お前の雄っぱいを飲みたい♂

あさきりゆうた

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学園生活編

発情するな♂

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 あの日以来、俺は正義に定期的に母乳を吸われていた。ある時は保健室、ある時は俺の部屋、ある時は男子トイレの個室、ある時は体育倉庫と場所は様々である。
 俺の母乳は定期的に出せばいいので、そこまでタイミングを問うものではない。しかし、やつは俺の母乳を飲みたいという欲望に従って、タイミングを決めている。だから、校内でも奴が吸いたいと要求すれば渋々と承諾してやっているのだ。例の一件で、あいつはバカから野獣に昇格してしまったようだ。
 こんな感じでいつも母乳を吸われているせいか、正義の吸い方とか、舌使いが上手くなっている気がした。やっぱり回数を重ねるとこういうのは上手くなるものなのだろうか? いや、考えたくはないけど、俺が感じやすい体になっているのか? 母乳を吸われている俺も回数を重ねるごとに、段々と乳首を吸われる気持ちよさが分かりつつある。



 今日のお昼休み、男子トイレの個室で正義に母乳を飲まれているところである。

じゅる ちゅうう つぷ

 男子トイレがタイル張りだからか、やたらエロい音が響いてくる。こんなの絶対誰かにばれちまうだろ。

「今日の母乳は、あまり美味しくないな。獣の脂の臭みがあるっていうのか……お前昨日肉を食べたか?」

 俺は昨日の夕食の記憶を思い出す。おかずの大半は思い出せなかったが、揚げ物を食べた記憶だけは残っている。

「そういえば、昨日はとんかつだったな」

「道理で、食い物は母乳に影響するって漫画で描いてあったぞ。気をつけてくれよ」

「うん、分かった……ってなんでだい! 俺はお前に美味しい母乳を飲ませるために健康的な食事をしろっちゅうのかい!! つうか元ネタの漫画ってなんだよ! そんなエロ系でために事を描いている漫画ってひとりエッチくらいだろ!」

「残念、いいとこはついているがそれは違う。正解は玄米……漫画の名前忘れちまった」

「あぁもう、こんな下らねえことなのに気になるじゃねえか!」

「とりあえず再開だ!」

「再開じゃない! うぁはぁん!」

 正義の舌が不意をつくように、俺の乳首の気持ちよいポイントをちょうどついたようだ。思わずあえぎ声を出してしまった。

「おい! あんましエロい声出すなよ! ばれるだろ!」

 そうは言いつつも、正義はエロい舌づかいをやめようとしない。

ぺちゅるん

「だ、だってお前の吸い方が気持ちよくて、はぅん! つうかばれるなら俺のおっぱい吸うの今すぐにやめろや!」 

「あっ、お前の声で興奮して、俺……」

「俺? ……はぐっ!?」

 突然、正義から口づけをされた。

ちゅうるる くちゃん ぴちゃ

 正義の舌が乱暴に俺の口をこじあける。強烈な吸引力が口にかかり、俺の唾液が全部吸われていくかのようだ。よりエロさを感じさせる湿った音が男子トイレ内に響いた。今は人がいないからいいが、完全にトイレでヤバい行為をしている。ようやく正義が満足し、口を離した。俺は今更ながらにとんでもないことをされていたと意識した。

「な、なんだよ! 俺相手にいきなりキスなんて! つうか俺のファーストキス返せええええ!!」

「うるせえ! お前がエロくて可愛いのが悪いんだ! 発情しちまったじゃねえか! それにお前のファーストキスを奪えたことでより興奮してな、俺の股間を見てみろよ!!」

 正義の股間を見てみると、制服のズボンの股間部分がもっこりとしている。つまり正義のちんこが勃起しているのだ。

「なんでお前発情してんだよ! 俺は男だぞ! こういう事は好きな女子とかでなるもんだろ! 性欲たまりすぎなのか! 前にも言ったがお前ホモなんじゃねえか!」

「俺はお前が好きなんだ! 好きじゃ無けりゃあこんなことにならねえし、お前の母乳なんて飲むかバカ!!」

「なんだと! お前にだけはバカって言われたくないわ!! ……あり、バカっていう前になんて言った?」

 その言葉を聞いて、正義の顔が不機嫌丸出しの状態となった。

「……おい、肝心なところを聞いていないってどういう事だ?」

「いやぁ~、バカって言われた瞬間、その前の記憶がすっとんで怒り心頭状態になったからさ~。それで、なんて言ったんだ?」

「……ようし、じゃあ教えてやろうじゃねえか!」

 突然、正義は俺のズボンを脱がしに始めた。もちろん、そんなことはさせまいと、俺はベルトに手をかけて抵抗する。しかし、やつの腕力は俺よりも強く、俺の腕に強烈な握力をかけてきた。

ぎゅぎゅぎゅ

「いてててて!! お前やめろよいい加減に!!」

「騒いでいいのか? お前の声結構響くんだよ。今は人がいないけど、誰か来たらどうする気だ?」

「お前に乱暴されたって言うわ!」

「じゃあ俺は清美にお願いされて母乳を吸っていましたと言うぜ」

「なっ! きたねぇぞ! バカのくせに悪知恵働かせやがって!!」

「あんまし言うこと聞かねえと、腕、ポキッていっちまうぜ」

 ただでさえ、俺の腕に強烈な握力がかかっているのに、更に圧迫する力が強くなった。

「いててて! リョナが趣味とは、悪趣味がすぎるぜ!」

「ふむ、鼻血を流して、涙を流す清美も悪くはないな……」

「今のまじでひいたぞ!」

 正義がまじで危ない発言をしているので俺はやむを得ず、抵抗を止めて、ズボンを脱がされることにした。俺の下半身を隠すのはボクサーブリーフ一丁である。

「お前の尻は、なんか犯りたくなるな」

 その台詞を聞いて背筋が冷たくなった。

「お、お、おい! それはまさか、俺のけつの穴をか!? やめてくれそれだけは! 何でもするから!」

「何でもするならけつの穴でやっても良いという理屈になるぞ」

「てめえの都合の良い解釈すんなし!」

「安心しろ、俺はけつの穴よりもけつの肉を使いたいんだ」

「肉?」

「ちょっと背中向けろ」

 正義の言うとおり、俺は背中を向いた。男子トイレの狭い個室なので、目の前に木の仕切りがあり、余計狭さを感じた。カチャカチャと、正義がズボンのベルトを外す音が聞こえた。
 俺の尻に何か当たっている感触を感じる。形は円柱とか、竿といった感じだろうか? 固いけど、金属の堅さではなく、肉の固さっていう感触だ。
 これらの情報を元に数秒ほど考えて、俺は何を押しつけられているか察してしまった。

「正義、ま、まさかお前のを俺の尻にこすりつけているのか?」

「正解♪ お前の尻見たら尻コキやりたくなった。いや尻ずりなのかな? 清美、お前はどっちの言葉が正しいと思う?」

「それはどっちでもいいけど、こんなプレイはイヤだあああ!!」

 正義は俺のボクサーブリーフ越しに、固い肉棒を前後にこすりつけた。俺はこれまでに正義に母乳を吸われたり、ちん〇をしごかれたり、そして今日、ディープなキスや、尻こきまでされている。だが、俺はれっきとしたノーマルだ。こんなプレイは断じて望んではいない。

くっきん くっきん

 俺の尻に、より固くなった肉の棒が押し付けられた。

「や、やめろ~~! 固くなったちんこのの感触が気色悪いわ!」

「なんだと~この俺が下手だっていうんだな~! よっしゃ! もっと気合い入れて犯るぜ!」

ぱくり はむはむ

「ふぇ? なっ!?」

 俺の右耳が正義に甘噛みされた。最初は耳全体を責める感じだったが、徐々に耳たぶを徹底的に責めるスタンスになっていく。意外にもこれが少し気持ちよく感じる。

「いや、らめ、耳たぶばっか攻めんな。変な気持ちになる!」

「だって、お前の耳たぶいつまでも噛んでいたくなる感触なんだもん。まあリクエストに応えてやるか」

にゅるる

 俺の右耳に正義の舌が侵入してきた。

「うひぃ!?」

「変な声出すなよ」

「いや、くすぐったいし、変な感触だし、やめて」

「やめねえ、れろれろれろ」

 俺の耳をいじくる正義の舌がより激しく暴れ回る。

「ややや、やめれえ~!」

ぽにゅぽにゅ

 正義はさらに両手で俺の尻の肉をわしづかみしている。尻全体の感触を確かめるかのように、お尻の上部から太もものあたりまでもみもみと触られる。

「何電車で痴漢するおっさんみたいなことやってんだ!」

「だってよ~、清美の尻がすげえ柔らかいんだもん。いつまでも触っていたくなるぜ。今度電車の中で痴漢プレーしてみるか?」

「こ、断る!」

「そう、じゃあ今のうちに痴漢プレーを全力で楽しむか!」

もぎゅうもぎゅう

 俺の尻は更に激しくもみほぐされた。俺はただ、この屈辱的な時間に耐えるしかなかった。

「お前誘っているのか? そうやって必死に我慢している態度とられるとな、余計いじめたくなるんだよ」

「このドエスが!!」

「あ~そろそろイキそうだ、お前のパンツにかけるからな」

「待て! お前ので汚されたら、この前みたいにノーパンで今日一日過ごさなきゃいけなくなるじゃねえか! やめろ!」

「いいじゃねえか、ズボンはいていれば問題ねえよ!」

「尻とかちんこがズボンの生地にこすれて、すんごく違和感感じるんだよ! 分かるだろ!」

「分かるけど、俺の性欲の方が大事だ! あ~~イク!」

「やめろ~~!!」

 俺の尻に感じていた肉棒のピストンの動きが遅くなった。同時に、尻が濡れているかのような感覚もある。また、正義の肉棒もぴくんぴくんと鼓動した。

「お前、出しやがったな……」

「ふぅ、満足満足♪ オス殺しの尻をしてるぜ清美は!」

「何がオス殺しだ! そんなこと言われても嬉しくないわい!」

「まあお前も気持ちよくしてもらっているんだし、おあいこだろ。またお前のエロい体使わせて貰うぜ」

「ふぐぐ……先に出て行けよ……」

「なんで?」

「精液で汚れたボクサーブリーフの感触が気持ち悪いんだ! 脱ぐから出てくれ!」

「いいじゃねえか、男同士だし、お前の生尻も見てみたいし」

「いいから出て行け!」

「はいはい」

ばたん

 正義が男子トイレの個室から先に出ていき、俺はようやく精液で汚れたボクサーブリーフを脱ぐことができた。もう、これを使うことはないだろう。俺はトイレ内に置いてあるゴミ箱にボクサーブリーフを捨てた。制服のズボンをはき直すが、やっぱりパンツがないせいかスースーと涼しい感じや、ちんこや尻に当たるズボンの生地の感触があまり好めるものではない。

「そろそろ昼休みも終わるぜ! 誰のせいで待っていると思っているんだ!」

 トイレの外から正義の声が聞こえてきた。

「誰のせいだとあんにゃろう……! この屈辱はいつか晴らしてやる……!」

 下半身に慣れない感触があり、放課後まで俺は落ち着かない状態が続いた。ようやく放課後となり、俺は正義と一緒に帰宅した(もちろん嫌々である)

「今日はいい日だったぜ、思わぬ収穫もあったしな」

「収穫?」

「男子トイレでいいもの拾ったんだよ。パンツだ」

「って、それまさか!?」

「そう、お前のはいていたパンツを拾ったぜ。俺の精液のにおいはついているが、お前の尻の良い匂いはさらにそれ以上の強いにおいだ。いやらしいにおい同士が良い具合にブレンドされてが、性欲が湧いてきやがるぜ、くんかくんか」

 俺の顔は恥ずかしさと怒りによってトマトのように真っ赤になっているであろう。

「また俺のパンツの臭いをかぐな! 返せ――――っ!」

「えっ? 捨てたんだから俺がもらっていいだろ?」

 俺は必死で正義を追いかけるが、正義はいたずらな笑みを浮かべながら、俺に追い越されない程度のスピードで走り続けた。
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