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ショタ変身編

おならをかぐな♂

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「おさまったみたいだな」

「そうだな」

「何も見えないな」

「出口が分からなくなった」

 俺と正義は現在、俺の家の中にある物置スペースの中にいる。この物置スペースは、家の二階へと続く階段下の空間で、簡素なドアのついた小さな部屋といったところだ。俺と正義の幼い頃の思い出のグッズを見ようかと思い、物置スペースへと入った。そのタイミングで大きい地震が来て、物置スペース内で色々と物が崩れた。幸い俺も正義も怪我はないが、重量物が身体の動きを制限している。更に明かりもない一室なので何も見えない。助けを呼ぼうにも電話が手元にないし、母さんも買い物に出かけている。

「ああもう暗いし、よく分からん重量物が身体にのっかって重い~! 身体が小さくなった分、力でどかそうにもどかせねえ!」

「清美、俺の怪力使えば何とか出来ると思うぞ。ちょっとばかし物や部屋を壊すけど」

「うかつに人様の物や家を壊すなよ。俺の母さんの恐ろしさはお前もよく知っているだろ?」

「ああ、元レディースかと思うくらいおっかねえよな。さて、とりあえずどかせそうなものからどかすか」

さわぁ

「ひゃあ!」

「ん? 何か適当に手を動かしていたら柔らかいものがあったな。これなんだろ?」

もみゅもみゅ

「ひゃう! 人のケツさわんじゃねえ!」

「おっ、これ清美のお尻か。ガキになったおかげもあってやわらけな~!!」

さわさわさわさわ

「痴漢行為今すぐやめい!」

「そうか、じゃあ痴漢行為はやめるか。よっと」

 暗闇でよく分からないが、なにやら正義が動いているかのような物音が聞こえる。何をしようとしているのか?

もふぅ

 また俺の尻に怪しい感触がある。なんだろうか?

「な、なにしているんだお前?」

「何って、お尻の感触を顔で味わっているんだよ。この官能的な感触たまらねえな。ショタコンの気持ち分かるわ~!」

「このド変態! 痴漢行為やめるっていったろうが!」

「痴漢行為ではない。愛情表現だ。俺の愛を理解しろ」

「己の欲望に任せた行為のどこが愛情なんだよ!」

 正義への抵抗として手足をじたばたとさせるが、身動きがとれない状況下でやってもさほど効果はない。

「もう直接この尻にダイブすっか!」

がばっ

 正義に俺のズボンとパンツが脱がされ、お尻だけ丸出しの状態となった。

「くそったれが、後で覚えてやがれ!」

すりすりすり

 俺の尻に正義の顔がくっつき、ほおずりをして俺の尻の柔らかさを楽しんでいる。

「清美の尻って食べてみたくなる程エロいな」

 正義がそう言った後、なにやら湿って柔らかいものが俺の尻の上で遊び回っている。時折、吸引されるような感覚や、堅い物が当たる感覚もある。

れろん ちゅうう かぷり

「おい、俺の尻を舐めたり、吸ったり、噛んだりしてんのか?」

「ご名答♪」

「いい加減にしやがれ! 俺にだって考えがあるぞ!」

「ほう、この状況でお前に何ができるんだ?」

「聞いて驚け、特別に臭いおならをしてやる!」

「へ! 出せる物なら出してみな!」

「ようし、後悔すんなよ!」

 正義への対抗手段としておならを思いついたが、いざやろうと思うと凄く恥ずかしく感じる。俺のおならを正義に嗅がれるという行為は俺の一番恥ずかしいところを見られる事に等しい。

「なんだぁ? 恥ずかしくなったのかぁ?」

「るせぇ、今出してやらあ! んん!!」

 挑発にのって、腹に力を入れてきばってみても、恥じらいの気持ちもあって、どうも力が入りきらない。それでも、腸内から何かが出てくる感覚が生まれてきた。そろそろおならが出てくる頃だ。

ぷぅ

 自分が思っていたよりも、弱いおならであった。

「良い音色だな。しかし、おならが弱くてそう臭くもないな」

 おならはこれでおしまいかと思ったが、お腹の奥から新たな波が来る感覚がある。もう一発おならがだせそうだ。

ぶううううう

 俺の尻から汚い音色と共に、熱いガスが出てきた。正義の顔面に特大の臭いおならをくらわせてやった。

「へへへ、臭い! でも興奮してきたぜ!!」

「おならで興奮するのかよ! もうお前の性癖は俺には理解できないぜ……」

「お返しもちゃんとしてやるぜ」

ぺろぉりん

 俺の金玉袋と太ももの間に正義の舌が入ってきた。俺の体液を味わうかのように正義の舌がうねっている。

「太ももと金玉袋の間が良いんだよな。湿っぽくて、臭くて、味があって舐めたくなってくる」

「お前の言いたい事は同じ男子だから分かる。その辺は確かにお前の言うとおりの表現だ。だがな、俺の臭いところを舐められたり嗅がれたりするのは凄く恥ずかしいんだよ!」

「今更何を恥ずかしがる必要があるんだ? これまで結構恥ずかしいことやってきただろ?」

「まあそうなんだけどな……」

「メインディッシュも味わうか」

ぬるりぃん

「ふひぃ♡」

 俺の肛門をこじ開けるかのように、正義の舌が穴の中へと突入しようとしている。

「おならしたてなだけあって、何か臭いとか味とか強烈になっているな。おまけに腸液も出てきて湿っぽい感じになってよりエロいことに」

「俺の尻の状況を実況するな! 恥ずかしいわ! ひゃあ♡」

「感じてきているな。前の方も堅くなっているじゃねえか」

ぎゅ

 正義に俺のちん○をつかまれた。同時に、知らぬ間に自分のちん○が勃起している事に気付いた。

「いやぁ♡ こんなところでなんて♡」

 正義の手が、俺のちん○をイかせようと、マッサージをするかのごとく、強弱をつけながら揉んでいる。同時に俺の尻穴も責められていて、おかしい気持ちになってしまう。そろそろ俺のちん○の根元から精液が出てくる感覚が生まれてきた。

「やばい、精液出る! 物置スペースの物を汚しちゃう!」

「出してしまえよ!」

「ふううう♡」

びゅく ぴゅう ぴく

 俺はイってしまった。暗闇ゆえにどこに精液が飛んだか分からない。ただ、何かを汚してしまった事は確かだ。あとで母さんに怒られるだろうな。
 いつの間にか物置スペースの中のにおいがとんでもないことになっている。

「おなら臭いし、精液の生臭さもあるし、俺らの汗臭さもあってすごい空気になっているな」

 もはやこのにおいにむせそうになってきた。

「ぐえ、正義! お前のせいだぞ! どうしてくれんだよ!」

「こうしてくれよう!」

ずぶぶぶぶぶ

「ぎゃああん♡」

 何かが俺の尻穴を無理矢理押し広げ、侵入し、異物感を与える。この感覚は暗闇でもよく分かる。正義のちん○だ。

「んだよ、悲鳴なのかあえぎ声なのか分からない声出しやがって」

「るせえ! 気持ち良いんだから仕方ねえんだよ!」

「そうだ、こういうプレイはどうだ」

さわわわわ

「く、くすぐったい!」

 正義の指が俺の太ももをふんわりとなでている。くすぐったくなるような絶妙の力加減でやっている。

「ひゃあはは! やめて!」

「子供相手にくすぐりプレイするのもなかなかいいもんだ」

「ききき! ひゃああ♡」

 くすぐったくて笑ってしまうし、尻穴がえぐられて気持ち良いし、今までにない感覚である。頭がイカれてしまいそうだ。

「おっ、この辺の隙間からいけるかな?」

 なんかまた正義が良からぬ事を企んでいる。

ちょんちょん

「ひゃあ!」

 俺の腋下のあばら骨を両端から突かれる。今までの中で一番くすぐったい感覚が襲ってくる。

「人間の身体っていうのは正面からの衝撃には強いが、横からの衝撃には強くないんだ。だからこういうところが一番くすぐったいポイントになる」

ちょんちょん

「ひゃあ! やあん! やめてぇ、腹が苦しい!!」

 さっきからくすぐりのツボを突かれて笑いっぱなしで腹筋が痛い。

「笑う度に、お前の尻穴もきゅうきゅうと締め付けてくるな。これはなかなか気持ちよいぜ、すぐにイキそうだ」

ぬぷぷぷぷ ぬるうう

 俺の尻穴を突く正義の肉棒が激しく前後に暴れ回る。もちろん、くすぐりもセットである。

「あははは! らめ♡ やめてぇ! いく!」

 頭に電流をかけられているかのような感覚になってきた。

びゅくう びゅくり びくんびくん

 俺と正義は同時にイった。俺と正義の息切れが狭い空間に響く。お尻に何か入っている感覚があるが、今はこんな感覚があるなとしか考えれない状態である。

ぬるう

 俺の尻穴から正義のちん○が引き抜かれた。尻穴から液体が垂れてくる感覚がある。多分精液だろう。力を入れてもお尻の穴が絞まらない感じがある。

「お前が犯すから、俺の尻穴ガバガバになって精液垂れるじゃんかよ~」

「こりゃあおむつ必須だな。そういうプレイもしてみるか?」

「誰がするか」

 ふと俺は気付いた。ちょっと周りが暑くて息苦しい感じがある。

「なあ、ちょっと息苦しくないか? それに暑い」

「この空間が密閉されているからだろ? 俺達が酸素を使ったり、熱を発しているからこんな感じになっているんだ」

「そうか。頭も少し痛くなってきたな~」

「……おい清美、やばくねえか?」

「まずいな……この状態が続くと病院行きだ」

「正義、お前がこんな状況で俺を犯すからこんな事になったんだぞ。まじでどうすんだよ」

バキィ

 なにやら木が破壊されたような音が聞こえた。そして天井から一筋の光が差し込んだ。正義が天井、つまり階段の下の部分に拳を当てて穴を開けたのだ。

「よし! 階段を破壊して穴を開けたから、空気の通り道は確保した! これで換気はOKだ!」

「OKじゃねえ! 人の家の階段を壊すな!」

「緊急避難ってやつだ。階段よりも俺達の命の方が優先だ」

すぅ

 正義の開けた穴に何かがかぶったのだろうか? 光が薄くなった。

「あれ? なんか穴がふさがったぞ?」

 正義が穴の様子を見る。

「白い丸の中に黒い丸。そして白い丸には赤い線がいくつか走っている。なんじゃこりゃ?」

 俺の頭に嫌な想像が浮かんだ。

「正義、それって血走った眼がのぞいているんじゃ……」

「二人共、こういうオチが好きみたいねぇ?」

 予想通りだった。誰かが覗いているんだろうと思った。しかも眼の様子からして覗いている人の機嫌はよろしくない感じだ。声の方も、俺の経験から言って、噴火前のためである。

「清美のおばさん! ちょうどよかった! 地震で物が崩れて出られねえんですよ。ドア開けて救助してくれませんか?」

がちゃん

 ドアからは鍵を閉められる音が聞こえた。

「もしも~し! 清美のおばさん! 開けて欲しいんですが!」

「正義、俺の経験から言ってあれは間違いなくキレてる。ここで反省しろっていうことだよ」

どん どん どん

 正義は出せ出せと言わんばかりに暴れる。

「出して下さい! 出して下さい!」

ドォォン バキィン

 外からすごい音が聞こえてきた。

「やかましいんだガキども! はたきつけられてえか!! しばらくそこでおとなしくしてな!!」

 母さんの怒声が響き、俺と正義は萎縮した。
 今回の件、俺全く悪いところないよな。完全にとばっちりだわ。
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