傷を舐め合うJK日常百合物語

八澤

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追跡、恐怖 01

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 放課後。
 10月に差し掛かったところで、ようやく肌寒い秋の風が吹き始めた。
 肌を撫でるひんやりした風の寒さは何だか心寂しいわ。
 けど、温度が下がったことで、レイのふんわりとした温もりを強く感じることができる。当初、冷気を纏うことでピリピリ冷たいと思っていたけど、こうして手を繋ぎ、ぎゅっと指を絡めると仄かにレイの温度が伝わってくることに気づく。はぁ……心地良い。

 手を繋いで歩く。
 自然と……。
 基本レイから繋いでくる。私はそれを心待ちにしている。不意にぎゅっと掴んでくるので、「もぉ、なぁに?」ってニヤけると、レイも嬉しそうに笑う。可愛いわ──。胸が締め付けられてそのまま肋骨が粉砕しそうな愛らしさに身悶えるする。

「ねぇ、この先ってどうなってるか知ってる?」

 不意にレイが問う。指差す先は、商店街の路地だった。薄暗い細い道で、登下校の間に何度も視界に入っているはずなのに、今その存在に気づくような感覚。

 その路地は夕焼けが照らしているけど妙に薄暗い。見るからにジメッとした湿気を感じた。何か生理的に嫌悪感を覚える。露出して垂れ下がった配線や何十年も放置されたゴミの壁がより一層不気味さを際立たせていた。

「さぁ、入ったことないわね」
「行ってみない?」「どうぞ」「サクラも」「私、今日は道草食わないで帰宅するつもりだったの」「嘘つけ、さっきまでハンバーガー食べてぇ……と思っていた癖に」「別にそんなこと……」

 ぐぅぅぅ……

 まるで「凶悪な肉食獣の唸り声のように轟音が、私の腹から音が響き渡るじゃない」「大袈裟に描写しないでいい。ってかそんな音出てないし」ぐぅぅ……ぅぅ。
「……お腹の虫と会話するの虚無だから流すね。でね、もしかしたらこの先にお店あるかもしれないじゃん。ほら、いつものハンバーガーじゃなくて、ちょっとお高い奴とか、ここいらにないでしょ。それか、隠れ家的な小洒落たお店とかあったり」

 レイの瞳からドキドキワクワク! と擬音が飛び出すようなほど輝いている。
 私はそこまで好奇心を唆られないけど、確かに今はとってもハンバーガーを食べたい気分ね。ゴクリと喉が鳴る。コッテリした分厚い肉の塊をパンごと食らいつきたいわ。

「まぁいいけど」
「こうして手を握ってあげるからさ、いつもみたいにひぇぇぇえ! って怖がっても大丈夫」
「そうね。まぁ何かあった時はレイを置き去りに……」
「サクラマジでそれやりかねないから怖い。はぁ、私は常に危険と隣合わせ──」

☆★☆★

 足を一歩路地に踏み入れた瞬間、ヒヤリと悪寒が走る。
 第六感的な何かが私に逃げろと喚く。が、レイは気にせず進んだ。足早に。私の手を握りしめて。外せない。仕方なくその後を追いかけるように進む。……怖いので、右手でレイの手を握りつつ、左手で繋いでいるレイの手の肘辺りを掴む。レイがクスクス笑っているけど無視よ。ってか本当にお店とかあるんでしょうね。なんかその気配が全く無いというか、これって……そのちょっと、どこまで続くのよ……。

「うぉ、ここの道がぐねっと曲がってる」

 レイは私の不安なんか露知らずと楽しそうにはしゃぐ。私もレイの能天気さを分けて欲しい。
 大きな商店街ではないはずなのに、路地は妙に長く、途中で蛇の体みたいに曲がっていた。ふと、空を見上げると夕日が薄まり、黒々とした雲が覆っている。嘘、雨? 天気予報では今日は一日晴れのはずなのに。

 結構歩いたけど、未だに終わりが見えない。30分以上歩いた気もする。いや……まだ3分も経過していないような──時間の感覚が狂っているわ。
 引き寄せられている?
 レイに……じゃない。
 何か、
 別の、
 見えない物体に体を掴まれている感覚。
 私はもう一度空を見上げた後、口を開く。

「レイ、戻りましょうよ」
「ここまで来たんだからさ、あと少しだけ進んでみよう」
「雨降りそうだし……」
「私折り畳み傘あるから大丈夫」
「……それなら」「いや私一人で使うよ」「……入れてよ」「冗談冗談。私自他共に認める心優しい淑女だからさ、サクラも半分居れてあげるゾ」

 ──レイと相合傘。
 つまり、雨に濡れなように……と肩を寄せ合うことで自然と距離が近くなるじゃない。今後も傘を持ち歩くのはなるべく控えるべきかも。

 その時、路地の壁にまるで埋め込まれるように小さな社が立っていることに気づく。苔がびっしりと生え、年季を感じさせる木造の社だった。社には紙垂(神社とかにある稲妻みたいな形の紙)がつけられていた。けど、今にも千切れそうね。……何かが、ここに祀られている? こんな商店街の路地に? ゾゾゾって嫌な予感を覚えたところで「サクラ!!」とレイが呼ぶ。慌てて前を向くと……「海?」

 海……海岸が広がってる。

 綺麗な海。
 夕焼けが穏やかに照らしている。
 でも、不思議な空間に思えた。路地が終わると途端に砂浜だった。ぶつ切りにした空間を無理やり合成した不可思議な構造。漣の小さな音がまるでノイズのように耳障りだった。足元に広がっている砂から距離を取って、一歩二歩……と下がる。
 カカカカ……と小さな音が聴こえる? え、何? と思ったら私の歯が小刻みに震えていた。
 体が大きく震えた。
 異様な光景。
 海──それは有り触れた景色のはずなのに、何かがズレている現実味が気持ち悪い……。
 私の本能が喚くように震えている。

「うん……なんか、あの商店街から海に繋がっていたっぽい」
「なんで自信無いのよ」
「やーだってさ、この海……波が静かで……変な感じ、しない?」

 確かに波の音が……聞こえない。音の消えた映像を見せられているように、静か過ぎる。
 レイが珍しく弱気な笑顔を見せる。ちょっと待ってよ、あんたは普段飄々としてるんだからいつも自信満々で居なさいよ。不安になるでしょうが!

「あっ……」
「な、何?」「今そこの小さい神社が……」「帰りましょう早くここから」「ぐらっと揺れた……かも」「レイこれ以上変なことを口にするのは辞めなさい」パンッ……。

 音が、鳴った。
 もちろん「サクラの……お腹? こ、今度は空腹で爆発しちゃった?」
「あははは……、そぅ……かもぉ……ね」

 二人で汗をダラダラ零しながら笑っていると──カンッ

 と、また音が響く。私たちの……周りから。小さな音だけど、路地の中で異様に反射した。周囲を見回したけど、誰もいない。私達だけ。
 でも感じる。
 ……視線、を。
 ねっとりと肌を舐められるような視線を浴びた瞬間、生臭い匂いが漂ってきた。

「何この臭い……」パンッ
「音が……聞こえたねぇ」パンッ
「ラップ音よ。ほら、木材や何かに空気が入り込んで音が鳴る現象」パンッ
「あぁ、なるほど、テレビで見たことあるかも」カッ、カッ……
「きっと私達がこの場所に来たことで周囲の木材やコンクリートに重みが加わって音が」ダンッ「な、……」ダン、ダン……ダン「鳴るのぉ……」

 音もなく、社の紙垂が四散した。
 ハラハラと落ちる瞬間、ぐわんと社が震えた。一瞬の静寂の後、メキメキメキ……と震えが広がる。私とレイは両手を合わせて互いの顔を見合ってそのまま動けない。足が……走り方を忘れている。「……ィ……ぁ」と声が上手く出せない。完全に竦んでいる。思考だけが体から切り離されたみたいに加速する。

 ダンッ、
 ダンッ……
 だんだんだんだんだんッッッ!!!

 爆発するかのような凄まじい轟音に、私達はそこでようやく足に力が入った。本能に叱咤されて一目散に駆ける。レイと一緒に手を繋ぎながら。振り返らずに。得体の知れない何かが私達の跡を追いかけているような気が──。

 ひぃぃぃ
 ひぃぃぃ

 微かな悲鳴が耳にへばり付いて離れない。

☆★☆★

「ハァハァハァハァ……はぁぁぁぁ……ふぅぅぅぅ……」
「はぁ……はぁ……はぁ……何、今の……はぁ」
「知らんって……はぁ、はぁ……」
「だから辞めようと言ったのよぉ」
「……ごめん、私もあんなの予想できなかった。まさかお化けが」
「違うわ、だからラップ音が……科学的に色々な要素が偶然組み合わせってうるさい場所だったのよ!」
「うんうん、そうだよ、そうに……決まってる」

 路地から少し離れた場所で、私達は互いを罵り合いながらへたり込んで抱き合っていた。全力疾走で走り抜けて吐き気を覚える。すると、声をかけられた。見上げると背の低い老婆が立っている。どこにでも居そうなおばあちゃん。けど、私達とその路地を眺めた後にあの中に入ったの? と険しい目つきで問われた。私達は顔を見合わせた後に頷くと、哀れんだ目で私達を眺めた。そして、静かに語り始める。

 ──路地は海に繋がっていだろう。あの海は、大昔に子どもが生まれても貧困のために満足に育てることができない母親が泣く泣く子どもを捨てた──または一緒に身投げをした海だという。その頃から近辺で不可思議な出来事が続くようになり、誰もが身投げした母と子の怨念の仕業だと口にした。その怨念を鎮めるために付近には社を立て、霊を祀っているんだとか。

 私はその話を聞いて泡を吹いて気絶しそうだったけど「二回しただろ」、作り話ですよね~と流すことができない悪寒を感じていた。さっきからずっと、だ。まだ見られている。逃げ切れてしない? 追われているの? 老婆はカバンから普段持ち歩いているようなお守りを私達に渡してくれた。今日は家に帰ったら部屋の奥で隠れていること。誰が来ても扉を開けてはいけないよ、とホラー系のお約束な言葉を口にして、路地の前に立っている一軒家に消えていった。

「サクラ……どーしよ」
「あわわわわわ……」
「これ……絶対に……襲ってくる……やつ」
「うぅぅぅぅぅ……ぐぇ──」
「また気絶してる。ほら、気をしっかり持って」
「はぁはぁはぁ……。もう家に、帰りましょうよぉ!!」「サクラんちの方が防御強いと思うけど」「そうね、あ……でも誰もいないし、お手伝いさんも旅行だから呼んでも来てくれない」「私んち? まぁ……うちはお母さん居るから誰も居ないよりかはマシかな」

 私達は生まれたての子鹿のように立ち上がり、ヨタヨタと歩きながらその場を後にした。レイを責めたい気持ちもあるけど、今はそんなこと言ってる場合じゃない気がする。それにレイも反省してるみたいだし……。可愛いし、瞳ウルウルさせてる──のは私の怒りを削ぐためだ、反省してないじゃないでも可愛いから許す自分がもうイヤ……。恐怖すら突き破って私に訴えてくるレイの可愛さに真面目に驚く。

 商店街を出たところでレイは先程貰ったお守りを確認するようにポケットをゴソゴソ探る。「お守り、もっとあった方がいいかな?」「……そうね」「ね、さっきのおばあちゃんにあるだけ全部くださいって頼まない──って、あっ……」

 レイが青ざめた顔で悲鳴を上げる。
 何故なら、先程貰ったお守りが腐るように縮れて、プツンと紐が切れて地面に落ちたからだ。──ひぃ──。「……ラ!」「な、なに?」「すぐ気絶しないで! ねぇ、ちょっとやばすぎるから、一回さっきのおばあちゃんの家に行かない? もっとお守り貰おう。それにあの話もまだ何か続きがありそうだったし」「あぅあぅ」

 私達は小走りで駆け戻った。少しでも情報が欲しい。しかし、先程老婆が入っていった一軒家はどこにも見当たらない。相変わらず不穏な雰囲気の路地と、その前に立つ……シャッターの閉められた廃屋だけ……。
 道を、間違えた?
 そうね、そうに決まっているわ。

「えっと……この中だったよね」レイは廃屋を指差す。自らの肯定を振り切るように全力で首を横に振る。
「違う違う違う!」
「さっきは普通の家に見えたけど、こんな……マジか。流石にこんなオンボロな中に人は住んでないよね……。ってかよく見るとこの付近全部シャッターが閉まってる」

 路地だけじゃなかった。
 帰宅する時に通りかかっていた気がしたけど、よく見たらこの商店街の一角の記憶が殆ど無いじゃない。
 私達はいつの間にか異なる世界に迷い混んでしまったの?

「幻覚よ、私達……恐怖で変な妄想したの……」
「やれやれ、おばあちゃん、お前もか!」「あ……あっ、違う裏切ってないわよ、最初から、私達を姦計に嵌めたの。……はぁはぁ帰りましょう!!! 早く早くここから逃げるのッ!!」

☆★☆★


// 続く
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