【完結】検品作業はしっかりと

まこ

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「…っ」

やばいやばいやばい。

本格的に作ったので、性能は誰よりも知っている。俺は全身から汗が吹き出した。

「まずはお洋服脱ぎましょうか」

「わっ」

リモコンを操作すると、小さなマジックハンドが出て来て俺の服を器用に脱がしていく。この動作を作成するのもめちゃくちゃ大変だった。ちゃんと脱がしてくれた事に一先ずは作成者として安心した。

「未南さんお肌綺麗」

「お前ふざけんなよ」

「えー?何がです?」

「いいからリモコン貸せ」

「こわーい」

スルスルと動くマジックハンドは俺の下着まで脱がした。

「流石の出来ですね、無駄がない動き」

「うん、それは良かったけど早く解放しろ」

「まずは未南さんの弱点から攻めちゃいます?」

「もういいから、ふざけてないでやめろ。後でどうなるか分かってんのか」

俺の言葉を無視してリモコンを動かすと、俺のお臍周りに小さなマジックハンドがたくさん出て来た。

「あ…っやめて!ちょっとやめて!本当に!」

「まだハンド出しただけですよ?」

「お前…本当に覚えとけよ」

「はーい、しっかり覚えておきます。未南さんの可愛い姿」

「ん…っ!!んんぅ…」

リモコンを操作されると、マジックハンドが動き出してこちょこちょとお臍を擽り出した。

ハンドの手も細かくしてかなり作るのに苦労した。どうやったらより擽ったくなるだろうと考えて必死に作ったが、まさか一番にその効果を受ける事になろうとは。

「…ってめ、殴る…っ!!」

「あは、どうやってー?ほら、擽ったいでしょー未南さん?」

「…っつぅ、やめ…無理…っ」

声を必死に我慢しながら力を入れて耐えた。

「お臍弱いって可愛いですよね、中も擽っちゃいましょうか」

「ひゃぁ…っやめろっ!お前ふざけんなよ!…ぁ、くすぐったぃ…やめっ」

小さなハンドがお臍の中へ侵入すると、液体を出して滑りを良くしながら暴れ回った。

「んぁぁっやめっはははは!嫌だぁっ」

「じゃあコースセットしとくんで、終わったら上から順番に可愛がってもらって下さいね。僕シャワーまだなんて失礼しまーす」

「てめぇ…っふざけんなコラァァ!!やめっぃやははははっやーめーーろーー!!!!」

思いっきり暴れてみても流石の拘束力。ビクともしない。お臍からハンドが離れたかと思うと、コースにセットされた耳から順番に刺激が始まった。

耳の刺激にセットしたのは羽。フワフワと耳の周りや穴を細かく擽ってくる。因みに羽もハンドも取り外しが可能なので、引き渡しをする時にはきちんと新しいものにするので問題はない。

「ふぁ…っやばっ、ちょ…!すげー出来だな…」

自分の作った機械に感動しつつも、徐々に追い込んでくる刺激にブルッと体が震えた。

「ふぅ…っ次は、どこだっけ…」

ある程度耳の刺激が終わった頃には、既に俺の股間は反応していた。因みにきちんと椅子は消毒するので引き渡しをする時にはきちんと(以外略)

次に出て来たのは両方の腋をくすぐるマジックハンド。出て来ただけで俺の体は跳ねて青ざめた。

「ひゃーっ!!!ぁははははは!!!」

篠田くんも居ないので我慢する事を忘れていたら、もう声を抑える事なんて出来なくて。小さなマジックハンドが動くたびに俺は体を跳ねさせて笑い転げた。

「はははははっやーめーぇぇーっ!!!」

壊れてしまうんじゃないかと思ったが耐えられるはずもないので思いっきり暴れた。それでも流石俺が作った椅子は頑丈だ。俺が本気で暴れてもビクともしない。

腋の窪みを引っ掻くように動いたり、周りをサワサワと同時に優しく擽ったりと無駄にバリエーションを入れた事を後悔した。

「ひゃははは!!苦しいっ助けてぇぇっ!!篠田くんっっ!!!」

叫んでみてもシャワー室まで少しあるので届くはずもなく戻ってこない。その間にもこちょこちょとくすぐるハンドは止まる事を知らずに俺を責め立てる。

「ぁははははは!!!やばっ!やばいっ」

すると、少しハンドが下へ下がり、胸の横辺りを突く様な刺激に変化した。

「-----ッッ、や!?ァァァァアッッ」

これは俺が一番苦手とする動き。篠田くんにも体験してもらおうと思って必死で取り付けた。

「や、っやっ、ゃっぁははは!!!やばい!!ちょ、やめてっやぁぁぁぁぁあ!!!!」

ガクガクと体を震わせながら暴れるもガッチリとした拘束は取れる事はなく、俺はただひたすら泣き叫んだ。そして漸く刺激が終わると、次は乳首にハンドがセットされた。

「んぅ…っっ」

ムニムニと的確に乳首を摘んでくる動きに、感心しながらも感じてしまう自分に恥ずかしくなる。

「はぁ…っゃめ…っ」

機械相手にやめろと言っても止まるはずはないが、言わずには居られない。ハンドはツンツンと乳首を突いて先を穿ったり周りを摘んで擽ったり、様々な動きをしてくるので俺の感度は上がり、自身は立派に勃ち始めた。こんな状態では帰って来てほしくない。

「未南さん、どうですか?自分の作った機械にいじめられるのは」

やっぱり帰ってくるよね、分かってたよ。

「…やめてぇっ!!もうこれ止めてっ性能分かったからぁぁ!!」

「まだ乳首じゃないですか。まだまだコースありますよ?…っていうか…やば!めちゃくちゃ勃ってるじゃないですか」

「てめ…誰の所為だと…!」

「未南さんの作った機械の所為でしょう?」

「んはっぁぁあ!!」

乳首への刺激が終わると、ツンツンと脇腹を突かれ思いっきり声が出た。すぐに口を閉じたがもう遅い。

「エロい声…」

「ひゃぁぁ…止めないなら見んな…っ!俺が一人でチェックしとくから!!!」

「そんなのさせると思います?」

篠田くんはこちらへ来ると俺の顎を持ち上げてちゅっとキスをしてきた。

「!?んぅっ」

「上顎も弱点なんですよね?まずは僕が堪能させてもらいますね」

「ふぁっ…んんっぅぅ!!!」

マジックハンドに脇腹を突かれながら無理矢理口内を犯されるとビクビクと体が跳ねた。

「ここらへんですか?」

「んぅ---っっ!!」

舌先でゆっくりと上顎を擽られると、キスされた恥ずかしさと気持ち良い感覚で首を振った。もちろんガッチリと頭を固定されてしつこく上顎ばかりなぞられた。

そんな時にマジックハンドが脇腹からお臍に切り替わると、俺は更に俺は悶えた。

「ん…弱点責めですね、未南さん」

「ゃめろ…っ」

「しっかり自分が作った機械にいじめられて下さい」

無理矢理もう一度舌を入れられた。今はおへそへの刺激の方が耐えられないのでビクビクと跳ねた。

「ふぁっ、やめてぇっ止めてっ…やだぁっ」

「今はさっきより敏感だから辛いんじゃないですかー?」

「つらぃぃ…っやめてぇ…止めてよぉ…」

「ふ、何ですかそれ。始めて数分で堕ちちゃった?」

「ぅるさぁ…ひゃぁぁぁっ」

マジックハンドがおへその中へ侵入するとクリクリと円を描き出した。

「もぉっっ止めろ!!!」

「調教椅子ですからねぇ、未南さんのことしっかりいじめてから止まりますよ」

「ひゃははぁぁ…お臍やだっやだぁぁっっ」

「残念ですけどまだまだこれからですよ?」

「ふざけっなっ、もぉやめてよぉっっ」

ついに俺はボロボロ涙を流しながら訴えるも、聞き入れてもらえるはずもなく、苦手なお臍を刺激され続けた。

「ぁはははっいやぁぁぁあ!!!」

「可愛いなぁ。依頼者の恋人さんは機械でいじめられながら…こういう事されちゃうんですかね?」

「んやぁぁ!?やめ…っ触んなっ」

自身を握られるとゆっくりと扱かれた。

「未南さん可愛い」

「やめぇっ、ひゃはははは!!!」

止まらないハンドの動きと、一番敏感な場所を触られると堪らない。

「ふふ、可愛いけど一応次進めていきましょうか」

リモコンを操作すると、ハンドの動きは止まった。俺は汗まみれになりながらガクリと力尽きた。

「やめる気ないなら…休憩させろ」

「残念ですけど、次はエッチな刺激をセットしちゃいました」

「…ってんめ、ふざけんなよオラー」

もうされるがままになりながら力無く悪態を吐くと、足が開き始めた。

「な…っやめろ!変態!!ちょっ」

足が思いっきりM字に開かれて固定されると、出て来たのは複数のローター。

「あっ、待っ」

恥ずかしさよりもローターの方が怖い。体を捩らせるも、俺の作った機械は最高な仕事をしてくれる。

「ぁぁぁぁぁあっ」

ブブブと機械音と共に先端と裏筋に押し当てられると、俺は絶叫した。的確にローターを当てれるなんて我ながら凄い発明だと思う。

今まで散々刺激されて敏感な体はすぐに欲を吐き出した。

「ひぁぁぁぁあっっ」

イッても止まらない設定になっているので敏感になった場所に当たり続けて発狂した。

「やめてっとめてぇぇぇ!!!」

「未南さんが止めない設定にしてたじゃないですかぁ、イキ地獄を味わって下さい」

「ざけんなてめっ!!ぁぁっイクっ助けてっやめてっ」

ビクビクと体を跳ねさせながら、早くも二回目の欲を吐き出した。足はガクガク震えてもう限界に近い。

ローターが当たったまま、次はお尻に違和感が与えられた。次は確かお尻をたっぷりと慣らしてからの前立腺責め。俺は必死に暴れるがたっぷりと潤滑油を絡めたハンドが俺の後孔に挿入された。

「ぁぁっやだっふぁぁ」

ゆっくりと挿入されながらもローターは止まってないので俺は足をピンと伸ばして三回目の絶頂を迎えた。頭がおかしくなりそうな責めに痙攣した。

中へ入って来たハンドはクイッと動きを変化させると、的確に前立腺を突いた。

「ぅああああっっ」

「すごい、ちゃんと当たるんですね。未南さんの技術尊敬します」

前立腺とローター責めに何度も欲を吐き出しながらも、止まらない無機質な機械。目の焦点が合わなくなった頃に、ガクンッと椅子が動いた。

「んはっ」

その動きにハッと意識を取り戻した。気絶させないようにそう言った動きを取り入れてみたが、効果はあった。正直気絶してしまいたかった俺は、悔やんだ。

「ふふ、気絶出来なかったね未南さん」

「お前…いい加減に…しろよ…もう性能分かったから…ぁひっ、ぅぁぁ」

力無く返事をしている間もしっかりと機械は動いていて、俺は体をビクビクと跳ねさせながら何度目か分からない絶頂を迎えていた。

「ぁぁぁあああっだめぇぇぇっ!!」

機械が止まらないまま、次は篠田くんが苦手と言っていた足の付け根を刺激するハンドが現れた。

クニクニと鼠蹊部を押されるとそれも敏感に反応してしまう。

「もぉぉぉ…やめてぇぇぇ…」

「未南さん、頑張って」

足の付け根をクニクニと押され、前立腺も突かれて先端を刺激され、もう体は限界。無理だ。

「そろそろやばそうですね、止めたげますね」

ピタリと刺激が止まると俺は何も話せないくらいに疲弊していた。

「未南さん、可愛い。顔も全部ぐっちゃぐちゃ。元気になったら、次は筆をやっていきましょうね?」

薄れゆく記憶の中、そんな言葉が聞こえた。

①end.
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