あったっーつーの!」
「…いや、気持ちは分かるけどお前声デカ過ぎ。ちょっと来いよ。俺の部屋で話そ」
かなり慌てる七彩の腕を掴んで自室へ連れ込んだ。部屋に入った後もあわあわと珍しく落ち着きのない様子で話す七彩。
「どうしよ…俺耐えれないかも!どんな感じなんだろ!?また2日間拘束されんのかな!?耐えれなかったら前と同じ様にクリア出来るまでやらされんのかなぁ!?」
「…俺はお前の情報しか知らないからさっぱり分かんないよ。とりあえず仲良い上司にさりげなく聞いてみるから」
「お願いぃぃ…俺やだぁーやだやだー無理だってー」
「分かったって。ていうか珍しいな、お前昔一発クリアしたくせに」
「あん時は俺もまだ組織に入りたてだったし頑張ってたのー。今は訓練する側ばっかで潜入捜査系の任務も殆ど出ないしー。…前上司にくすぐられた時まじで死ぬかと思った」
「へぇ……」
「な、んだよその顔!こっち来んな!触んなよ!怒るからなっ」
「でも俺で試してた方が、本番ましじゃない?」
「えぇ…?何がだよ!そもそもまだ訓練受けさせられるか分かんないし無意味な事しようとするなー!」
「冗談だって。とにかく一回上司に聞いてみるわ」
「うん…」
「大丈夫だって…そんなビビんなよ」
終始不安そうなので優しく声をかけると、七彩は小さく『うんー』と呟いた。
◇ ◆
「ごめん、無理だった。実施されるらしい」
「何ー!?!?おいいいぃ!どうすんだよ!」
俺と七彩がこの件で話し合ったのは、あれから数日後の事だった。
仲の良い上司にさりげなく聞こうとしたら、向こうから全てを話してくれた。
「ついでに言うと、最近俺達と同じ役職になった由麗達も対象なんだって」
「え、由麗ってついこの間散々したし、する意味なくない?」
「俺達の役職全員させられるんだって。凄いタイミングで由麗も役職ついたよな」
「うわぁ…つらぁー。で、どんな訓練なんー?」
「流石に俺達の役職を2日間も拘束は出来ないらしくて、時間は1~2時間くらいだってさ。今はこういう攻めもあるから覚えておく様にって感じらしい。上司1人と俺達の役職の誰か1人がペアになって攻めるんだって」
「ふぅん。じゃあ俺が上司と一緒になって、柚木を攻める可能性もあるって事?」
「……まぁペアの決め方は分かんないけどそうなるな」
「へぇぇ?」
「お前、俺に激しくしたらどうなるか分かってんだろーな」
「さぁねぇ?」
この間までかなり不安そうにしてたくせに、たった1~2時間と聞いたからか、いつものニヤけた腹立つ顔に戻っていた。
「…逆も言えるけど、お前がそんな態度なら俺も容赦なく攻めるからな」
「…そ、その時は手加減して下さい…っ。ていうかーそんな怖い顔すんなよー。冗談じゃーん」
「お前訓練の時は普通に怖いからな」
そうしてその後、俺達の役職は全員集められて正式に訓練させられる事を通達された。由麗の顔は真っ青で、流石に可哀想に思えた。
「じゃあこれが一人一人の日時と、担当者な」
渡された紙には、いつ自分が訓練をするかと、担当する人の名前が書かれていた。
「……」
俺を担当するのは、この前由麗を訓練した変態上司と七彩。そして七彩を担当するのも同じ変態と、俺。
「……柚木、お願いします…手加減、して…ね?」
「…七彩こそ…あんまり激しくしないで…」
二人で上司の存在にビビりながらそう言葉を交わした。
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