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番外編:校医の不純同性交遊相談所
死んだ愛犬が蘇って愛されたんですがどうすればいいですか?
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「清美くん、ちょっといいかな?」
俺に話しかけてきたのは同じクラスの男子生徒の犬飼鳴である。名前の通り、顔や髪型が犬っぽいやつで、そこいらの女子よりも可愛い雰囲気を漂わせている。
「どうした?」
俺とこいつはそんなに仲が悪いわけでも良いわけでもない。ただ顔をよく知っているだけで、こんな風に話されるのは初めてのことである。
「おいおい、人の嫁に手を出さないでくれよ」
どこからか正義の馬鹿が現れた。
「誰が嫁だ! お前がそんなこと言うから余計な誤解を招くじゃねえか!」
「実は二人がラブラブのゲイカップルと見込んで話があるんだ!!」
「ぶほぉ!? ちょっと待ったぁ! どっからそんな話が出てきたんだ――――――っ!!」
「そりゃあおめえ、学内で堂々といちゃついていればそうなるだろうよ」
「誰のせいだと思ってやがる! 主にお前が無理矢理俺を犯すからこういうことにだな!」
ざわ ざわ ざわ
そこまで言って気付いた。俺達の会話をクラスメイトが興味を持って聞いていることに。
「犬飼! 人気のないところで話そうぜ!!」
というわけで俺と犬飼君とついでに正義は人気のない場所へと向かった。
「んで、なんでここを選んだんだ?」
弧ノ山先生がため息をついている。
「人気のないとこって、とりあえず保健室がいいかな~と、弧ノ山先生案外口は固い方だし」
「しょうがないな、一時的に部屋を貸してやるよ。お前らの雰囲気を見た感じ男の恋の相談話のようだからな」
「弧ノ山先生あざーす!!」
正義が元気よく礼をかました。
「さて、男同士の恋バナ♂を話しやすい雰囲気になったことだし、話してくれや犬飼!」
「実は……信じられないかもしれない……そういった話なんだ……」
犬飼君はどうも歯切れの悪い感じで話している。
「な~に、俺達は非常識な事にかなりでくわしているからちょっとやそっとじゃあ驚かないぜ!!」
「正義の言う通り、俺達はやたらと非常識なイベントに出くわすことが多いからな! ちょっとやそっとのことじゃあ驚かないぜ!」
「実は……うちの死んだ犬が獣人になって蘇って、僕をレイプしたんだ」
ちょっとそっとのことじゃあなかった――――――っ!!
「なんだそんなことか! お前の目の前には母乳を出せる男子高校生がいるんだ! 犬が蘇ってレイプするぐらい普通のことだぜ!」
「え? 母乳?」
ぽかん
思わず俺は正義の頭を叩き付けた。
「余計なことをいわんでも良い!! あっ、とりあえず詳細を話してくれよ」
「うん……」
数日前の犬飼家において、一匹の犬が寿命を迎えて亡くなった。
「ポポ……」
犬飼君は愛犬の死を泣いていた。ポポという名前のトイプードルとキャバリアのミックス犬。雄ながらも女の子のような可愛らしい顔、ふわっとしてさらっとした毛、食い意地がはっていて止めないといつまでも食べる。
「いつか寿命が来るって分かっていたのに……どうしても泣いちゃうな……」
(泣かないでメイさん……)
「ん? どこからか声が?」
突如亡くなったポポの身体が発光しだした。
「な、何が起きているんだ!?」
ポポの身体は変形していき、人間の形へと近づいている。やがて、犬と人間を半分にして割ったような見た目の獣人が現れた。
「メイさん、僕生き返りました!!」
がばっ
獣人と化したポポは犬飼君に抱きついた。犬飼君の身長は155cmそこそこといったところ。対し、獣人と化したポポは190cmぐらいと犬の時よりも非常に大きくなっている。
「お、重いよポポ!」
「ごめんなさいメイさん!」
ポポは瞬時にお座りをした。犬飼君はそんなポポの姿を見てほほえんだ。
「姿形は変わっても、やっぱりそういうところはポポだなあ。なんか目の前で起きていることが全く受け止め切れていないけど、とっても嬉しい!!」
「僕もです!!」
ポポはしっぽを大きく横に振りながら犬飼君に抱きついた。
ぴと
「ははは、ポポ、おちんちん勃っているぞ」
「メ、メイさん!」
ばたん
ポポは犬飼君を力強く押し倒した。
「え? どうしたんだポポ」
「メイさん! 交尾したいです!!」
「ちょっと待って! まさか発情期か!」
犬飼君の言葉も聞かずに、欲望に任せてポポは暴走した。
「死ぬ前にどうしてもメイさんに僕の赤ちゃん産んで欲しかったんです!!」
「え? もしかしてこの姿で生き返った理由ってそれ?」
ビリリリ
ポポは犬飼君のズボンを紙を破るかのようにいとも簡単に破り、露わになったお尻の穴へペニスを挿入した。
ぬぶぶぶ
挿入される準備もしていない肛門にペニスが挿入された。となると考えられる事はただ一つ。
「いだぁ――――――っ!!」
ノンケ喪失の悲痛なる雄叫びである。
「こ、これがメイさんの中、キツキツだけど! ぬめぬめとしてキモチイイです! もう死んでも良いくらい幸せです!!」
ぎゅぶ むぎゅ ごぶぅ むぎゅ
お前はさっき死んだだろというツッコミすらも与えない内に、まだほぐれていない肛門に容赦ない前後ピストンが繰り返される。
「痛い! 痛い! 痛い! やめてポポ! 僕は男だから妊娠できないよ!」
犬飼君が大粒の涙を流しながらの訴えにポポはピストンを止めた。
「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! でも、止められません!!」
犬飼君は説得が通じないと思い、力ずくで抜こうとした。
どっくん
「んぎぃ!?」
犬飼君の腸内の圧迫感が増した。犬のペニスというのは勃起すると根元のあたりが膨らむのである。これにより、抜きたくても抜けない状況になるのである。
「キャン! 痛いです! おちんちん抜かないで下さい!」
「こっちだって痛いんだよ!」
「大丈夫です! 気合いで何とか気持ちよくします!」
「もう、馬鹿ぁ!!」
ポポのピストン運動がしばらく続き、その時がやってきた。
「ご主人、中出しします! 僕の赤ちゃん産んで下さい!」
「だから男同士だし、そもそも犬と人だから赤ちゃんが出来るわけないでしょ!」
「ならば妊娠するまで精子を送り込みます!」
「人の話を聞いて――――――っ!!」
どぴゅっ どぴゅる
ポポのペニスが大きく脈動し、精液を犬飼君の腸内に送り込んだ。
「もう最高ですメイさん」
ぺろ ぺろ ぺろ ぺろ
ポポのせめてもの機嫌どりか、犬飼君の顔の涙を舐めて拭いてあげていた。
「こっちは最悪だよ……お尻痛い……」
「ごめんなさい、まだ満足していないです」
にゅぷぷぷ
ポポの射精のためのピストン運動が再開された。
「こ、こら! 少しは休ませてよ!」
「だってメイさん、まだ射精していないじゃないですか! 雄犬の意地にかけて、愛するご主人様を射精させて孕ませる!!」
「そんな意地がこの世に存在するもんか――――――っ!!」
そして数時間後、ようやく交尾が終了したのである。犬飼君のお尻もポポのペニスも精子に汚れて真っ白くなっている。
「ふえええ、メイさん、おちんちんが痛いです……」
「交尾をやりすぎたからだよ、お前はばかだなあ……」
犬飼君も肛門が切れて出血はしていたが、そんなことよりもと思い、ポポの慰めを優先した。
「すんすん、血の臭いがします。メイさんお尻が出血しているじゃないですか!!」
「お前のせいだよ……」
「僕が治します」
ぺろ ぺろ ぺろ ぺろ
「ひゃあ! くすぐったい!」
「我慢して下さい! メイさんのお尻は僕が治します!!」
犬飼君から「よくもご主人様を襲いやがってこの馬鹿犬が!」という気持ちがどっかに飛んでいた。それが犬飼君が犬に対して非常に親ばかだからだろう。
「ということが起きたんだ……」
思った以上にハードな話だった。どう解答すればいいんだよこれ。俺が答えに困っていたところ、正義が解答を出した。
「なんだよ! ただのノロケ話じゃん!! 悩みでもなんでもねえや!」
「いや、その、飼い主としてこれはどうかなと思って……」
「犬が生き返ってより仲良しこよしになったんだろ! 誰も不幸な奴なんざいねえ! お前もハッピーだろ!!」
「そ、その、確かに僕も痛かったけど、またやってみたいなあという気持ちもなきにしもあらずで……」
犬飼君、愛犬のレイプによって完全にゲイに目覚めさせられたようだな……。
がこがこ ばきぃん
突如、保健室の鍵が力ずくで破壊された。現れたのは犬と人間を半分にしたような獣人である。
「メイさん! 匂いをたどって探しに来ました! ここは愛する人同士が交尾するラブホテルなるものですか!」
どっから突っ込めば良いんだよこれ……。ツッコミ処が多すぎる……。
「まじで犬人間じゃん! でかくて可愛いぜ!」
恐らく話に出てきたポポと思われる獣人が正義に牙を見せて唸った。
「ガルルル!! おい! 僕と仲良くして良いのはメイさんだけだ!」
「俺はメイのお友達だ、メイのこと何でも知っているから気軽に聞いてくれ!」
「メイさんのお友達は僕のお友達です!」
模範解答的な手のひらくるーである。ポポは舌を出して正義の身体に頭をこすりつけた。
すり すり すり
「ようしようし、いいこいいこ、やっぱり毛がふんわりしていいな」
ポポは正義に頭をなでられて機嫌がすこぶる良さそうだ。
「あっ! そうだ! メイさん! あなたが妊娠できなかったのは僕がタチだったからいけなかったんです! つまりメイさんがタチになって僕のお尻に射精すれば問題ないはずです!」
「そうだな、ここは保健室という名のラブホテルだから問題ないな」
流石にここいらでストップをかけないとマズイ。
「大問題だろ! これ以上の騒ぎになると弧ノ山先生に怒られる!!」
「私ならいるぞ~」
いつの間にか弧ノ山先生が保健室に戻ってきた。
「ふむ、犬人間と犬飼の交尾か、私のビデオコレクションになるという条件で保健室を貸そう」
「やったぁ! メイさん! 早速子作りです!」
「ちょっ、待って! ていうかポポ! 力強い!」
犬飼君の意思など関係なしにポポはベッドに引きずり込み交尾を開始した。
「メイさん! 頑張って孕みます!!」
「だから無理だって言っているでしょ!!」
ぽん
正義が俺の肩に手をかけてきた。俺の言いたいこと分かるだろと言わんばかりの笑顔を向けてきた。
「おい、まさかお前までやりたくなってきたんじゃねえだろうな?」
「なんか股間が熱くなってきたから涼しくなろうと思ってな」
がばっ
俺は正義に米俵のように持たれた。
「興奮してきたぜ! 俺達も犬に負けないぐらいの交尾するぞ! 負けたらマジで負け犬だ!」
「誰が上手いこと言えと! つうかおろせえええ!!」
こうして俺は不本意ながらも、正義といっしょに保健室で交尾することになった。
俺に話しかけてきたのは同じクラスの男子生徒の犬飼鳴である。名前の通り、顔や髪型が犬っぽいやつで、そこいらの女子よりも可愛い雰囲気を漂わせている。
「どうした?」
俺とこいつはそんなに仲が悪いわけでも良いわけでもない。ただ顔をよく知っているだけで、こんな風に話されるのは初めてのことである。
「おいおい、人の嫁に手を出さないでくれよ」
どこからか正義の馬鹿が現れた。
「誰が嫁だ! お前がそんなこと言うから余計な誤解を招くじゃねえか!」
「実は二人がラブラブのゲイカップルと見込んで話があるんだ!!」
「ぶほぉ!? ちょっと待ったぁ! どっからそんな話が出てきたんだ――――――っ!!」
「そりゃあおめえ、学内で堂々といちゃついていればそうなるだろうよ」
「誰のせいだと思ってやがる! 主にお前が無理矢理俺を犯すからこういうことにだな!」
ざわ ざわ ざわ
そこまで言って気付いた。俺達の会話をクラスメイトが興味を持って聞いていることに。
「犬飼! 人気のないところで話そうぜ!!」
というわけで俺と犬飼君とついでに正義は人気のない場所へと向かった。
「んで、なんでここを選んだんだ?」
弧ノ山先生がため息をついている。
「人気のないとこって、とりあえず保健室がいいかな~と、弧ノ山先生案外口は固い方だし」
「しょうがないな、一時的に部屋を貸してやるよ。お前らの雰囲気を見た感じ男の恋の相談話のようだからな」
「弧ノ山先生あざーす!!」
正義が元気よく礼をかました。
「さて、男同士の恋バナ♂を話しやすい雰囲気になったことだし、話してくれや犬飼!」
「実は……信じられないかもしれない……そういった話なんだ……」
犬飼君はどうも歯切れの悪い感じで話している。
「な~に、俺達は非常識な事にかなりでくわしているからちょっとやそっとじゃあ驚かないぜ!!」
「正義の言う通り、俺達はやたらと非常識なイベントに出くわすことが多いからな! ちょっとやそっとのことじゃあ驚かないぜ!」
「実は……うちの死んだ犬が獣人になって蘇って、僕をレイプしたんだ」
ちょっとそっとのことじゃあなかった――――――っ!!
「なんだそんなことか! お前の目の前には母乳を出せる男子高校生がいるんだ! 犬が蘇ってレイプするぐらい普通のことだぜ!」
「え? 母乳?」
ぽかん
思わず俺は正義の頭を叩き付けた。
「余計なことをいわんでも良い!! あっ、とりあえず詳細を話してくれよ」
「うん……」
数日前の犬飼家において、一匹の犬が寿命を迎えて亡くなった。
「ポポ……」
犬飼君は愛犬の死を泣いていた。ポポという名前のトイプードルとキャバリアのミックス犬。雄ながらも女の子のような可愛らしい顔、ふわっとしてさらっとした毛、食い意地がはっていて止めないといつまでも食べる。
「いつか寿命が来るって分かっていたのに……どうしても泣いちゃうな……」
(泣かないでメイさん……)
「ん? どこからか声が?」
突如亡くなったポポの身体が発光しだした。
「な、何が起きているんだ!?」
ポポの身体は変形していき、人間の形へと近づいている。やがて、犬と人間を半分にして割ったような見た目の獣人が現れた。
「メイさん、僕生き返りました!!」
がばっ
獣人と化したポポは犬飼君に抱きついた。犬飼君の身長は155cmそこそこといったところ。対し、獣人と化したポポは190cmぐらいと犬の時よりも非常に大きくなっている。
「お、重いよポポ!」
「ごめんなさいメイさん!」
ポポは瞬時にお座りをした。犬飼君はそんなポポの姿を見てほほえんだ。
「姿形は変わっても、やっぱりそういうところはポポだなあ。なんか目の前で起きていることが全く受け止め切れていないけど、とっても嬉しい!!」
「僕もです!!」
ポポはしっぽを大きく横に振りながら犬飼君に抱きついた。
ぴと
「ははは、ポポ、おちんちん勃っているぞ」
「メ、メイさん!」
ばたん
ポポは犬飼君を力強く押し倒した。
「え? どうしたんだポポ」
「メイさん! 交尾したいです!!」
「ちょっと待って! まさか発情期か!」
犬飼君の言葉も聞かずに、欲望に任せてポポは暴走した。
「死ぬ前にどうしてもメイさんに僕の赤ちゃん産んで欲しかったんです!!」
「え? もしかしてこの姿で生き返った理由ってそれ?」
ビリリリ
ポポは犬飼君のズボンを紙を破るかのようにいとも簡単に破り、露わになったお尻の穴へペニスを挿入した。
ぬぶぶぶ
挿入される準備もしていない肛門にペニスが挿入された。となると考えられる事はただ一つ。
「いだぁ――――――っ!!」
ノンケ喪失の悲痛なる雄叫びである。
「こ、これがメイさんの中、キツキツだけど! ぬめぬめとしてキモチイイです! もう死んでも良いくらい幸せです!!」
ぎゅぶ むぎゅ ごぶぅ むぎゅ
お前はさっき死んだだろというツッコミすらも与えない内に、まだほぐれていない肛門に容赦ない前後ピストンが繰り返される。
「痛い! 痛い! 痛い! やめてポポ! 僕は男だから妊娠できないよ!」
犬飼君が大粒の涙を流しながらの訴えにポポはピストンを止めた。
「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! でも、止められません!!」
犬飼君は説得が通じないと思い、力ずくで抜こうとした。
どっくん
「んぎぃ!?」
犬飼君の腸内の圧迫感が増した。犬のペニスというのは勃起すると根元のあたりが膨らむのである。これにより、抜きたくても抜けない状況になるのである。
「キャン! 痛いです! おちんちん抜かないで下さい!」
「こっちだって痛いんだよ!」
「大丈夫です! 気合いで何とか気持ちよくします!」
「もう、馬鹿ぁ!!」
ポポのピストン運動がしばらく続き、その時がやってきた。
「ご主人、中出しします! 僕の赤ちゃん産んで下さい!」
「だから男同士だし、そもそも犬と人だから赤ちゃんが出来るわけないでしょ!」
「ならば妊娠するまで精子を送り込みます!」
「人の話を聞いて――――――っ!!」
どぴゅっ どぴゅる
ポポのペニスが大きく脈動し、精液を犬飼君の腸内に送り込んだ。
「もう最高ですメイさん」
ぺろ ぺろ ぺろ ぺろ
ポポのせめてもの機嫌どりか、犬飼君の顔の涙を舐めて拭いてあげていた。
「こっちは最悪だよ……お尻痛い……」
「ごめんなさい、まだ満足していないです」
にゅぷぷぷ
ポポの射精のためのピストン運動が再開された。
「こ、こら! 少しは休ませてよ!」
「だってメイさん、まだ射精していないじゃないですか! 雄犬の意地にかけて、愛するご主人様を射精させて孕ませる!!」
「そんな意地がこの世に存在するもんか――――――っ!!」
そして数時間後、ようやく交尾が終了したのである。犬飼君のお尻もポポのペニスも精子に汚れて真っ白くなっている。
「ふえええ、メイさん、おちんちんが痛いです……」
「交尾をやりすぎたからだよ、お前はばかだなあ……」
犬飼君も肛門が切れて出血はしていたが、そんなことよりもと思い、ポポの慰めを優先した。
「すんすん、血の臭いがします。メイさんお尻が出血しているじゃないですか!!」
「お前のせいだよ……」
「僕が治します」
ぺろ ぺろ ぺろ ぺろ
「ひゃあ! くすぐったい!」
「我慢して下さい! メイさんのお尻は僕が治します!!」
犬飼君から「よくもご主人様を襲いやがってこの馬鹿犬が!」という気持ちがどっかに飛んでいた。それが犬飼君が犬に対して非常に親ばかだからだろう。
「ということが起きたんだ……」
思った以上にハードな話だった。どう解答すればいいんだよこれ。俺が答えに困っていたところ、正義が解答を出した。
「なんだよ! ただのノロケ話じゃん!! 悩みでもなんでもねえや!」
「いや、その、飼い主としてこれはどうかなと思って……」
「犬が生き返ってより仲良しこよしになったんだろ! 誰も不幸な奴なんざいねえ! お前もハッピーだろ!!」
「そ、その、確かに僕も痛かったけど、またやってみたいなあという気持ちもなきにしもあらずで……」
犬飼君、愛犬のレイプによって完全にゲイに目覚めさせられたようだな……。
がこがこ ばきぃん
突如、保健室の鍵が力ずくで破壊された。現れたのは犬と人間を半分にしたような獣人である。
「メイさん! 匂いをたどって探しに来ました! ここは愛する人同士が交尾するラブホテルなるものですか!」
どっから突っ込めば良いんだよこれ……。ツッコミ処が多すぎる……。
「まじで犬人間じゃん! でかくて可愛いぜ!」
恐らく話に出てきたポポと思われる獣人が正義に牙を見せて唸った。
「ガルルル!! おい! 僕と仲良くして良いのはメイさんだけだ!」
「俺はメイのお友達だ、メイのこと何でも知っているから気軽に聞いてくれ!」
「メイさんのお友達は僕のお友達です!」
模範解答的な手のひらくるーである。ポポは舌を出して正義の身体に頭をこすりつけた。
すり すり すり
「ようしようし、いいこいいこ、やっぱり毛がふんわりしていいな」
ポポは正義に頭をなでられて機嫌がすこぶる良さそうだ。
「あっ! そうだ! メイさん! あなたが妊娠できなかったのは僕がタチだったからいけなかったんです! つまりメイさんがタチになって僕のお尻に射精すれば問題ないはずです!」
「そうだな、ここは保健室という名のラブホテルだから問題ないな」
流石にここいらでストップをかけないとマズイ。
「大問題だろ! これ以上の騒ぎになると弧ノ山先生に怒られる!!」
「私ならいるぞ~」
いつの間にか弧ノ山先生が保健室に戻ってきた。
「ふむ、犬人間と犬飼の交尾か、私のビデオコレクションになるという条件で保健室を貸そう」
「やったぁ! メイさん! 早速子作りです!」
「ちょっ、待って! ていうかポポ! 力強い!」
犬飼君の意思など関係なしにポポはベッドに引きずり込み交尾を開始した。
「メイさん! 頑張って孕みます!!」
「だから無理だって言っているでしょ!!」
ぽん
正義が俺の肩に手をかけてきた。俺の言いたいこと分かるだろと言わんばかりの笑顔を向けてきた。
「おい、まさかお前までやりたくなってきたんじゃねえだろうな?」
「なんか股間が熱くなってきたから涼しくなろうと思ってな」
がばっ
俺は正義に米俵のように持たれた。
「興奮してきたぜ! 俺達も犬に負けないぐらいの交尾するぞ! 負けたらマジで負け犬だ!」
「誰が上手いこと言えと! つうかおろせえええ!!」
こうして俺は不本意ながらも、正義といっしょに保健室で交尾することになった。
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