『Love Stories。』

日向理

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Chapter.3

Episode.11

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「すいません」
「なんかいつも運転お任せしちゃって」

    「大丈夫だよ、僕わりと運転するの好きだし」
           「逆にいつも座りっぱなしで
         暢子さんが疲れちゃわないか心配」

「それは大丈夫です^^」


「健治さんって運転歴は長いんですか?」

           「んー…そんなでもない 笑」

         「写真撮りにいく足にって思って、
             取ったようなもんだから」

「じゃあ写真歴が長い、とか」
             「んー…どうだろう 笑」


   「あれか、暢子さんって過去にこだわるほう?」
「んー、そんなにこだわらない、かな」

        「僕は全然過去は振り返らないひと」

   「そりゃ人生生きてりゃ色々あるけど、互いの
  それは敢えて照らし合わせなくてもいいかなって」
                「…そう思うひと」

「過去に色々あったけど
 詮索はするなってことですね 笑」

           「まぁ、ざっくり言えば 笑」

「変に隠されるより、
 そう言われたほうが分かりやすいと思うし」
「そのほうが私もラクでいいです^^」

  「今、ちゃんと向き合っていればいいかなぁって」

「ふふ^^」
                     「ん?」

「いえ、なんでもないです」

「過去は別に気にしませんけど
 …直近の出来事は聞いていいですか?」
                  「ん?なに?」

「健治さん、朝ご飯なにも食べずにきたでしょ」
                     「え?」

「ちょこちょこと、
「食べさせろー」ってお腹が訴えてますよ 笑」

                   「はは 笑」
            「聞こえちゃってたか 恥」


             「一応食べようと思って
         コンビニで買ってはいたんだけど」
          「すっかり忘れちゃってた 笑」

「それ、どこにあります?」

                 「ん?後ろの席」


「よいしょ」


           ガサゴソッ

    「あったあった」

「飲み物はそっちに
              「うん、ここに置ける」

カチッ 


クルクル…

「はい、飲みもの」

                「あ、ありがとう」




        ティンコーン♪

       この先道なりです。

         「分かってるっちゅうねん!笑」

「くす 笑」


ガサッ
「菓子パンとおにぎり…」

「だったら最初はおにぎりですよね」

カサカサッ


「はい、おにぎり」

                「ありがとう^^」

「で、どこ行くか決まったんですか?」

                     「うん」
         「砂丘に行こうかなって思ってる」

                     もぐもぐ
「砂丘!?」

                   「はは 笑」
          「さすがに鳥取まで行かないよ」

「吃驚したぁ…」

           「静岡にもあるんだよ、砂丘」

                     もぐもぐ

「さすが、色んな場所知ってるんですね」

       「いや、さっきちょっとググった 笑」
「え…」
       「よかったぁ、静岡に砂丘あって^^」



そしたら調べる前は、鳥取行く気満々だった!?

「・・・」

                     「ん?」

「いえいえ!」
「…というか食べるの早過ぎです 笑」

「おにぎりを二口って…」


「菓子パンはどうします?」

             「んー…あとに取っとく」
               「写真撮った後って
      無性に甘いもんが食べたくなるんだよね」


「了解です^^」



          ♪~♩



「今かかってるMikaさんのって、
 まだ聴いた事ないかも」

                  「あー、これ」

        「出来上がったのが届いたみたいで

                     …って」

          ♩~

  「また事後報告になってしまいました (;´∀`)」

「大丈夫です^^」

「もう諦めてますから^^」

          ♪~♩~

                      「はは…」
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