苦手な訓練と任務① 訓練編

まこ@お休み中

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擽り/言葉責/媚薬/寸止/放置/乳首/前立腺責

攻→柚木ゆき+七彩ななせ
受→由麗ゆま/視点

◇ ◆

「全部情報を吐いてくれたらやめてあげるよ」

「…っ、」

俺が我慢出来ずに腕を動かすと、ガシャンと繋がれた手枷が音を響かせた。

左右に広げられて拘束された腕と、M字開脚した状態で拘束された足。ガッチリとキツめに固定されているので全くと言っていい程動くことが出来ない。

「まずは君の名前とリーダーの名前を教えてくれない?」

「…」

先輩の問い掛けに俺は口をしっかり結んで黙秘を決め込んだ。

今一体何をしているかと言うと。

拷問された時の訓練をしている最中だ。

なので実際に敵に捕まったわけではなく、訓練を担当している先輩が意地悪に問い掛けてきている。

様々な拷問訓練を重ねた結果、痛みには耐性がある俺は、最終段階の性的な拷問に初挑戦中。

「言わないと辛いのは君だよ」

悪戯に動く指に体は反応しながらも、昔からキツい修行してきた俺は忍耐力はある方だ。

例え訓練に特化した先輩だろうが絶対に口を割ることはない。期限は2日。2日耐え抜けば終わるこの訓練に、俺は余裕を見せていた。

「ん…っん、っ」

ツツ、と胸を触る先輩の指はかなり的確で、焦らす様にクルクルと乳首の周りを遊んでいる。

何故こんな変態な拷問が存在するのか今までずっと不明だったが、痛みとは違った辛さがあると認識出来た。

先輩だから恥ずかしさはないが、知らない奴らに全裸を晒すのは屈辱的な意味も兼ねて辛い。

ツンと少し勃ち上がった乳首に触れられると切ないような変な気持ちが襲い、股間に熱が集まった。

「ん…っ」 

両方の乳首を親指と人差し指でクニクニと摘まれると、ビクッと体が跳ねてしまう。

しつこく胸ばかり触る先輩に文句を言いたいが、表情を見ると完全に仕事モードなので私語は慎む事にした。

「情報を吐きたくなったらいつでも話していいから」

先輩の指が乳首から漸く離れると、次は少し上へ移動した。何をするんだろうと思った瞬間、ピタリと腋で止まると俺は本気で焦り出した。

「あッ、待って…っ先輩っ!」

「先輩?誰の話?」

「やめて下さい!ちょっと待って!」

「待って欲しかったら名乗って、君たちの情報を吐いてもらおうか」

ツツ、と少しだけ腋の上へ置いた指を動かされると思い切り腰が跳ねた。

「少し指を動かしただけでどうしたの?もしかして、こういう刺激に弱いの?」

クルクルと円を描きながら両方の腋をなぞられると、くすぐったさに体が拒否反応を起こした。

「やめ…ッ、待って…それは本当に!先輩っ、先輩やめてっ!先輩!!!」

「…あのさ、由麗。今何してるか分かってる?」

俺が頑なに設定を守ろうとしないので、先輩は溜息を吐きながら俺に訊ねた。

「わかってるっ、分かってるけど…!それは本当っダメだから!やめて!」

「これが敵からの攻撃ならそんなの通用しないからね。実際にこういう拷問の報告があるから取り入れてんだよ」

「ひゃぁぁ…だって、本当っぁ!嫌なんだってッ」

「そんなこと実際敵に言ったら悪化するだけだと思うけど。こういう練習なんだからさ。設定を守る気がないから口塞ぐけど」

「ぁひゃっ!やだやだっくすぐったいの嫌い!!やめてっ!気持ち良いことなら耐えれるからっ」

「…分かった、由麗。残念だけどこれ付けな」

くすぐられて開きっぱなしだった口内に猿轡を装着される。ガチャガチャと拘束具を鳴らしながらやめてくれと訴えるも、勿論終わらせてくれるはずもなく。

「---ッ!んっぅっ!」

腋へ当てがわれていた指が動き出し、5本ずつゆっくりと全体をなぞる様にサワサワと動き、苦手な刺激を生み出した。

開始約20分、くすぐられて約20秒。俺は既に心が折れかけている。

本気で苦手な刺激に耐えられるはずもなく、俺は必死に体を捩りながら猿轡を通してやめてくれと懇願した。

「由麗がこういうのに弱いとは意外だった。やっぱり痛みに強い人はこういうのがダメなんだね。俺も敵を拷問する時の参考にしないとな」

俺は必死で耐えているのに、平気そうな顔をしてそんな事を言う先輩に本気で腹が立つ。ゾワゾワする感覚と強制的に生み出される笑いに、息が苦しくなる。

「今は素でいくけど…由麗は何処が弱いのかなー?」

しゃがんで俺の耳元へ来ると、わざとらしく問い掛けられた。耳にかかる吐息にゾクッとするが、顔もあまり動けない様にされているため逃れることが出来なかった。

「んっ、ぅっ…!!」

「こうやって言葉で責めながら刺激を与えると倍近く効果が上がる事もあるんだって」

ゆっくりと舌を耳へ入れたかと思うと、同時進行でサワサワと腋をくすぐられた。

「あ、可愛い。ビクッとしたね。由麗はこちょこちょされるの弱いから、いっぱい感じちゃうね」

そう思い込ませる様な言葉に惑わされながら必死に意識を保とうとした。

「こうやって窪んでる所をクリクリしたら特に弱いみたいだね。ほら、ビクッと体が跳ねるでしょ?分かる?」

確かに言葉が加わるだけでやばいかもしれない。

「次はちょっと下がって脇腹ね。ここも弱い人多いけど由麗はどうかなー」

やばいやばい。うるさい。

「んぐっ!んんっ!!!」

キッと睨みつけてやるが、ニコッと笑いかけられるだけで全く行動は変わらず、ゆっくり両サイドから揉むようにくすぐられると激しく体が悶えた。

「ん---ッ!!」

「こっちも効いてるね」

ビクビクと変な跳ね方をする体。本気で耐えれない。生理的な涙が溢れ出し、くすぐられる度にぼろっと頬に流れ落ちた。

「お腹すごいビクビクしてるね。大丈夫?後二日耐えれる?」

「んんっ、ぅ!!」

くすぐったさとゾクゾクして体の奥に響く様な刺激に、耐えるのは難しい。必死に拘束具を引きちぎろうと力を込める。

「残念だけど取れないよ?可哀想に…ガラ空きのここも閉じれないね」

スルッと再び上へ戻って腋をくすぐられると体の拒否反応が激しくなり、無理矢理笑わされてお腹が苦しい。

「んぐっ!んっ…んん…!!」

「あーあ、お腹すっごい力。ちょっと力抜きなよ」

「---ッッ!?!?!?」

「うわ、すごい反応」    

先輩の指が腹部を撫でた瞬間に、ガッシャンと拘束具がなり、固定されている台も激しく揺れた。

「由麗はお腹が効くのかな?」

クルクルと指全体でなぞりながら反応した箇所を探される。自分でも何故そんなに反応したのか分からないまま、苦手な箇所が明らかになった。

「あー…この可愛いお臍かぁ」

「ッッ!!んっ!んん!!んん…っ!!!」

やばいやばい無理無理無理無理。

心の中で叫びまくる俺の声は届くはずもないが、体が必死に訴えてきている。このまま触られるとおかしくなる、と。

「やばそうだね、耐えれるかな?でもこれ一応訓練だしなぁ。頑張ってもらうか」

わざとらしい言葉に腹が立つ余裕もなく、俺はひたすら猿轡越しに叫び続けた。

先輩の指はお臍周りをなぞり、確実に攻め立てる。フニフニと下腹も刺激しながら、指を滑らせ、たまにふっと穴へ指を差し込む。

少しでも先輩の指が動く度に激しく悶える俺。

「んん…っ、ぅウッ」

「すごい反応だね、本当。捕まったりしたらやばいかもね、徹底的にしてあげるよ」
 
普段全く汗のかかない俺が大量に体を濡らす。その汗を拭いクチュっとお臍の穴へ指を入れると掻き回され、たまに奥をつつかれた。

もう片方の手は肋骨辺りをくすぐり、二つとも全く異なる刺激に俺の体は震えた。

「ねぇ由麗。設定守れそう?涎凄いし、口取ってあげようか」

先輩の言葉にコクコクと頷いた。それを見て猿轡を取り外されると必死に呼吸をし、足りない酸素を取り入れる。

「情報を吐く気になった?」  

もう一度先輩は仕事モードに入ると、指を再開させて俺を見下ろす。

「…誰が、言うか!」

この練習は最終的にどうなるかと言うと、

耐えきれずに情報を吐けば、その場で訓練は終了となるのだが、苦手だった箇所を担当者が報告し、後日、複数からの攻めを受ける羽目になる。

二日間完全に耐え抜けばそれでクリア。もう二度目の訓練は行われずに済む。

耐え抜くことが出来なければその場は終了するが、後日クリア出来るまで何度も何度も複数から攻められるという事になる。

俺は一時の解放なんて望んでいない。今日で拷問訓練は終了させてやる。

「ふぅん、まぁまだ30分しか経ってないもんな。…まだまだ時間はたっぷりあるんだ、お前の体全てを調べさせてもらうよ」

完全な悪役になりきる先輩の目は本当に怖い。上半身から離れるとM字開脚されて触りやすい位置にある足の裏に移動してゆっくりと指を這わせる。

「ひゃっ!やめ…っ」

「ここも弱いの?それは触りがいがあるね」

全体をサワサワとくすぐられ、時折カリッと爪で引っ掻かれると背筋がゾクリとした。少しでも暴れようと足を動かそうとすると、ガッチリと親指を固定されてピンと足裏を張らされた。

「んァァっ!!」

動かせないと頭が理解してしまうと先程よりもダイレクトに刺激を感じる。

「ひゃははっ!!…やめっ、ぁあっ!!」

先輩、今日はずっとくすぐりでくるつもりか。最低な奴め。

「何、その反抗的な目は」

カリカリと足裏を爪で刺激されながら必死言葉を絞り出す。

「ひゃはははっ…やだっ、もぉ…!!しつこいんだよ!!変態かよっ!!」

「そういう拷問だからね。君みたいに痛みに強い人にはこういう攻めが効くからね」

足裏から少し移動し、足の側面や甲をなぞられるとゾワっとした感覚が生まれて、それも苦手な刺激だと認識した。

「---っくそ、!まじでっひ、ぁっ!」 

「君、散々そんな事言ってるけど、ここ反応してるの知ってた?」

「は?」

くすぐったい刺激でいっぱいいっぱいで気付かなかったが、何故か勃ち上がっている俺の股間。それを見てあり得ない光景に顔の温度が一気に上がった。

「…気付かなかったの?くすぐられるだけでこんなにビンビンな奴が居るなんてね。しかも敵に…実は嬉しい、とか?」

「んなわけねーだろ!!!!ぁっ、あっちょ!触んなクソ変態!!」 

「君の恥ずかしい場所がよく見えるね」

今度は羞恥プレイに変更した先輩の攻め。さっきまで羞恥は感じていなかったが、反応したそれを見られて言葉にされると恥ずかしくて死にそうになった。

「やめ…っ!見んなよっ、やめろ!」

「恥ずかしいのも興奮すんの?これは喜ばせてくれるねぇ」

「…っ!!」

スルスルと内股をなぞられながら自身の反応を見られると、体が更に敏感になる気がして恥ずかしい。

「溢れてきてる…触ってほしいの?」

「そんなわけない!!!こんな気持ち悪いことはやめろ!!!」

「効果あることをして追い詰めるのが俺の仕事」

先輩は俺の自身を咥えると、ジュルッと音を立てて吸い上げた。

初めて人から受ける自身への刺激に対処出来ず、背中が面白いくらいに跳ねて拘束台を軋ませた。

「やっァァァァア!!!!」

「どんどん溢れてくる。体は素直だな」 

指で玉をくすぐられながら、自身全体を咥えて顔を上下されるとチカッと目の前が光った。

やばい、出そう。

「---待ッッ!!出るっ!やめっ、ぁぁぁぁ!!!」

強い刺激に勝手に足首がピンと伸びると、俺は絶頂に備えて体を強張らせた。

「分かった。そう言うならやめてあげるよ」

「え…っ?」

あと一歩の所で絶頂というタイミングで離された口。自分でも分かる程に体と自身は震えていた。

「じゃあ次はこんな所はどうかな?」

「あっ、やめ…待っ…ひっ、ぁぁぁあ!!!!」

太腿やお尻をくすぐられると、純粋なくすぐったさと快感が入り混じった感覚に、絶頂感を強められる。

「やっ、だっぁあっ、やだっ、ひゃぁあっっ」 

「情報を吐いたら楽になれるよ?どうする?」

「…っ言うわけ、ないだろっ」

「そっかそっか」

サワサワとお尻をくすぐられると恥ずかしさと気持ち良さが襲う。

「くそ…っ変な攻めすんなよっ…!!」

「その変な攻めに感じちゃうもんな」

「感じてねーよっ」

「はは、ビンビンにさせといて」  

少し絶頂感が治った所でもう一度咥えられ、また同じ様に寸止めされる。

「ぁぁあ…っもぉっ、くっそ…!!」

その後も寸止めを何度も繰り返されると、流石に精神的に来るものがある。つい情報を吐いてしまいそうになる自分を必死に制した。

「足ガクガク震えてるけど限界なんじゃない?楽になりなよ」

「…っは、ぁぁ…!!」

スルリとイケない程度に自身を一撫でされると苦しくて辛い。今一体どれくらい経った?

いつもの訓練も辛いものはあったが、こんなに時間が気になったのは初めてだった。

「そんな強情な君にぴったりなものがあるから使わせてもらうよ」 

先輩は何か瓶に入った液体を取り出すと、俺の自身の先端に三滴程落とした。尿道口から入っていく様な感覚にゾクリとした。

「こっちにも」 

歩いて上半身へ向かうと、自分の指に液体を付けると、腫れている両方の乳首に塗布した。

「ひゃあっやめっ!!」

「普通に触るだけでやばい?」

液体を追加してしつこく塗りたくると、瓶を傍らへ置いて両方の乳首を捏ね回された。

「ッひ、ァァァァ!!!やめっ、触んなって!!」

寸止め効果もあるのか最初に触られていた時より数倍も感じてしまう。絶頂したい今、そんな事をされたら堪らなく辛い。

「やめ…っ、お願い…!ちょっ、俺この、訓練無理かもっ…!先輩、お願いっ見逃して!!クリアしたことにしてぇぇ!!!」

「そんなことさせると思う?」

「ひっ、ぁああ!!いやっ、熱いっ!?何、なにっ」

徐々に熱くなってきた自身と乳首に混乱して声を荒げた。

「さっき塗ったのは即効性の媚薬。これで寸止めされたらもう壊れちゃうんじゃない?」

「はぁぁぁぁ…っっ、だめ、やばっ!無理ぃっ」

塗られた箇所を中心にして、身体中が火照り始めた感覚。

「結構強い薬だからね、塗ってない所も敏感になってるよ。例えばこことかさ」

乳首からスルリと指が移動して腋を一撫でされると、思いっきり体が反応した。

「ひゃはっ、あ---ッッ!!!」

ガシャンとなる拘束具と拘束台はその威力を物語る。

「あは、相変わらず辛そう。早く楽になりなよ、言えば終わってあげるよ?」

ガクガクと体が震え始めて思わず口走りそうになるが、結局はクリアしないと終わることの無い訓練。しかも次は複数からの攻めになる。一人で耐えれないのに、次耐え抜けるはずなんてない。

「やっと一時間くらいだね」

「は…?まだ一時間…?」

「そうだよ、絶望した?追い詰めてあげる。暫くの間、一人で苦しい時間を過ごしてね」

先輩はクスリと微笑んで、最高潮に出来上がって辛い体の俺を置いて部屋を後にした。

「待って…!先輩!!待って!待って!」

どんどん効き始める薬は確実に俺を追い詰めていった。まだまだ終わることのない時間に絶望しながら、必死に意識を保てる様に努めた。

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