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学園生活編

退学するな(4)

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 例の騒動から一段落し、またいつものいやらしくもフリーダムな日常へと戻った。今日も俺はまた正義にいいようにされている。

「ちょっと待ったぁ!」

 俺はこの展開にツッコミを激しく入れたい気持ちだった。

「ん? どうした? 何もおかしいことはないだろ?」

「色々と大事な過程がすっぽぬかされているだろ! なんでいつの間に騒動が解決しているんだよ!」

「大丈夫だ、陸上マンガながら主人公が全国大会三位になったという結果だけ教えて、主人公がいかに努力して表彰されたかの過程が端折られた作品だってあるんだ。それに比べればましさ!」

「ましどうこうじゃねえ! 比較してもこれは問題あるだろ! つうかお前は敵を増やすのはこの作品内のキャラだけにしておけ!」

「そうだな、クレームがきたらこの世界が終わっちまうから宣伝もある程度しとかないとな! 今俺の言った漫画は青少年を性少年に目覚めさせた作品だ、ぜひとも読んでくれ!」

「……俺頭が痛くなってきた……ツッコミどころが多すぎる……」

「補足の説明をしよう。この世界の創造主さんがシリアスな展開を始めたのは良いが、俺達がいちゃいちゃする展開を描いていた方が楽しい、ということになってな。まっ、都合の悪い事は忘れよ、読者には記憶力の欠如も必要なのさ」

「お前は何をメタいことを言っているんだ・・・・・・」

「まぁ書籍化したら加筆されんじゃねえか?」

「悲しい事にその可能性が一切ないから何もつっこめねぇ……」

「そう! だからこうやってフリーダムにやっているんだ! さぁいちゃいちゃ再開だ!」

じゅるっぽ

 俺のおっぱいが張っている感じがあったので、正義に搾乳兼母乳を飲まれている。ちなみに場所は校舎の屋上である。鍵は本来開いていないはずなんだが、正義がピッキングで開けたとか。俺は今制服のボタンは全開で、中のシャツも正義により縦に破かれて、端から見ればレイプされたと思われても仕方の無い状況である。いっそのことこいつ強姦罪で捕まってくんねえかなぁ。

「はあはあ、清美ママ! おっぱい美味しいよ!」

「ママとか言うな! 気持ちわりいな!」

 などとジョークをかましていうちに正義の性欲もヒートアップしてきた。

「清美! やるぞ!」

 予想通り正義は下半身がびんびんに勃起している。嫌と言っても収まらないし、逃がしてくれないし、仕方なく俺は性欲を処理してやる。

「清美! 今日はこれを使おうぜ!!」

 正義は見覚えのある柔らかそうな筒を取り出した。


「それ例の騒動のオナホじゃねえか!!」

「そう! 清美の童貞を頂き、かつ清美の使用済みオナホ! 俺のコレクションだぜ!」

「そんなもん俺の前に見せびらかすな! あああの時の気持ちが蘇ってきもちわりい! お前もお前でそんなもんコレクションにすんな!!」

「うるせえ! 清美の使用済みオナホは誰がなんと言おうと国宝ものだぜ! あっ、ローションがないと使えないな。清美、ちょっとオナホに射精して精液を入れてくれ」

「よし、待ってくれ。今する……かボケ!! お前に見られながらオナホに射精するなんてできるか!!」


「じゃあ俺のフル勃起した息子を口で抜いてくれ」

 こいつは言い出したら効かないタイプだ。それは十二分に理解している。

「くそっ!」

ぱくり

 まあこういう事は日常茶飯事で、そのおかげか、射精させる要領というものがなんとなく分かってきた。


ちゅっぱぁん

 時々口でちん〇を吸い上げて、緩急をつけてやる。俺のオナニー経験から敏感であろう尿道を舌先でせめる。

「いくぞ!」

びゅっ びゅるる 

 精液のねちゃっとした感触、そして口の中に広がるなんとも言えない生臭さ、もう慣れてしまった。そしてつばをためておくと精液が吐き出しやすいのも経験的に分かっていた。

「うぇっぺっぺ!!」

 俺は正義の精液をオナホの入り口に吐き出した。

「もうちょい色っぽい吐き出し方してくれよ」

「誰がお前のために精液の吐き出し方までサービスしてやらなにゃあいかんのだ」

「まあいい!! これで準備万端!!」

 正義は自分の精液をローションにしてオナホ内に充填させた。

「しっかし自分の精液をオナホ内でいじくるってあれだな。AVでよく女優のまん〇に中出しした後に男優がよく中をほじくるじゃん。あれを疑似体験しているみたいだ」

 正義のこの話が普通に分かってしまうあたり、悲しい男のさがを感じてしまう。

「分かってしまう俺も俺だな……」

「ようし! 穴は前後にあるし、せっかくだから二人で楽しもうぜ!」

「……オナホの前後から俺とお前がちん〇を突っ込んで互いにオナホとちん〇の感触を楽しむって事か。相変わらずで末路で変態な発想が浮かぶなお前は……」
 

「流石は俺の嫁。俺をよく理解していらっしゃる」

「嬉しくねえお褒めの言葉どうも」

にゅっぽ

 俺と正義のちん〇はオナホによってドッキングされた。

「こ、これがオナホの感触!? 清美からオナホに浮気しちまいそうなくらい気持ちが良いぜ!!」

「こちとら浮気してくれたほうがありがてえな。なんならオナホを一生の嫁にしたらどうだ?」

「オナホが一生の嫁とはひでえなあ。まあ今の時代童貞の中年も多いし、そういう輩もいそうだけどな」

 などと無駄話をしながらもオナホの前後ピストンが始まった。

にゅるる にゅるる にゅるる

 人生二度目のオナホを野郎の勃起したちん〇の感触を味わいながら使うとは思いもしなかったぜ。

「へへへ、昔見た姉ちゃんのBL漫画でケツの穴に、二人で突っ込むシーンがあってな。あれを一度やってみたかったんだ!」

「お前の家族構成をあまり把握していないが、姉ちゃんがBL漫画を読んでいるとかそんな情報出していいもんなのか?」

「ちなみに母ちゃんが姉ちゃんのBL漫画見つけてよ、あいつの趣味は分からんって言ってたな」

「うわぁ、見つかった姉ちゃんも青ざめただろうなぁ……母ちゃんも二人で穴に挿入するとかそんなプレイのっている漫画見たらどん引きだわな」

「ちなみに母ちゃんは百合ならまだ分かるって言ってたぞ」

「もうお前の家族の性的趣向話はいいわい! 胸焼けする!」

「そうだな、こっちに集中しよう!」

 集中したらしたらで、ちん〇の異様な感触を意識してしまい、どうかと思った。正義の固く勃起したちん〇にこすりつけながら、かつオナホの擬似的な女の膣内の感触もあり、さらに野郎二人で突っ込めばオナホ内もきちきちなもので、思った以上に気持ちいいぞこれ!!

「あぁ! あぁ! 俺もうイっちまう!!」

「一緒にオナホに射精だ!」

どっぴゅん びゅるるる

 正義とほぼ同じタイミングでオナホに射精した。射精により少し冷静になり、オナホやちん〇が一層精液でべとついて汚れた状態となったと認識した。

「ふぅ、もういいだろ?」

「いいや、もう一回だ!」

「まだやんのかよ!」

「とりあえず俺の指示通りに動いてくれ」

 正義の指示通りの体位をとった。俺がオナホを装着し、さらに正義にバックからちん〇を突っ込まれる体勢となる。

「一度で良いから、お前が穴に突っ込んで、俺がお前の穴に突っ込む三連結をやってみたかったんだ。BL画像とか見てるとよくあるやつだ! でも、お前の童貞をどこぞの男に奪わせるのも癪だからな~! オナホがあって良かったぜ!」

「俺が男に突っ込む前提かよ! つうか三連結とかそんな憧れを持つんじゃねえよ」

「あれだ、メイドインアヌスへの憧れだ!」

「偉い人に怒られるからそういうのやめろ!」

「なんだよ~、度し難い名作だぜありゃあ」

すぱん すぱん

 とか何とか言っている内に本番セックスが始まった。さっきの二人オナホプレイもまた良かったが、ケツの穴掘られながらのオナホ、前後からの快感に頭がおかしくなってしまう!!

「あああ!!」

 意図しなくても高いあえぎ声が出てしまう。抑えようにも気持ちよくて頭のリミッターが外れてしまう。


「清美! そんなあえぎ声出されたら、何発だって射精できそうだ!」

「だって気持ち良いんだもん! お前のせいだぞ! 俺の身体をこんなにいやらしくしやがって! ひゃああ!」

 本当にこいつのせいで、俺の身体は変わってしまった。しかし、母乳を吸われたての頃よりかは、心からの嫌悪感はなくなってきている。

「清美、そろそろ中にイキそうだ、キスしながらイキてえ!」

 俺は何も言わずに後ろを向いて正義の唇に俺の唇をのせた。動きながらで呼吸も荒々しいが、それでも俺達は優しくキスをしようとした。なんだろうか、キスしながらのセックスってとっても安心感が出てくる。

ぱっくり

 あっ、オナホが割れた。まあ二人で突っ込むという無茶なプレイをすれば割れるわな。オナホは割れたが俺の射精には問題ないくらい絶頂の時が間近に近づいていた。


「ようし、青空に向かって射精だ――――――っ!!」

びゅるるる びゅるるる

 ああ、俺の中に熱い精液が染みこんでくる。そして正義は三度目の射精だというのに、まるでおしっこでもしているかのような量を出してきやがる。

「まさに、青空に向かって俺は竹竿を勃起てた、だな!」

「おい、皆が歌った合唱曲を汚すなよ」

ぴゅーるるる

 射精に反応して母乳まで出てきた。なんかヘブン状態っていうのかな、しばらくこの状態でいてもいいかなと思ってしまう。
 しかしそんな余裕はなくなってしまった。

「あれ、屋上から何か降ってきたぞ」

 校舎下の方が騒がしくなってきた。なんか嫌な予感しかしない。

「これ……精液じゃん!?」

「うげぇ、誰か屋上で射精したのか?」

「俺の方は……ミルク?」

「おい、これもしかして母乳じゃねえか!?」

 ここまで話を聞くと、咄嗟に俺と正義は見えないように隠れた。

「おい、これは屋上で男女熱々の孕ませプレイ中じゃねえか!」

「よっしゃあ! 俺達も混ぜて貰おうぜ!!」

どどどどどど

 マズイ、屋上に生徒が走ってくる。正義のせいなところもあるが、俺は見知らぬ生徒に精液や母乳かけちまったのか、逮捕もんのことやっちまったじゃん!!


「逃げるぞ清美!」

「言われなくてもわかってらい!」

 俺は制服のボタンを閉めながら、屋上を後にした。




 後日、俺と正義の仕業だとばれなかったが、クラス担任より皆に向けて話されたことがある。

「えぇと、最近屋上で不純異性交遊があったそうだ。その際に性交で出そうな排泄物をまき散らした男子と女子がいたそうだ。そのなんだ、犯罪ものだからやめてくれな」

 完全に俺達のことじゃねえか!

「他にな、俗に言うオナホが精液まみれの状態で、おまけに酷使したせいか、かなり裂けていたみたいで使い物にならなくなっていたようだ。誰だか分からんが、恥をかくことになるから今後はやらんようにな」

 俺の顔は恥じらいで真っ赤になった。
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