『Love Stories。』

日向理

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Chapter.4

Episode.6

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  「ノン、どう?」
「丸いワッフル!」


 「なんで2人、そんなに前のめりなの? 苦笑」


   「ノンの一票がデカいんだよ、今」

 「一票って 笑」


 「美味しいよ^^」

「よっしゃー!!」
   「うぇーい!」

  「ちょい待った!」

  「まだ決まってないよ」

   「は?」

  「ノンさぁ」

  「ん?」

  「今食べたワッフルとベルギーワッフル、
   どっちが好き?」



 「そりゃあ勿論」



 「ベルギーワッフル」

  「やったぁ!♪」
「ぬあ~!」
   「マヂかぁ~…」

 「ふふ 笑」
 「で?結局は?」

  「今のでキレ~イにふたつに分かれた 笑」

「待って!」
「みんな、ここは民主主義の国だよ!」

「まだ聞いてない人が約1名、いるでしょ」

じーっ

                「え!?俺か!?」

  「ずるーい!」
  「これ出してるお店のマスターだったら、
   絶対そっちに決まってんじゃん!」

   「お?戦わずして逃げるのかぁ~?」

 「勝ち負けなの?これ」

「当たり前でしょー!」
 「いいよ」

   「ほ?」

 「じゃあ、ただ勝ち負けを決めるのもアレだから、
  負けたほうがここの支払いをするっていう事で」

   「な、なんかノン、急にスイッチが入ったぞ…」

「大丈夫だって!私、ここの常連だよぉ?」」
「楽勝楽勝!」

 「翔くん」
 「希」

   「お…?」

 「『ご馳走さま』^^」

  「…なんかいけそうな気がしてきた 笑」


「よし!」
「じゃあマスター!」

                    「あ゛?」

「『この』ワッフルが好きか、
 ベルギーワッフルが好きか、答えてちょーだい!」

        「お前ら、ガキの喧嘩みてぇだぞぉ」

「い・い・か・ら!」

                    「…ふぅ」

              「…ベルギーワッフル」
「ほら!みんな聞いたでしょ!」
「ベルギー…ワッフル!?」

  「やったーー!ヾ(≧∀≦☆)」

   「ぬお~~!?」

「なにマスターそれぇ!?(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」
「どっちかが自分のタイプだったとか!?」

                   「ちげーよ」
「じゃあなんでよぉ~」

               「俺は甘党なんだよ」
   「それに柔らけえもんの方が食べやすいんだよ」

「おじいちゃんかよ!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」
         「うっせ、もう立派に爺さんだよ」

 「のぉぞぉみぃ…?」


  「あ」

  「マジギレモードだ…」


 「日頃お世話になってるお店の方に、
  その口の利き方はないでしょう?」

「でも」

 「でも?」

 「その『でも』の先が言い訳じゃなかったら、
  ちゃんと聞いてあげる」

「・・・」

 「でもなに?」




            しーん…



 「翔くん」

   「は、はい!」

 「希」

「…はい」




 「ゴチになりまーす!^^」
  「あは 笑」

  「ゴチでーす♪」


「もう、超怖かった~~!(T ^ T)」

   「俺も鉄拳制裁、マヂ食らうのかと思った…」

 「みんな、私のために集まってくれてるんだから、
  怒るわけないでしょ?」

「マヂで高校んときの記憶がよみがえったよぉ…」

  「あん時のノン、超怖かったもんね 笑」


 「はい、おしまい^^」

  「おかげでいい気分転換になったね♪」

 「うん^^」

  「2人は気分転換に…
   ならなかったみたいだけど 笑」
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