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第二章
ショーへ参加 風見・七彩編②
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「皆様、お集まり頂きありがとうございます!本日も素敵な子達が参加しているので最後までどうぞお楽しみ下さいませ」
司会者がそう言った瞬間、パッとステージ全体に照明が照らされ、お客さんと俺達が対面した。
「あっぶね間に合ったお待たせ」
慌てて帰ってきてくれた風見先輩に視線を送ると、パッと自分たちにより明るいライトが照らされ、司会者がこちらへ近付いてきた。
「では、まず1組ずつ自慢のパートナーちゃんの紹介と愛撫の時間です!風見さん、七彩さんペアからどうぞ!」
まだ体も熱ってるんだけど…と思いつつも、マイクを手に取った風見先輩がお客さんの前で口を開いた。
「どうも。風見でーす。この子は俺の恋人の七彩です。とびきり可愛いんで反応見てやって下さい」
すぐにマイクを返した後、まだ熱が冷め切っていない体に先輩の指が伸びてきた。背後から両乳首を摘まれ、俺が好きな強度で捏ね回してくるので思いっきり恥ずかしい声が響いた。
「かーわいー」
さっきの真剣な表情は何処へやら。任務と切り替えたのか、俺が素直にイッたからか。ニヤニヤ笑いながら茶化すようにそう言っては俺の感じるように触れてくる。
「っ、」
ふにふにと乳首を摘んで揉まれた後、触れるか触れないかのソフトタッチな触り方で脇腹をくすぐられた。
「!!」
ぞわわわっと鳥肌が立ち、思いっきり体を反らすと観客たちからは何故か大きな歓声が上がった。
「ひっ、ゃはははははぁっ!!ぅああっ…だめッ、だめだめだめ!!」
「んー?気持ちいー?」
ゆっくりと脇から脇腹をなぞられると激しく体が反応し、思いっきり拘束具がガチャガチャと音を立てた。
「はーい、おしまいでーす。あとは皆さんで実際に可愛い七彩を堪能くださーい」
時間がきて先輩がそう告げると、大きな拍手が送られた。その後は順番にパートナーの紹介と愛撫タイムが行われていたが、とりあえず体を落ち着けなければと必死に呼吸を整えた。
「お、柚木も可愛いぜ。桜花ノリノリだなー」
柚木たちの番になったのか、風見先輩がそう話しかけてきたので見てみると、柚木は恥ずかしそうにしながら体を捩らせていた。桜花先輩も楽しそうにしていて、何だか新鮮。
余裕が出てきたので他の参加者にも目を向けてみると、みんなかなり可愛らしい。その上、体もとても綺麗で色っぽさもある。
「…これ、俺たち優勝出来ます?」
「あー?七彩がこの世で一番可愛いんだから大丈夫だっての」
「…先輩からしたらそうかもしれませんけど俺そんなに可愛くないんですよ」
「んなことないって。自信持て。お前は誰よりも可愛い。けど何回もこんなの参加させたくねーし、とりあえずは俺も全力で七彩のこと可愛がって優勝させるから」
不安そうにしている俺の頭をポンポンと撫で、優しい笑みを向けてくれた。
「…まぁお手柔らかに」
小さくそう呟いて少し経つと、全てのペアの紹介が終わったのか、次は直接お客さんが俺たちに触れることの出来る「ふれあいタイム」の時間になった。
合図と共にお客さんたちがバラバラにやってきて、俺たちのところへ来てくれたのは2人。ぺこっと風見先輩に頭を下げた後、じっと俺を見つめてきた。
かなりイケメン部類に入るその人は、風見先輩と同じくらいの年齢に見える。もう一人も比較的に若々しく見えるので、参加者の年齢層は比較的に若いようだ。
「初めまして。パートナーさんに責められてるこの子がとっても可愛らしくて。良かったらその姿、また見せてくれませんか?」
お客さんの一人が笑顔でそう言うと、風見先輩は「もちろんですー」と営業スマイルで返答した。
「じゃあ七彩ー、可愛い姿見てもらおうな?」
嬉しそうな声色が聞こえたかと思えば、そっと背後から手が伸びてきてわきわきとわざとらしく見せつけてきた。
「!」
その指の動きだけで身体中むずむずした感覚に陥り、逃げるように体を捩らせた。
「ふふ。パートナーさんが指動かすだけで感じてるんですねぇ。七彩くんだっけ?可愛いですね」
お客さんの一人がニコニコ笑いながら話しかけてきたが、指が近付いてきているので正直それどころではない。激しく体を捩って逃げてみても、動ける範囲も限られているのですぐに先輩の指は俺の体に触れた。
さわさわと脇腹をくすぐられるとビクンと激しく体が跳ね、早々に涙が出そうになった。
「ほーら七彩。こちょこちょこちょ」
「ぎっ、ああああああ!!待ってやめて止めて!!」
「わぁ~可愛い。くすぐり弱いのー?俺も触っていいですか?」
「どぞどぞー脇腹が一番弱いですけど、今の感じだったら普通に何処も効くと思うんで」
「じゃあ俺も失礼しまーす」
後ろからは風見先輩、左右から一人ずつが体に手を伸ばしてきては優しく撫で始めた。
左側に居る男性は閉じれない脇の下へ手を伸ばしてきてこしょこしょとくすぐり、右側に居る男性はしゃがみ込んで萎えている俺自身に触れた。
「!」
急所に触れられビクッと体が跳ねると、直後に風見先輩が俺の耳元に唇を寄せた。
「あんまり激しいことするようならすぐ止めるから。俺以外に触られるの嫌かもしれないけど、我慢して。一緒に優勝しよう」
俺にしか聞こえないようにそう囁いてくれたのだが、吐息に感じてしまい、ふるふると首を振った。
「んー…七彩逃げちゃダメ」
「ひう」
頭を押さえつけて逃げ場を塞ぐと、先輩は舌を耳へ差し込んできた。ぬるりとした刺激に体が跳ねると、お客さんがそんな俺を見てクスクスと笑って指を動かしてくる。
「ひっ、はは、あっ、やめ…っ」
「やめてって言いながら声は甘ったるいね。パートナーさんに触られて感じてるくせに。恥ずかしいお汁出てきてるよ?」
→
司会者がそう言った瞬間、パッとステージ全体に照明が照らされ、お客さんと俺達が対面した。
「あっぶね間に合ったお待たせ」
慌てて帰ってきてくれた風見先輩に視線を送ると、パッと自分たちにより明るいライトが照らされ、司会者がこちらへ近付いてきた。
「では、まず1組ずつ自慢のパートナーちゃんの紹介と愛撫の時間です!風見さん、七彩さんペアからどうぞ!」
まだ体も熱ってるんだけど…と思いつつも、マイクを手に取った風見先輩がお客さんの前で口を開いた。
「どうも。風見でーす。この子は俺の恋人の七彩です。とびきり可愛いんで反応見てやって下さい」
すぐにマイクを返した後、まだ熱が冷め切っていない体に先輩の指が伸びてきた。背後から両乳首を摘まれ、俺が好きな強度で捏ね回してくるので思いっきり恥ずかしい声が響いた。
「かーわいー」
さっきの真剣な表情は何処へやら。任務と切り替えたのか、俺が素直にイッたからか。ニヤニヤ笑いながら茶化すようにそう言っては俺の感じるように触れてくる。
「っ、」
ふにふにと乳首を摘んで揉まれた後、触れるか触れないかのソフトタッチな触り方で脇腹をくすぐられた。
「!!」
ぞわわわっと鳥肌が立ち、思いっきり体を反らすと観客たちからは何故か大きな歓声が上がった。
「ひっ、ゃはははははぁっ!!ぅああっ…だめッ、だめだめだめ!!」
「んー?気持ちいー?」
ゆっくりと脇から脇腹をなぞられると激しく体が反応し、思いっきり拘束具がガチャガチャと音を立てた。
「はーい、おしまいでーす。あとは皆さんで実際に可愛い七彩を堪能くださーい」
時間がきて先輩がそう告げると、大きな拍手が送られた。その後は順番にパートナーの紹介と愛撫タイムが行われていたが、とりあえず体を落ち着けなければと必死に呼吸を整えた。
「お、柚木も可愛いぜ。桜花ノリノリだなー」
柚木たちの番になったのか、風見先輩がそう話しかけてきたので見てみると、柚木は恥ずかしそうにしながら体を捩らせていた。桜花先輩も楽しそうにしていて、何だか新鮮。
余裕が出てきたので他の参加者にも目を向けてみると、みんなかなり可愛らしい。その上、体もとても綺麗で色っぽさもある。
「…これ、俺たち優勝出来ます?」
「あー?七彩がこの世で一番可愛いんだから大丈夫だっての」
「…先輩からしたらそうかもしれませんけど俺そんなに可愛くないんですよ」
「んなことないって。自信持て。お前は誰よりも可愛い。けど何回もこんなの参加させたくねーし、とりあえずは俺も全力で七彩のこと可愛がって優勝させるから」
不安そうにしている俺の頭をポンポンと撫で、優しい笑みを向けてくれた。
「…まぁお手柔らかに」
小さくそう呟いて少し経つと、全てのペアの紹介が終わったのか、次は直接お客さんが俺たちに触れることの出来る「ふれあいタイム」の時間になった。
合図と共にお客さんたちがバラバラにやってきて、俺たちのところへ来てくれたのは2人。ぺこっと風見先輩に頭を下げた後、じっと俺を見つめてきた。
かなりイケメン部類に入るその人は、風見先輩と同じくらいの年齢に見える。もう一人も比較的に若々しく見えるので、参加者の年齢層は比較的に若いようだ。
「初めまして。パートナーさんに責められてるこの子がとっても可愛らしくて。良かったらその姿、また見せてくれませんか?」
お客さんの一人が笑顔でそう言うと、風見先輩は「もちろんですー」と営業スマイルで返答した。
「じゃあ七彩ー、可愛い姿見てもらおうな?」
嬉しそうな声色が聞こえたかと思えば、そっと背後から手が伸びてきてわきわきとわざとらしく見せつけてきた。
「!」
その指の動きだけで身体中むずむずした感覚に陥り、逃げるように体を捩らせた。
「ふふ。パートナーさんが指動かすだけで感じてるんですねぇ。七彩くんだっけ?可愛いですね」
お客さんの一人がニコニコ笑いながら話しかけてきたが、指が近付いてきているので正直それどころではない。激しく体を捩って逃げてみても、動ける範囲も限られているのですぐに先輩の指は俺の体に触れた。
さわさわと脇腹をくすぐられるとビクンと激しく体が跳ね、早々に涙が出そうになった。
「ほーら七彩。こちょこちょこちょ」
「ぎっ、ああああああ!!待ってやめて止めて!!」
「わぁ~可愛い。くすぐり弱いのー?俺も触っていいですか?」
「どぞどぞー脇腹が一番弱いですけど、今の感じだったら普通に何処も効くと思うんで」
「じゃあ俺も失礼しまーす」
後ろからは風見先輩、左右から一人ずつが体に手を伸ばしてきては優しく撫で始めた。
左側に居る男性は閉じれない脇の下へ手を伸ばしてきてこしょこしょとくすぐり、右側に居る男性はしゃがみ込んで萎えている俺自身に触れた。
「!」
急所に触れられビクッと体が跳ねると、直後に風見先輩が俺の耳元に唇を寄せた。
「あんまり激しいことするようならすぐ止めるから。俺以外に触られるの嫌かもしれないけど、我慢して。一緒に優勝しよう」
俺にしか聞こえないようにそう囁いてくれたのだが、吐息に感じてしまい、ふるふると首を振った。
「んー…七彩逃げちゃダメ」
「ひう」
頭を押さえつけて逃げ場を塞ぐと、先輩は舌を耳へ差し込んできた。ぬるりとした刺激に体が跳ねると、お客さんがそんな俺を見てクスクスと笑って指を動かしてくる。
「ひっ、はは、あっ、やめ…っ」
「やめてって言いながら声は甘ったるいね。パートナーさんに触られて感じてるくせに。恥ずかしいお汁出てきてるよ?」
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