苦手な訓練と任務① 訓練編

まこ@お休み中

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「お前中々エグいな」

「気絶させてあげたんだから優しいと思うけどー」

由麗が気絶した後、上司は「ちょっとトイレ」と言って股間を隠しながら部屋を出ると、俺達は汗や涙で汚れた由麗の体を綺麗にしながら二人で会話をしていた。

「つーか何より上司キモすぎなー」

「それは同感」

「今抜きに行ってんの丸分かり。引くわー」

「…あんまり言うな、聞かれたらお前掘られるぞ」

「ま、そだねー俺らも狙われてるみたいだしー柚木も気を付けろよー?」

「分かってるよ」

すぴすぴと眠る由麗の頭を優しく撫でる七彩を見ながら、俺も頬を撫でた。

「しっかし本当可愛いなーこの子ー」

「そうだね。本当に敵に捕まったら犯されちゃうだろうからしっかり引き締めて任務してもらわないとね」

二人でゆっくり眠る由麗を見守っていると、少し落ち着きを取り戻した上司が帰って来た。

「すまないね、さて起こす前に体全体に沢山お薬を塗ってあげようか」

賢者タイムないのかよ…と思う程、由麗を見たらまた興奮し始めた上司。たっぷりと体全体に薬を塗りたくると、次は焦らすとのことで、俺達二人には筆が支給された。

「ん…」

普段からしたらあり得ない量の薬を塗られたからか、眠りながら体を捩らせたかと思うと、薄らと目を開けた。

「…!」

ハッと目を見開くと自分の置かれた状況を思い出したのか、キッと上司を睨んでいた。

「中々激しく攻めても口を割らない君に。次はこういった刺激にしようと思ってね」

由麗に筆を見せつけると、スッと脇腹をなぞる。

「…ッ、つ…」

ゾワッとした感覚に顔歪める由麗に気にする事なく、何度も脇腹と腋を往復して筆を滑らせると顔を真っ赤にしてフルフルと震え出す。

「おや…少し撫でただけで可愛いこの子が反応しているようだね?」

脇腹からそのまま下へ行くと、可愛く主張している由麗の自身を捉えた。

「ゃめ…っ」

媚薬の効果で嫌でも感じてしまう由麗は羞恥に涙しながら嫌々と首を振り続けた。

「こっちも反応してるねー?」 

次は七彩が胸元へ筆を滑らせると、ツンと小さく主張した乳首を軽くつつく。

「ひゃん…っ」

俺は何処がいいか分からず、とりあえず由麗の耳にサワサワと筆を滑らせた。

「ひゃぁぁ…っやだぁぁ…」

何処も効果はあるようで焦ったそうに、そして恥ずかしそうにしながら身を捩る。半端ない先走りの量に上司の筆が湿り始め、満足気に笑みを浮かべていた。

「君の恥ずかしいお汁で俺の筆はびしょびしょだよ?」

「ぁ…っ!やめろ…っぅぅ」

上司の筆の先が由麗の尿道口を刺激すると、ビクビクと可愛く反応しながら甘い声を上げる。

「ここ気持ち良いんだろ?」

上司が竿を掴んで自身を固定すると、しつこく尿道口を弄り倒す。

「---ッ、あっ、だめ…っイ、」

背中を仰け反らし、絶頂を迎えようとしたタイミングで上司は筆を離した。

「ぁぅ…っ」

とても切なそうな声を漏らすと、太腿が震えており、自身はお預け状態。

「楽になるにはきちんと情報を吐いてからだよ?」

「ぅ…っくそ…っ」

由麗の…というよりおそらく皆が苦手であろう寸止め焦らし攻撃は、少しずつ由麗の精神を追い込んでいく。

「はぁ…っぁ、…ぅぅ、イキたいよぉ…っもぅ無理…だよ…!いやだぁ…っイキたい…ゃめてぇ…」

数十分程、決定的な刺激を与えずに由麗の肌をいじめていると、ついに由麗が弱音を吐き出した。

ポロポロと綺麗な大粒の涙は、残念だが加虐心を掻き立てるだけとなった。

「イキたいなら全て白状してもらおうか?」

「いや…いやぁ…いや…」

涙を流しながら嫌だとしか言わない由麗に、上司は興奮したように笑うと、間近で由麗の股間を観察し始めた。

「…可哀想に、ここがどうしてもイキたいって沢山涙を流してるよ?可愛いお尻もヒクヒクしちゃって…」

「んな…っやめて…見ないでぇっ!イカせてよっ」

大きく主張して先走りで溢れている自身をスルリとなぞると、ビクンと大きく反応している。

「もっと…!もっとぉぉ…っやだぁ…おかしくなる…」

感度が最大の今の状況で数分焦らされると殆どの人は耐えられないだろう。

ガクガクと震える体は限界を訴えており、由麗の目はいつもの強気な色は消え失せていた。

「ほら、じゃあ少し触ってあげるよ」

筆で裏筋をひと撫ですると、あぁんっと声を可愛く漏らして決定打にならない刺激にまた涙する。

「お願いぃぃ…だめ、だめぇぇ…」 

「ねぇ、そんなにダメなら…情報を吐きなよ」

あまりの可愛さについいじめたくなった俺は、しゃがんで由麗の耳元へ口を寄せると、フッと息を吹きかけてからそう呟いた。

「ひゃぁぁ…っ耳いやぁっ、言わないで…っ!」

「こっちは嫌じゃないのー?」

「胸もぉっ、やだぁぁっ熱い、熱いよ…!もぉ無理ぃ」

七彩の乳首をつつく刺激にも敏感に反応しながら全身を震わせてグスグズと泣きじゃくる。

「ほら、言わないとこっちも触っちゃうよ?」 

わざと感じるように耳元で話しながら、筆で腋をくすぐると、面白い反応をしながらジタバタ暴れる。

「もぉぉぉ!!むりっっいい加減にしてぇぇ…」

ガシャガシャと激しく響く拘束具と本気で泣きじゃくる姿は本当に可愛らしい。

「だーからー言ってくれたらやめるんだよー?言わない君が悪いんだよねー?」

「ぅるさぃぃ…!ふざけんなぁ!もぉっ!」

頭がおかしくなりそうな刺激に、由麗は荒々しく叫びながら七彩を睨み付けると、七彩はニンマリと笑い筆を置いた。

「悪い子はこちょこちょー」

「ひゃぁぁぁっっ!!」

両方の腋を指全体でくすぐると大きな声が部屋に響く。

「やぁぁっ、めてぇぇ!!!」

激しく拘束台が軋む中、七彩はしつこく腋をくすぐっているので、俺も耳元でぼそっと呟いた。

「くすぐったいね、ほら…こちょこちょ~」

「やぁぁっっ…もぉぉ…っやめてよぉ…!!」

「可愛い、ちゃんと言わないと七彩がずっとくすぐっちゃうよ?」

「ゃぁぁ…っ柚木先輩ぃ…助けてぇ…」

「ふふ、可愛いからだーめ」

軽く耳へ舌を差し込むと、嫌だぁ!とまた叫ぶ。終わる事のない焦らしに由麗はどんどん弱々しい抵抗になっていった。

「ふぁぁ…もぉ…だめだよぉ…」

「だめなのー?じゃあ言うしかないよねー?」

もうくすぐっても激しい抵抗が無くなるくらい弱っている由麗の体。

「そろそろ限界かな。さぁ、言ってごらん」

「いわ…ない…いや、もう許して…」

「随分可愛くなったね?焦らしは効いた?」

「ひどっ、いよぉ…もぉっ、嫌だよ…」

グスグズと鼻水を垂らしながら泣き始め、少しずつ精神が壊れてきているのが分かる。でも口を割らないこの子は強い。

「君たちの情報を吐くんだ。そしたら終わってやる」

「…変態やろー…」

壊れかけた精神の中で由麗はそう呟いた。上司に向けられた殺意にも近い眼差しは、見ている俺達もゾクリとさせられる程。

「ほぉ、中々タフな子だね。もう終わりかけていると思ったけど」

上司は笑いながらそう呟くと、由麗の自身を握り強めに上下した。

「ひッッ…ぁぁ!!!イク、イッ…!」

ぎゅっと目を閉じて絶頂を迎えそうなタイミングでまた手を離すと、次は移動して先程激しい反応を見せたお臍にしゃぶりつくように吸い付いた。

「っっ、ぁぁぁぁぁあ!!!」

ボンテージテープで未だに固定されており全く動かせずにいる腹部。唾液をたっぷり含ませた舌先でお臍の穴を犯すと、由麗はまた叫び出した。

「ひっぁっあぁぁっ、イクっ、だめ、イク…!!」

由麗がそう叫ぶと、ビクビクと体を痙攣させて自身への刺激がないままに絶頂を迎えた。

「あら…イカせるつもりはなかったんだけどな」

「離せぇぇ!!やめろっっ!!」

痙攣している間もジュルッと音を立ててお臍の穴を攻め立てると目を見開いて全力で暴れている。

「やめないよ、お臍が好きなんでしょう」

「んぁぁぁ…っっ、だめぇぇ……ッッ」

「もう一回お臍でイケたら解放してあげる」 

「ふざ…っけんなァァ!!離せっ、離せぇぇ!!」

「動けないくせにな…お腹ビクビクさせて可愛いな」

「ぁぅぅ…っぉかしっ、おかしぃぃっ、変になるっ、やめでぇぇ…っまた、イッ…やだ!こんなのいやぁぁっ」

脇腹をくすぐられながら舌先でお臍の穴を穿られた由麗はもう一度強く跳ねて、体を痙攣させた。もう媚薬の効果でおかしくなった体は自身への刺激がなくてもイケてしまうようだ。

「ぁぅー…もう……やめ、てぇ……」
 
絶頂直後特有のとろけた顔の由麗はとても色っぽくて、上司はハァ…と荒い呼吸を吐きながら笑っていた。

「たくさん後で精液を出させてあげるけど、一つ試したいことがあるんだよね」

「……」

完全に力尽きて浅い息を繰り返す由麗から一旦離れると、玩具セットから何かを取り出した。

持ち手はシリコン製の細い棒のようなもので、先端にはビーズがたくさんついていた。

「これはね尿道ビーズでね、ここにも電気を送ることが出来るんだ。高かったんだよ?」

「…っやめて、やめてっ!!」

それを聞いて本気で怯え出した由麗はガタガタと震え出して拘束台を揺らした。

「嫌かい?言ってくれたら止めるけど…どうする?」

「あ…ぁぁ…嫌だ、柚木先輩…!柚木先輩っ、七彩ぇ…っ、助けてぇぇ!!」

「何で俺は呼び捨てなんだよ」

不満そうに七彩が言うと、チラリと上司を見つめて言いにくそうに口を開く。

「んー流石に…それはやりすぎじゃないすかー」

「そうですよ…」

俺達は声を揃えて言うと、上司はニッコリ笑って七彩に近付いた。

「じゃあ七彩が先に試すかい?」

「…っ、嘘です、ごめんなさい…っ」

本気でびびってクタリと腰を抜かした七彩を見て、由麗は目を丸くしていた。

「柚木も。先に君からしてほしいのかい?」

「…申し訳、ありません…」

異様な光景を見た由麗は何も言うことなく、ただ呆然としていた。

「ごめんね設定がブレてしまったようだね。さて、情報吐かない限りは…意識がおかしくなるくらいにいいことしてあげるよ」

由麗の自身を掴むと、ヒッと小さく声を上げた。

「あ…ぁ、嘘…そんなとこ…入んないよぉ…!」

尿道口を広げるように上司が先端を撫でた後、細いビーズが連なる玩具をツプリと挿入された。

「-----っぅぐぅぅ!!」

体を反らし目を見開くと、ガクガクと体が震えていた。俺達に出来る事はなかったので、優しく手を握ってやると、痛いくらいに握り返された。

「いたぁっ、抜いてぇっ抜いてぇぇぇぇ!!!!」

「大丈夫、すぐに良くなるから」

尿道に挿入されていく玩具は由麗の精神をすり減らしていく。

「…っく、ぅ…はぁぁっ、やぁぁ…」

「少し感じてきてる?」

「ちがぁぁ……っ」

上下しながら進めていくと、少しだけ快楽の声が混ざる。

「ほら、奥まで入りそうだね…中から前立腺刺激してあげるよ」

「ひぎ…ッッぁ、---やめっ、ぅあァッ」

握られた手は汗を吹き出してあり得ない程の強さが込められた。それがどれほどの快感なのかを物語る。

「ッ、ぐぅ…っ、…ッッ、っ、ぁ…!」

「あらあら、気持ち良すぎて声も出ないかい?でもこれねさっき言ったけど弱い電気が送ることが出来るんだ。こんな敏感な所にそんな刺激…耐えられるかな?」

スイッチを入れた途端に何度も小刻みに痙攣し出す由麗の体。握られた手に力が消え去った。

「---ッッ!ぁ…っ、…~~~ッッ!!」

「はは、どうだい?気持ち良いみたいだね」

異常な震えを見せる体を心配しながら、目を見開いたまま声にならない声を上げて刺激を受ける由麗。

「あまり精液を放出させるのを邪魔したら壊れてしまうから、もう少ししたら解放してあげるよ。あ、でも一回ダブルで刺激したらどうなるかやってみようか」

最初にお尻は挿入していたアナルビーズを手に取ると、あろう事かもう一度蕾へ挿入した。

「…まじか」

俺と七彩の小さな声は虚しく部屋に響く。

「ほら、どうだい?両方から一番感じる箇所を刺激されるのは…」

「ひっ……ッッぐ、ぅぅぅ………っっ、」

アナルビーズからも電流が送られているのか、力無く体はビクビクと痙攣し続け、由麗の目は完全に焦点が合わなくなってしまった。

「ぃ、き、たぁ…っくる、し…っゃめて…」

「イキたい?電気の攻めは気持ち良いかな?」

ムニムニと自身を外からも揉むように刺激すると、由麗の体は悲鳴を上げ続けている。

「…そろそろやばそうだね」

電気の刺激に合わせて小刻みに震えていた体を労るように言うと、一気に尿道とお尻から玩具を抜き取ると、由麗の体は大きく跳ねて白濁液を撒き散らした。

「…っく、はぁ……ふ、…はぁぁ…」

玩具を解放された由麗の目は少しだけ光を取り戻し、疲れ切った目で上司を見つめていた。

「どうだい?言う気になったかい?」

「しね…本気で…死んでしまえ…」

「…まだそんな事言える精神力があるなんてね。それでこそ俺達の組織に相応しい人材だね」

「…はっ、そりゃどーも」

「じゃあ最後はたっぷりくすぐって終わりにしようか。二日も持たないだろうからね、これに耐えることが出来たら終わりにしてあげるよ」

「…分かったよ、好きなだけこいよ」

突然肝が据わったような態度になった由麗に驚きながら、最終ラウンドが開始された。


◇ ◆


「由麗、お疲れ様」

最終ラウンドが終わる頃には、由麗は笑い疲れてお腹を痙攣させていた。

見事に耐え切った由麗は、無事にクリアする事が出来た。

「まぁ本来はあと一日残ってるけどな。流石に訓練で体を壊してしまうといけないからね。これをしっかり忘れないように、日々任務に取り組んでくれ」

上司はそう言うとそそくさと股間を隠して部屋を後にした。

「抜きに行ったな」

「そうだな」

俺と七彩がそう呟くと、由麗はふふっと笑っていた。

「…おかげさまでクリア出来ました。本当一回目は七彩にキレそうになりましたけど」

「お前さー柚木には先輩付けるのに何で俺は呼び捨てなのー?くすぐるぞー?」

むっとした七彩が由麗に近付くと、ニヤリと由麗が口角を上げた。

「玩具試されそうになって腰抜けてたくせに」

「んな…うるせーな俺だってこえーよ!あんな攻め!」

「ついでに訓練始まる前に由麗を庇ってくすぐりが弱いこと伏せてたら押さえつけられてくすぐられて泣いてたもんな、七彩」

「いやいや言うなよ!柚木のバカ!泣いてはない!」

「え、そうなんですか?」

「そうそう、上司に脅されて一回目も嫌々攻めに来たらしいよ。だから七彩のこと嫌いにならないであげてね」

「へぇ、七彩先輩、ありがとうございまーす」

「…っうるさいな」

俺と由麗に揶揄われると頬を赤らめた七彩。

「まぁ…とにかくすげーと思うよ、由麗は。本当にお疲れ様。これからも宜しくなー」

ポンと由麗の頭を撫でた七彩に、由麗は嬉しそうに微笑むと、ありがとうございます、と呟いた。

上司得しかなかった二回目の訓練は、無事に幕を下ろした。

②end.
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