傷を舐め合うJK日常百合物語

八澤

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お見舞い、マスク越しに 01

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 クラスの子に、お昼一緒に食べない? って誘われた。
 ──レイ一緒に食べましょう、と声をかけようとして、居ないんだった……と気づいた隙を突かれるかのように。

「……えぇ、いいけど」

 クラス内で派閥のようなグループが出来上がっていない頃、机で円を作るように一緒に食べていた子の一人だった。私が友達お見合いから早々に脱退してしまったので、その後の変異は知らないけど、皆上手い具合に別れ、それぞれお昼を食べるほど仲の良い友達を見つけたらしい。

 今日は一人でお弁当を食べる私を気遣って、声をかけてくれたのだろう。まぁ一人でもあの場所で食べるから問題ないのだけど、ここで無下に断るとまたイヤな噂が流されそうな気がした。誘ってくれた子を疑っているわけじゃなく、今、この瞬間、クラスの子がざわっと聞き耳を立てている。

 レイ以外の人と、久しぶりに昼食を取るのはなんか新鮮だった。
 レイとお昼を共にするようになってから殆ど毎日食べている。休日も気がつけばレイと一緒にぐだぐだしていることが多い。だから、今日みたいに──レイが風邪で休み、私が独りぼっちになるのは久々というか、初めて。

 教室の隅で机を合わせてランチタイムとなった。誘ってくれた子たちは、当たり障りのない会話を続けながら私を観察している。周りにはあの初っ端の授業で先生に喧嘩を売った問題児(は言い過ぎか)と談笑するコミュ力高い私たち! って周りに見せつけている? いや、流石にそれは思い過ごし。
 私はざっくばらんに──まるでレイと接するような身軽さで会話を重ねた。彼女らに互いに探り合う時間は疲れるでしょ? と言わんばかりに。けど、普通の会話を装うのも疲れるわ。

 レイと喋る時は本当に気が楽、と思い知る。
 レイは特別だった。
 普通の人──レイ以外の人間とコミュニケーションを行う場合、どうしても何か隠し事をする必要がある。笑顔の仮面、真面目な表情の仮面とか、自分の素を晒さず、壁を作りつつ接する。友達とはもちろん、家族もそうだった。一歩距離を感じていた。それは相手が距離を取ったり、私が離れたり。いや、あの人だけはそういうところをふわっとした立ち回りで距離感を維持してくることもあった。けど、とにかく、レイだけはその仮面で自分を取り繕うことがなく自然体で──というか意味を感じない。

 何故なら、私の全てを見透かされている。──気がするから。
 私の思考を読み取り、その一歩、二歩先の答えをさらりと示す。もう唖然と驚くのも慣れてしまった。
 そんなに私ってわかりやすいの? 色々と、って不安になる。最初はね。でもレイと過ごす内にそれはもうどうでもよくなった。考えるだけ無駄というか、何も仮面を被らずに人と接するのが楽というか、──レイに、そう考える私すら見抜かれそれでも身を委ねられる今の感覚が──気持ち良い。快感だった。ドキドキするの。
 ──これだけは絶対にレイに知られたくない私の素顔……。

☆★☆★

「サクラ~~~」
「熱は下がったの?」
「少しね」

 ほへぇ~と潰れた笑顔を浮かべるレイに、本当に風邪ひいたのね、と驚いた。
 本日は真っ直ぐ帰宅するつもりだったけど、レイの寂しいメッセージがまるでバズったツイートに対するリプみたいに止まらず、仕方なくお見舞いに訪れたのだった。

 おでこにシートを貼り、赤らんだ表情とウルウルとした瞳のレイは、普段と異なる愛らしさがある。部屋に入り、レイに近寄るとマスクをしても伝わってくる病人の匂いが鼻をつく。私は椅子を引っ張り出し、レイの横に座った。

「サクラ、学校サボった?」
「サボるわけないでしょ。誰かさんじゃあるまいし」
「だって私が居ないと一人寂しいじゃない~、って落ち込んで凹んで病んで狂ってサボりそうな気がしたから」
「そこまでメンタル弱くないわよ」

 私も休もうかな、と考えはしたけどね。

「あ、買ってきてくれたの?」
「はいはい、どうぞ」

 レイにカップに入った果物入りゼリーを頼まれたのでコンビニに寄って買ってきた。
 ビニール袋から取り出し、レイに手渡そうとすると──「あ~~ん」口を開ける。

「な、なに?」
「食べさせて」「自分で食べろ」「サクラ、私は──病人ですけど?」
「そこまで弱ってないでしょ」
「お願い……サクラちゃん」「ちゃんは辞めて」「サクラ様」「……よし」「え、絶対ヤダ! えっとサクラお姉ちゃん」「意味がわからん」「サクラママ……」「こわいこわい──もうわかったわ」

 カップの蓋を引き剥がし、スプーンで掬い、そぉっとレイの顔に近づける。レイはあ~んと口を大きく開けた。時々何かドラマや漫画等で食べさせてあげる描写を見ることがあるけど、いざ自分でやるとなるとこの小さなスプーンから落とさないかと不安になる。プルプルと震えながらようやくレイの口に放り込めた。

「うん……うん、美味しい……。あ~~~」
「また?」

 もう一度スプーンで掬い、ゆっくりとレイの口に押し込んだ。なんか無駄に時間かかるわね。普通に自分で食べた方が早いんじゃない? と思ったところで「やっぱり自分で食べる」とレイは言う。

「初めからそうしなさいよ」
「予想以上に食べづらかったです」
「人にやらせておいてその言い草」
「ってかサクラの顔がなんか真剣で笑う」
「あ、そういうこと言うならもう二度とやってあげない」
「やん、怒らないで。ほら冷静になろう、深呼吸して……ひーひー、ふぅ~。一緒に!」「ひーひ……ラマーズ法!」

 結構元気なのね。
 部屋に入った時は弱っていたので可愛い──と思いつつも心配していた。けど、こうして会話すると普段のレイで安心する。私を安心させるため敢えて気丈に振る舞っている──ってことはまずありえない。

「そういえば今日はレイのお母さん居るんだっけ?」
「会社だったけど午後半休取ったんだって。今はおかゆとスポーツドリンクの買出し」
「あら、入れ違いかしら」
「有給取ったらしくて、なんか申し訳ないですなぁ」
「まぁ、子どもが熱出したら仕方ないんじゃない」
「でも久しぶりに激務から開放される! って喜んで。あんた週一で熱出せ! って脅された。これ虐待やで!」
「あはは、レイのお母さん非道い」

 チラリと時計を──くまたんの顔型の時計を見やり、そろそろおいとましましょうか、と立ち上がるとした時、すっと手を握られた。

「レイ?」
「もう帰るの?」むぎゅっと掴まれる。なんかぬくい。
「長居するのも悪いし」「まだ居ていいよ。お母さんもう少しかかるかもって連絡来たし」
「でも」
「私も寂しいからさ」
「……私"も"って何?」「ん~サクラだってやっぱり寂しかったんでしょ?」

 ──寂しいとは、実はあまり感じなかった。
 それよりも、私の体の一部が喪失したような感覚を覚えた。よたよたとバランスが上手く取れず歩けない、そんな気分。けどこうしてレイに会えて、レイを感じているとふつふつと込み上げてくる心地よさを味わう。欠落していた部位が再生される。私の思っている以上に、私の中にレイが食い込んでいるのかもしれない。

「別に……」
「はぁ、サクラがトイレでお昼食べてる姿想像しちゃってさ、不安で押しつぶされちゃうところだったよ」
「なんで、トイレで」
「一人で食べてる私何だか恥ずかしいじゃない……って、さ。便器の上にお弁当並べて一人もぐもぐ食べるサクラ可哀想……」
「いつもの場所があるし、それに今日はクラスの子と一緒に」「なん、だと──。サクラ私以外に友達おるんだ」「おるわよ」

 一応会話できる子はレイ以外にもいるし。まぁあの授業以来よそよそしい空気は感じるけど、最近それも薄れてきてるし。

「はぁ、もう帰るわよ。私まで移されちゃ堪らないわ」
「大丈夫、移したら私が看病してあげるから!」

 レイの看病──。
 今日と立場が逆転し、一人なんか寂しい……と思っているところにふとレイについて色々と思いを張り巡らせてしまうのか。レイ、一人でお昼どうしてるのかな、でも私以外の子と結構仲良くしてるのかな、私のことなんか忘れちゃったのかな? ──って考えてハラハラする気がした。病気にならないよう毎日手洗いうがいを心がけましょう。

「お願いサクラ、もう少しだけ……。明日も休むとお母さん流石に二日は開けられないって独りぼっち、取り残されちゃう。もうちょっとだけ……お願い……」

 一瞬レイへの同情を射抜かれるように、レイは猫撫で声で懇願する。瞳がキラッと輝き、ぞわぞわとレイの愛らしさが私の中に侵入してくる。きゅぅっと優しく手を握られながら。こんなの断れるはずがないじゃない。「あと三〇分だけよ」と折れるとにぃっとレイは心底嬉しそうに微笑む。いつもみたいに軽口叩けばいいのに素直に喜ばれるとなんか私まで嬉しくなる。

「ねぇ……」
「ん?」
「こっち来て」

 ポンポンと掛け布団を叩き、ちょいちょいと指で誘う仕草をする。

「イヤよ」
「そんな、即答、拒否られた」
「だってレイ病人だし」
「いつもは喜んでレイのベッド~~~! って飛び込んでくるのに」
「ってかあんたが布団に潜り込んでくるんでしょ」
「うぅ、熱で記憶が──」
「下手な演技するな」
「でもサクラ嫌がらないし」
「抵抗してるでしょ」「形だけのねぇ~」

 けっけっけ、とレイは嘲笑うように言う。──確かにその通り。それでもおくびにも出さないよう注意しながら「抵抗してもあんたしつこいし」と反論する。けど、これは焼け石に水ね……。

「ほら、一人だと寒いのさ。サクラの体の温もりを感じないと安眠できない」
「手、繋いでいるからいいじゃない」
「全然足りないよぉ。はぁ、寒い寒いよぉ……。嗚呼、親友が病魔に犯され一人苦しんでいるのにサクラは冷めた目で私を眺めているだけなんだね……人でなし、ドケチ、あぁ、うそうそ帰らないで~。ごめん、ちょっとだけ……最近お泊りしてないじゃん! サクラ~、サクラ!」

 掛け布団を口元まで隠し、瞳をウルウルと滲ませて私を見つめる。それもう何度もやられて耐性できてるから! と言いたいけど未だに効いてしまう私はアホだ。

「うるさい。……もぉ、そっち、奥に移動して」
「わーい、サクラ大好き!」

 掛け布団を捲った中に入り込むと、レイが即座に抱きついてきた。
 ──レイがうるさいし、
 ──レイの言う通り最近泊まってないし、
 ──レイを、の、あと、あと……まぁレイが……。
 ふわふわ言い訳が私の中に浮かんでくる。

「ねぇ、私汗臭くない?」
「臭い」
「もう少しオブラートに包んでさ、上っ面だけでも相手を気遣う精神見せて~。私も一人の人間です。傷つく──」
「風邪引いたらレイのせいだから」
「その時は看病するよ。不安だったら一緒に寝てあげないことも?」「いいわよ、別に……。うわぁ、ベトベトする」「汗かいたから。で、でも一応昨日お風呂入って、熱出たのは朝だからそんなに汚くないよ」
「はいはいわかったから……」
「はぁ……やっぱサクラの温度が最適ですねぇ」

 すりすりと私の胸元辺りに顔を合わせて体を寄せてくる。ずっと寝ていたからか、ベッドから漂うレイの匂いが普段よりも濃い。病人の匂いは既に慣れてしまったからか、レイの匂いを強く感じる。毎日朝から嗅いでいる匂い、そして体温をこうして味わえると安らぎと緊張を同時に覚える。矛盾した感覚。今日は朝からレイを感じることができなかったので、一気にレイを堪能できて体が歓喜で震えている。

「もういい?」

 レイは駄目です! と答えるように私の体を拘束する。レイの柔らかい四肢は風邪引いてるからか普段よりも熱を帯び、その感触が不思議な心地よさを生み出す。意識が蕩けそうな甘い快楽を覚えた。レイ、柔らかい……。力を込めて抱きしめると、ふにゃっと体がレイに沈む。風邪が移るとか、汗でベトベトするとか、もうそういうのもどうでもよくなってしまう。レイが少ないと喪失感を覚えるけど、大量のレイ摂取は閾値を即座に振り切ってしまい、思考というか、色々な判断が鈍る。

「ちょっと苦しい」
「ね、一つわかったことあるんだけど……今発表するね」
「言わなくていいわよ」
「サクラの前世って、湯たんぽだと思う」クソどうでもいいこと言うと覚悟したけどそれ以上で面食らう。
「……レイ、そろそろ」
「ヤダ」

 レイは上目遣いで私を見つめ、クスクスと微笑んだ。ぞわりと胸が揺れる笑い方。マズい、と思った時には既に手を握られていた。ぎゅっと。強く。レイの細い指が私の指を絡め取るように蠢き、束縛される。外せない。レイの意志が、思いがトロトロと流れ込んでくるような快感を覚えた。
 掴まれると、もう私が何も抵抗できなくなるのをレイは知っている。
 だからこうして私を誘い込んだ。
 ──私だって、それくらいわかるわ。わかる、……まるで自ら捕食者の口の中に見を投じる餌のようだった。

「散々渋っていた癖に、サクラも満更じゃないんだよね~」
「暑苦しいだけよ」
「はいはい。ふふっ、全部わかるから──サクラが今、何を考えているのか」

 また、レイと目が合う。
 ニヤニヤと微笑む表情も、なんか可愛い。
 そうね、そうよね……と諦めと達観が混じった感情が私の中で渦巻いた。

「嘘ばっか」
「サクラわかりやすいからねぇ」
「それじゃあ、今考えていることも?」
「もちろん──」

 レイは可愛い。

 可愛い、可愛い、可愛い……可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いッッッ!!!!!

 ぎゅぅぅ……と私がレイの指を握りしめながら、頭の中で唱え続ける。

☆★☆★


//続く
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