『Love Stories。』

日向理

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Chapter.5

Episode.4

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       「あ!あそこ僕も行った事あります!」

「あ、そうなんですね!」

「なんか勝手なイメージなんですけど、
 砂って吸音効果がありそうな感じがして」

「そういう場所のほうが
…なんだか話しやすい気がしたんです」
          ♩~♫~

   「確かにありそうな感じはしますね、吸音効果」

「さっきも「カメラ持ってくればよかった」って
 言ってましたけど」
「撮影かなにかで行かれたんですか?」


          「い、いやぁ~どうでしょう~」

「Mikaさんのファンの間ではもう」
「健治さんが撮ってるって…バレてますよ 笑」

                「マジですか!?」
「マジです 笑」
          ♪~♫~

      「じゃあ『後ろ姿』もバレてたりとか…」

「そこはまだ謎のままです^^」

         「よかったぁ~!ε-(´∀`*)ホッ」

「もしかしてライブ会場でお会いした、
『大切な人』だったりとかします?」

        「それはご想像にお任せします^^」

       「モデルではなく一般の方ですからね、
                あの『後ろ姿』は」
    「なんでそこだけは死守!したいんですよね」
          ♩~♫~
                     「あ!」
 「でもその『後ろ姿』を一般人呼ばわりしてる僕が、
   有名人だぜ!っていう事じゃないんですけど…」

「ふふ 笑」
「健治さんって面白い方なんですね^^」

                  「いやいや!」
        「『面白い』とかってのはあくまで
       ひとからの評価でしかなくって…って」
     「これは評価されるから…面白いのか!?」
          ♪~♫~

「!?」

                      「あ」
        「なんか変な事言いましたかね…僕」

「い、いえいえ^^」


「あ、そうだ」
「着いたらうなぎ食べません?」
「ちょうど浜松インターで降りるんで」
         「浜松といえばうなぎですからね」

          「でも値段結構するでしょうし、
          予約もしなきゃいけないんじゃ」
「名店って呼ばれてるお店は
 繁華街から少し離れた場所にあったり」
「要予約でお値段も結構しますけど」

「でも最近では本店とは別に、
 駅近辺に支店を出すお店も増えてますし、
 お値段もリーズナブルですし」

「多分、並べば食べられると思いますよ♪」
                「並ぶんですね…」
「あ」

「健治さん、並ぶの苦手でしたね…」

          ♪~♫~


   「気を遣ってくださらなくっても全然平気です」
「割と撮影の時も、行って撮って帰ってが多いですし」

 「まぁさすがに遠出の時は泊まるんですけどね 笑」

「なのでもし杉下さんがお腹が空いているのであれば、
    どこかでお弁当を買うってのも手ですね^^」

「お弁当ですか…」

「じゃあ次のサービスエリアで、
 さくっとなんか買って来ちゃいますね」

  「あ、そしたら僕もお土産にお茶でも買おっかな」

「じゃあ寄るって方向で!」


           「ありがとうございます^^」
           ♩~♫~
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