傷を舐め合うJK日常百合物語

八澤

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レイの歌声、膝枕 01

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 お昼休み。
 細長いチョコスティックパンを頬張るレイの姿を見かけると、もう月末なのね……と気づく。一袋100円、6本の細長いパンをレイは貪り食っている。チラチラと私のお弁当をわざとらしく見ながら……。

「わぁ……その卵焼き、すっごく美味しそうだね」
「えぇ」
「あ! 待って箸でぶっ刺して一気に口に放り込まないで!」
「おいひぃわよぉ……ふぅ」

 ゴクン、と飲み込むと、レイは伸ばした左手を力なく落とした。

「まだ頂戴って言ってないじゃん……」
「その一袋でお腹いっぱいになるでしょ」「もう3日連続は飽きるっての」「だからって3日連続私のおかずを奪おうとしないで」

 私がしっし! と手を振るとレイはぷぅ! と頬を膨らませる。なんてあざとい仕草なのかしら。リアルで頬を膨らませるなんて普通はできない。そんな表情されたら頬を押し潰したい衝動にかられるはずなのに、レイがやるとその小動物的な愛らしさに胸がゾクゾクと震える。

「味見ですぅ……」
「しなくていい。……あ、トマトなら」「おま……弁当の野菜って時間経ってふにゃふにゃじゃん。いくらなんでもふやけた野菜を友人に譲るか?」「大丈夫よ、まだ美味しく食べられる、はず」「野菜はいらない。肉だ、肉を食わせろ。それか魚は大トロとかさ! ってかなんで我々地球を支配してる人類が野菜なんて虫とか家畜が食うモノ食べるんだよ」
「じゃあ……肉巻きは?」
「あぁ肉巻き? ──え、いいの?」箸で摘んだ肉巻きをレイは凝視している。

 キラッ! とレイの瞳が輝いた。こんなに純粋に瞳を輝かせる人存在するのね、と内心驚く。

「いい加減ウザくなってきたから」
「こ、これがツンデレって奴? 口ではあんたのためじゃないんだからね! と言いつつ本当は私が可哀想で見てられない! って思ってるんでしょ?」
「思ってねぇわ。でもアスパラが中に入っているけど──」
「炒めた野菜は好き!」

 私がそっとレイの口に箸を近づけると、まるでペットの動物が飼い主から餌を与えられたかのように嬉しそうに頬張った。もぐもぐと咀嚼し、ゴクン──と飲み込む。その一連の動作も可愛いの反則じゃない。もっと、もっと餌付けして最終的にレイをペットにしたい衝動にかられる。と、そこでレイと目が合った。びくっとレイは体を震わせる。

「な、何よ」
「レイにもっともっと餌付けしたいじゃないハァハァ……となんか怖い感じで考えてるよね、顔にめっちゃ出てるぞ」
「そこまで考えてないわ」
「いやホント、サクラの思考読める能力無くても伝わってくるもん」
「もともとそんなの無いでしょう──」

 私が残りの肉巻きを口に放り込むと、レイは「そうだった……」とパチンと頭を軽く叩いた。また私を馬鹿にして……いや、でもレイは……確かに私の思考を読むことが──有りすぎるわ。私の次の言葉を踏まえてなんか喋ってくることもあるし、まさか……この子本当に能力とかあるの? って信じそうになる。

「うわぁ、今度はレイとの間接キス!? って驚いてる! ベロベロ箸舐めとるし」
「舐めてないわよ」そこまではしない……。しません、そうよね私! と何故か自問自答する。

「ねぇ、今日はどうする?」
「放課後?」
「うん」
「パフェは……」「無理」「タピオカミルクティ……」「あれってタンパク質の塊だから飲みまくると太るって」「う……じゃあ、カラオケ──」

 まるで誘導されるように、けど……だってそもそもレイだってカラオケ行きたがるし……。

「いいよ」

 レイの何気ない返事に内心飛び上がりそうになる。レイの歌声が聴ける、そう思うだけでふつふつと体が茹で上がるような高ぶりを感じた。レイはそんな私の心理をまた読んでいるのか、私を一瞥した後、残りのパンをハムハムと食べ始める。

☆★☆★

「カラオケ代は出すよ、出させていただきます! なので、食べ物は……」
「はいはい。……唐揚げでいいわね?」「わーい。でも唐揚げ、カラオケに?」「この前ネットで見たけど、唐揚げの油が喉をコーティングするからカラオケで食べるのに最適らしいわ」
「ふうん、じゃあそれと……飲み物は何にしよっかな」
「水ね、取ってくるわ」
「ただのウォーター?」
「イエス」
「ちょっとサクラ! 喉に悪いってよく聞く烏龍茶と珈琲は選ばないから、せめてジュースを……」「炭酸も喉に悪いわ」「でもカラオケ来て水って味気ないというか味無い……」「じゃあジュースと水を持ってくるから。歌う前は水を飲んでなるべく喉の調子を整えなさいよ」「……へい」

 レイが力なく頷くと、私は受話器から唐揚げ盛りと揚げ物セットを注文し、ドリンクバーへ急いだ。レイのために水とジュースを見繕い、自分でも驚くほど素早く戻る。

 ウキウキしている。
 ワクワクしている。
 ドキドキって胸が高鳴る。
 そんな私を見透かすように、レイはジュースをちゅーっとストローで飲んだ後、にぃっと微笑んだ。

「忠実忠実しい動き、うん、やっぱりサクラはメイドの素質あるよ」
「ないない」
「自分の可能性ってなかなか気づかないモンなのだよ。この前のメイド服をまた着てくれたらたくさん歌う、かも」「え……」「マジで迷うな、すぐ否定しろ!」

 レイはタブレット形式のリモコンを操作し、履歴を眺めている。

「見て見て同じ曲が連続! これはヒトカラで練習したんだね」
「レイはヒトカラしたことある?」「ん~無いよ」「そうなの? 上手いから頻繁に通っているのかと思ったわ」「カラオケは……実はサクラとが初めてなんだ」
「へぇ……」

 それじゃあどうしてあそこまで歌が上手いのよ……。天賦の才を持っている? それとも……何か、まだ私の知らないレイが、存在する?

「お、きたきた!」

 店員がコンコンと扉をノックし、揚げ物を大量に盛り付けた大皿をドン! とテーブルに置いてそそくさと出て行った。レイは往々しく割り箸で唐揚げを摘むと、そっと口に放り込む。

「はぁむ! ……ん~~~ッッッ! お肉美味しい……はぐ、もぐもぐ」レイは昼食の鬱憤を晴らすかのように唐揚げや揚げ物を食べ始めた。モグモグと咀嚼する姿はまるでハムスターみたいで可愛い。今度レイがご飯食べている姿を盗撮しようかしら……。

「今日は何を歌う?」
「さぁふぁからうたってぇ……ゴクン、いいよ」「え~レイが歌いなさいよ」「私はただいま喉のコーティング中だから……もぐもぐ」「仕方ないわねぇ」

 ──月末はカラオケに訪れることが多い。

 理由としては、まずレイはお小遣いの半分以上をくまたんで消費してしまう。主にグッズを買い漁り、時々開催されるゆるキャライベントにも参加する。もちろんお小遣いでは足りないので、お小遣いとは別に支給されているお昼代にも手を出す。だから今日みたいに貧相な昼食になってしまうのよ。で、放課後どこに行くにもお金がかかるので、レイは買い食いを抑えるようになる。

 続いて、私はレイの歌が聴きたい。レイの歌声を聴くだけで幸せで胸が膨らむ。スマホのアラームにして毎朝レイの歌声で起きたいくらいに……。レイの歌を聴くために、私はレイをカラオケに誘う。駄菓子屋でも握りしめた小銭に迷うレイにとって、私が奢るわと誘い込めば嬉しそうにカラオケに直行する。

 レイは買い食いしたい。
 私はレイの歌を聴きたい。
 ──私の利害が一致するのよ。

 私は、この事実に気づいてから、くまたんに奔走するレイを押さえ込むことは無くなった。口では程々にしなさいよ、なんて言いながら、その実レイがくまたんにジャブジャブ金を払いなさいって願っている。……まぁそんなこと願わずともレイはお金をくまたんで溶かすけどね……。

 私が演奏時間の短い曲を歌い終える。シャンシャンと備え付けられたタンバリンを適用に揺らしながらレイが笑っている。

「サクラの声は胸に響くよ……」
「さぁ、次はレイの番ね」「何歌おうかな~」「迷ってるならこれは? 知ってるでしょ?」「うん。でもこんなしっとりしたバラード?」「レイなら絶対上手に歌えるわよ」

 ──正確には、レイの声色で聴きたい曲だった。
 レイと出会ってから、レイの歌声で泣いてしまってから、私の歌を聴く姿勢が変わってしまった。どんな曲を聴いても、嗚呼もしもこれをレイが歌ってくれたら──と考えるようになってしまった。無意識の内にレイの声を当てはめてしまう。当初はまたレイのこと考えて! と自分を窘めることもあったけど、最近はもう抑えきれず、今ではどの曲をレイに歌わせるのか、そればかり考えていた。

「まぁ聞いたことあるから歌詞はなんとなくわかるけど」
「駄目?」
「うぅ、そんなチワワみたいに瞳ウルウルさせたら断れないよ。……でもなんか人にやられるとムカつくな」

 レイはぶつぶつ文句垂れながらもマイクを持ってくれた。途端にドクン! と期待と嬉しさと得体の知れない感覚で満たされる。あまり見すぎないように……と思っても、レイの表情をそっと覗き込む。マイクを構え、ふぅ……とため息をついた後、凛々しい表情に切り替わる。

 か、
 可愛い!
 でも……
 格好いいやっぱり可愛いッッッ!!!!!
 きゃ~~~~!!!!!!!
 とアイドルに向かって黄色い声援を贈るファンの気持ちが痛いほどわかる。この感情……ってかまだ歌っていないのに、レイが……レイがもう……凄まじくて、私はなんか声を出して発散しないとドッカーン! って爆発しそう。口元を手で覆いながらレイを見つめる。レイは私をチラリと一瞥した後、にぃっと恥ずかしそうに微笑み、歌声を響かせた。

 一瞬で世界が切り替わる。
 古ぼけたクーラーと僅かなタバコの匂いが漂う小さなカラオケボックスが、途端に異空間に切り替わる。
 レイの声が部屋一杯に充満する。
 ありとあらゆる方向からレイの歌声が襲いかかる。レイの声に呑まれるように引き込まれる。ぎゅっと体に力を込めながらレイの歌声に耳を澄ます。

 私の予想通り、レイの声はバラードにもよく合うわ。柔らかい声色が優雅なリズムと絡まり合い、Aメロから心を奪われる。息をするのも忘れるほど聞き入っていた。はぁぁ……凄い。高音に差し掛かると私の全身がゆっくりと引き伸ばされていくような快感を覚えた。特にサビの転調が……ヤバイ。嗚呼、全身の皮膚をレイの歌声でじゅっと炙られるようで……気持ちいい……気持ちいい……うわぁ──。

「サ、サクラどうしたの?」
「なんでも……ない……わ……」
「お腹痛いの?」

 私は自分の体を支えることすらできず、背凭れに体を預けてレイの声を浴びていた。呼吸するのも忘れそうで、でも呼吸困難で倒れたらレイの声聞けないじゃない! と気づいたので頑張って息を吸って吐いていた。

「大丈夫だから……そのまま歌って……」
「なんか息も絶え絶えにお願いするのヤバイよ」
「始まる……始まるぅぅぅ……」

 レイは「サクラ怖いよ……」表情を歪めながらも(可愛い)間奏を終えた後に続けて歌ってくれる。レイの歌声には様々な情報が含まれている。凄い凄い凄い……。はぅぅ……と私は体を強張らせ、歯を食いしばりながらレイの歌声に耳を澄ます。いや全身で聴いていた。部屋の中にレイの声がビンビンに響いている。部屋の中で反射したレイの声がレーザー光線のように私の体を撃ち抜く──アニメとかで極太レーザー光線を浴びて真っ白になりながら砕け散る人ってこんな感じなのね。メロディラインにレイの歌声が順応し、綺羅びやかなハーモニーを奏でていた。
 レイの声が途切れるようにフィナーレを迎えると、ブラボー! って叫びながら立ち上がりたいけどその気力すらレイの声に持っていかれる。

「サクラ……大丈夫?」
「はい」
「ぐったりしてますけど……」「次も、どうぞ……」「サクラも歌えよな」「あとで歌うから……早く次の曲をうぅぅ……」「ヤク中のやばい人みたいな顔してる……」

 次の曲はアップテンポな曲で、これは以前からレイに歌わせている曲だった。──本日のセットリストでは、まず一曲目はバラードでレイの声に私の体をしっとりと堪能させた後に、ロックで一気に畳み掛ける。続いてはボカロ曲の人間が歌うに適さない激しいロック、今期の私が気に入ってレイにも密かに見るようオススメしていたアニメのオープニングが続く。
 激しいリズム曲でレイの声を聴くと私が保たないので、ここで一旦女性シンガーの心地よいビートのミディアムバラードを歌ってもらう。歌詞にレイの声が、そして想いが入り交じるようで、その意味、曲調が描く物語がズキズキと痛みを伴うくらいに私に突き刺さる。

「サ、サクラ?」
「うぅ……」
「倒れてるけど、フラフラしてるし」「うん……」「横になる?」「うん」「……ふふっ、じゃあこっち来てさ──」

 レイに言われるがまま、私は長椅子に横になり、レイの下にまるで芋虫のように近づいた。「膝枕してあげる」「膝……枕……」「意識が混濁してる。なんかちょっと怖いけど、まぁほら、もっと頭持ち上げて」「うん……」

 生暖かい何かが私の後頭部に当たる。ふかっと潰れるけど、即座に弾力に押し返される。……心地よい感触に浸っているとレイと目合う。レイの胸とレイの顔が見える。カラオケの薄暗いライトにレイの髪がつやつやと輝いていた。レイはにぃっと不気味に微笑んだ。

☆★☆★


//続く
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