『Love Stories。』

日向理

文字の大きさ
上 下
71 / 132
Chapter.3

Episode.18

しおりを挟む

                    ガチャッ

     「ひゃあ~終わったぁ~!」

 「おっつかれ~!」
        「うぇ~い!」
       パチンッ
                    バタンッ

        「ふうぅうぅ」

  「お疲れさまー!」

    「中西さん、今日もありがとう!」

    「取りあえず乾杯しよ、乾杯!」

 「あれ?健ちゃんは?」

  「なんかサイン責めにあってたよ 笑」

    「主役より人気のサポート 笑」
                    ガチャッ

                  「ふえ~~」
 「よ!モテ男!」

  「健ちゃん、モテモテ~」
                    バタンッ

   「健治さんのサイン、見たことない 笑」
             
          「僕も書いたことないから
       普通に『落合健治』って書いた 笑」
                    ガチャッ
  「ふっ、ウケる 笑」

           「ビール持って来ました~」

     「佳奈ちゃん、あんがと~ 笑」
            「で岩井さんはノンアル」
  「そっか、車だもんね」
      「1番飲むのにね~ 笑」
                    バタンッ
 「男はツラいね~」
          爆笑

    「今日も楽しい時間、ありがとう!」

         かんぱーい!

 「はい、撤収作業~!」
  「ほーい 笑」

     「私も着替えなぁ~」
カチャッ


パタンッ



「そういえば今日暢子さんは?」

   「観に来てるとは思うけどこっちには来ない」
「なんで?」

   「しょっちゅう楽屋来るとバレちゃうから笑」

「あ、そっか 笑」
「狙い通り話題になってるもんね」
                    ガチャッ

                「健治さ~ん、
          お客さまが上でお待ちです!」

                「あ、はーい」
                    バタンッ

           「じゃMikaちゃんまた~」
「はーい!また曲作ろうね!」
                  「ほーい!」

                    ガチャッ


カチャッ

                    バタンッ  
パタンッ

  「ふぅ~楽になったぁ」

     「メイクメイク」

        「・・・」

         「ん?」

  佳奈ちゃん、暢子さんのこと知ってるよね


      …お客さまってなんだろ



        「まいっか 笑」












  「お待たせ!…」

          「しました…」

               「ひさしぶり^^」

          「えっと…」

         「まさか忘れちゃった…とか?」

           「えっと」
          「…すんません」
                    「え…」

      「あ!前バイトしてたとこの
          …人、とか?」

           「…そうです、そうです!」
         「偶然テレビ観てビックリして」


         「…それで来ちゃいました^^」

      「すんません、ど忘れしちゃって」

      「いえいえ、もう結構前の事ですもん」

          「…結構まえ」

      「あ、今は私、法律事務所で働いてて」
        「一応名刺渡しておきますね^^」

       「あ、ありがとうございます」

          「…杉下さん」

        「これからお時間ってあります?」
   「話したい事色々あるんで、飲みながらでも」

          「あ、あのぉ」

「あ、健治さんここにいた

…って

お取り込み中?」
     「今日は先約があるんで、すんません」

       「また改めてご連絡しますね」
                「了解です^^」
       「ちなみにそちらの方は彼女とか…」

        「えっと彼女、というか」

      「…僕の『大切なひと』です^^」
                    「!?」
「!」
      
      「では失礼します」



 ぎゅっ

「!」
                   「・・・」
 「ご飯もう食べた?」

「う、うん」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました

加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!

デキナイ私たちの秘密な関係

美並ナナ
恋愛
可愛い容姿と大きな胸ゆえに 近寄ってくる男性は多いものの、 あるトラウマから恋愛をするのが億劫で 彼氏を作りたくない志穂。 一方で、恋愛への憧れはあり、 仲の良い同期カップルを見るたびに 「私もイチャイチャしたい……!」 という欲求を募らせる日々。 そんなある日、ひょんなことから 志穂はイケメン上司・速水課長の ヒミツを知ってしまう。 それをキッカケに2人は イチャイチャするだけの関係になってーー⁉︎ ※性描写がありますので苦手な方はご注意ください。 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 ※この作品はエブリスタ様にも掲載しています。

ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる

Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。 でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。 彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。

狂愛的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執着愛〜

羽村美海
恋愛
 古式ゆかしき華道の家元のお嬢様である美桜は、ある事情から、家をもりたてる駒となれるよう厳しく育てられてきた。  とうとうその日を迎え、見合いのため格式高い高級料亭の一室に赴いていた美桜は貞操の危機に見舞われる。  そこに現れた男により救われた美桜だったが、それがきっかけで思いがけない展開にーー  住む世界が違い、交わることのなかったはずの尊の不器用な優しさに触れ惹かれていく美桜の行き着く先は……? ✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦ ✧天澤美桜•20歳✧ 古式ゆかしき華道の家元の世間知らずな鳥籠のお嬢様 ✧九條 尊•30歳✧ 誰もが知るIT企業の経営者だが、実は裏社会の皇帝として畏れられている日本最大の極道組織泣く子も黙る極心会の若頭 ✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦・━・✦ *西雲ササメ様より素敵な表紙をご提供頂きました✨ ※TL小説です。設定上強引な展開もあるので閲覧にはご注意ください。 ※設定や登場する人物、団体、グループの名称等全てフィクションです。 ※随時概要含め本文の改稿や修正等をしています。 ✧ ✧連載期間22.4.29〜22.7.7 ✧ ✧22.3.14 エブリスタ様にて先行公開✧ 【第15回らぶドロップス恋愛小説コンテスト一次選考通過作品です。コンテストの結果が出たので再公開しました。※エブリスタ様限定でヤス視点のSS公開中】

冷徹上司の、甘い秘密。

青花美来
恋愛
うちの冷徹上司は、何故か私にだけ甘い。 「頼む。……この事は誰にも言わないでくれ」 「別に誰も気にしませんよ?」 「いや俺が気にする」 ひょんなことから、課長の秘密を知ってしまいました。 ※同作品の全年齢対象のものを他サイト様にて公開、完結しております。

ドSな彼からの溺愛は蜜の味

鳴宮鶉子
恋愛
ドSな彼からの溺愛は蜜の味

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

処理中です...