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Chapter.3
Episode.29
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キィーッ
はぁ はぁ
「…遅くなっちゃって
はぁはぁ
…ごめん」
はぁはぁ
「うん」
「…でも」
「ん?」
ふぅ ふぅ
「来てくれたから大丈夫」
ふぅ ふぅ
「そっか」
「…結構ダッシュで来た? 笑」
「ふうぅぅ」
「それもあるんだけど…」
「途中の、のぼり坂が何気にキツくって」
「さすがに試合やった後だから、結構バテた 笑」
「コーヒーかいちごオレか」
「ん?」
「今コーヒーといちごオレ、どっち飲みたい気分?」
「んー…コーヒーかな」
ガサゴソ…
「はい」
「あ」
「さすがに1リットル買うのは
恥ずかしかったから、『普通の』サイズ」
「もうぬるくなっちゃってるけど 苦笑」
「あ、ありがと」
「私、いちごオレ飲むの初めてだ」
「マヂで!?」
「うん、まじで 笑」
「じゃ遠慮なく」
ごくごくごくっ
「っぷはあぁぁ」
「コーヒー、テッパンだぁ!」
「ふっ 失笑」
「一気に全部飲んじゃうなんて、
よっぽど喉乾いてたんだね 笑」
「はは…」
ちゅー
「あまーーい(>人<;)」
「はは 笑」
「当たり前じゃん、いちごオレだもん 笑」
「でも私には甘すぎる…」
「翔くん、これを1リットル飲んでたんでしょ?」
「うん、飲んでるとこ見てたじゃん」
「若いうちはいいけど、
糖分の摂り過ぎには気をつけなよぉ」
「うちの母親とおんなじ事言ってる 笑」
「ふふ 笑」
「でも来てくれてよかった」
「ん?」
「自転車で帰れるから 笑」
「あ、そっか 笑」
「さすがに夜道を歩いて帰るのは」
「でも鉄拳制裁があるでしょ」
「うん、その犠牲者は出したくないし」
「学校で『武勇伝』って噂されるのもアレだし 笑」
「はは、ウケる 笑」
「あ、そうだ」
「自転車の鍵」
「翔くんの家着いてからでいいよ」
「それとも歩いて帰る? 笑」
「んー…」
「俺も、黄色い人たちに
襲われそうだからやめとく 笑」
「『黄色い人達』 笑」
「翔くん」
「ん?」
「私の話、何も言わずに聞いてくれる?」
「…うん」
「私ね、翔くんの事が好き」
「・・・」
「でね、私、沙織の事も大好きなの」
「え!?なんで…
じーっ
あ、ごめん…」
「沙織とは、1年の時に同じクラスになって」
「2人とも、中学でも
吹奏楽やってたって事で意気投合して」
「翔くんと沙織がいつどこで、
どう知り合ったかは知らないけれど」
「多分私、翔くんよりも『今の沙織』を知ってる」
「・・・」
「翔くん教えてくれたでしょ?」
「お母さんの実家からしばらく中学に通ってて、
そのお母さんが再婚して、横浜に引っ越したって」
「…うん」
「その、お母さんの実家にいた頃に2人、
知り合ったんだろうなぁって」
「!?」
「当たりか」
「え!?」
「翔くん、分かり易いから 笑」
「でね、私は自分の気持ちを伝えたからって、
別に、「付き合ってください!」とは言ってないの」
「へ?」
「そうなの?」
「うん」
「それに翔くん、沙織の事だーいすきでしょ」
「!?」
「ぷっ 失笑」
「本当分かり易すぎ 笑」
「はは…」
「でも、翔くんの気持ちもわかる」
「ん?」
「だって女の私から見ても沙織、超可愛いもん 笑」
「それに猫みたいに気分屋だから、
尚更追いかけたくなるんじゃない?」
「はは、そうだね 笑」
「沙織も好きだよ、翔くんの事」
「え!?うっそ!?」
「直接本人からは訊いてないけど」
「沙織の、猫みたいな習性も、
友達やってて大体は把握できてるし」
「じゃあノンは沙織の、飼い主みたいな感じ?」
「主従関係みたいなのはないよ、勿論」
「でも愛でる気持ちは、飼い主のそれに近いかも 笑」
「愛でる 笑」
「だからね、飼い主として 笑」
「沙織には幸せになって欲しいって気持ちがあるの」
「・・・」
「翔くんにもね、翔くんの事好きだからこそ、
幸せになって欲しいって」
「そう思ってるの、私」
「恋愛の、惚れた腫れた如きで、
2人の存在を失いたくないの」
「…なんか」
「あ、まだダメだった?」
「ううん、いいよ」
「ホントはノン…25歳くらいでしょ」
「なにそれ 笑」
「なんか今俺、観音様の手のひらで諭されてる、
孫悟空みたいな気分」
「ふふ 笑」
「なんかもう色々見破られ過ぎちゃって…
もうごめんなさいって感じ 笑」
「これでもいーっぱい悩んで考えて悶々として」
「それでやっと気付いたことなの」
「…観音様も、楽じゃないんだよ? 笑」
「多分もうバレちゃってると思うけど 苦笑」
「俺、ここ来る前、沙織に会ってきたんだよね」
「うん」
「んで沙織、「ノンは自分の気持ちを
確かめたいんだ」って言ってて」
「うん」
「「翔も自分の気持ち確かめに行け」って
言われちゃって」
「うん」
「でダッシュでここ来て」
「…でもノンが『いつも通りに』話をしてくれてさ」
「うん」
「それで聞いてて、俺思ったんだよね」
「なんて思ったの?」
「言い方がそれしか思いつかないんだけど…」
「怒らず聞いてくれる?」
「うん」
「・・・」
「滅多な事で怒らないって前に言ったでしょ?笑」
「俺たぶん、ノンのこと
…女と思ってないかも」
「え?」
「も、も、勿論男だとも思ってないよ!」
「なにちょっとビビってるのよ 笑」
「はは…」
「男にも女にも属してなくって」
「もうカテゴリーとして、
『ノン』ってのが自分の中にあるっていうか」
「だから観音様を慕う孫悟空じゃないけど、
それこそさっきノンが言ったみたいに、
恋愛っていう枠だけで、
ノンの存在を失いたくはないなぁって」
「うん」
「前にも言ったけどさホント、
ノンといると超ラクなんだよね」
「色々見破られちゃってるのも
あんのかもしんないけど」
「『男女の友情は成立しない』っていうけど
…ノンとなら成立しそうな気がするんだよね」
「うん」
「私の気持ちもそこに落ち着いた」
「だから私の好きな翔くんと沙織が両思いなんだから、
私はそれを応援したいって気持ちが強いんだ」
「俺もノンに応援してもらえると、すんげぇ心強い」
「でも今は無理」
「へ?なんで?」
「翔くん、沙織に色々嘘ついちゃってるでしょ」
「!?」
「はい、図星ぃ~ 笑」
「はは…」
「沙織って、嘘つかれるの嫌いな人だし」
「あと、女子のスクールカーストみたいなのも
すごく苦手だから」
「高校のうちはそれが気になるから、
告白しても難しいと思う」
じーっ
「ん?なに?」
「やっぱノン、ぜってぇ観音様だよ」
「すげーなぁ…」
「凄いってなにが?」
「嘘つかれんのイヤってのも、
カーストの上に目ぇつけられるのもイヤってのも、
さっき会った時に言われたんだよね」
「そうだったんだ 笑」
「それだけじゃなくって」
「試合でカッコいいところ見せて、それで告白する
っていう…俺のプランまで
見抜かれちゃってさ 苦笑」
「まぁ本当に翔くん、分かり易いからね 笑」
「だから高校卒業するまでは…沙織はお預け、かな」
「はあぁぁぁ~、おあずけかぁ~…」
「周りの女子の目が無くなったら大丈夫だよ」
「あとは、沙織にはもう嘘はつかないこと」
「だなぁぁぁ~…」
「私との事もちゃんと言うんだよ?」
「え!?マヂで!?」
「今はまだ言う必要はないけど、
本当に付き合うって話になったら、
ちゃんと言わないと」
「だなぁぁぁ~…」
「隠れてコソコソだと、またアウトだもんなぁ~…」
「暗くなってきたからもう帰ろ!」
「あ、そうだね」
カチャッ
「もうホント、
バスケの事もそうだし沙織のこともそうだし」
「まぢノンには感謝しかないわぁ~」
「ふふ 笑」
「ん、乗っていいよ」
「うん」
「ちゃんとつかまっててね、ダッシュで帰るから」
「事故らないでよ~」
「分かってるって相棒!」
「ふふ 笑」
「完全に共犯者だぁ、私 笑」
「はは 笑」
「んじゃレッツゴー!」
「ゴー!^^」
はぁ はぁ
「…遅くなっちゃって
はぁはぁ
…ごめん」
はぁはぁ
「うん」
「…でも」
「ん?」
ふぅ ふぅ
「来てくれたから大丈夫」
ふぅ ふぅ
「そっか」
「…結構ダッシュで来た? 笑」
「ふうぅぅ」
「それもあるんだけど…」
「途中の、のぼり坂が何気にキツくって」
「さすがに試合やった後だから、結構バテた 笑」
「コーヒーかいちごオレか」
「ん?」
「今コーヒーといちごオレ、どっち飲みたい気分?」
「んー…コーヒーかな」
ガサゴソ…
「はい」
「あ」
「さすがに1リットル買うのは
恥ずかしかったから、『普通の』サイズ」
「もうぬるくなっちゃってるけど 苦笑」
「あ、ありがと」
「私、いちごオレ飲むの初めてだ」
「マヂで!?」
「うん、まじで 笑」
「じゃ遠慮なく」
ごくごくごくっ
「っぷはあぁぁ」
「コーヒー、テッパンだぁ!」
「ふっ 失笑」
「一気に全部飲んじゃうなんて、
よっぽど喉乾いてたんだね 笑」
「はは…」
ちゅー
「あまーーい(>人<;)」
「はは 笑」
「当たり前じゃん、いちごオレだもん 笑」
「でも私には甘すぎる…」
「翔くん、これを1リットル飲んでたんでしょ?」
「うん、飲んでるとこ見てたじゃん」
「若いうちはいいけど、
糖分の摂り過ぎには気をつけなよぉ」
「うちの母親とおんなじ事言ってる 笑」
「ふふ 笑」
「でも来てくれてよかった」
「ん?」
「自転車で帰れるから 笑」
「あ、そっか 笑」
「さすがに夜道を歩いて帰るのは」
「でも鉄拳制裁があるでしょ」
「うん、その犠牲者は出したくないし」
「学校で『武勇伝』って噂されるのもアレだし 笑」
「はは、ウケる 笑」
「あ、そうだ」
「自転車の鍵」
「翔くんの家着いてからでいいよ」
「それとも歩いて帰る? 笑」
「んー…」
「俺も、黄色い人たちに
襲われそうだからやめとく 笑」
「『黄色い人達』 笑」
「翔くん」
「ん?」
「私の話、何も言わずに聞いてくれる?」
「…うん」
「私ね、翔くんの事が好き」
「・・・」
「でね、私、沙織の事も大好きなの」
「え!?なんで…
じーっ
あ、ごめん…」
「沙織とは、1年の時に同じクラスになって」
「2人とも、中学でも
吹奏楽やってたって事で意気投合して」
「翔くんと沙織がいつどこで、
どう知り合ったかは知らないけれど」
「多分私、翔くんよりも『今の沙織』を知ってる」
「・・・」
「翔くん教えてくれたでしょ?」
「お母さんの実家からしばらく中学に通ってて、
そのお母さんが再婚して、横浜に引っ越したって」
「…うん」
「その、お母さんの実家にいた頃に2人、
知り合ったんだろうなぁって」
「!?」
「当たりか」
「え!?」
「翔くん、分かり易いから 笑」
「でね、私は自分の気持ちを伝えたからって、
別に、「付き合ってください!」とは言ってないの」
「へ?」
「そうなの?」
「うん」
「それに翔くん、沙織の事だーいすきでしょ」
「!?」
「ぷっ 失笑」
「本当分かり易すぎ 笑」
「はは…」
「でも、翔くんの気持ちもわかる」
「ん?」
「だって女の私から見ても沙織、超可愛いもん 笑」
「それに猫みたいに気分屋だから、
尚更追いかけたくなるんじゃない?」
「はは、そうだね 笑」
「沙織も好きだよ、翔くんの事」
「え!?うっそ!?」
「直接本人からは訊いてないけど」
「沙織の、猫みたいな習性も、
友達やってて大体は把握できてるし」
「じゃあノンは沙織の、飼い主みたいな感じ?」
「主従関係みたいなのはないよ、勿論」
「でも愛でる気持ちは、飼い主のそれに近いかも 笑」
「愛でる 笑」
「だからね、飼い主として 笑」
「沙織には幸せになって欲しいって気持ちがあるの」
「・・・」
「翔くんにもね、翔くんの事好きだからこそ、
幸せになって欲しいって」
「そう思ってるの、私」
「恋愛の、惚れた腫れた如きで、
2人の存在を失いたくないの」
「…なんか」
「あ、まだダメだった?」
「ううん、いいよ」
「ホントはノン…25歳くらいでしょ」
「なにそれ 笑」
「なんか今俺、観音様の手のひらで諭されてる、
孫悟空みたいな気分」
「ふふ 笑」
「なんかもう色々見破られ過ぎちゃって…
もうごめんなさいって感じ 笑」
「これでもいーっぱい悩んで考えて悶々として」
「それでやっと気付いたことなの」
「…観音様も、楽じゃないんだよ? 笑」
「多分もうバレちゃってると思うけど 苦笑」
「俺、ここ来る前、沙織に会ってきたんだよね」
「うん」
「んで沙織、「ノンは自分の気持ちを
確かめたいんだ」って言ってて」
「うん」
「「翔も自分の気持ち確かめに行け」って
言われちゃって」
「うん」
「でダッシュでここ来て」
「…でもノンが『いつも通りに』話をしてくれてさ」
「うん」
「それで聞いてて、俺思ったんだよね」
「なんて思ったの?」
「言い方がそれしか思いつかないんだけど…」
「怒らず聞いてくれる?」
「うん」
「・・・」
「滅多な事で怒らないって前に言ったでしょ?笑」
「俺たぶん、ノンのこと
…女と思ってないかも」
「え?」
「も、も、勿論男だとも思ってないよ!」
「なにちょっとビビってるのよ 笑」
「はは…」
「男にも女にも属してなくって」
「もうカテゴリーとして、
『ノン』ってのが自分の中にあるっていうか」
「だから観音様を慕う孫悟空じゃないけど、
それこそさっきノンが言ったみたいに、
恋愛っていう枠だけで、
ノンの存在を失いたくはないなぁって」
「うん」
「前にも言ったけどさホント、
ノンといると超ラクなんだよね」
「色々見破られちゃってるのも
あんのかもしんないけど」
「『男女の友情は成立しない』っていうけど
…ノンとなら成立しそうな気がするんだよね」
「うん」
「私の気持ちもそこに落ち着いた」
「だから私の好きな翔くんと沙織が両思いなんだから、
私はそれを応援したいって気持ちが強いんだ」
「俺もノンに応援してもらえると、すんげぇ心強い」
「でも今は無理」
「へ?なんで?」
「翔くん、沙織に色々嘘ついちゃってるでしょ」
「!?」
「はい、図星ぃ~ 笑」
「はは…」
「沙織って、嘘つかれるの嫌いな人だし」
「あと、女子のスクールカーストみたいなのも
すごく苦手だから」
「高校のうちはそれが気になるから、
告白しても難しいと思う」
じーっ
「ん?なに?」
「やっぱノン、ぜってぇ観音様だよ」
「すげーなぁ…」
「凄いってなにが?」
「嘘つかれんのイヤってのも、
カーストの上に目ぇつけられるのもイヤってのも、
さっき会った時に言われたんだよね」
「そうだったんだ 笑」
「それだけじゃなくって」
「試合でカッコいいところ見せて、それで告白する
っていう…俺のプランまで
見抜かれちゃってさ 苦笑」
「まぁ本当に翔くん、分かり易いからね 笑」
「だから高校卒業するまでは…沙織はお預け、かな」
「はあぁぁぁ~、おあずけかぁ~…」
「周りの女子の目が無くなったら大丈夫だよ」
「あとは、沙織にはもう嘘はつかないこと」
「だなぁぁぁ~…」
「私との事もちゃんと言うんだよ?」
「え!?マヂで!?」
「今はまだ言う必要はないけど、
本当に付き合うって話になったら、
ちゃんと言わないと」
「だなぁぁぁ~…」
「隠れてコソコソだと、またアウトだもんなぁ~…」
「暗くなってきたからもう帰ろ!」
「あ、そうだね」
カチャッ
「もうホント、
バスケの事もそうだし沙織のこともそうだし」
「まぢノンには感謝しかないわぁ~」
「ふふ 笑」
「ん、乗っていいよ」
「うん」
「ちゃんとつかまっててね、ダッシュで帰るから」
「事故らないでよ~」
「分かってるって相棒!」
「ふふ 笑」
「完全に共犯者だぁ、私 笑」
「はは 笑」
「んじゃレッツゴー!」
「ゴー!^^」
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