【完結】王様ゲーム

まこ@お休み中

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「ハルヒばっかやりすぎ。次俺にさせてよ」
「やだあっち行け」

ずっとハルヒのターンだったからか、ハジメが口を挟むと、すかさずハルヒは断った。

「やだじゃねーんだよ。キスとかしねーから安心しろ」

「…触るだけにしろよ。舐めたりもダメだからな」

「分かってるよ。つーかレンはお前のでもねーけどな」

許可を貰ったハジメは嬉しそうな感じにハルヒを押し退けると、俺の上へ跨った。

「レン、次は俺な」

「…」

ハジメの顔を見ると興奮も冷め、少しだけ冷静になったが、ゆっくりと脇腹に指を這うと、体は素直に反応を示す。

「んん…」

くすぐったいより気持ち良い感覚が勝つソフトタッチな感覚に、頭が混乱した。

「ぁ…なんかっ、それ…やだぁ!」

「これ?」

スルスルと人差し指で脇から脇腹をなぞられるとダイレクトに股間が熱を持った気がしてジタバタと暴れた。

「すごい、大きくなってる。そんなに気持ち良い?」

「ちが…っやめろって!退けチビ!」

「ハルヒの時と違って反抗的だな。つーか俺とそんなに変わんねーだろ」

「んんっ、ぁぁ…」

サワサワと肌を触られると我慢出来なくて、ただ甘い声を上げた。ハジメの横で俺を見るハルヒが見えた。目が合うとニコッと微笑んでくれて、何故かドキッとした。

「ねぇハジメ、レンは俺の方がいいって言ってるからやっぱりどいてくんない?」

「え、いつ言った!?」

「目で俺に訴えてきてくれたから。ね、レン?」

「うん…ハルヒがいい」

「なんだよ両思いかコラー」

むーっと頬を膨らませて不満そうにしていると、ハルヒに思いっきり押し退けられていた。

「うおっ…、コラ!もうちょっと優しくしろや」

ドタンと尻餅をついて更に怒るハジメを無視して、ハルヒは俺にキスをした。

それを見て『あーあ、また始まった』と不満そうな声を上げてハジメは椅子に腰掛る。

ハルヒは舌で俺の上顎を舐めながら、先程のハジメと同じようにサワサワと優しいタッチで脇腹をくすぐってきた。

「んんっ…ッ、ん!!んー!!」

耐えきれず暴れるが、無言でずっと俺を押さえつけていた悠斗はしっかりと役割を果たしており、ビクともしない。

「こっちも触ってやるよ。こうしたらどうなっちゃう?」

悠斗がそう呟くと、脇へくすぐったい刺激が走った。ハルヒと同じように優しいタッチでゆっくり動く指にぞわっと体が震えた。

「ッ…んっ、んぅっ、んっ!」

口内を犯されながら苦手な部分を責められ、もう限界寸前。それに気付いたハルヒの足はゆっくりと俺の自身を擦ってくる。絶頂が近付き、俺は必死に叫んだ。

「んくっ!んくっ、んく!」

イクと叫んでみても、ハルヒにキスをされて上手く話せずにいると、的確に足で感じるように刺激されると我慢なんて出来る筈もなく、俺はハルヒの足に欲を吐き出した。

「あーあ、汚れちゃった。悪い子だな、レンは」

「ぷはぁ…俺…悪くねーだろ、はぁ…お前らが悪い…」 

クタリと脱力しながら反論するが、三人は俺を解放する気はないらしい。ハルヒは汚れたズボンを脱いで下着姿になると、もう一度俺へ跨り、人差し指でお腹をなぞり始めた。

「ちょ…もういいって!いつまでやる気だよ!!俺疲れたんだけど!帰らせてっ」

「俺の服汚したからちょっとお仕置き」

「だから…っイクって言っただろ…」

「聞こえなかったよ」

「お前が口塞ぐから…っ、あ!?っひゃぁぁ!ちょ、ちょっと待って…!!」

「んー?ここ気持ち良いのー?」

「んひぁっ…ま、待ってッ、本当にやめて!!」

腹部をなぞっていたハルヒの人差し指がお臍を掠めると、俺は大きく反応した。今まで誰かに体を触られた事なんてなかったので、自分が苦手な所なんて知らなかったが直感でやばいと感じた。

「可愛いお臍」

「んぅぅぅ…ッッ、ゃめ…ッ!!」

「すげーレンめっちゃ力入ってる」

今までずっと腕を押さえていた悠斗が驚いたように声を上げると、更に力を込めて押さえつけてきた。

「へぇ…レンの弱い所発見」

「んひぁぁァッっ、やめろっ、やめ…やめてっ」

カリカリと爪でお臍周りを引っ掻かれると我慢が出来ずに出せるだけの力を出して本気で暴れた。すると体を押さえていた悠斗もハルヒも驚いたように俺を見ると、ハルヒは俺の足を自分の足でガッチリと挟み、しっかりと体重をかけて殆ど動けない様にした。

「すげー反応」

「おねがっ…そこ無理ぃ…まじで無理!やめて!!」

どれだけ力を入れても逃げれない状況と、今までにないくらいの感覚にパニックになりながら制止を求めた。

「せっかく見つけたのにやめるわけないじゃん?」

「~~ッッ!! ひゃぁぁぁっ助けてっ…やだっ…そこ嫌ぁっ…許して、」

俺が暴れまくるとハルヒと悠斗も本気で押さえつけてきて腕や足が痛くてもそんな事気にならないくらいに辛かった。

「まじ、っでぇぇ…やめて!!ごめんなさいっ、ごめっ…いやぁっ…ハルヒっ…触んないでっ…お願い!!」

「そんなにダメなの?ここ」

爪でカリカリとお臍周りをくすぐられると頭がおかしくなりそうで、ボロボロ泣きながら懇願した。

「お臍弱いとか可愛すぎ」

爪で優しく引っ掻かれたり、たまにお臍の穴へ指を入れられると面白いくらいに腰が跳ねた。

「指入れたらもっとビクビクするじゃん。どーう?レン、いっぱい触ってあげるね?」

お臍の穴へ入った指がゆっくりと動かされると、ビクンと体が跳ねて、背中がのけ反った。

「やめて…っ!やめてぇっ…ハルヒ、ハルヒ!!許して…っお願い…だめ、本当にだめ…!」

「んーそっかそっかぁ、ダメなの~顔真っ赤にして泣いて可愛いねー?辛いねー?」

意地悪を言うためか、指の動きが一旦止まると、あまりにムカついたので思いっきり睨み付けた。

「てめぇ…っ意地悪っ…最低…!許さねぇからなッ」

「あ、レン。そんな事言ったら逆効果だぞ」

俺がハルヒに喧嘩を売った瞬間に、悠斗があらあらと言いながら頭を撫でてきた。だが言わないとやってられないのでずっとハルヒを睨み付けた。

「なーんだ、元気そうじゃん。じゃあ再開しよっか」

「や…やだ…ごめんなさい…!ごめ…っひ、ぁぁァッ、やっ、ぅあッ…んんん」

当たり前と言えば当たり前の展開に、悠斗もハジメも俺に対して『バカだねぇ』と呟いていた。苦手な触り方をされ続けて数分、やっとハルヒの責めが終わる頃には俺は力尽きて荒い息を吐いていた。

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