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勉強時間の確保には健康管理も大事だ!編

喉をいつも湿らせておけ!

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 私はかつて合唱団にいたので、合唱経験者や、はては耳鼻科の先生に、喉を守るための専門的な話をよく聞いたことがある。色んな方法を教えて貰ったが、どれにも共通するのが喉を湿らせ、乾燥させないことである。さて、これがあてはまる具体的な方法は何か?それを述べていく。 
 第一にまずは定番のマスクである。
 物理的に言うと、口から出した湿り気のある空気をある程度逃さない仕組みなので、喉が乾燥しないのだ。マスクには大まかに昔ながらの布製のガーゼタイプと近年流行のウレタンタイプと使い捨ての不織布タイプの三種類がある。
 ガーゼタイプやウレタンタイプは洗濯により再利用も可能で、手作りできたり、販売している個人店もあったりと入手のハードルは低い。ただし、弱点はマスクの繊維間の隙間が多く、ウイルスが入りやすいことだ。これはその昔、耳鼻科の先生から直接聞いた話であり、極力不織布タイプを使って欲しいと言われた。こういった弱点はあるが、喉の湿り気を保つ分には問題ないので、感染の可能性が低いスペースで使うならその点はあまり影響はないだろう。
 不織布タイプ関してはもう述べたが、再利用できないものの、ウイルスを完全に防ぐ点でおすすめだ。さらにこれは値段で品質も決まるところがあり、筆者はシャープマスクを愛用している。普通のマスクに比べると耳が痛くなりにくい、使っている内にマスクの繊維がほどけて顔に違和感を感じるといったことが普通のマスクより少ない、なによりいまだに某感染症に感染していないという良さがある。
 余談だが、業務用の医療用のマスク、建設業向けの防塵マスクもあるが、これは本業の方が非常に困る。私は建設業に従事しているので、一時期、防塵マスクの買い占めに困った下請けの業者さんはよく見た。
 第二に、薬を使った方法だ。
 具体的には龍角散、麦門冬湯、響声破笛丸、この名前の入った薬を買うと良い。これもお医者さんから聞いた話だが、風邪に対しては喉を湿らせるのが一番良い、喉を湿らす効果のある薬はこれだと聞いた。しかもどれも漢方薬になるので、安心感もある。ただ、このあたりに関しては喉の状態が酷く風邪になる一歩手前の状態に摂取する手段、そしてどれも比較的高価な商品だ。ゆえに、この手のお薬を家に一つ常備しておく程度がベストだと思う。
 第三の方法として加湿器だ。
 私の経験で言うと、ピンキリあり、二千円から安いのが買える。一般家庭であればこの程度でも良いだろう。色んなタイプはあるが、良い物であれば、すぐに湿度を上げる、空気清浄機機能もついている、電気代が安くランニングコスト的に良い等だ。そのへんまでくると諭吉様が必要な値段になるが、その分自身の健康は保証できる。
 第四の方法として、いつでも飲み物を常備しておく。
 つまりコンビニエンスストアや自動販売機で百円もあれば買えるミネラルウォーターを常備して、喉が乾燥しているなと思ったらその都度飲めば良いのだ。ちなみに、歌手や声優さんから、鶏の唐揚げも良いのだという意見もある。これは適度な脂分が喉の乾燥を防ぎ、また鶏肉が筋肉をほぐすため良い声を出しやすくなるからだとか。また、オススメできない飲料もある。例えば、ウーロン茶は喉の油分を奪い、喉の乾燥を促進させる。他の飲み物でも糖分による浸透圧の影響で喉が渇く可能性がある。浸透圧に関しては野菜に塩をかけると水が出てくる現象を意識して貰えばよい。要は喉から水分が出てしまうのだ。
 以上、これを実践すれば喉の湿り気を保ち、喉のガード、つまりは感染症へのガードをより高めることが出来ると言えよう。
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