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髪留め、レイの匂い
しおりを挟むなんかレイの雰囲気が普段と違う。
「どしたのサクラ?」
「あれ……なんだろう」「ん?」「違うというか……」
「そうなんです」
レイは盛大な溜息をついて肩を落とす。大袈裟過ぎて理由を尋ねる気が削がれたけど、聞かなかったらそれはそれでうるさくなるので「何かあったの?」と訊いた。
「うぅ、よくぞ訊いてくれた。ねぇ見てよこれ!」
レイは自らの頭部を指差す。
――えっと、意味がわからない。
「頭?」
「そう……よく見て……」「怪我、した?」「してないよ」「前髪を切った」「切ってない!」「……めんどうだから早く答え教えて」
「うっわ友人が真剣に悩んでるのに」「だったら余計さっさと教えなさいよ」
「はぁ……ピン無くしちゃったんスよ……」
あぁ、と思わず手を叩いていた。そうそう、前髪を留めている花飾りのついたピンが無いじゃない。物足りなさの原因を突き止め、胸のつかえが取れたわ。
「いつ無くしたの?」
「昨日まではあった」
「どっかに落としたんじゃないの? トイレに入った時とか付けなおそうとして、そのままにしたり」
「う~ん学校以外はトイレとか行ってないし、そもそも外すこともないし……」
「他に心当たりは?」
「何も無いです。手がかり無し」
力無くしょげる姿になんか私まで調子狂うじゃない。一緒に探してあげたいけど「とりあえず、学校行きましょう。次の電車乗り遅れたら遅刻よ」
「うん」
車内で、レイは私に寄りかかりながらうだうだ愚痴を吐く。余程お気に入りだったのね。いつも以上にべったりくっついてくるのは邪魔くさいけど、なんか弱ってる? 雰囲気のレイは新鮮だった。
「学校で落とした可能性は?」
「多分無い……」
「一応教室や廊下、落とし物で届いていないか確認しましょう」
「うん、ありがと、サクラ……」
また、すぐ手を握る。
でも……普段よりも一段と力を込めて握ってくる。私を逃さないように、と意志を侵食させてくるかのように。
☆★☆★
訪れた教室や廊下、クラスメイトにも訪ね、職員室の落とし物コーナーも訪ねたけど、レイのピンは見つからなかった。
「あぁ~無いよぉ~」
レイは泣きべそかきそうな顔で呻いた。瞳には薄っすらと涙を浮かべている。演技ではなく本気で動揺している。
「放課後に帰宅しながら探すから、もう泣かないでよ」
「だって……うぅ……」
「え、ホントに泣いてるの?」
レイにハンカチを手渡すと、涙を吹いた後、鼻をかむ。鼻水塗れになったハンカチと私を交互に見やり、一瞬私に差し出そうと腕が揺れた。
「あ、ごめん……。洗って返すよ」
「いいわよ。あげる」
「私の鼻水ハンカチ欲しくないの?」「……いらないに決まってるじゃない」
「……ありがと」
「でもそんなに大切なモノだったの? どこかで同じやつ売ってるなら」
「売ってない」
「あ、限定品?」「うん」「でもくまたんの模様とか無かったわよね」「くまたんグッズじゃない……」
はぁ、はぁ……と息を荒げながら、ふとレイは何かためらうように首を振る。その後小さく微笑んだ。
「レイ?」
「星屑……ソラさんのライブ会場で買ったんだ」
☆★☆★
「明日また一緒に探してあげるから。とりあえず今日は一旦家に帰って、もう一度徹底的に探しなさい」
「……うん」
日が暮れても見つからず、レイはすっかり憔悴していた。たかがヘアピン一つと思うけど、限定品らしく……それもあの星屑ソラのライブ会場で手に入れた、らしい? それ以上の情報を答えてくれる雰囲気ではなかった。レイのことは、くまたんが好き、くらいしか知らないので、星屑ソラの限定グッズを購入するほどのファンだった、は初耳だった。いや、そういえばレイの部屋に星屑ソラのCDが置いてあるのも見かけて、スマホのミュージックアプリにも星屑ソラの曲が表示されていたのを見かけたこともある。その時は人気のある歌手だからレイも好きなの? 程度に考えたことがあるけど、実は何かある?
まぁ、レイはその件について自ら語ろうとしない。
だから私も深く追求しない。直感で『星屑ソラ』に対して何かあると薄々は感じていた。けど、レイが星屑ソラに関して口を開かないのなら、言いたくないのなら……私は知らんぷりを続ける。
レイのことを想って──は四割くらいで、残りは……怖いから、かも。
「それじゃ、また明日ね」
「今日は遅くまで付き合わせてごめんね」「こういう時はありがとう、っていいなさい。そっちの方が気持ち良いから」
「うん、サクラ……ありがとう」
目尻に涙を貯めながらも精一杯の笑顔、その痛々しいレイの姿にこみ上げてくる感情を覚えた。一刻も早く発見する! そう心に誓い帰宅する。
自室に戻り、鞄を放り投げ、ブレザーをハンガーにかけるとどっと疲れが体を襲った。ヘアピン捜索のため、朝からひたすら歩き続けた疲れが今になって体に伸し掛かる……。ベッドに倒れ込み、スマホを探すけど机の上に置きっぱなしだった。取りに向かわないと、レイからの連絡が入っているかも……と思って体を持ち上げた時、キラリと光る何かが私の鞄の外ポケットからはみ出ている。
……まさか。
鞄に向かい、ポケットを漁ると「あったッ!」と声を上げた。私の掌に、レイのヘアピンが収まっている。……私の鞄の中に隠れていたの? いつ、レイは昨日から無いって言っていたから、もしかして帰る途中に頭から外れて、偶然ポケットに入ったってわけ?
「良かった……」と安堵の溜息をつきつつ、最初に私の鞄調べておけば……という罪悪感を覚える。まぁ、でもこれでレイの笑顔が戻る、そう思うと晴れやかな気分になる。
早速レイに報告……と、その前にこのヘアピンを少し観察することにした。
ベッドに腰を掛け、じっとヘアピンを眺める。金属部に花飾り、とごくごく普通のヘアピン。レイは星屑ソラのライブ会場で手に入れたと言っていた。でもレイと別れた帰り道に少し調べると、物品でアクセサリはいくつか見つかったけど、その中にこのヘアピンは存在しなかった。まぁ、私の調査不足かもしれないけど。
花飾りは……白い薔薇を模っていた。ただ、デフォルメされた形で、一見薔薇と判断し難い。よく見ると小奇麗な装飾が施されて、とても綺麗だった。単純なプラスチックではなく、なんかマットな質感だけど光を灯すように輝いていた。私はベッドに横になり、指先で摘んでクルクル回しながら、星屑ソラのことを考える。
――星屑ソラ。
今最も勢いのある歌手で、その圧倒的な歌唱力とパフォーマンスは日本のみならず、世界からも注目を集めている。高校を卒業したばかりなのに初々しさを感じさせず、身長は一八〇センチあり、日本人離れしたスタイルの良さと、煌めく銀髪を靡かせ、濃いメイクで歌う姿は確かに魅力的だった。名前とかけて、『銀河の魔女』と渾名がつくくらい……。
レイはファン、なの?
熱烈な?
……私に隠すくらいの?
――私も夢を諦めたの。
ふと、レイと初めて出会い、屋上で会話した時の記憶が蘇る。意味深にそう答え……でも真相を教えてくれることは無かった。私と同じく、夢を諦めた――。
何か、関係あるの……星屑ソラ、と。
「なんてね……」
考えれば考えるほど私の中で拗れる気がした。今は、どうでもいい。疲れてなんかそれどころじゃないのよ。色々考えるのすら億劫に感じる。私は目を瞑り、大きく深呼吸をした瞬間、ふわっと……レイの香りを感じた。
どうして、と驚きつつも目を開いて、そうよ、レイのヘアピン持っているんだから、そこに付着したレイの香りを感じただけじゃない、と納得した。
レイ……。
今日のレイは普段の飄々とした雰囲気は消え失せ、焦った感じが本当に新鮮だった。レイの知らない側面を見ることができ、なんかラッキーと思った。レイには悪いけどね……。
サクラ、サクラぁ……と私をいつも以上に頼る切羽詰まった姿は……可愛かった。
とても。
本当に、
滅茶苦茶、
ヤバイくらいに……。
幻臭かもしれない。毎日レイの頭についていたからといって、匂いがこびり付いているはずがない。でも私は、ヘアピンを鼻に近づけて……。ダメ、辞めなさいと私の中で声がするのに、止まらない。
レイの香り、……よく嗅いでいる。毎日隣で一緒に居るんだから当たり前よ。ただ、今みたいにベッドに横になってレイを思っていると、この前レイの家に泊まったことを思い出す。レイに抱きつき、レイに包まれながら眠る感触。その心地よさがじわじわと私の中で蘇り、得も言えぬ快感を覚えた。冷たいはずなのに、その温度が心地よくて……ううん、愛らしくて、レイの胸元に自ら進んで私は――。
嗚呼、でもその後、レイは私をぎゅっと抱きしめてくれた。力強く。笑いながら──。
つまり、
レイは起きていた……。
私が、レイの胸元に顔を埋めるのをその体で感じ取っていたんだ。「ふふっ」とレイの吹き出す声がハッキリと聴こえた。一瞬硬直した私を逃さないようにレイに強く抱きしめられて、私は……その心地よさと、全身を温い液体で満たされるような快感に溺れて、身動きせず……レイの中に落ちるように目を瞑った。
ドキッ
ドキッ
ドキッ! と心臓が私の中で悶えている。あの時は蕩けるような感覚に陥ったのに、それを思い出す今は……全身が燃えるように熱を帯びて、血液が轟々と私の中で流れているのがわかる。ぎゅっとヘアピンを掴むと、そこからレイの香りが漂ってくる気がした。やめよう、辞めてよ……と声が聴こえるけど、私は一心不乱にその匂いを嗅いでいた。「サクラ」と幻聴のようにレイの声が聴こえてくる気がした。部屋の中を見回すけど、もちろんレイは居ない。どこかに隠れてる? 私を驚かすために? 実は私の真意をあぶり出すために敢えて鞄にヘアピンを隠し、私をどこかで観察……してる? 視線を散らすけど誰もいない。当たり前じゃない。私一人……。
私だけ……。
レイ――。
レイと一緒に寝てから……あの感触が忘れられない。
寧ろ、レイに手を掴まれるたびに思い出す。
ヒリヒリと皮膚が灼ける感覚。
レイの匂いを、くんくん嗅いじゃう。
匂いだけじゃない。
レイの声も……サクラと呼ばれるだけでワクワクが止まらない。ゾクゾクもする。震えを抑えるので精一杯だった。コップの縁まで溜まった水のように、何かの拍子でどろりと零れ落ちてしまいそうな感情が止まらない。微笑むレイや、落ち込むレイ、今日みたいに泣きそうなレイ、そして私をじっとりと嘲るように睨むレイ、様々な表情が私の中で泡のように生まれる。止まらない。レイ……レイ……「レイ……はぁっ……あっ……はぁ……はぁ……違う」
何が、違うのよ。
揶揄するように私を私は馬鹿にした。
とろっとシーツに液体が零れた。私の……涙だった。いつの間にか泣いている。頬をじりじりと削りながら零れ落ちる。私は、レイのヘアピンを掌で優しく包み込む。はぁ、と吐息をかける。マーキングのつもり? ……そんなことするほど馬鹿じゃない。だったら何で辞めないの? と私は自嘲した。
☆★☆★
「うわぁぁ! サクラぁ! ありがとう……ありがとう……それしか言う言葉が見当たらないよぉ~」
「もういちいち大袈裟なんだから……ってちょっと!」「ぎゃっ!」
翌日、私はレイにヘアピンが見つかったことを伝えると、レイは反射的に抱きついてきたので間一髪のところで避けた。レイは壁にぶち当たると、べちん! と凄い音を響かせる。抱きつかれたら多分背後に倒れるから避けてしまった。
「だ、大丈夫……」
「うぐぁぁ……あ……痛い……けど、再会できた喜びが勝っているから平気!」
右頬を真っ赤に染めてるけど、ニヤニヤ不気味な笑みを浮かべているので大丈夫……なの? 私はポケットからヘアピンを取り出すと、レイに見せる。
「はぁ~、ウチの中ひっくり返す勢いで探しても見つからないからホント絶望のどん底だった。この世の終わりかと思った……」
「そんなに大事なモノなの?」
「うん!」
「えっと、星屑ソラのライブで買ったんだっけ?」
「……違うよ」
「え、そうなの?」「貰ったんだ」「誰に」「ソラせ……ソラさんに」
ニコリと満面の笑みをレイは取り繕った。それ以上は語りません絶対に、と強い意志をひしひしと感じる。気になるけど、レイが嫌がるなら根掘り葉掘り訊いたりはしないわ。
「ふぅん。……ま、もうなくさないように」
「でもサクラの鞄に潜り込んでいたとは」
「偶然入ったのかしら?」「う~ん、私のうちにサクラが遊びに来た時とかかな。でも地面に落ちなくてよかった~。ありがと、サクラ」
ヘアピンを手渡そうとする私の指先をそのまま包むように、ぎゅっと握られる。染み入るレイの冷たさを覚えた途端、昨日レイのヘアピンを探し当てた後の記憶が蘇る。目の前に存在するレイも相俟って、記憶に色と匂いと質感が即座に生まれ、胸の鼓動が早くなるのがわかる。ぐっと歯を食い締めて堪えた。でないと、私の中から何かが零れ落ちてしまう気がしたからだ。
レイは僅かに表情を歪めた。
ほんの一瞬。
私の見間違いかもしれない。いや、そんなわけない。確かに見たわ。笑みとも蔑みの表情に一瞬顔が歪んだのよ。
背筋を冷たい汗が通り抜ける。
レイは、手に持ったピンを前髪に近づけた。けど寸前で硬直すると手を下げて、鼻に近づけて匂いを嗅ぎ始めた。
「何、してるのよ」
「あれ! ふふ、……ふ……ふふふ」
レイの唇がさっと引き伸ばされる。笑み、のはずなのに私には一瞬違う表情に映った。
「サクラの……匂いがめっちゃする」
「はいはい」
「ホントだよ! サクラ臭! サクラの濃い香りがする、クンクン!」
「気持ち悪いから辞めなさいって」
声が震えないように努めた。一見、レイはふざけた態度を取っているようだけど、その実……私の一挙一動を観察している。まるでペロペロと全身を舌で舐め、その味で判断しようとするかのように、私は今レイの視線で舐られている。
私はレイの横を通り抜け、教室へ向かう。
「サ、ク、ラ!」
「朝のHRに遅れるわよ」「逃げないでよぉ」「レイ?」「ねぇ、サクラ、私のピンで何していたの? ペロペロ舐めた? それともぉ……何だろう……ふふっ」
「何が言いたいわけ?」
「うーん、何だろう」
「ハッキリしてよ」
レイは、全て知っているような気がした。
私が、レイのヘアピンを掴みながら、レイのことを想いながら、ベッドの上で一人何をしていたのか、を――。
でも、レイはそれ以上述べることは無く、ただただ私の反応を楽しむように観察している。
終
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