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学園生活編

痴漢するな(3)

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 初めて見るラブホの室内。まわりに色々と気になるものがあった。

「あのベッド、カーテン付きじゃん! まるで王室の部屋みたいだ!」

「ゲーム機やカラオケもついていたりと、旅行で泊まったビジネスホテルや旅館とは雲泥の差だこりゃあ」

「やっぱ恋人同士が愛し合うのを意識して部屋も雰囲気を良くしているんだろうな」

 その言葉をきっかけに俺と正義は互いに意識始めた。すぐに俺達はベッドにインし、ディープキスをはじめた。

ちゅう ちゅぱ ちゅぱ

「清美、お前が欲しい、欲しいぜ」

「俺も正義が欲しい」

 俺は正義により舌を絡めようと、舌を正義の口内の奥へ奥へと侵入させた。正義も同じく同様のことをする。互いに、いかに自身の愛が深いかを教えるためにだ。

「正義、お前の精液飲みたい」

「俺も飲みたい。ならば体位は69だな」

 体勢を入れ替え、69の状態でお互いの性器を舐め合った。

ちゅっぱ じゅっぱ ちゅぽ

 もっと俺のあそこを舐めて欲しい。気持ち良くして欲しい。俺も正義をいっぱい気持ち良くする。正義のあれは正直咥えようと思うと顎が外れそうなサイズだけど、それでも頑張って咥える。

つぷり

 お尻に何かが挿入された。正義の指だ。俺の中をこねほぐすように指が動いている。

「あぁ、お尻といっしょに責められるとすぐにイッチャウ!! お前といっしょにイキたいのに!!」

ぬぷん

 俺も負けじと正義のお尻の穴を責めた。俺に中出しされた後だけあって、ぬるぬるとしてほぐれているので、指がするっと入っていく。そしてお尻の中で、一点違うなと思うポイントを見つけた。もしやと思ってそこを責めた。

「こ、こらっ! 俺のケツも責めるな! やべっ! そこは気持ち良い!!」

 たまたま正義の男のGスポットなるポイントを責めたようだ。俺もイキそう、そして今咥えている正義のもイキたいと訴えているのが脈動で分かった。

どく どびゅ びゅびゅ

 両者互いに同じタイミングでイッた。
 口内に正義の精液の味が広がった。はじめは飲むのも嫌なもんだったが、今では癖になる味と化している。 俺の精液も正義が飲んでいると思うと、嬉しくなる。そんなに何度も出せないけど、もっと飲んで欲しい。俺を味わって欲しい。

「正義、俺のおっぱい吸って」

「あぁ」

 天を見る形で俺はベッドに寝て、正義は覆い被さって俺のおっぱいを吸った。

ちゅうう ちゅうう

 正義はいつものように俺の母乳を吸い上げる。

もにゅ もにゅ

 俺のおっぱいをもみほぐし、より一層母乳を出そうとする。そのもみ方は多く母乳を出そうという力強いものではなく、マッサージするかのように、やわらかくするものだった。

「もう、赤ちゃんみたいだな」

「赤ちゃんでも良い。むしろ赤ちゃんになってお前のおっぱいを飲みたい」

「もう、馬鹿」

「今日はお前の母乳、甘いけど、切ねえ味がする」

「……もしかして、俺の気持ちが母乳に出たのかな……」

「それはどういうことだ?」

「ふと思っちゃったんだよ……母乳が出たからこそ、正義にこうやって愛されているんだなって……でも、もし俺から母乳が出なかったら、俺と正義はいつまでも馬鹿やり合う友達のままでいたかもしれない……正義は俺を愛さなかったかもしれないって……」

 俺の涙腺が緩んできた。でも正義はそんな俺に優しい顔で見つめてくれる。

「無理もねえ。俺はお前が母乳を出す姿を見て初めて襲っちまったんだ。おまけにそれを弱みに握って色々とやりまくった。俺が母乳を出すお前に存在価値があると思われても何も言えないか……いや、言わせて貰う! 今更ながらよ! もう少しまともにお前にアプローチすればよかったって! 俺は幼い頃からお前といっしょにいたいと思っていた。可愛くて、俺よりも弱いくせに負けん気があって、感情も素直に出してよ、あの頃からお前と愛し合いたかったんだ……」

「正義……」

 正義の本当の心の声を聞いて俺は大粒の涙が出てきた。

「愛したいけど、告白して清美を失うのが怖かったんだ!! だから俺はお前が母乳を出すこと弱みにして無理矢理関係をつくりあげた!! それお前を愛せるならそれでも良いと思った!! でもな、それだと一番欲しいものが手に入らなかったんだ……」

 なんとなく、正義の答えが分かってしまった。そして今の俺は正義にその答えをあげても良いと思った。

「正義、答え言ってもいいかな?」

「わ、分かったのか?」

「うん。正義の欲しいものをあげる。正義を愛する清美をね」

「うおおおおおおお!!!」

 正義が喜びの雄叫びをあげた。

挿入れて正義」

 正義の性器が俺の肛門に触れる。

ぬぶ

 徐々に肛門の入り口は広げられ、やがて正義の大きい性器を全部包み込んだ。

「正義、ずっとこのままでいたいよぉ」

「清美、さっきから俺の言いたいことをいいやがって!!」

ぬちゅん ぬちゅん ぬちゅん

 愛する人とのセックスがこんなにも気持ち良いものだとは思わなかった。心にまで快感を与えてくれる。

「あぁ! あぁ! 正義の愛! すごく感じるうう!!」

「まだまだ俺の愛は表現しきれてねえ!!」

ぱん ぱん ぱん ぱん

 正義は力強く腰を振った。まるで心臓にまでピストンが届くかの勢いだ。いや、本当に俺の心臓にまで快楽が通じている。

「イク! イクぞ! うおあああ!!」

「こいよ! お前の気持ちをぶつけろ!!」

びゅるるる びゅくく びゅる

 俺の中で正義の性器が心臓のようにどくんどくんと脈動している。そして、俺の中に大量の愛が注ぎ込まれた。

びゅるるる びゅるるる

 俺もいつの間にか射精に至っていた。この射精が正義の愛への返事にも思えた。





 目が覚めた。正義はまだ眠っている。今何時だろうか? 近場の時計を見た。

「……朝の7時……えぇっ!?」

「なんだ、朝がきたか? 昨日が日曜日だったから今日は月曜日でと……月曜日!? 学校に遅刻しちまうぜ!!」

「やばっ! ラブホで熱くなりすぎて時間を忘れていた――――っ!! あっ、もしや」

 俺は手元のスマホを確認した。不在着信がかなりの回数来ている。全部母さんからの電話だ。そしてメールもかなりの件数が来ている。メールの本文を見るのが怖い……。

「やべえ、親も激おこだ……あれ?」

 なんかお尻に入っているような感触があった。なんだろうかこれは。

「あっ、俺入れたままだったか」

 正義の奴が入ったままだ――――っ!!

「はよう抜け!」

「いや、俺も抜こうとしているんだが、抜けなくて」

 正義が引っこ抜こうとしている感覚が分かる。しかし俺の中でひっかかっている感じだ。

むく むく

「おい、俺の中で大きくなっていないか?」

「うん、そりゃあ目覚めていきなり清美のお尻の中に入っていたもんだから、興奮してな……」

 もう皆まで言わずとも正義のやりたいことは読めた。多分この状態で一発やって、さらにもう一発やって……放課後の時間帯までいくだろう。

「こりゃあ遅刻どころか無断欠席までいくな……」

「開き直ろうぜ! どうせ色んな奴に怒られるんだ! 楽しもうか!」

「もう俺もやけくそで楽しむぞ! まあやばくなってもお前といっしょなら大丈夫な気がする!」

「違いないな!」

 俺達はお目覚めの延長戦を開始した。
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