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「おはよ、レン」
「…………」
起きた時にはハジメと悠斗はもう帰宅しており、笑顔のハルヒだけが目覚めの挨拶をしてくれた。
「可愛かった、レン大好き」
「言うことねーのかよ」
「ん?大好きだよ」
「謝罪はねーのかよコラ」
「なんで?ハジメより俺が良かったんでしょ?いじめられたいからハルヒがいいって言ってたじゃん」
「なんか間違ってるぞ」
重すぎてだるい体は起き上がるのが難しい。俺はグッタリとしたまま同じ体勢で居ると、ハルヒは優しく抱き締めてくれた。肌の温もりが温かく、胸がドキッとしたが、そもそもの原因はコイツなので気持ちを切り替える。
「やりすぎだから」
「うんー。悠斗にもあの後めちゃくちゃ怒られた」
確かに途中でちょいちょい止めてくれてた悠斗を思い出した。
「可愛すぎたからいじめたくなるんだよね、本当ごめんね?レンのこと相当愛してるのは確かだから」
「…ん」
「さっきは無理矢理言わせちゃったけどさ。もう一回聞いていいかな、レンは俺の事好き?」
「……」
自分でも何故こんな奴を好きになったか分からないが、高校一年の時に色々と助けてくれたハルヒは俺の中でとても大切な存在で。
王様ゲームをしている時も、ハルヒじゃないと嫌な時が多かった。イカせてくれるというハジメを無視して意地悪なハルヒを取るくらいには。
「好きなのかもな。……認めたくないけど」
俺はそう呟くと、重い身体を少し動かしてハルヒに抱きついた。そんな俺のことを嬉しそうに抱き締めて軽いキスを交わした。
end.
「…………」
起きた時にはハジメと悠斗はもう帰宅しており、笑顔のハルヒだけが目覚めの挨拶をしてくれた。
「可愛かった、レン大好き」
「言うことねーのかよ」
「ん?大好きだよ」
「謝罪はねーのかよコラ」
「なんで?ハジメより俺が良かったんでしょ?いじめられたいからハルヒがいいって言ってたじゃん」
「なんか間違ってるぞ」
重すぎてだるい体は起き上がるのが難しい。俺はグッタリとしたまま同じ体勢で居ると、ハルヒは優しく抱き締めてくれた。肌の温もりが温かく、胸がドキッとしたが、そもそもの原因はコイツなので気持ちを切り替える。
「やりすぎだから」
「うんー。悠斗にもあの後めちゃくちゃ怒られた」
確かに途中でちょいちょい止めてくれてた悠斗を思い出した。
「可愛すぎたからいじめたくなるんだよね、本当ごめんね?レンのこと相当愛してるのは確かだから」
「…ん」
「さっきは無理矢理言わせちゃったけどさ。もう一回聞いていいかな、レンは俺の事好き?」
「……」
自分でも何故こんな奴を好きになったか分からないが、高校一年の時に色々と助けてくれたハルヒは俺の中でとても大切な存在で。
王様ゲームをしている時も、ハルヒじゃないと嫌な時が多かった。イカせてくれるというハジメを無視して意地悪なハルヒを取るくらいには。
「好きなのかもな。……認めたくないけど」
俺はそう呟くと、重い身体を少し動かしてハルヒに抱きついた。そんな俺のことを嬉しそうに抱き締めて軽いキスを交わした。
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