『Love Stories。』

日向理

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Chapter.4

Episode.8

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  「その助っ人の2人って?」

「大学のサークルで一緒だったひと」

 「あれ?希、
  専門学校やめてバイトしてたんじゃなかったっけ」

「そのバイトで一緒だった人が入ってたサークルでね」
「誘われて入ったんだ、私」

  「直ぐ連絡つく人なの?その2人」

「1人は直ぐつくと思う」
「もう1人は、
 番号変わっちゃってるんだけど…ツテはある」

   「でも今日無理ってなったらどうすんだ」

「いや、無理でも来てもらう」

  「げっ…ホント緊急事態な感じなんだ…」


「本人来た時に驚いて、って時間も勿体ないから
 先に言っとくけど」

「1人は『小鳥遊仁美』さん」

   「え!?」

  「『小鳥遊仁美』って女優の…」

「そう、『その』小鳥遊仁美さん」


 「小鳥遊さんとは直ぐ連絡は」

「つかないほう」

   「でもツテはあるって言ったよな」

「うん」
「沙織は去年会ってるんだけど、
お店を手伝ってくれてるコがいてね」

  「あ、いたね」

「あのコのお兄さん、私の元カレの後輩なんだけど」
「『倉西悠斗』なの」

   「沙織がめちゃハマってるやつやん!」
   「まじで!?」

  「「ハマってる」言わないの 恥」

「大丈夫、私も悠斗くんのファンだから 笑」

  「チョーいいよねーー!!」

「実物は…もっといいよ♪」

  「うっそぉ、まじでー?いいないいな~♪」


   「旦那の前で、は・しゃ・が・な・い」

  「あは 笑」


 「でもその助っ人の2人を呼んで、
  なにしてもらうの?」

「その免許証の写真、見てもらうの」

   「は?」

「ノン、驚かないでってのは無理だと思うから、
 驚いていいから聞いて」

 「うん」

「健治さんが明かしてないおっきなもん、
 私全部知ってるかも」

 「!?」 
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