傷を舐め合うJK日常百合物語

八澤

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ホラー映画、恐怖

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「ねぇ、ネットで見れるんじゃないの?」
「やりかた知らんよ。サクラ知ってる?」「なんか登録するって訊いたけど」「誰に?」「この前の水族館で……」

 言いかけると、レイはぷいっと顔を背け、あからさまにそれ以上耳にしませんと意思表示するかのようなポーズを取る。なんか微笑ましい。
 ――左右びっしりと積まれたビデオ棚の圧迫感に目眩を覚える。けど、レイはその奥へずんずん突き進む。右に曲がったところで――見失った?

「サクラやってよ」

 足元で声が聴こえた。レイはしゃがみ込み、タイトルをじっと眺めていた。まるで私と目を合わせたくないって言うみたいに。

「アドレスとか登録するの面倒くさいわ。レイがやりなさいよ」
「お金かかるし……」
「ね、それもある」「あ~バイトしなきゃ」

『バイト』という言葉で今度は私が目を逸らす。少し間を置いてちらっとレイを見やると、滅茶苦茶目を見開いて私を凝視していた。元から大きな瞳が更に巨大に見えて、そのままボロンと目玉が落ちそう。悪かったわね、と内心謝りながら私も適当にケースを取り、ジャケットの裏側を読む……フリをする。だってレイの視線が痛いんだもの。

「でもさ、やっぱりこーしてお店で色々品定めした方が私は好き。たくさん見れちゃうとなんか味気ないし」
「わかる、私も」
「ごめん適当言った」
「――くたばれ。……で、見たい映画は見つかったの?」
「サクラは?」
「まだ……違う、レイがどーしても見たい映画がある! って喧しく喚いたんでしょ?」「そうだっけ?」「アプリで検索したら在庫はあったのよね?」
「うん。でも見つからないんだよね~」
「あ、ほら、あの機械で検索してみたら?」

 指差した先に、検索用の機器がまるで植物のように床から生えていた。

「並ぶのめんどい」「私が並ぼうか」「いいよぉ、アプリだとこの辺りだって表示されたし……と、ふふっ見ぃつけたっ!」

 レイはそっとケースを持ち上げ、私の眼前に掲げる。
 黒色を基調とした陰鬱なジャケット。その中心で笑みを浮かべる女性の姿に、うっと喉が詰まる。青白いぞっとするような笑顔を浮かべ、引き伸ばされた唇が生々しく光っている。

「これは、ホラー?」
「うん。サクラ見たことある?」
「いや、無いわね。……私、あまり映画とか見ないし」「へぇ、結構意外」「テレビもエンタメ系も見ないわね」「お笑いとか?」「ニュースくらい」「あ、お母さんが厳しかったの?」
「毎日ピアノばかり弾いていたから」
「そっか」

 ――私は敢えてレイの反応を観察するために『ピアノ』と口にした。まぁホントのことなんだけど、私のトラウマを初見で見抜いたレイの洞察力には度々驚くことがある。で、今回は寧ろ逆に私がレイの内面を探ろうと、レイの中で引っかかるような言葉を投げた。けど、興味ないよ、と言わんばかりの口調で流しちゃって。つまんないじゃない。でも大袈裟に反応されたらそれはそれで困る、と浅はかな自分の企みを反省した。

「あらら、じゃあサクラ絶対ビビるよ。一人で眠れなくなってレイ眠れないわ~とくっついて来ないでよね」
「こっちの台詞よ。ってかレイこそ一人で見るのが怖いから私を誘ったんでしょ?」
「かもね」
「あら素直」
「ま、余裕こいてられるのも今のうちだよ」
「どっちが」

 ふふふっ、といつもの笑みを浮かべ、レイはレジへ向かった。
 くっついて来ないでよね、って……レイの家に泊まり、レイのベッドで眠る時はここ最近毎回くっついて眠るし――。ま、今日はレイから私に抱きついてくるのかしら。あの様子だとホラー系が苦手らしいわね。私もそこまで好きじゃないけど、もう高校生にもなって今更驚かないわ。
 きっとレイはいつも以上にうるさく喚くのでしょうね。怖がって反射的に私に抱きついてきて──ふふふふっ。
 これから私に降りかかる愉悦な一時に、内心ニヤリと微笑んだ。

☆★☆★

「サクラ」
「……あわわわわわ」
「あの」
「……うッ、ぎゃッ! 幽霊!?」
「いや猫……。ってか今平和なシーンなんだからそんなに怯えなくても」
「で、でもでもでも……さっきのあの……アレが出る出ちゃうわ……」
「今はその……推理パートだよ。落ち着いて。あ、この先生が面白いんだって」
「オカルトに詳しい教授! はぁ……これならきっと皆を助けてくれるに違いないわ!」
「……いやいやこんなん絶対噛ませですやん」

 ボソボソとレイの声が聴こえたところで夜のシーンに移り変わる。ぞわっと背筋が凍る。この先の展開を見るのが怖くて堪らない。でも目が離せない。悪霊が潜む教会に主人公たちが入り込む。一人悪霊に拐われてしまった仲間を助け出すため……。真っ暗な画面。意気揚々と先陣を切って中に入り込む教授だったけど――。

「いやぁあ!」
「まだ出てない。……はぁ、なんか映画よりもサクラに驚く」
「は、はぁ? 私は冷静なんだけど」
「どの面下げて言う?」
「レ、レイこそ……実は怖いんじゃないの?」
「まぁ怖いっちゃ怖い。……けど」「けど?」「いちいち現実に引き戻されて集中できません……」
「何言ってるのよ。あぁ……また……あ、あ、あぁっぁっぁああああああああ!」

 勇猛果敢に悪霊に挑んだ教授だったけど、あっさりとやられてしまった。恐怖に慄く主人公たちの気持ちが手に取るようにわかる。絶望感……。さぁーと血の気が引いていく。

「サクラ、大丈夫?」
「……んん?」
「やばいなら止めるよ」「全然、問題ないわよ」「でもさっきからずっと私の手を握ってるし」「握ってなんか……ひぃいい!」
「今度は抱きついてきた……」
「はっ!? ちが、違うわよ……これはちょっと驚いたの……あ、あ、ダメェッ!」
「……俳優以上のリアクション」
「はぁ……はぁ……だって……」
「はいはいわかりました。ほら、私にくっついていいから……。よしよし……。なんかいつもと逆。ふふっ、最後まで見るの? あっ、苦しい……抱きついてもいいけど絞めるのは無し。もう、ホントいつも甘えん坊なんだから――」

☆★☆★

「おやすみ」
「レイ……」
「じゃあ今日は別々に寝ようね」
「……うん、おやすみ」

 私がボソリと返すと、レイの含み笑いが聞こえたような気がする。うぅ、いつもは私が眠るベッドに潜り込んでくるのに……。まぁ別に一人で眠れるわよ。ホラーとか慣れてないから少し面食らっただけでもう平気。あんなフィクションに我ながら滑稽なほど驚いた自分自身に驚くわ。ホント、大丈夫……。全くもって問題無いわ。

「……レイ」
「ん~」
「もう寝てる?」
「どうしたの、眠れない?」
「別にううん……」
「そう、おやすみ」「あっ」「……なーに?」「何でも、ない」「そ。おやすみ」「おやすみ……」

 レイの部屋。
 レイのベッド、レイのパジャマを借りて、普段ならレイの香り! とワクワクするのに……この暗闇が私から愉悦を剥ぎ取る。目をぎゅっと固く瞑っても思い出してしまう。さっき見た映画のシーンが何度も頭の中で再生された。叫び声を上げながら逃げ惑う主人公たちと、それをヒタヒタと不気味な足音を立てて追いかける不気味な幽霊の姿……。わっ! と驚かすだけじゃなくて、体の芯から凍りつくような恐怖が忘れられない……。早く寝ましょう、と羊を数えようとするけど、いつの間にか羊が幽霊の姿に変わってるじゃない!

 あぁ、もう、こんな思いするなら見なきゃ良かったわ。せめて途中で見るの辞めていたら。でもレイが隣でサクラ怖いの? と結構本気で心配してくるから、別に! ってなんか自棄になって否定してしまい……。最悪。はぁ……レイ、今日だけは特別(毎回だけど)ベッド入ってきてもいいから――。
 レイの寝息が聞こえる。え、もう寝ちゃったの? 時々「ん……はぁ……ふぅ……」と寝言を響かせて。レイ、寝ぼけて私のベッド、来てもいいのよ、と心の中で呼びかけても当たり前だけど答えてくれない。はぁ、ホント今だけでいいから、私の想い、レイに伝わって。
 と、願った時だった。

 ぺた……。

 と、何かが私の足首を掴んだ。
 掴まれた気がした、わけじゃない。何かがしっかりと私の足首に指を這わせている。ぎゅ、っと握られた。

 え、
 待って、
 ちょ……
 嘘でしょ……と心の中で呟く。

 刹那、心臓がドクンドクンドクンッ! とぐるぐる回転しそうになるほど脈をかき鳴らす。……けど、いやいや……もう! こんなのレイに決まってるじゃない!
 意を決して瞳を開いた瞬間、こんもりと膨れている布団が映った。

「レ……ぃ?」

 叱ろうと荒げた声が瞬時に萎む。レイは布団にくるまってる。「う……うん……」と更にそこからレイの唸る声が聞こえる。

 ……え?
 そんな……。
 レイは布団の中。もちろん私のベッドまで距離があるから腕を伸ばしても届くはずもない。
 それじゃあ、
 私の足首を
 ぎゅっ! と握りしめる、この氷のように冷たい手は、誰、です……か?

 さっきまであんなにうるさかった心臓の音が聞こえなくなってしまった。
 はぁ、
 はぁぁ……
 代わりに私の呼吸がうるさく響き渡る。けど、ぎゅうぅっと今度はもう片方の脚も掴まれて息ができなくなってしまった。どうしよう。体が、動かない……。私の……夢? と願ったけど

 ――何かが、足元から布団に入り込む。
 レイは、
 レイは寝てる! ずっと「うーん……はぁ、むにゃ」と寝言を言い続けている。つまり、誰なの? 今日はレイのママは夜勤で朝方帰ってくるって言ったし。他に誰もいないのよね?

 誰なの?
 誰……。
 誰、誰ですか、誰!?!?!?!?

 私は、ゴクリと唾を飲み込んで首を持ち上げると、そっと掛け布団の中を覗き込む。真っ暗なはず。でも……その中、私のちょうどお腹辺りが膨れ上がり、──にぃっと笑みが広がった。暗闇の中で唇が笑みを模るのがハッキリとわかる。まるで……まるで、今日見た映画に登場した幽霊……。追いかけられる主人公たちの姿がフラッシュバックする。結末は、悪霊に追い詰められて、そこで――。

 がし、がし、がし……と私の体を駆け上がる。近づく不気味な明かり。裂けた口の笑顔。
 あ、
 ああ……
「いっっっ……やぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!」

☆★☆★


























「ぐす……ひぐ……うぅ……うう……」
「本当にごめんなさい」
「う……ふぅ……はぅ……すん……ずず……」
「サクラを驚かしたらどうなるのかな~って思ったんですよ、はい」
「はぁぁ……はぁぁ……ふぅ……うぅぅ……」
「いやぁ、まさか泣いちゃうとは……」
「泣いてないわよぉ……」
「ご、ごめんね、サクラ」

 ──布団が膨らんでいたのは、レイのくまたん人形が入っていたため。
 ──声は、レイが録音した音声をスマホで再生させていた。
 ──手が冷たいのは、氷が入った袋を予めベッドの下に用意し、そこに手を突っ込んでいたため。
 ──唇が光っているのも、蛍光塗料のリップをつけたから。

「ほら、ティッシュいる?」
「ふぅう……はぁ……ちょうだい」
「はい」
「レイは……こっち……来ないで」
「うっ、ごめんって、サクラ~許しておくれよ」
「もぉ……めちゃくちゃ……びっくりしたのよ……」
「あの悲鳴、近所の人に絶対聞かれてる」
「レイが悪いの!」「わかってます、ごめんなさい。ほら、この通り……」

 頭を下げるレイだけど、内心私を小馬鹿にしている姿が透けて見えてホント腹立つ……。

「その……唇も早く洗いなさいよ」
「わかった、わかったからいい加減泣き止んでよぉ」

 拭い取ったシートに色が付着し、もうそれだけで体が震えてしまう。レイは心配した表情で「大丈夫?」と私の隣で慰めてくれて……有り難いけど原因はレイよ! 恐怖と安心感が入り混じり、自分でも今の感情が定まらない。

「もう寝る!」
「二時だね。……丑の刻参り、か」「レイ!」「違う、そういう時間帯だよね、って思っただけで……」「うるさい黙って!」

 ベッドに潜り込むと、レイも一緒に入ってくる。

「来るな! レイ禁止!」
「私のベッドなのに。でもいいの? サクラ一人で眠れる?」
「あ、あんたが脅かさなければね」
「もうやらないからさ。いつもみたいに一緒に寝ようって」

 私の抵抗をやんわりと遮りながら、レイは私に張り付くように身を寄せてくる。ふわりと浮き上がるような安心感を覚えるも、やっぱり許せなくて距離を取る。……けど次第に追い詰められて。

「えへへ、サクラゲット」
「離しなさい」
「怖いんでしょ、全身でそう言ってる」
「あんたのせいだから」
「ごめんなさい……」

 そっと抱きかかえられ、私はレイの胸元に顔を埋めるような格好になっていた。片腕が私にまとわりつき、逃げようとした指がぎゅっと掴まれる。私の指の間にレイの指が交わり、足も抑えつけられる。

「別々で寝ようとした時『レイ……』ってめっちゃ悲しそうな声でサクラが鳴くから、私悪戯を中止しようかな、って迷ったよ」
「そのまま辞めればよかったのに」
「心を鬼にして、頑張りました」
「絶対に許さない」
「私の胸に顔押し付けて説得力ないぞ」「レイがぎゅってするから」「ふふっ、そうですよ、全部私が悪いんだよね」

 ――言い訳にして、とレイが嘲笑う気がした。
 私は反論できず、もう半分自棄でレイの胸に顔を埋め込んだ。……や、やわらかい。身長は同じなのに、どうしてこんなに差があるの? いや、私もあるっちゃあるけど、レイは一回り大きいけど大きすぎるってわけじゃなく、かつ張りがあって柔らかくて……。

「明日パフェ奢るから」
「……DXが食べたい」
「いいけ……え!? あのでかい奴? うぅ……今月くまたんフィギュア買ったからピンチなんだけど」

 うだうだ愚痴るレイだけど、その声や温度が余韻となって私の中で響き渡る。今日、レイがどこまで策を練って私を追い詰めたのかはわからないけど、こうして抱きしめられる格好に至るまで、全てレイの掌の上のような気がした。レイに抱きしめられると、さっき感じた恐怖も薄れて、もう……レイのことしか考えられない。レイの胸から心臓の音が直に聞こえてくる。トクン、トクン……と一定のリズムが私の中でも脈打つようで、その音にも私は侵食される気分だった。
この状況に陥るまでも、全てレイの計算通りなのかしら。

「ふふふっ」
「何?」
「サクラ、なんか色々深読みしてそうな気がして。私は、ただ純粋にサクラを驚かそうとしただけです」
「……勝手に、人の心を読むな」
「ごめん……」
「はぁ、レイ……おやすみ」「おやすみ、サクラ」

 レイは私の想いを汲むように小さく名を呼び、また優しく抱きしめてくれる。それが心地良くて堪らない。悔しいけど。


//終
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