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第二章~僕は友人を監禁して拷問することになった~

友人の赤ちゃんを作っちゃいました

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「お前が嬉しいのは分かったから泣くの止めろ」

 クランがそう言って、フレンダルはしゃくりあげながらも徐々に落ち着いていった。

「うん……嬉しいんだよ。こうやってお腹の中でクランを感じられてさ」

ぬちゅ ぬちゅ ぬちゅ

 フレンダルは腰の上下運動を再開し始めた。フレンダルの肛門には痛みは走るが、早めに腸内に液が分泌されたため、すべりはよくなっている。

「そ、そんなに激しくするな! イってしまう!」

 クランは男の意地にかけて、早く射精してたまるかと思った。しかし、フレンダルの魔術で、性感帯が増えた状態のために、そんな意地を張っても、射精のタイミングが数秒ほど遅くなるだけである。

「いいよ、ローションつけてなかったから、クランの精液を使うよ。たっぷり出してね」

「お、男のケツ穴で射精なんかしたくない! 頼む! もうやめて!」

びゅくん びゅくん どくどく

 クランはフレンダルの腸内に射精した。クランは二回目の射精ながらも勢いは衰えていなかった。それはお腹で精液を受け止めているフレンダルが一番実感していた。

「はぁはぁ、クランの精液温かい。それに二回目なのに凄い量……このまま妊娠したいなぁ」

「やめろ、お前のぼて腹姿を見ただけで寒気がするぜ……」

「じゃあ僕がクランを孕ませてあげるのはどう?」

「そっちはもっとイヤだっつうの!」

「あっ、そうか、僕もクランも一緒に妊娠すればめでたしめでたしだね♪」

「どっからそんなぶっ飛んだ発想が出るんだよ! ったく、こんなんが性奴隷の家の幹部じゃあ行く末が恐ろしいぜ」

「なに心配してくれるの? なんなら性奴隷の家を抜けるのやめてよ。君が一緒にいれば僕は大丈夫さ」

「くどい! 何度も言っているが、それはできない!」

「じゃあ僕が妊娠して、クランが責任とらざるを得ない状態にするね」

「えぇーい! 勝手に人様の童貞を奪っておいて、男なのに妊娠するとか、責任をとるとか、異次元から発想が飛び出しているんじゃないのか?」

「そうかもね、でも君の研究のおかげで僕でも妊娠ができるんだ」

ちゃっ

 フレンダルはピンク色の液体が詰まったアンプルを取り出した。クランはそれを見て、驚愕した。

「お、おい、それは俺が金庫にしまった人工卵子ホルモンじゃあ! なんでお前が持っているっ!?」

「クランの金庫のパスワードなんてすぐに予想できるよ。クランは女の子大好きだから0281おっぱいだと絶対思ったよ」

 クランは、自身が設定した恥ずかしいパスワードが明確になり、顔が真っ赤になる。

「お前、それがどういうものか知っているんだろうな!!」

「君が研究で発見した性奴隷の卵子ホルモンだね。性奴隷が男でも妊娠できるのは体内に卵子ホルモンという物質があるから。これがあれば一般の男性でも妊娠できるという優れもの、更に君はこれを人工的に作れるようにした。本当に凄いね!」

「おい、そいつを絶対飲むなよ! いいな!」

「うん、わかった」

ごっくん

 フレンダルはクランの意思に反して人工卵子ホルモンを飲んだ。

「お前、なんてことをっ!?」

 フレンダルはお腹が熱くなり、何かが生成される感覚を感じた。

「なんか赤ちゃんの部屋が出来たような感覚だ。これでクランの赤ちゃんを産めるよ」

「もうこれ以上のセックスはやめろ! お前が妊娠してしまうぞ!」

「かまうもんか、寿退社してクランに養って貰うもんね」

ぬぷん ぬぷん ぬぷん

 フレンダルは更なるクランの精液を求めて腰を振った。クランも射精しまいと尿を我慢する要領で耐えるが、もはや限界は近い。

「出ちゃう! 出ちゃう! 俺はお前を妊娠させたくない! 頼む! やめてくれ!」

「酷いよ! 僕はこんなにも君の子供を産みたいのに! さあ僕の中に出して! パパにしてあげるから! あぁ、もう僕もイキそうだ!」

 クランもフレンダルも射精の時は間近、ほぼ同タイミングで精液は放たれる。

びゅくる びゅくる びゅるるる

 騎乗位状態だったので、クランの顔にフレンダルの性器から出た精液が勢いよくかかった。クランは思わず目をつぶった。
 そしてフレンダルのお腹の中に再度精液が注ぎ込まれ、赤ちゃんの部屋に精子が届いたと実感した。

「あぁもう、顔に精液たっぷりかけやがって。監禁室にはシャワーはないんだぞ! おまけにお前は妊娠上等でとんでもない事やらかすし…・・」

「僕は君の顔射された姿を見れたし、受精も感じられたし、大満足だよ」

「もう拷問を建前に本当にやりたい放題だな。お前の後が心配だよ……」

「そうだ忘れていた」

きゅいいいん

 フレンダルの口内に瞬間的なまばゆき緑の光がうまれた。

「今日の栄養は僕の唾液から採取ね」

どろ~っ

 騎乗位状態で、フレンダルは上からクランの口元に唾液を落としていく。唾液は粘り気があり、透明で泡だった糸となりながら、ゆっくりとクランの口の中へ入った。

「これまたひどいプレイだな……」

 クランはフレンダルに対し呆れた顔をしていた。

「残りの唾液はディープキスで吸い取れるよ。ほら、僕の唇にキスしてよ」

「言われなくてもやるよ!」

ちゅううう

 クランは自身の栄養を得るためにフレンダルの唾液を極限まで吸い尽くした。これで今日の拷問は終了となった。



 フレンダルは同階級の幹部達、そして自身の部下達と一緒に外出することになっていた。性奴隷の家では、性奴隷の住んでそうな村や町に出向き、調査しにいく事もある。
 しかし、最近村や町で性奴隷がいないことも多い。疑問に思って幹部の一人が村の村長に尋ねた。

「あぁ、つい先日ね、性奴隷を引き取りたいっていう人達が来たんですよ。確かでっかいオオカミにのっていてね、長身の剣士さん、あと可愛いですが男の子もいましたね」

 それを聞いて幹部の一人が激高した。

「性奴隷を性奴隷の家以外のところに引き渡しただとっ! 一体何処の奴だ!」

「いえ、秘密裏に行動しているみたいで、自分達が何者か詳細を明かさなかったんですよ。まあ引き取り金として、高額な報酬も頂きましたし、村としても厄介者払いをしたかったので」

「貴様っ! 我らが管理する性奴隷を得体の知れない輩達に引き渡し、汚い金まで貰うとはっ! 見せしめに、その首をたたき切ってやる!」

 幹部が巨大な剣を抜き、村長は腰が抜け、恐怖に顔が引きつった。

「ひいいい!! 悪いこととは知らなかったんです!! どうか、どうか寛大なるご慈悲を!! どうかああ!!」

「待てっ!」

 フレンダルは幹部の一人の暴走を止めた。

「僕達性奴隷の家が、性奴隷の引き渡しを得体の知れない輩に頼んではならないと、あらかじめ情報を拡散していればこのような事にはならなかった。これは僕達にも責任はあるんだ!」

「し、しかしフレンダル! このままお咎めなしというのは……」

「村長さん! 得体の知れない輩が支払った報酬金を、今残っている分だけでもいいので我々がペナルティとして頂きます! 今後はこのようなことがないようによろしくおねがいします!」

「ははっ! ありがたきご慈悲であります!」

 村長は床に手をつけてお礼を言った。フレンダル達はその場を後にした。



 早速この事は性奴隷の家の幹部、そして主に報告事項となった。会議室に幹部以上のメンバー達が集まった。まずフレンダルが簡単な報告をした。

「最近、我々以外にも性奴隷を集める組織がいるようで、組織名を明かしていないようです! 僕達と同じく多額の報酬金を渡して引き取るそうです。また、その派閥のメンバーの情報として、リーダー格の長身の剣士、容姿の綺麗な男の子、モンスターと思われる巨大なオオカミとのことです! また、早急に性奴隷の家以外の組織に性奴隷を引き渡してはならないと情報を拡散している状態です! 以上が報告となります!」

 フレンダルの報告を聞いて、性奴隷の家の主がけわしい顔をした。

「ほう、われわれと対立する組織という事か……早急に潰す必要があるな……それと情報拡散に関しては良い判断だ、フレンダル、褒めてやるぞ」

「ありがとうございます!」

「よし、性奴隷を集める謎の組織の調査チームも発足する! 各幹部達はこれぞと思う部下達を推薦し、我の元に紹介せよ!」

 性奴隷の家の緊急会議は終了した。フレンダルは性奴隷を集める謎の組織が一体どんな目的で集めているのかが気になった。性奴隷の家と同じように、性奴隷を人と思わない扱いをしているのか? もしくはそれに反するものか? 後者であって欲しいと願うフレンダルであった。
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