『Love Stories。』

日向理

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Chapter.3

Episode.26

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                     ガチャッ

         「ひゃあ~楽しかったぁ~!」


        「ふうぅうぅ」
                     バタンッ

 「お疲れさまでーす」

     「中西さん、楽しかったね!」

 「んだね^^」
 「今日みたいな小編成もいいね」

         「だね!」
      「私、弾き語ってた時と
いつものしか知らないから、ムッチャ新鮮だった!」

  「そして健ちゃんはサイン責めか 笑」

  「健治さんくらいの『知る人ぞ知る感』が、
     女心をくすぐるんじゃない? 」

       「わかんないけど 笑」

                     ガチャッ

                   「はぁ~~」
 「健ちゃん、おつかぁ~」
                     バタンッ

    「健治さん、サインもう考えたの?」
             
       「いや、急に変えると、最初の頃の人に
      アレだな~って思って…変えてない 笑」
                     ガチャッ
 「あのまんまなんだ 笑」

            「ビール持って来ました~」

     「佳奈ちゃん、あんがと~!」

             「あとこれ差し入れです」

                     バタンッ
         「私に!?」

             「いや…健治さんに 笑」

     「やっぱそっちかぁ~!笑」

       「まぁ取りあえず」

    「佳奈ちゃんも佳奈ちゃんも!」
                  「あ、はい!」

    「えー今日も中西さんのギターと、
     佳奈ちゃんの献身的な支えと…
健治さんの人気で、私はラク~ゥに楽しめました 笑」

           笑

    「今日も楽しい音楽をありがとー!」

         かんぱーい!

 「今日は撤収が楽だから
  ちょくちょくやろう、これ 笑」
         「私は着替えるぞぉ~」

カチャッ


パタンッ

              「今日の即興コーナー、
              超羨ましかったです!」


             「そう?よかった^^」

「健治さんって、
 ああいうのよく思い付けるね!」

          「自分の名前が歌になるなんて
              …幸せすぎますって!」

     「『佳奈』ならわりと直ぐ作れそうだよね」

「んー、そうだね 笑」
「歌詞も直ぐ出てきそう」



カチャッ


パタンッ


    「ふぅ~」

   「んじゃ今度さ、
   佳奈ちゃんの誕生日にサプライズでやろっか!」
         
                「ホントですか!」


 「でも、今言ったらサプライズじゃないでしょ 笑」

   「あ、そっか 笑」
   「佳奈ちゃん、今の話忘れて!」

                   「はい!笑」

         「んで当日、ウチらが忘れてたら
                超ヒドいよね 笑」

           爆笑

               ブブッブブッ…
                 「大丈夫です!」
   「ムッチャオーラ出してアピールしますんで!」

                  「!?」


                 「・・・」

   「ぬああ!」
   「もう、超目がパンダになってる~…」


   「・・あれ?」
                 「・・・」
   「健治さん、なんかあった?顔色悪いよ」


            「…あ、大丈夫大丈夫」

 「ストーカーからのサプライズ!とか? 笑」
     「それムッチャ怖いやつじゃないですか!」

         「そんなんじゃないって 笑」

 「昨日まで広島に行ってたから疲れてんのかもね」

   「え!?」
   「健治さん、広島行ってたの!?」
   「もしかして暢子さんと撮影で?」

               「ううん、僕1人」
       「夜中突然思いついちゃって…車で」

 「車!?マジで!?」

         「それで今日ライブやったなんて、
               ホントすごすぎる…」

   「健治さん、
   それ『かも』じゃなくって疲れてんだって!」
   「今日は真っ直ぐおうちに帰りましょう!」


            「じゃあお言葉に甘えて」

          「ゆっくり休んでくださいね!」

         「佳奈ちゃん、ありがとう^^」

 「健ちゃんお疲れ~」
 「またこれやろうね!」


                     ガチャッ

               「はーい、じゃね~」


                     バタンッ



 「すげーな、健ちゃん」

         「広島の写真、見てみたいです!」


   「でも健治さんの写真って、いっつも
   言われないと分かんないんだよねぇ」

   「次のアルバムに使おうって思ってる写真も、
    京都出身の私が
    京都だって分かんなかったんだもん」

 「ぶっ 失笑」

   「中西さん、なに?その笑いは」

 「いやぁMikaちゃんが京都出身って…
  今日1のサプライズ 爆笑」

   「ほ、ほんまやで~!」
                「ウソっぽい 笑」

   「もう東京いんの長すぎて、
    京都弁すっかり忘れてる 笑」

   「わて京美人どすえ~~」

           爆笑

 「もうそれ、次のMCのネタにしな」
 「超おもろくて涙出てきた 泣笑」
        「中西さん、ホントに泣いてる 笑」


 「次回健ちゃんにも教えよっと」



「あーおもろ 笑」
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